Eクラス ステーションワゴンS213のフロアマット3点比較

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S213のフロアマット選びは、自分の車の年式とハンドル位置で答えが分かれる。通販で見かける車種名入りのマットは、販売ページに書かれた対応年式が商品ごとに違い、ハンドル位置の記載が無い物もある。先に車検証の初度登録年月と、右ハンドルか左ハンドルかを確かめてから、3点を比べてほしい。

目次

S213向けの3点の違いと、選ぶ前に確かめること

3点は素材も固定の方法も違う。

  • 3D MAXpider: TPR素材の立体3層マット。販売ページの対応年式は、Eクラスについては「W213 S213 Estate」の2017〜2020年と書かれている
  • QJLMNP: 置くだけのPVCマット。商品名の年式の書き方が実際の販売時期と合っていない
  • EJEZM: PVCフロック加工の4枚セット。商品名に車種名と「汎用」が並び、専用か汎用かの記載が食い違う

どれを選ぶにしても、注文前に販売元へ自分の車の年式とハンドル位置を伝えて対応を確かめ、届いたら今のマットと入れ替えて、重ねずに固定して敷く。

項目 3D MAXpider QJLMNP EJEZM
素材 TPR・XPE・特殊生地の3層 PVC PVCフロック加工
形 縁に返しのある立体 後部座席の中央の突起部まで合わせた形 形の記載は確かめていない
固定の方法 専用固定フック付きと記載(車種により異なる場合あり) 置くだけ(固定具の記載が無い) 底面に滑り止め
年式の書き方 Eクラスは2017〜2020年と記載 「2016.7~」からと記載(販売時期と合わない) 「2016~」からと記載、「汎用」の字も並ぶ
枚数の記載 運転席・助手席・後部座席の記載 記載が無い 4枚セット
ハンドル位置の記載 記載が無い 記載が無い 記載が無い

自分のS213がいつの車かを確かめる

Eクラス ステーションワゴン(S213)は、2016年11月29日に国内で発売された。ベースになったセダンの新型Eクラスは、同じ年の7月に受注を始めていた。2020年9月10日にはセダン・ステーションワゴン・オールテレインを対象にしたマイナーチェンジが発表され、納車は9月内から始まる予定とされた。2024年1月12日には新型のEクラス(セダン/ステーションワゴン)が発表されて予約注文の受け付けが始まり(発売は2月の予定)、S213は先代のモデルになった。

販売ページの年式は、この3つの時期と照らして読む。2020年登録の車は改良の前と後のどちらもありうるので、問い合わせのときはどちらの車かも伝える。

ハンドル位置にも気を配りたい。2016年11月の国内発売を伝えた自動車ニュースの記事では、発売時の価格表の「ステアリング位置」の欄で、E 200 ステーションワゴン アバンギャルドとメルセデスAMG E 43 4MATIC ステーションワゴンが「右」、E 400 4MATIC ステーションワゴン エクスクルーシブが「左/右」だった(ほかのグレードの値はこの資料では確かめていない)。同じS213でも左ハンドルの車がありうるので、運転席側のマットはハンドル位置に合う物を選ぶ。

同じ世代のEクラスのほかの車種の用品選びは、次の記事にまとめている。

S213のフロアマットの選び方

対応年式

販売ページに書かれた年式を、自分の車の年式と照らす。範囲に自分の車が入らないときや、2020年9月の改良の前と後のどちらに対応するかが書かれていないときは、注文前に販売元へ確かめる。

ハンドル位置

運転席側のマットはペダルの位置に合わせた形になるので、右ハンドルか左ハンドルかで合う物が変わる。販売ページにハンドル位置の記載が無い商品は、販売元へ自分の車のハンドル位置と年式を伝えて、対応するかを確かめる。

固定の方法

固定フックなどで留められる物か、置くだけの物かを見る。国土交通省の発表(2010年4月)では、マットを固定して使うよう注意しており、社外品のフロアマットの滑りやすさは物ごとにばらつきがあり、裏面にスパイクなどの滑り止めが密にある物ほど滑りにくかったとしている。置くだけの物は、敷いた後にずれとペダルへの当たりを確かめる。

