通販の社外フロアマットは、商品名に「C238」とあれば自分の車にそのまま合うと考えて買いがちだ。ところが、型式 C238 を商品名に明記して販売中の4点(VUPKE 1点と DEQPC の色違い3点)は、どれも商品名と販売ページの商品説明の箇条書きのどちらにも、右ハンドル用か左ハンドル用かの記載が無い。型式の明記で候補を絞り、ハンドル位置・固定の方法・枚数を出品者に確かめてから買う、という順で選べば外しにくい。
C238 明記の4点と、買う前に確かめる3つのこと
候補は、商品名に型式 C238 を書いた VUPKE のフロアマットと、DEQPC の3D フロアマット(色違い3点)だ。
| 商品 | 商品名に書かれた型式 | 素材(商品説明) | 色 |
|---|---|---|---|
| VUPKE フロアマット | C238・4人乗り | レザー素材、上層がカーペットの二重層 | 販売ページの写真で確かめる |
| DEQPC 3D フロアマット | C238 専用 | PUレザー | 黒米糸・レッド・グレー |
4点とも、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも、ハンドル位置の記載と、車の固定具(フックやクリップ)に合わせた穴・留め具の有無の記載が無い。何枚組かの記載も無い。だから、買う前に次の3つを出品者に確かめる。
- 自分の車が右ハンドルか左ハンドルかを伝えて、対応しているか
- 固定の方法(固定具に合う穴や留め具があるか)
- 何枚組か、後席のマットを含むか
Eクラス クーペ C238 はどんな車か
英語版ウィキペディアの記載では、C238 はメルセデス・ベンツ Eクラスの第5世代(W213 世代)の2ドアクーペの型式で、2017年の北米国際オートショーで初公開された。同じ世代のカブリオレは A238 だ。
国内での発売と改良の時期
メルセデス・ベンツ日本は2017年5月31日に新型「Eクラス クーペ」を発売した。発売時のモデルは「E 200 クーペ」「E 200 クーペ スポーツ」「E 300 クーペ スポーツ」「E 400 4MATIC クーペ スポーツ」の4つで、トランスミッションは全車9速AT。発売時の報道によると、2017年5月の発売時は全車右ハンドル仕様だった。
2020年10月5日には改良新型が発表され、予約注文の受付が始まった(納車は10月から順次の予定)。2017年の発売以来の大幅な刷新で、モデルは「E200 クーペ スポーツ」「E300 クーペ スポーツ」「E450 4マティック クーペ スポーツ」「メルセデスAMG E53 4マティック+ クーペ」。インテリアには新世代のステアリングホイールが採用された。この改良を伝える記事には、ハンドル位置の記載は無い。
英語版ウィキペディアの記載では、W213 世代(C238 を含む)の生産期間は2016年2月〜2023年で、2023年に生産を終えた車に分類されている。
同じ車の日差し対策は
にまとめてある。
4人乗りの室内と内装色
2017年発売の Eクラス クーペは、ボディの大きくなった Eクラス セダンをベースにし、先代より後席のレッグルームが74mm、ショルダールームが34mm、ヘッドルームが15mm広がったと報じられている。後席はセパレートタイプで、4つのシートの4人乗りだ。後席まで敷きたいなら、マットが後席の分を含むかが選ぶ条件に入る。
2017年の発売時のインテリアカラーは、ブラック、レッド/ブラック、Eクラス専用色のベージュ/ヨットブルーの3色だった。
CLE・C207・A238 との違い
英語版ウィキペディアの記載では、クーペとカブリオレの後継は CLE クラス(世代の一覧では C236)で、前の世代のクーペは C207。CLE クラスのクーペ(C236)、前の世代の Eクラス クーペ(C207)、同じ世代のカブリオレ(A238)は、C238 とは別の型式だ。取り上げる4商品の商品名が挙げる型式は C238 で、C236・C207・A238 は挙げていない。別の型式の車には、その型式を明記したマットを選ぶ。CLE クーペなら
を見てほしい。
敷き替える前に知っておきたい国土交通省の注意
国土交通省の注意喚起では、フロアマットを固定せずに重ね敷きするなど不適切に使うと、アクセルペダルがフロアマットに引っかかり、車の急加速につながる不具合が起きることがある、としている。注意事項は次の4つだ。
