BMW X4 F26 ドラレコの取り付けと配線|電源3通り

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2014〜2018年に国内で販売された初代 BMW X4(F26)にドライブレコーダー(以下ドラレコ)を付けるとき、手が止まるのは本体を貼る位置、電源のとり方、配線の通し道の3つだ。位置はフロントガラス上部の決まった範囲の中から選び、電源は駐車中も録画したいかどうかで分かれる。位置と配線は運転支援装備やエアバッグへの配慮から制限を受けることがあり、どこまで自分でやるかもそこで決まってくる。

目次

F26 にドラレコを付ける前に知っておく4つのこと

  • 位置: 国土交通省の案内では、ドラレコは運転者の視界を妨げないよう保安基準で定められた位置に付ける(範囲の例は「フロントガラス上部から20%以内の範囲など」)。その中で、助手席側のルームミラー周辺を選ぶ。
  • 電源: シガーソケット、ヒューズボックスの ACC 電源、常時電源の3通り。駐車監視をしたいなら常時電源が要る。
  • 制限: 2014年の国内発表を伝えた記事によると、発表時の F26 は前方監視カメラを使う運転支援装備を標準で備えていた。ドラレコメーカーのケンウッドの取付手順は、運転支援システムやサイドエアバッグのある車では取り付け位置や配線方法に制限があるとしているので、F26 はこの制限に当たる車として扱う。
  • ヒューズ: F26 のヒューズボックスの位置と割り当ては、取扱説明書とヒューズボックスの表示、検電テスターで確かめてから触る。

対象は2014〜2018年の初代 X4(F26)

2014年の国内発表を伝えた記事によると、初代 X4(F26)は2014年8月21日に受注が始まり、納車は2014年10月からの予定だった。2018年の新型の発売を伝えた記事によると、2代目は2018年9月6日に発売され、F26 はこの時点で後継に切り替わった。2018年9月以降の新型は別の車として扱う。

2014年の国内発表時のグレードは、直列4気筒 2.0リッターターボの xDrive28i と、直列6気筒 3.0リッターターボの xDrive35i の2系統で、それぞれに M Sport があった。ステアリング位置は右のみだった。

装備面では、2014年の国内発表を伝えた記事によると、発表時の F26 は前方監視カメラを使う「ドライビング・アシスト」(レーン・ディパーチャー・ウォーニング〈車線逸脱警告〉、前車接近警告機能、衝突回避・被害軽減ブレーキ)を標準装備し、リア・ビュー・カメラと、トップ・ビュー+サイド・ビュー・カメラも標準だった。後から加わったグレードや年次改良後の車の装備は、手元の車の取扱説明書で確かめてほしい。

フロントカメラはどこに付けるか

ケンウッドの取付手順では、フロントガラスの上から本体を含めて20%以内で、運転者の前方視界を妨げない位置に付けるとしている。根拠は道路運送車両の保安基準第29条(窓ガラス)と細目告示第195条に基づく細則で、外れると継続検査(車検)に適合しないこと、視界不良による事故を防ぐことを理由に挙げている。

その範囲の中で同じ手順がすすめるのは、助手席側(右ハンドル車なら左側)のルームミラー周辺で、雨の日を想定してワイパーを動かして拭える位置だ。運転席の正面を避け、ルームミラーの操作を妨げない所を選ぶ。本体を付けるときは、レンズの向きが車両の進行方向と水平になるよう角度を合わせる(ユピテルの解説)。

F26 で気をつけたいのは前方監視カメラとの位置関係だ。前方監視カメラの位置と、カメラの前で避けるべき範囲は、車両の取扱説明書か販売店で確かめてから取り付け位置を決める。ケンウッドの取付手順も、運転支援システムのある車は購入した販売店などの専門技術者に相談するよう案内している。

ルームミラー型のドラレコについては、オートバックスの解説が、純正の安全機能用のカメラがある車両では「死角」が出てしまう可能性があると注意している。F26 でミラー型を選ぶなら、店か販売店に取り付けの可否を相談してから買う。

ワイパーで拭える範囲を考えるときは、ワイパーのサイズも合わせて見ておくとよい。サンシェードを使っているなら、ドラレコ本体と当たらないかも確かめておく。

電源の取り方3通りの違い

電源の選び方は、手軽さ、配線の目立ちにくさ、駐車監視の要否、バッテリーへの負担の4つで考える。

電源 手軽さ 配線 駐車監視 バッテリーへの負担
シガーソケット プラグを差すだけ 見えやすい できない エンジンを切ると給電が止まる
ACC 電源 ヒューズボックスでの作業が要る 目立たなくできる できない エンジンを切ると給電が止まる
常時電源 ヒューズボックスでの作業が要る 目立たなくできる できる 長時間の使用で負担がかかる