素材と手入れ

ラバー系(TPR)やPVCの表面は水をはじき、水洗いで手入れしやすい。フロック加工は表面に起毛を付けた仕上げだ。雨や雪の日の乗り降りが多いなら水をはじく表面を、見た目や足触りを重んじるならフロック加工を選ぶとよい。

形

縁に返しを付けた立体の物は、靴に付いた泥や水、雪をマットの上に留めやすい。平らな物は敷きやすく、乾かしやすい。荷物や人を乗せて雪道へ出ることが多いなら立体、手入れの手軽さを取るなら平らな物が向く。

3D MAXpider の立体3層マット

販売ページの商品説明では、表面が熱可塑性ラバーのTPR素材(水をはじく)、中間が軽量発泡素材のXPE(振動を吸収)、裏地が特殊生地(滑り止め)の3層構造で、レーザースキャンで作った3D立体構造の縁に返しを付けた設計とされる。耐温範囲は-40℃〜85℃、SGS認定素材を使い、水洗いができ、取り外してウェットタオルで拭けば汚れを落とせるとも書かれている。商品名には運転席・助手席・後部座席の記載がある。

対応年式は、商品名と商品説明の適合車種の欄で、Eクラスについては「W213 S213 Estate」の2017〜2020年と書かれている。商品名の先頭側にある「2017-2026」は、同じ欄に並ぶCLSクラス(C257。S213とは違う車)を含めた幅で、Eクラス ステーションワゴンの年式ではない。2016年登録の初期の車と2021年以降の車は、販売ページの記載だけでは対応が分からない。商品説明は「車型専用なので、お車によって選んでください」と書き、適合の確認は販売元への問い合わせを案内している。商品名と商品説明のどちらにもハンドル位置(右・左)の記載が無い。

固定フックは「専用固定フック付き(※車種により異なる場合があります)」と書かれている。S213に付けたときにフックがどう付くかは記載からは決められないので、年式・ハンドル位置と合わせて注文前に販売元へ聞く。

2017〜2020年のS213に乗っていて、縁の返しのある立体の形を求めるなら、問い合わせる候補になる。

3D MAXpider Eクラス W213・S213用 立体3層フロアマット

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QJLMNP のPVCマット

販売ページの商品説明では、耐摩耗・耐傷つき性のPVC素材で防水の設計とされ、運転席・助手席・後部座席の各足元を覆い、後部座席の中央の突起部まで合わせた形と書かれている。汚れたら水洗いや高圧洗浄機で洗え、クリップやマジックテープが要らない「置くだけ」の設置とされる。

年式の書き方には食い違いがある。商品名は「ステーションワゴンS213 (2016.7~現行)」だが、国内でEクラス ステーションワゴンが発売されたのは2016年11月29日で、2016年7月はセダンの新型Eクラスが受注を始めた月にあたる。また、2024年1月に新型のEクラス ステーションワゴンが発表されており、S213は今は先代のモデルだ。自分の車の年式で使えるかは販売元に確かめる。商品名と商品説明のどちらにも、ハンドル位置(右・左)と枚数の記載が無い。

商品説明には固定フックなどの固定具の記載が無い。国土交通省はマットを固定して使うよう注意しているので、このマットを敷いたら、ずれないか、アクセルとブレーキのペダルに当たらないかを確かめ、運転前にも位置を見る。水洗いの手軽さを優先し、その確かめを毎回続けられる人に向く。

QJLMNP Eクラス ステーションワゴンS213用 PVCフロアマット

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EJEZM のPVCフロック加工マット

販売ページの商品説明では、PVCフロック加工のフットパッドで防水・防汚・耐摩耗とされ、底面に滑り止めの設計があり、汚れたら水洗いでき乾きが早いと書かれている。商品名には「4 枚セット」と色の「グレー」の記載がある。

適合の記載は食い違っている。商品名と商品説明の適合車種の欄では「メルセデスベンツEクラス ステーションワゴンS213 2016~現行」と書く一方、商品名には「汎用 フロアマット」「普通車 軽自動車」とも書いている。S213の形に合わせた物か、車種を問わない汎用品かは記載からは決められないので、注文前に販売元へ確かめる。「現行」の字も、2024年1月に新型が発表された今は当たらない。商品名と商品説明のどちらにも、ハンドル位置(右・左)の記載が無い。

