Eクラス ステーションワゴンS212 サンシェード傘型とメッシュ

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夏の屋外駐車から S212 のステーションワゴンに戻ると、ダッシュボードとハンドルが熱くなり、広い側面の窓からは日差しが入る。サンシェードは、駐車中のフロントの熱を抑えたいのか、窓の日差しや目隠しが目的なのかで、選ぶ種類が変わる。前者ならフロントガラス用の傘型、後者なら窓に付けるメッシュカーテンを選べばよい。

目次

S212 ステーションワゴン用と書かれた3点と選び分け

ここで比べるのは、商品名に「S212」と「ステーションワゴン」の字を入れて販売中の3点だ。MegaDefend の傘型サンシェード1点と、WOIHM のマグネット式メッシュカーテン2出品で、販売ページの商品説明では、どれもメルセデス・ベンツ Eクラスの S212 ステーションワゴンに適用と書いている(出品者の記載)。傘型はフロントガラス用、メッシュカーテンは車窓の日よけとして売られている。

駐車中のダッシュボードやハンドルまわりの熱を抑えたいなら傘型、側面の窓からの日差しや、車中泊・仮眠のときの目隠しならメッシュカーテンを選ぶ。JAFのテストでも、サンシェードでダッシュボードの温度は大きく下がったが、車内の温度の下がり方は小さかった(数値は後の節で示す)。どちらの種類でも、車内の温度そのものはあまり下がらないと考えておく。

3点の比較表

商品 種類 付ける場所 取り付け方 適用の表記(出品者の記載) 収納・注意
MegaDefend 傘型サンシェード 傘型・10本骨・折り畳み式 フロントガラス 開いて覆う(貼り付け不要) S212 ステーションワゴン 2010年〜2016年 収納バッグ付き。層の数とUVカット率の記載に食い違いあり
WOIHM メッシュカーテン 出品A マグネット式メッシュ 車窓(どの窓用かは記載が無い) マグネット。窓枠が金属でなければ付属のバヨネット固定 ステーションワゴンS212 2009年5月-2017年1月 注文後に作るオーダーメイド。枚数は記載が無い
WOIHM メッシュカーテン 出品B マグネット式メッシュ 車窓(どの窓用かは記載が無い) 出品Aと同じ記載 出品Aと同じ記載 出品Aと同じ記載。違いはリンク先で確かめる

価格は変わるので、商品リンクの先で確かめてほしい。

S212の型式と年式を確かめる

中古車情報サイトのモデル一覧では、S212の販売期間は2010年2月〜2016年11月と載っている。一つ前のS211は2003年8月〜2010年2月、後の世代のS213は2016年11月〜2024年2月だ。英語版ウィキペディアの記載では、S212はEクラスの4代目(W212の世代)のステーションワゴンで、同じ世代のセダンはW212として区別されている。

同じ4代目でも、セダンはW212で型式が違う。セダン用や、S213など後の世代用の品がS212のステーションワゴンに合うかは、今回の出典では確かめられていない。商品名に S212 ステーションワゴンと年式が書かれた品から選ぶのが筋だ。

3点の適用の表記はどれも出品者の記載で、メーカーの適合表で確かめた物ではない。買う前に、車検証の型式などで自分の車が S212 のステーションワゴンかを確かめておく。

サンシェードで下がる温度と下がらない温度

JAFのテストの条件

JAFが2012年8月に行ったテストでは、8月22日・23日に埼玉県戸田市の駐車場(晴れ・気温35度)で、駐車の条件が違うミニバン5台(対策なしの黒・対策なしの白・サンシェード装着・窓開け3cm・エアコン作動)を正午から4時間置き、車内の温度を測った。測定車はミニバンで、S212で測った値ではない。

ダッシュボードは大きく下がり、車内はあまり下がらない

測った所 対策なし(黒) 対策なし(白) サンシェード装着
ダッシュボードの最高温度 79度 74度 52度
車内の最高温度 57度 52度 50度
車内の平均温度 51度 47度 45度

サンシェードはダッシュボードの温度を大きく下げたが、車内の温度の下がり方は小さかった。JAFはこのテストの結論で、サンシェードや窓開けの対策をしても温度を抑える効果は低く、人や動物が耐えられない温度になり、車内の温度の上昇は防げないとしている。

JAFのくるまQ&Aによると、フロントガラス全面をサンシェードで覆ったミニバンは、直射日光は遮るが15時の時点で約50℃に達した。エアコンを付けたままにしても、エンジンが止まると15分で熱中症の指数が危険の段階に達している。サンシェードを付けても、炎天下の車内に子どもや高齢者、動物を残してはいけない。

