Eクラス カブリオレ(A238)のサンシェードは、商品名に「A238」の字があるかで選ぶのが基本だ。候補として紹介するのは、メルセデス・ベンツのアクセサリーの「プレミアム フロント・サンシェード」を名乗るフロント用の2つの出品で、どちらも商品名にクーペ(C238)とカブリオレ(A238)の表記がある。ただしこの適合は出品者の記載で、メーカーの適合表では確かめていないうえ、年式の限りと品番はどちらにも書かれていない。カブリオレならではの使い方として、暑い日はソフトトップを閉じてから広げる順序も押さえておきたい。
A238 の候補はフロント用の2つの出品
販売ページの商品名と商品説明(出品者の記載)を見ると、2つの出品はどちらも商品名に「Eクラス クーペ/カブリオレ」と型式の「C238」「A238」の字があるフロント用のサンシェードだ。D-stimmer の出品は「プレミアムフロントサンシェード」、ハンズトレーディングの出品は「プレミアム フロント・サンシェード」と書き、販売ページのブランドの表示はどちらも Mercedes-Benz。選ぶ決め手は、写真や「ベンツ用」の言葉ではなく型式の字だと考えてよい。
| 見る所 | D-stimmer の出品 | ハンズトレーディングの出品 |
|---|---|---|
| 商品名の頭の書き方 | 【メルセデス・ベンツ アクセサリー】純正 | 【Mercedes-Benz Accessories】 |
| 商品名の型式の字 | C238 / A238 | C238/A238 |
| 商品説明の箇条書き | 適合・取り付け・収納袋・写真の断りの記載あり | 空 |
| 収納袋 | 「収納袋付き。」の記載あり | 書かれていない |
| 年式の限り | 書かれていない | 書かれていない |
| 品番 | 書かれていない | 書かれていない |
表の中身は、どちらも販売ページの商品名と商品説明の箇条書きに書かれた出品者の記載だ。
A238 はどんな Eクラス カブリオレか
A238 は Eクラス カブリオレの型式だ。2017年の発表時の海外の記事は、写真の説明で「E-Klasse Cabriolet ( A 238 )」と書き、4人乗りのカブリオレで、断熱・遮音の布製のソフトトップを備えると伝えている。
日本では、Car Watch の発表時の記事によると、2018年1月19日の年頭記者懇談会で公開され、同日に受注が始まった(納車は3月ごろの予定だった)。全車標準の安全装備には、フロントウインドウのステレオマルチパーパスカメラを使う。サンシェードを広げる場所のすぐ近くにカメラがある車だ、と覚えておくとよい。
ドイツの自動車誌 auto motor und sport は2020年5月27日の記事で、見出しに「A238 / C238」と書いて改良(フェイスリフト)を伝えている。改良の前も後も型式は A238 だ。日本では、レスポンスの記事によると、メルセデス・ベンツ日本が2020年10月5日に改良新型の「Eクラス クーペ/カブリオレ」を発表し、予約注文の受け付けを始めた。
なお Car Watch の CLE カブリオレの発売の記事によると、2024年6月25日に「CLE 200 カブリオレ スポーツ(ISG搭載モデル)」が発売された。CLE カブリオレは A238 とは別の車種なので、CLE カブリオレ用と書かれたサンシェードは A238 の品として扱わない。CLE カブリオレに乗っているなら、こちらを見てほしい。
A238 のサンシェードの選び方
商品名や適合の欄の「A238」の字で選ぶ
輸入車はフロントウインドウの形が車種ごとに違う。だから商品名や適合の欄に「A238」の字があるかで選ぶ。W213 や W212 とだけ書く品、CLE カブリオレ用や Cクラス カブリオレ用と書く品は A238 とは別の車種の表記で、確かめた範囲では A238 に合うことを裏付ける出典は無い。いくつもの世代の型式をまとめて並べる品も、どの世代の形に合わせた品かが分からないので外しておく。
クーペ(C238)と共用の表記を気にしすぎない
2つの出品は、どちらもクーペ(C238)とカブリオレ(A238)を同じ品で適合と書いている(出品者の記載)。カブリオレだけのために作った品とは書いていないが、商品名に A238 の字がある点で候補に入る。
年式の限りが書かれているか
