ZR-V マフラー おすすめ|フジツボA-Rと無限を比較

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ZR-Vのマフラー選びで起きやすい見落としは、「ZR-V用」とあれば自分の車にも付くと考えてしまうことだ。たとえばフジツボのA-RはRZ4(e:HEVのFF)のZグレード専用で、同じe:HEVでも4WDやXグレードには製品ページで適合が確認できない。メーカー資料で適合を確かめられた専用品はフジツボ A-Rと無限の2種類なので、先に型式・駆動方式・グレードで候補を絞り、そのあとで音量・見た目・予算を比べるのが正しい順番だ。

目次

ZR-Vに付く専用マフラーは2種類、見た目だけならカッター

メーカー資料で適合を確かめられたZR-V専用マフラーを並べると次のとおりだ(価格はメーカー価格・税込、2026年10月確認)。

項目 フジツボ A-R 無限 スポーツエキゾーストシステム
対象 RZ4(e:HEV FF)のZグレード専用 Z・BLACK STYLE・CROSS TOURING(FF/4WD)
メーカー価格 220,000円 330,000円
出口の見た目 純正のフィニッシャーを再使用 4本出し・70φ
音量の公表値 あり 公式ページで確認できず

排気音を変えたいならマフラー本体の交換、後ろ姿だけ変えたいならマフラーカッターという分かれ道がある。カッターは外観を変える部品で、音は変わらない。

フジツボ A-R ZR-V RZ4(e:HEV FF・Zグレード専用)550-58415

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まず自分のZR-Vの型式・駆動方式・グレードを確かめる

ZR-Vは2023年4月21日に発売され、2026年3月の一部改良で設定が変わった。マフラーは型式・駆動方式・グレードの組み合わせごとに品番が分かれるので、どの時期の車かを先に押さえておく。

2026年3月の一部改良より前のモデル(e:HEVとガソリン車)

発売時のタイプはe:HEV X・e:HEV Zと、ガソリン車のX・Zで、それぞれにFFと4WDがある。ガソリン車は1.5L直噴VTEC TURBOエンジン+CVT、e:HEVは2.0L直噴エンジンと2モーター内蔵の電気式CVTの組み合わせだ。

2026年3月の一部改良後(e:HEVのみ)

2026年3月26日に一部改良が発表され、27日に発売された。純ガソリンエンジン車は廃止され、e:HEV X、e:HEV Z、e:HEV Z BLACK STYLE、e:HEV Z CROSS TOURINGの4グレード(各FF/4WD)になった。

型式は、e:HEVのFFがRZ4(6AA-RZ4)、4WDがRZ6(6AA-RZ6)で、エンジン型式はどちらもLFCだ。ガソリン車のRZ3・RZ5と駆動方式の対応は、メーカー資料では確認できていない。車検証の型式とグレード・駆動方式を確かめ、メーカーの適合表や販売店で品番と照らし合わせてから選ぶ。

ZR-Vのマフラーを選ぶ5つの基準

比べる順番は次のとおりだ。

  1. 自分の型式・駆動方式(FF/4WD)・グレードがメーカーの適合表に載っているか
  2. 性能等確認済表示などの表示がある製品か
  3. 音量がどれだけ上がるか(メーカーの公表値があるか)
  4. 出口の見た目(純正の飾りを使うか、4本出しに変わるか)
  5. 価格と取付の依頼先(販売店・専門店)

1つ目で候補がほぼ決まる。ZR-Vは専用品が少なく、型式とグレードで当てはまらなければ2つ目以降を比べる意味がない。取付の依頼先は、無限ならHonda Carsか無限パーツ取扱店、フジツボは製品ページで近くの販売店経由の購入が案内されている。

フジツボ A-R(RZ4・e:HEV FF・Zグレード専用)

フジツボの製品ページによると、A-R(品番550-58415)の対象はRZ4 ZR-V e:HEV 2WD(6AA-RZ4・LFC)の2023年4月以降の車で、e:HEV 2WDのZグレード専用だ。純正オプションの無限スタイリングセットやリアアンダースポイラーを付けた車にも共通で使える。メーカー価格は220,000円(税込・本体価格200,000円)で、近くの販売店経由で買えるほか、国内に限りメーカーからの直接購入もできる。Amazon実売価格は182,537円(2026年10月の確認時点。価格は変動する)。

e:HEVの4WD(RZ6)、ガソリン車、e:HEV Xグレード向けのZR-V用製品は、フジツボの公式サイトでは見つからなかった(2026年10月時点の検索の範囲で、網羅的な確認ではない)。これらの車の人は、最新の設定をフジツボの適合表で確かめてほしい。