シガーソケットからとる

シガーソケット(アクセサリーソケット)に付属のプラグを差せば、すぐに使える。エンジンを切ると給電が止まるので、駐車中は録画しない。まず付けて試したい人や、配線が見えても気にならない人はこれで足りる。

ヒューズボックスの ACC 電源からとる

配線を目立たなくしたいときは、シガーソケットではなくアクセサリー電源につなぐ方法がある(オートバックスの解説)。グーネットピットの解説は、ヒューズボックスの ACC 電源から電源をとり、隠しソケットを増設する方法をすすめている。エンジンを切ると給電が止まる点はシガーソケットと同じだ。駐車監視が要らないなら、見た目と手間の釣り合いがいちばん取れるのはこの方法だと思う。

常時電源で駐車監視をする

グーネットの解説によると、駐車監視は駐車中の車の周りを録画する機能で、電源が確保できなければ働かない。シガーソケットや ACC 電源では駐車中の録画ができないため、駐車監視には常時電源への接続が要る。駐車監視の機能を持たない機種もあるので、購入前に確かめる。

同じ解説は、常時電源で長時間電源を使い続けると、バッテリーの寿命を縮めたり、バッテリー上がりを起こしたりする可能性があるとしている。録画時間や電圧で給電を止める設定がドラレコ側や電源ケーブル側にあるかを、ドラレコの取扱説明書で確かめてから使う。

ヒューズボックスから電源をとる手順

作業の前に、車とドラレコの両方の取扱説明書を読んでおく。車種や機種によって設置方法が変わるからだ(グーネットの解説)。

  1. ヒューズボックスを探す。
  2. 検電テスターで、目的の電源(常時電源か ACC 電源か)のヒューズを見分ける。キー位置を変えながら、エンジン(イグニッション)を切ると電気が来なくなるのが ACC 電源、切っても電気が来るのが常時電源だ。
  3. 見分けたヒューズに電源取得用の配線をつなぐ。
  4. ボディアース(車体の金属部分へのアース線の接続)も合わせて行う(グーネットピットの解説)。

ヒューズボックスは運転席や助手席の足元にあることが多いが、場所は車種によって変わる(グーネットの解説)。F26 のヒューズボックスの位置と、どのヒューズが常時電源か ACC 電源かの割り当ては、一次級の出典で確かめられていない。年式と装備に合った車両の取扱説明書と、ヒューズボックスのふたなどに示された配置で確かめ、最後は検電テスターで確かめる。

アース線の共締めや機器の固定に、ステアリングやブレーキなど走行の安全にかかわる部品(保安部品)のボルト・ナットは使わない。オートバックスの解説は、専門店に頼む利点として、ヒューズを飛ばしたり、誤った接続でバッテリーが上がったりする失敗を避けられることを挙げている。つなぐ先を確かめてから配線する。

車内の電装品に手を入れるついでに、電球の型番も整理しておきたい人は次の記事も見てほしい。

フロントカメラの配線を天井からピラー、足元へ通す

天井の内張りから助手席側のピラーへ

電源コードは取付ブラケットに通して少し出しておき、天井の内張り(ルーフライニング)とフロントガラスの境目に押し込んで隠しながら、助手席側のピラー(柱)まで運ぶ(ケンウッドの取付手順・ユピテルの解説)。その先はドアの横を通して足元へ下ろす。

ピラーの通し方とエアバッグへの注意

ピラーの内張りの中に配線が入らない場合は、両面テープ付きのコードクリップで固定する。コードクリップはガラス面には貼らず、ピラーに貼る(ケンウッドの取付手順)。

グーネットピットの解説は、助手席側のドア開口部のゴムと Aピラーカバーを外して内部に配線する方法を紹介しつつ、Aピラーを外すときが最も危険だとして、傷を防ぐために養生テープを使うようすすめている。Aピラーカバーを外さずに、外側を配線止め金具で固定する方法もある。

ドラレコメーカーのケンウッドの取付手順は、サイドエアバッグ装備車などピラー内にエアバッグがある場合、配線方法によってはエアバッグが正しく動作しない恐れがあるとして、購入した販売店に相談するよう案内している。助手席エアバッグが動作する範囲に配線しないことも注意している。F26 のピラー内や天井まわりのエアバッグの配置は、取扱説明書か販売店で確かめてから、ピラーの内張りを外すかどうかを決める。分からないうちは、カバーを外さない外側固定を選ぶほうがよい。

ドアの横から足元、電源まで

ドアを開け閉めしてもコードが挟まらないよう、配線止めなどで固定する。前後に動く助手席のレール部分にも挟まれないように通す(ケンウッドの取付手順)。足元へ下ろしたコードは、ダッシュボードの下側やカーペットの裏などを通して電源の位置まで運ぶ(グーネットピットの解説)。余ったコードはまとめて固定し、ペダルや足の動きに触れない所に収める。