A238 には2020年の改良があるので、年式の限りが書かれているかも見る。2つの出品は、どちらも年式の限り(2020年の改良の前か後か)が商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも書かれていない。
カメラとルームミラーのまわり
フロントウインドウにはカメラとルームミラーがある。2つの出品の商品名と商品説明の箇条書きには、ミラーやカメラのまわりの形についての記載は無い。広げるときは、そのまわりを無理に押し込んだり、強く押し付けたりしないことだ。
車種専用か汎用か
サンシェードには、型式を名指しした車種専用の品と、寸法で選ぶ汎用品がある。車種専用の品は型式の表記で選び、汎用品は自分の車のフロントウインドウの幅と高さを測ってから寸法で選ぶ。ここでは A238 の字がある車種専用の表記の品だけを紹介する。
使わないときのしまい場所
駐車のたびに付け外しするので、使わないときにどこへしまえるかも見ておく。収納袋が付くと書く品なら、袋に入れて車内に置いておける。
D-stimmer の出品は純正アクセサリーと書く
輸入車パーツ専門店 D-stimmer の出品は、商品名で「【メルセデス・ベンツ アクセサリー】純正 プレミアムフロントサンシェード」と書き、商品説明の箇条書きでも「メルセデス・ベンツ 純正アクセサリー」と書く(出品者の記載)。
販売ページの商品説明では、適合を「適合車種:Eクラス クーペ/カブリオレ C238 / A238」とし、「※必ず適合車種をご確認下さい。」と添えている。取り付けは「フロント・ウインドーに簡単に取り付けが可能です。」と書くが、どうやって留めるかの具体は商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも書かれていない。「収納袋付き。」と書き、袋に入れるとコンパクトになって場所をとらないとしているのは、毎回しまう物としてありがたい記載だ。
また「写真の取付車両は実際と異なる場合があります。」と断っているので、販売ページの写真の車で形が合うかを決めず、型式の表記で選ぶ。
メルセデス・ベンツ純正 プレミアムフロントサンシェード(Eクラス クーペ/カブリオレ C238/A238 の表記・D-stimmer の出品)
ハンズトレーディングの出品は記載が商品名だけ
ハンズトレーディングの出品は、商品名で「【Mercedes-Benz Accessories】 プレミアム フロント・サンシェード Eクラス クーペ/カブリオレ C238/A238」と書く(出品者の記載)。商品名に「純正」の字は無い。
商品説明の箇条書きは空で、年式の限り・取り付け方・収納袋の有無は、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも書かれていない。この出品を選ぶなら、気になる点を販売ページで確かめてから決めたい。
Mercedes-Benz Accessories プレミアム フロント・サンシェード(C238/A238 の表記・ハンズトレーディングの出品)
2つの出品の違いと選び方
2つの出品は、商品名の中身がほぼ同じだ(プレミアム フロント・サンシェード、Eクラス クーペ/カブリオレ、C238/A238)。ところが品番はどちらの商品名にも、D-stimmer の出品の商品説明の箇条書きにも書かれておらず、ハンズトレーディングの出品は箇条書きが空。同じ品かどうかは、出品者の記載だけでは確かめられない。
違いとして確かめられるのは、出品者と、商品説明の箇条書きに収納袋や取り付けの記載があるかどうかだ。商品名の書き方も、D-stimmer の出品は「純正」の字を入れ、ハンズトレーディングの出品は「Mercedes-Benz Accessories」と書く。
先輩として言うなら、収納袋の有無まで書いてある方を選びたい人は D-stimmer の出品から見るとよい。どちらも商品名の C238/A238 の表記は出品者の記載で、年式の限りは書かれていない点は同じだ。価格は変わるので、決める前に商品リンクの先で見比べてほしい。それでも適合や品番に不安が残るなら、メルセデス・ベンツの正規販売店で車台番号を伝えて、自分の車に合う純正のサンシェードを確かめる道もある。
カブリオレはソフトトップを閉じてから使う
