駐車場でハンドルを切ると「コトコト」、朝一番の始動で乾いた「カラカラ」、高速に乗れば速度に比例して「ゴーゴー」——F26型のX4で耳につく音は、発生源がエンジン・ステアリング・駆動系・タイヤに散らばっている。切り分けの手がかりは3つ。日本仕様が直4のN20と直6のN55という性格の違うエンジンを積むこと、全車が8速AT+xDriveで回転部品が多いこと、純正タイヤが前後で幅の違う19インチであること。音の種類と発生条件を対応づければ、ディーラーに持ち込む前に「様子を見てよい音」と「早めに見せる音」をおおよそ分けられる。
F26型X4の異音を切り分ける3つの前提
F26型のX4は2014年8月21日に日本で発表された初代モデルで、生産期間は2014年7月から2018年3月まで。プラットフォームは同世代のX3(F25)と共通で、足回りや駆動系の部品も多くを共有する。まず車体側の構成を押さえると、音の正体に当たりがつく。
日本仕様は3グレード・エンジンは2系統
日本に導入されたのは xDrive28i、xDrive35i、そして2016年1月14日に受注が始まった M40i(左ハンドルのみ)の3グレード。エンジンは直列4気筒と直列6気筒の2系統に分かれる。
| グレード | エンジン | 排気量 | 最高出力 | 最大トルク |
|---|---|---|---|---|
| xDrive28i | N20B20A 直列4気筒ターボ | 1,997cc | 245ps/5,000rpm | 350Nm/1,250-4,800rpm |
| xDrive35i | N55B30A 直列6気筒ターボ | 2,979cc | 306ps/5,800rpm | 40.8kgm/1,200-5,000rpm |
| M40i | 直列6気筒 M Performanceツインパワー・ターボ | 3.0L | 360ps(265kW)/5,800rpm | 465Nm(47.4kgm)/1,350-5,250rpm |
自車が直列4気筒のN20(xDrive28i)か、直列6気筒(xDrive35i/M40i)かで、疑うべき部位の優先順位が変わる。N20は樹脂製のタイミングチェーンガイド、N55はオイル漏れと補機類というように、弱点の出方が違うためだ。車検証とグレード表記を先に確認しておく。
全車が8速AT+xDrive
F26型は全グレードが8速AT(ZF製)とxDriveの組み合わせ。四輪駆動はトランスファー、フロントデフ、リヤデフ、プロペラシャフトと回転部品が増える。後輪駆動のセダンより音源が多く、「車速に同期する音」がタイヤ由来なのか駆動系由来なのかで迷いやすい構造になっている。逆に言えば、エンジン回転に同期するか車速に同期するかを見るだけで、候補は半分に絞れる。
前後で幅の違う19インチ
日本仕様のxDrive28i/xDrive35iは、前245/45R19・後275/40R19という前後異サイズの19インチが標準。M40iはBMWの公式発表で前245/40ZR20・後275/35ZR20とさらに大径になる。扁平率の低いタイヤはサイドウォールが硬く、荒れた路面でゴーゴーというロードノイズが出やすい。前後でサイズが違うため前後ローテーションで摩耗を均せず、偏摩耗がそのまま音として出やすいのもF26の性格。
症状別の早見表と緊急度
音の種類と発生条件を突き合わせると、疑う部位はかなり絞れる。ここで当たりをつけてから、該当するセクションを読む。
音の種類から当たりをつける
| 音の種類 | 出やすい場面 | 疑わしい部位 | 緊急度 |
|---|---|---|---|
| カラカラ・ガラガラ(金属音) | 暖機後も消えない | タイミングチェーンの伸び・ガイド割れ(N20) | 高 |
| 笛のような高い音 | エンジン回転に同期 | 割れたチェーンガイドの干渉(N20) | 高 |
| キュルキュル | 始動直後・雨天時に増大 | 補機ベルトの劣化・テンショナー不良 | 中 |
| ゴロゴロ・ウィーン | エンジン回転に同期 | 電動ウォーターポンプ/オルタネーターのベアリング | 中〜高 |
| ガラガラ(重い低音)+振動 | アイドリング時 | エンジンマウントの劣化 | 中 |