フジツボ A-R ZR-V RZ4(e:HEV FF・Zグレード専用)550-58415

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純正との比較(重量・出力・加速)

フジツボの公表値(RZ4・純正→A-R)は次のとおりだ。

項目 純正 A-R
マフラー重量 17.8kg 15.9kg
最高出力 99kW(134.6ps)/5356rpm 103kW(140.1ps)/5373rpm
最大トルク 175.4N·m(17.9kg·m)/5356rpm 181.3N·m(18.5kg·m)/5373rpm
中間加速(30→90km/h・Dレンジ) 14.9秒 14.9秒

約1.9kg軽くなり、出力とトルクの数値も上がる。ただし中間加速は純正と同じ14.9秒で、加速の速さを求めて選ぶ製品ではない。音と重さを変えるマフラーと考えるのがよい。

音量はどれだけ上がるか

同じくフジツボの公表値による音量の変化だ。

測定条件 純正 A-R
アイドリング 54dB 68dB
近接排気騒音(4500rpm) 72dB 78dB
3000rpm 63dB 78dB
5000rpm 74dB 77dB
3000〜5000rpm 75dB 82dB

上がり幅が大きいのはアイドリングと3000rpmで、5000rpmでは純正との差が小さい。回転数によって音の変わり方が違う点は押さえておきたい。

取り付けと付属品

パイプ径はΦ50.8で、製品ページには「ビルトインエキパイフィニッシャーは純正再使用」とある。出口の飾りは純正の部品をそのまま使う設計なので、後ろ姿を大きく変えたい人には向かない。付属品はOリングガスケット(080-35400を1個、080-35000を4個)、M10×20mmフランジボルト8本、M10フランジナット8個で、Oリングガスケットは補修用に別途買える。認証取得表示はJQR30245042 LFC-H4。メーカーの測定(RZ4・CVT車、ルーフ高1620mm)では、No.2・No.3の接合フランジ部の最低地上高が190mmだ。

無限 スポーツエキゾーストシステム

発売時の報道によると、無限のZR-V用スポーツエキゾーストシステムは2023年10月27日に発売された。リアは4本フィニッシャーで径は70φ、オールステンレス製だ。発売時の適合はZグレードのe:HEV車とガソリン車で、ガソリン車用は2023年12月下旬の発売予定とされた。

無限の公式サイトの製品情報(2026年10月確認)では、品番はFF用が18000-XNT-K0S0、4WD用が18000-XNT-K1S0。適合グレードはZ、BLACK STYLE、CROSS TOURINGで、Xグレードの記載はない。価格は330,000円(税込)。発売時は全国のHonda Carsと無限パーツ取扱店で販売された。

一方、公式ページでは音量(dB)の数値、対象の型式、年式の記載は確認できなかった。現在の公式ページで確認できたのはe:HEVの現行グレードのFF用・4WD用の品番だけなので、ガソリン車やXグレードの人は、Honda Carsか無限パーツ取扱店で自分の車に合う品番があるかを確かめる。

無限のエアロと合わせて後ろ姿をそろえるなら、こちらも参考になる。

フジツボA-Rと無限、どちらを選ぶか

どちらが上とは言えず、車と目的で決まる。

車・目的 候補
RZ4(e:HEV FF)のZで、音量・出力の公表値を見て選びたい フジツボ A-R
4本出しの見た目まで変えたい(Z・BLACK STYLE・CROSS TOURING) 無限
e:HEV Z系の4WD 無限
Xグレード・ガソリン車 販売店で品番の有無を確認
後ろ姿だけを手軽に変えたい マフラーカッター

数字を見て音量の変化を判断したいならA-R、見た目の変化まで欲しいなら無限というのが分け方だ。無限を選ぶ場合、音量の数値は公表が確認できないので、販売店で聞いておくとよい。どちらも高額なので、ほかのカスタムとの予算の配分も先に考えておきたい。

e:HEVでマフラーを替えるときに知っておくこと

ZR-V e:HEVの取扱説明書によると、停車中や低速走行中は「EV走行」でモーターの動力のみで走り、加速中や登坂中など強い負荷がかかるときは「ハイブリッド走行」、高速走行中で負荷が少ないときは「エンジン走行(直接駆動)」になる。停車中でもエンジンが始動することがあり、急加速・登坂・高速走行時、暖房や冷房の負荷が高いとき、高電圧バッテリーの温度が高い・低いときや充電状態が非常に低いときは、エンジンが自動で止まらないことがある。