- フロアマットを固定して使う
- 重ね敷きは行わない
- 運転前に、フロアマットが正しく固定されているか確認する
- フロアマットとアクセルペダルが干渉して加速した場合にブレーキ操作を繰り返すと、ブレーキ倍力装置の機能が大幅に低下し、ブレーキに大きな踏力(強く踏む力)が必要になる
社外マットを選ぶときも、固定できるか・今のマットを外して敷けるかを、色や素材より先に考える。
C238 用マットの選び方
比べる基準は次の6つだ。
- 商品名に型式 C238 の明記があるか
- ハンドル位置(右か左か)の記載があるか、無ければ出品者に確かめられるか
- 固定の方法(固定具に合う穴・留め具)が分かるか
- 何枚組か、後席のマットを含むか
- 素材と手入れのしかた(水洗い・拭き掃除)
- 内装の色に合う色を選べるか
型式とハンドル位置で確かめる
出品者の年式の書き出しは商品ごとに違う。VUPKE は「2016年7月~現行」、DEQPC は「2016年11月~現行」と書く。どちらの書き出しも、英語版ウィキペディアが C238 の初公開とする2017年の北米国際オートショーより前の年月で、国内発売の2017年5月31日より前だ。また、どちらも「現行」と書くが、同じウィキペディアの記載では W213 世代は2023年に生産を終えている。年式の字より、型式 C238 とハンドル位置で自分の車に合うかを確かめる。ハンドル位置は、上で触れたとおり出品者への確認で埋める。
固定の方法と枚数
固定具に合う穴・留め具の記載が無い以上、固定の方法を出品者に確かめるか、届いたら固定できるかを確かめてから使う。枚数は、運転席と助手席だけでよいのか、後席まで敷きたいのかを先に決めておくと、出品者に聞くことがはっきりする。
素材・手入れ・色
VUPKE はレザー素材で上層がカーペットの二重層、DEQPC は PUレザーだ(どちらも販売ページの商品説明による)。色は内装の色に合わせて選ぶと車内の印象をそろえやすい。DEQPC は黒米糸・レッド・グレーの3色から選べる。VUPKE は色違いを比べていないので、色は販売ページの写真で確かめる。
VUPKE のフロアマット
商品名は「ベンツ Eクラスクーペ C238 4人乗り2016年7月~現行 対応 車種専用」と書く(出品者の記載)。
販売ページの商品説明では、耐摩耗・耐熱のレザー素材で、シワになりにくく変形しづらい。二重層構造で上層はカーペットになっており、汚れたら水洗いや拭き掃除ができる。マット本体に一体成型された滑り止めの耐摩耗ペダル(かかとの当たる部分の補強)があり、足元を砂ぼこり・泥水・食べかすから守るとしている。オールシーズン使える全天候対応とも書いている。
商品説明は「車種データをもとに設計」し「ブレーキやアクセルペダルに引っ掛かることがなく」と書くが、これは出品者の記載だ。敷いた後に、固定とペダルとの干渉を自分で確かめる必要は変わらない。
何枚組か(後席のマットを含むか)は、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無い。ハンドル位置と固定具の記載も無いので、この3点を出品者に確かめてから買う。足元の表面がカーペットのものを選びたい人に向く。
VUPKE フロアマット ベンツ Eクラスクーペ C238 4人乗り 2016年7月~ 対応 車種専用
DEQPC の3D フロアマット(黒米糸・レッド・グレー)
商品名は「メルセデス・ベンツ・Eクラス クーペ C238 専用」「3D設計 PUレザー製」「【2016年11月~現行】」と書く(出品者の記載)。色違いの3点は、色の名のほかは商品名と商品説明の箇条書きが同じだ。
販売ページの商品説明では、PUレザー素材で汚れや傷から車内を守り、立体的な3Dデザインをうたう。水洗いができ、手入れが簡単で、クッション性があり長時間の運転でも疲れにくい、とも書いている。
気をつけたいのは枚数だ。商品名が挙げるのは「運転席 助手席」だが、商品説明は「全車の前後席に対応」し、運転席と助手席、後部座席を保護すると書いており、後席のマットが含まれるかが商品名と食い違う。何枚組かは、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無い。買う前に枚数と後席のマットの有無を出品者に確かめる。ハンドル位置と固定具の記載も無い点は VUPKE と同じだ。