フロント用のサンシェードは、フロントウインドウから入る日差しを遮る物だ。ソフトトップ(幌)を開けたまま駐車すると、上から入る日差しはサンシェードでは遮れない。暑い日に駐車するときは、ソフトトップを閉じてからサンシェードを広げる。
Car Watch の発表時の記事によると、A238 のソフトトップは3層構造のアウターとウレタンフォームのインナーで遮音性と耐久性を高めたもので、走行中でも約50km/hまで作動し、開閉の所要時間は約20秒。止める直前に閉じておけば、駐車してからの手間は増えない。
サンシェードの効き目と限り
JAF のユーザーテスト(2012年8月・晴れ・気温35℃・ミニバン5台を正午から4時間駐車)では、ダッシュボードの最高温度は対策なしの黒い車で79℃、白い車で74℃だったのに対し、サンシェードを付けた車は52℃だった。一方、車内の最高温度は黒い車57℃・白い車52℃・サンシェードを付けた車50℃で、差は小さい。
同じテストの結論は、サンシェードや窓開けの対策をしても温度抑制効果は低く、車内温度の上昇は防げない、というもの。JAF はダッシュボードが車内の温度よりさらに高温になったとしている。サンシェードの効き目は、主にダッシュボードなど日の当たる所の温度を下げることにあると考えて使う。
JAF は、ハンドルも高温になりやすいので、乗るときは火傷などに注意が必要だとしている。
駐車のたびの使い方
- 暑い日はソフトトップを閉じる。
- サンシェードを出して、フロントウインドウの内側に広げる。
- ルームミラーやカメラのまわりは無理に押し込まない。
- 走り出す前に外して畳み、収納袋が付く品は袋に入れてしまう。
走り出す前に外すところまでを1回の流れにしておくと、付けたまま走り出すことがなくなる。
よくある質問
W213 や W212 と書かれたサンシェードは A238 に使える?
W213 や W212 とだけ書く品は A238 とは別の車種の表記で、確かめた範囲では A238 に合うことを裏付ける出典は無い。A238 の字がある品から選ぶ。
2020年10月以降の改良新型にも合う?
改良の前も後も型式は A238 だが、2つの出品はどちらも年式の限り(2020年の改良の前か後か)を商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも書いていない。改良新型に乗っていて不安なら、正規販売店で車台番号を伝えて確かめる。
2つの出品は同じ品?
品番がどちらにも書かれていないので、同じ品とは言い切れない。違いとして確かめられるのは、出品者と商品説明の箇条書きの記載の量だ。
幌を開けて駐車するときも使える?
フロント用のサンシェードはフロントウインドウからの日差しを遮る物で、ソフトトップを開けたままでは上から入る日差しは遮れない。暑い日はソフトトップを閉じてから使う。
サンシェードがあれば車内に子どもを残せる?
残してはいけない。JAF のテストでは、エアコンを止めてからわずか15分で熱中症指数が危険レベルに達した。JAF は、乳幼児は高温下で短時間で体温が上がり死に至ることがあるとしている。サンシェードを付けていても、子どもやペットを車内に残さない。
まとめ
買う前に、次の点を確かめておこう。
- 商品名や適合の欄に「A238」の字があるか(W213 や W212 とだけ書く品、CLE カブリオレ用や Cクラス カブリオレ用と書く品は A238 とは別の車種の表記で、確かめた範囲では A238 に合うことを裏付ける出典は無い)
- 候補の2つの出品は、商品名に C238/A238 の表記があるが、出品者の記載でメーカーの適合表では確かめておらず、年式の限りは書かれていない
- 2つの出品は品番が書かれておらず、同じ品とは言い切れない
- 収納袋の記載があるのは D-stimmer の出品
- 暑い日はソフトトップを閉じてから広げる
- サンシェードだけでは車内温度の上昇は防げない
メルセデス・ベンツ純正 プレミアムフロントサンシェード(Eクラス クーペ/カブリオレ C238/A238 の表記・D-stimmer の出品)
Mercedes-Benz Accessories プレミアム フロント・サンシェード(C238/A238 の表記・ハンズトレーディングの出品)
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