つまり、交換マフラーで変わった排気音が聞けるのは、エンジンが動いている加速・登坂・高速走行などの場面に限られる。一方で停車中にエンジンがかかることもあり、A-Rは上の表のとおりアイドリングの音量も上がる。早朝や住宅地での出入りが多い人は、この点を考えて選ぶ。

マフラー以外の音の出どころが気になるときは、こちらで切り分けられる。

車検と保安基準で確認すること

国土交通省の交換用マフラー事前認証制度では、国土交通大臣が登録した機関(登録性能等確認機関)が交換用マフラーの騒音防止性能などを事前に確認し、確認済みのマフラーに「性能等確認済表示」を付ける。

JASMAの案内によると、平成22年(2010年)4月1日以降に生産された車のマフラーは、純正品表示、装置型式指定品表示(自マーク)、性能等確認済表示、Eマーク・eマークのいずれかの表示があるか、車が現に備えるマフラーで加速走行騒音が82dB以下であることなどが求められる。2023年発売のZR-Vはこの対象に当たる。

表示(プレート)のない交換マフラーは選ばない。通販で買う場合も商品ページや製品ページで品番と認証表示を確かめ、A-Rのように製品ページに認証取得表示の番号が載っている製品を選ぶ。取付は販売店や専門店に依頼し、取付後にプレートが付いているかを確かめる。

見た目だけ変えたいならマフラーカッター

マフラーカッターでできること・できないこと

マフラーカッターはマフラーの末端に付けるドレスアップ部品で、排出ガスの抑制や消音といったマフラー本体の役割は持たない。直接的な性能向上はなく、取り付けても排気音は変わらない。本体交換より手軽に後ろ姿を変えるための手段だ。

取り付けの注意

固定が不十分だと走行中に脱落して非常に危険なので、取り付けに自信がなければ専門店に依頼する。車検では、確実に固定されているか、位置が適切か、極端に突出していないか、鋭利な形状になっていないかが見られる。排気管の向きの基準は2017年の保安基準の変更で廃止されたが、「とがっていないこと」「著しく車外に突出していないこと」といった規定は残っている。

ZR-V用をうたうマフラーカッターの候補

通販のZR-V用の適合表記は出品者によるもので、ホンダや部品メーカーの資料では確認していない。ZR-Vの純正の排気出口にはエキパイフィニッシャーが組み込まれているので、商品写真の取付方法と自分の車の出口の形を見比べ、分からなければ購入前に出品者に問い合わせる。純正のパイプが太すぎたりバンパーの奥にあったりすると、汎用品は付かないことがある。選ぶときは形、口径、仕上げ、取付方法(ボルト留め・差し込みなど)を見る。価格はAmazon実売価格(2026年10月の確認時点)だ。

2本出しのスラッシュカットで、焼き色の仕上げ(3,499円)。

FXXKOE ZR-V用マフラーカッター 2本出しスラッシュカット

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ストレートタイプで、メッキ仕上げ(3,299円)。

DEQPC ZR-V用マフラーカッター ストレートタイプ 大口径63mm

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商品名にRZ3/RZ4/RZ5/RZ6対応と表記のあるタイプ(2,199円)。

SSZiRTBC ZR-V用マフラーカッター(RZ3/RZ4/RZ5/RZ6表記)

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よくある質問

Xグレードや4WDのZR-Vに付くマフラーはある?

4WDでもZ・BLACK STYLE・CROSS TOURINGなら、無限に4WD用の品番がある。Xグレード向けの専用品は、フジツボ・無限とも公式サイトで確認できなかったので、販売店で確かめてほしい。

ガソリン車のZR-Vに付くマフラーは?

無限は2023年の発表時にガソリン車用の発売予定を示していたが、現在の公式ページで確認できたのはe:HEV用の品番だけだ。Honda Carsか無限パーツ取扱店で、自分の車に合う品番があるかを聞くのが確実だ。

車検に通すには何を確かめればいい?

性能等確認済表示などの表示がある製品かを買う前に確かめ、取付後にプレートが付いているかを見る。表示の種類は上の「車検と保安基準で確認すること」に整理した。

マフラーカッターで音は変わる?

変わらない。カッターは見た目を変える部品で、排気音を変えたいならマフラー本体の交換になる。

まとめ

候補はまず1つに絞る。RZ4のe:HEV Zで音量の変化を数字で確かめて選びたいならフジツボ A-R、4本出しまで変えたいZグレード系なら無限、見た目だけならマフラーカッターだ。絞った1つについて、メーカーの適合表か販売店で自分の型式・駆動方式・グレードに合う品番を最終確認し、性能等確認済表示、音量と見た目、予算の順に見直してから注文する。

ほかのカスタムや足回りもあわせて考えるなら、こちらも読んでおきたい。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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