内張りやピラーを触った後で、走行中の車内の音が気になったときは、異音の見分け方を次の記事にまとめてある。

前後2カメラはリアの配線が1本増える

前後2カメラのドラレコは、電源コードとリアカメラケーブルの2本を配線する。ユピテルの解説では、リアカメラケーブルは防水ゴム(ウェザーストリップ)の間に埋め込みながら下まで運び、リアカメラの仮付けには市販の両面テープを使う。配線の方法は車種によって異なるとしている。

オートバックスの解説は、リアカメラの配線を開閉式リアゲートのウインドウまで通し、雨水が車内に入らないよう防水まで行うのは、やや難易度が高くなるとしている。リアゲートのガラスにリアカメラを付けるなら、ゲートの開け閉めでケーブルが引っ張られたり挟まれたりしない通し方を、作業の前に決めておく。貼り付け面がリアガラスの電熱線と重ならないようにも注意する(ユピテルの解説)。

リアゲートまわりを触るなら、荷室の使い方もあわせて見直しておくとよい。

取り付け後に確かめること

内張りを完全に戻す前に、次の順で確かめる。

  1. エンジンをかけ、ドラレコが起動して録画が始まるかを見る。
  2. 実際の映像を見て、路面と空の写り方から画角を合わせる。
  3. 常時電源にした場合は、エンジンを切った後に駐車監視へ切り替わるかを見る。
  4. ドアや助手席を動かして、コードが挟まらないかを見る。
  5. メーターに見慣れない警告灯が点いていないかを見る。

自分で付けるか、店に頼むか

オートバックスの解説によると、配線の少ない一体型のドラレコなどであれば、比較的簡単に DIY で取り付けられる場合もある。一方で、常時電源やヒューズボックスからの配線、前後2カメラのリア配線、運転支援システムやエアバッグへの配慮が要る作業は、不慣れならカー用品店や販売店に頼む選択肢がある。ユピテルの解説も、車両電源直結コードのドラレコは最寄りの専門店へ相談するよう案内している。

F26 なら、シガーソケットにつなぐ一体型は自分で、ヒューズボックスからの配線や前後2カメラは店か販売店に、と分けるのが現実的だ。オートバックスの解説では、店に頼んだ場合の作業時間の目安は次のとおり。

  • シガーソケット接続の一体型: 30分前後
  • 電源配線接続の一体型: 30分〜1時間
  • 前後2カメラ型(配線処理あり): 1時間〜1時間半
  • ルームミラー型: 30分〜1時間

同じ解説では、国産車だけでなく輸入車も作業可能としつつ、一部の特殊な車は作業できない場合があるとしている。頼むときは、F26 であることと取り付けたい機種を伝えて、事前に可否を確かめる。費用はドラレコ本体や電源ケーブルなどの部品代のほかに工賃がかかり、工賃は電源の取り方や前後2カメラかどうかで変わるので、見積もりを先にとる。

よくある質問

上部20%の範囲を外れるとどうなる?

ケンウッドの取付手順では、フロントガラスの上から本体を含めて20%以内の範囲を外れると、継続検査(車検)に適合しないとしている。国土交通省の案内が示す範囲は「上部から20%以内の範囲など」で、迷ったらこの範囲の中に収める。

駐車監視をするにはどの電源が必要?

常時電源が要る。シガーソケットと ACC 電源はエンジンを切ると給電が止まるため、駐車中は録画できない。バッテリーへの負担と給電を止める設定は、電源の取り方の節を見てほしい。

ミラー型ドラレコは付けられる?

付けられるとは言い切れない。オートバックスの解説は、純正の安全機能用のカメラがある車両では死角が出る可能性があると注意している。2014年の国内発表時の F26 は前方監視カメラを使う運転支援装備を標準で備えていたので、店か販売店に可否を相談してから選ぶ。

F26 のヒューズボックスはどこにある?

一次級の出典で確かめられていない。年式と装備に合った取扱説明書と、ヒューズボックスのふたなどの表示で確かめ、どれが常時電源か ACC 電源かは検電テスターで見分ける。

まとめ

最初にやることは、実車の現物を見ることだ。前方監視カメラがどこに付いているか、シガーソケットがどこにあるか、ヒューズボックスのふたにどんな表示があるかを、自分の F26 で確かめる。そのうえで車検証で年式を見て、2014〜2018年の F26 であることと、手元の取扱説明書がその年式に合っていることを確かめる。

位置は国土交通省の案内が示す「フロントガラス上部から20%以内の範囲など」の中で、助手席側のルームミラー周辺に決める。電源は、手軽さならシガーソケット、見た目なら ACC 電源、駐車監視なら常時電源だ。発表時の F26 は前方監視カメラを使う運転支援装備を標準で備えていた車なので、カメラの前を避ける範囲とピラー内のエアバッグの配置は取扱説明書か販売店で確かめてから手を付け、迷ったら店か販売店に相談すればよい。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、車種ごとの記事と、車種を横断した早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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