内装の色と見比べて、3色から選びたい人に向く。
DEQPC Eクラス クーペ C238 専用 3D フロアマット PUレザー製(黒米糸)
DEQPC Eクラス クーペ C238 専用 3D フロアマット PUレザー製(レッド)
DEQPC Eクラス クーペ C238 専用 3D フロアマット PUレザー製(グレー)
VUPKE と DEQPC を記載の有無で比べる
| 比べる点 | VUPKE | DEQPC(3色) |
|---|---|---|
| 商品名の型式 | C238・4人乗り | C238 専用 |
| 素材 | レザー素材、上層がカーペットの二重層 | PUレザー、3D設計 |
| 手入れ | 水洗い・拭き掃除 | 水洗い |
| 年式の書き出し | 2016年7月〜(「現行」と表記) | 2016年11月〜(「現行」と表記) |
| 枚数 | 記載が無い | 記載が無い(商品名と商品説明で後席の扱いが食い違う) |
| ハンドル位置 | 記載が無い | 記載が無い |
| 固定具 | 記載が無い | 記載が無い |
| 色 | 販売ページの写真で確かめる | 黒米糸・レッド・グレー |
選び分けは、手入れと色で決めてよい。足元の表面をカーペットにしたいなら VUPKE、内装に合わせて色を選びたいなら DEQPC だ。枚数・ハンドル位置・固定具はどちらも記載が無いので、どちらを選んでも出品者への確認が要る。価格は変動するので、商品リンクの先で確かめてほしい。
届いたマットを敷き替える手順
- 今敷いているマットを取り出す(新しいマットを上に重ねない)
- 届いたマットの枚数と、運転席用・助手席用・後席用の区別を確かめる
- 運転席用からペダルまわりの形に合わせて置き、固定できる所は固定する
- エンジンをかける前に、アクセルペダルとブレーキペダルを奥まで踏み込み、マットに当たらないことを確かめる
- 乗るたびの運転前にも、マットがずれていないか・固定されているかを確かめる
固定できないまま使わない。固定の方法が分からなければ、出品者に問い合わせてから使い始める。
よくある質問
CLE クーペや前の世代の C207 にも使える?
取り上げる4商品の商品名が挙げる型式は C238 で、C236(CLE クーペ)・C207・A238(カブリオレ)は挙げていない。別の型式の車には、その型式を明記したマットを選ぶ。CLE クーペは
、C207 の内装用品は
を参考にしてほしい。
2020年10月の改良後の車にも合う?
2020年10月の改良は Eクラス クーペ(C238)の刷新で、4商品の商品名は型式 C238 を挙げている。ただし、4商品はどれも商品名と商品説明の箇条書きにハンドル位置の記載が無く、改良を伝える記事にもハンドル位置の記載は無い。年式の字ではなく、型式 C238 と自分の車のハンドル位置を出品者に伝えて確かめる。
左ハンドルの C238 はどうする?
4商品はどれも、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも、右ハンドル用か左ハンドル用かの記載が無い。左ハンドルであることを伝えて、出品者に対応を確かめてから買う。
純正の固定具は使える?
4商品はどれも、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも、固定具(フックやクリップ)に合わせた穴・留め具の有無の記載が無い。固定の方法を出品者に確かめるか、届いたら固定できるかを確かめてから使う。
まとめ
最初にやるのは、実車で今敷いているマットを見ることだ。枚数、どう固定されているか、ハンドルの位置を確かめておけば、出品者に聞くことが決まる。車検証の確認はその次でよい。
- 候補は型式 C238 を商品名に明記した VUPKE と DEQPC(黒米糸・レッド・グレー)。足元の表面をカーペットにしたいなら VUPKE、色を選びたいなら DEQPC
- 4点とも、ハンドル位置・固定具・枚数は商品名と商品説明の箇条書きに記載が無いので、買う前に出品者に確かめる
- 新しいマットは今のマットを外してから敷き、敷いた後と乗るたびの運転前に、固定されていてペダルに当たっていないかを確かめる
同じ車の内装用品と、ほかのメルセデスのマットの記事も参考にしてほしい。
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