フロック加工の見た目を選びたい人が、販売元の回答を得てから注文する前提の1点だ。

EJEZM Eクラス ステーションワゴンS213適用 フロアマット 4枚セット グレー

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敷くときの注意と手順

国土交通省と国民生活センターの注意

国土交通省の発表(2010年4月)では、利用者への注意として次の4点を挙げている。

  • フロアマットを固定して使用する
  • フロアマットの重ね敷きは行わない
  • 運転前にフロアマットが正しく固定されているか確認する
  • マットとアクセルペダルが干渉して加速した場合にブレーキ操作を繰り返すと、ブレーキ倍力装置の機能が大幅に低下し、ブレーキに大きな踏力(強く踏む力)が必要になる

同じ発表がまとめた事故・火災情報では、フロアマットにアクセルペダルが引っかかるなど、フロアマットの不適切な使用方法による事故が13件あり、使用状態別では社外品フロアマットの二重敷きが11件、未固定が2件だった。

国民生活センターの調査結果(2010年3月公表)を伝えた記事では、固定していない純正マットや市販マットがずれると、アクセルペダルがマットに干渉することがあった。固定する構造の市販マットは車両の形状に合った物を選び、ペダルに干渉しないことを十分に確かめて使うこと、純正マットは固定フックが外れてずれていないかを十分確かめることを求めている。

入れ替えて敷く手順

新しいマットは、今敷いている純正マットや前のマットの上に重ねず、前のマットを取り出してから入れ替えて敷く。

  1. 今のマットを取り出す
  2. 新しいマットを、運転席・助手席・後部座席の位置を確かめて敷く
  3. 固定フックや留め具がある物は留める
  4. 運転席でアクセルとブレーキのペダルを踏み、マットの端が当たらないか、ペダルの下に入り込まないかを確かめる
  5. 走り出す前に、マットがずれていないかを見る習慣をつける

よくある質問

今のマットの上に重ねて敷いてもよいか

重ねない。前のマットを取り出してから入れ替えて敷く。国土交通省がまとめた事故の多くは、社外品のマットの二重敷きだった。

2020年9月の改良後の車にも使えるか

販売ページの記載だけでは決められない。3D MAXpider は、Eクラスについては「W213 S213 Estate」の2017〜2020年と書いており、2021年以降の車は記載だけでは対応が分からない。QJLMNP と EJEZM は年式の書き方が実際の販売時期と合っていない。注文前に、改良の前か後かを伝えて販売元に確かめる。

左ハンドルのS213はどう選ぶか

発売時の価格表を伝えた記事では、E 400 4MATIC ステーションワゴン エクスクルーシブの「ステアリング位置」が「左/右」だった。3点とも商品名と商品説明にハンドル位置(右・左)の記載が無いので、左ハンドルの車は、販売元へハンドル位置と年式を伝えて対応するかを確かめてから注文する。

マットがペダルに引っかかったらどうするか

国民生活センターの調査結果は、アクセルペダルが引っかかって戻らなくなったときは、ブレーキを十分に強く踏んで止めること、止められないときはシフトレンジをニュートラルにしてブレーキペダルを踏むことを挙げている。国土交通省も、ペダルとマットが干渉して加速したときにブレーキを何度も踏み直すと、ブレーキを効かせるのに強い力が要るようになると注意している。

まとめ

注文前に確かめること:

  • 車検証の初度登録年月と、2020年9月の改良の前の車か後の車か
  • 右ハンドルか左ハンドルか
  • 販売ページの年式の範囲に自分の車が入るか(入らない・書かれていないときは販売元に聞く)
  • 3点とも商品名と商品説明にハンドル位置の記載が無いので、販売元へ年式と一緒に伝えて確かめたか
  • 固定フックで留める物か、置くだけの物か

届いてから確かめること:

  • 前のマットを取り出し、重ねずに敷いたか
  • 固定したうえで、アクセルとブレーキのペダルに当たらないか
  • 走り出す前に、ずれていないか

同じEクラスのほかの車種の記事も参考にしてほしい。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、車種ごとの記事と、車種を横断した早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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