車内に置きっぱなしにしない物

同じテストでは、ダッシュボードの上に置いた物が熱で傷んだ。スマートフォンは「高温注意」と出て一部の機能を除いて使えなくなり、使い捨てライターは2〜3時間でケースに亀裂が入ってガスが抜けた。JAFは可燃性の高い物を車内に放置しないよう求めている。サンシェードを付けていても、ライターやスプレー缶は車内に置きっぱなしにしない。

S212 ワゴン用サンシェードの選び方

用途で種類を決める

フロントの熱対策なら傘型、側面の窓の日差しや目隠しならメッシュカーテン、という分け方が基本になる。側面の窓の紫外線は、ガラスによって差がある。JAFが2018年4月に行ったテストでは、フロントガラスはオープンカー以外のどの車も紫外線計の値が1桁だった(紫外線をカットする膜をはさんだ合わせガラスのため)。一方、UVカット機能のないガラスの車では、前席の側面窓とリアウインドウで1,000μW/cm²を超えた。測定車にS212は含まれず、JAFは同じ車種でも年式やグレードでガラスが違うことがあるとして、自分の車のガラスを確かめるよう勧めている。

商品名の型式と年式を見る

商品名に S212 ステーションワゴンと年式が書いてあるかを最初に見る。セダンのW212用や後の世代用の扱いは、前の節のとおりだ。

走行中に使う窓か

運転席・助手席の窓に付ける物は、駐車中だけ使う(走るときは外す)。後席の窓は禁止されていないが、同乗者がいないときは外すのが望ましい。付け外しを繰り返すことになるので、付け外しのしやすさも選ぶ目安になる。

取り付け方と収納

傘型は開くだけで貼り付けの作業がなく、閉じて収納バッグに入れる(出品者の記載)。メッシュカーテンはマグネットで窓枠に付け、窓枠が金属でなければ付属のバヨネット固定で留める(出品者の記載)。

MegaDefend の傘型サンシェード(フロント用)

MegaDefend の傘型サンシェードは、商品名と商品説明の箇条書きで「メルセデス・ベンツ Eクラス 4代目 S212 ステーションワゴン 2010年〜2016年」に適用と書き、サイズの表記は「Eクラス S212」だ(出品者の記載。メーカーの適合表で確かめた物ではない)。

販売ページの商品説明では、傘を開くように広げるだけでフロントガラスを覆い、貼り付けの作業がいらないとしている。商品名では骨は10本で折り畳み式。直射日光がダッシュボードに当たるのを防ぎ、シートなど内装の傷みを抑えるとし、表面の外側はチタンシルバーのコーティングと書いている。

上部の中央には切れ目があり、ルームミラーやドライブレコーダーに当たらず、駐車中もドライブレコーダーは撮影できるとしている(出品者の記載。S212の車ごとに付いている装備との当たり具合を確かめた物ではない)。閉じると収納バッグに入れられ、ドアのサイドポケットやグローブボックスにも収まるとし、車中泊や仮眠のときの目隠しにも使えると書いている。

注意したいのは記載の食い違いだ。断熱素材の層の数は商品名では「10層」、商品説明の箇条書きでは「11層」、紫外線カット率は箇条書きの見出しでは「99.9%」、本文では「99.99%」と、出品者の記載の中で一致していない。数値で選ぶ品ではなく、フロントを覆う作りと収納のしやすさで選ぶ品と見ておく。

MegaDefend 傘型サンシェード(Eクラス S212 ステーションワゴン適用表記)

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WOIHM のマグネット式メッシュカーテン(窓用・2出品)

適用の表記と取り付け方

WOIHM のメッシュカーテンは、2出品とも商品名と商品説明の箇条書きで「メルセデスベンツEクラス ステーションワゴンS212 2009年5月-2017年1月」に適用、「全グレード対応」と書き、あわせて「購入する前に、車がこの製品に適していることを確認してください」と注記している。この適用期間は、中古車情報サイトのモデル一覧が載せる S212 の国内の販売期間(2010年2月〜2016年11月)より前後に広く、傘型の表記(2010年〜2016年)とも違う。どれも出品者の記載なので、自分の車の型式を確かめてから選ぶ。

販売ページの商品説明では、マグネット式で着脱が簡単とし、車の窓枠が金属製でない場合は付属のバヨネット固定で留めるとしている。有害な紫外線を96%遮り、断熱の効果率は50%以上、遮光率は90%以上とし、車種専用の設計で窓の形に合わせて隙間なく覆うと書いている(2出品とも同じ記載。出品者の記載で、測り方は書かれていない)。

オーダーメイドと2出品の違い

商品説明では、注文の後に現地で作って送るオーダーメイドの品で、商品ページの画像はスタイルの参考の画像だとしている。届くまでの日数と、届く品の見た目が画像と同じかは、リンク先で確かめる。

2出品は商品名と商品説明の箇条書きが同じで、どの窓(前席・後席・荷室の窓など)に付ける物か、何枚組かは、どちらにも記載が無い。 2つの違いはリンク先の商品ページで確かめてから選ぶ。前席の窓用なら、走り出す前に外す。

WOIHM マグネット式メッシュカーテン(ステーションワゴンS212適用表記)出品A

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WOIHM マグネット式メッシュカーテン(ステーションワゴンS212適用表記)出品B

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走行中の使い方と窓の決まり

JAF Mateの交通ルールの解説では、運転中に助手席の窓へサンシェードを付けるのは違反だ。根拠は道路交通法第55条2項(運転者の視野やハンドルなどの操作を妨げる乗車・積載の禁止)で、反則金と違反点数1点の対象になる。運転席や助手席の窓へのサンシェードやカーテンは、付けたまま走ると違反になる。 後部座席の窓へのサンシェードやフィルムは禁止されていないが、後ろの確認の妨げになるので、同乗者がいないときは運転中に外すのが望ましいとしている。

貼り付ける物にも決まりがある。国土交通省の案内では、運転者の視野の妨げになり、歩行者を含むほかの交通の状況を確かめられないと危険なことから、前面ガラスと運転席・助手席の側面ガラスには、可視光線の透過率が70%未満になる着色フィルムなどの貼り付けを禁止している(道路運送車両の保安基準第29条)。JAFのくるまQ&Aでは、後部座席の側面窓やリアウインドウにはこの決まりは当たらないが、視界を妨げない物を選ぶよう勧めている。

駐車から走り出すまでの流れ

  1. 駐車したら、車内で傘型を開いてフロントガラスを覆い、上部中央の切れ目をルームミラーの位置に合わせる(出品者の記載にもとづく)。
  2. メッシュカーテンはマグネットで窓枠に付け、窓枠が金属でない所は付属のバヨネット固定で留める(出品者の記載にもとづく)。
  3. 乗るときは、先に窓やドアを開けて換気する。熱くなりやすいハンドルに触れるときは火傷に気を付ける(JAFの呼びかけ)。
  4. 走り出す前に、フロントガラスの傘型と、運転席・助手席の窓のサンシェードを外す。 後席の窓の物も、同乗者がいないときは外す。
  5. 傘型は閉じて収納バッグに入れ、ドアポケットかグローブボックスにしまう。

よくある質問

セダンのW212用のサンシェードはS212に使える?

W212はセダンの型式で、ステーションワゴンのS212とは型式が違う。W212用の品がS212に合うかは確かめられていないので、商品名に S212 ステーションワゴンと書かれた品から選ぶ。

走行中も助手席の窓に付けたままでよい?

よくない。助手席の窓にサンシェードを付けたまま走ると、道路交通法第55条2項の違反になる。走り出す前に外す。

サンシェードを付ければ車内に子どもやペットを残せる?

残せない。JAFのミニバンでのテストでは、サンシェードを付けても車内の温度の下がり方は小さく、人や動物が耐えられない温度になった。

メッシュカーテンの2つの出品は何が違う?

WOIHM の2出品は、商品名と商品説明の箇条書きが同じで、どの窓用か・何枚組かはどちらにも記載が無い。違いは、それぞれのリンク先の商品ページで確かめる。

同じEクラスの他の型のサンシェード記事

同じ4代目のセダン・クーペ・カブリオレと、後の世代のオールテレインのサンシェード比較だ。どれも S212 とは型式が違う車の記事なので、自分の車の型式の記事かを見てから読んでほしい。

まとめ

まず、車検証で型式と初度登録年月を確認する。そのうえで、商品名に「S212」と「ステーションワゴン」の字を入れた3点から用途で選ぶ。駐車中のフロントの熱対策なら MegaDefend の傘型、側面の窓の日差しや目隠しなら WOIHM のメッシュカーテン(どの窓用かはリンク先で確かめる)だ。

運転席・助手席の窓とフロントガラスのサンシェードは、走り出す前に必ず外す。 また、サンシェードでダッシュボードの熱は抑えられても、車内が安全な温度になるわけではない。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、車種ごとの記事と、車種を横断した早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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