| カチカチ | 始動直後・アイドリングが荒れる | VANOS(可変バルブタイミング)の不調 | 中 |
| コトコト(ハンドルから) | 段差・低速の操舵時 | ステアリングラックのガタ | 中 |
| ゴトゴト(足回りから) | 段差・不整路・制動時 | テンションロッドブッシュの亀裂 | 中 |
| ウーン(車速に同期する唸り) | 走行中ずっと | トランスファー/デフのベアリング | 高 |
| ガツンという衝撃を伴う音 | 変速時 | 8速ATのメカトロニクス・油圧系 | 高 |
| ゴーゴー(速度に比例) | 高速・荒れた路面 | タイヤの偏摩耗・ハブベアリング | 低〜中 |
| キーキー | 低速の制動時 | ブレーキパッドの鳴き | 低 |
緊急度の見分け方
軸は3つ。①暖機すると消えるか ②警告灯・振動・変速ショックを伴うか ③以前から変わったか。暖機後も残る金属音、車速に比例して大きくなる唸り音、変速ショックを伴う音は、放置すると修理費が桁で変わる。逆に、冷間時だけ出て暖機で消える音や、低速の制動時だけの高い鳴きは、様子見の範囲に収まることが多い。
エンジン周りの異音(N20とN55で疑う場所が違う)
エンジン側の音は、自車のエンジンで候補が変わる。ボンネットを開けて目視できる範囲もあるので、順に見る。
xDrive28i(N20)のタイミングチェーン
N20エンジンで広く知られているのが、タイミングチェーンの伸びと、樹脂製チェーンガイドの割れ。BMW整備の現場でも「N20/N26:タイミングチェーン伸び」がF型の定番故障として挙げられ、N系エンジンではチェーン音に敏感になるよう促されている。
割れたガイドがチェーンに干渉すると、「笛を吹くような高い音」という独特の音が出るという報告が海外フォーラム経由で共有されており、北米ではBMWがこの件で保証を延長した経緯もある。放置するとバルブタイミングがずれ、最悪の場合はピストンとバルブが衝突してエンジンが再起不能になる。暖機しても消えないカラカラ音や、聞き慣れない高い音が出た時点で診断に回す。
xDrive35i・M40i(直6)のオイル漏れと補機
N55の定番トラブルは、バルブカバー(樹脂製のシリンダーヘッドカバー)のひび割れによるオイル漏れ、オイルフィルターハウジングからの漏れ、高圧燃料ポンプ(HPFP)の不調、そしてVANOS(可変バルブタイミング)周りの不調。樹脂ヘッドカバーは補修が効かず、カバーごとの交換になる。
音として出るのはVANOS側で、カチカチという作動音が目立つようになったり、始動直後のアイドリングが荒れたりする。オイル漏れ自体は音を出さないが、漏れた油が熱い排気系に落ちると焦げた匂いを伴うため、音と一緒に匂いの変化があるならエンジン上部を疑う。予防としてはオイル交換の短縮が効き、専門店では5,000〜7,000kmごとの交換を挙げる例が多い。
電動ウォーターポンプのゴロゴロ音
N20・N55とも冷却水の循環に電動ウォーターポンプを使う。これはBMWのF型で定番故障として扱われ、整備の現場では8〜10万kmでの交換が推奨されている。ベアリングが傷むと「ゴロゴロ」「ウィーン」という回転音が出るが、前触れなく突然停止する例も多く、その場合は音より先に水温警告と電動ファンの全開が来る。水温計に異常が出たら走行を続けない。
この電動ウォーターポンプのコネクタは、後述のリコールにも関わる部位。エンジンルーム由来の音を追うときは、自車がリコール対象かを先に確認しておくと二度手間にならない。
キュルキュルは補機ベルト・テンショナー
始動直後や雨天時に大きくなる「キュルキュル」は、補機ベルトの劣化やベルトテンショナーの不具合が典型。F26の12か月点検でも、ファンベルトにひびが入っていた実例が整備記録として公開されている。ベルト表面の細かいひび割れはボンネットを開けた目視でも確認できるので、音が出始めたら真っ先に見る。放置してベルトが切れると、発電と冷却が同時に止まる。
ハンドルのコトコト音はステアリングラックを疑う
F26で報告があり、かつ自力では直せないのがステアリング由来のコトコト音。ここにはF26固有の事情がある。
F26で「たまにある症状」とメーカーのリペアキット
愛知県の輸入車整備工場が公開しているF26の整備記録に、「ハンドルがコトコトする」という訴えでの入庫例がある。点検の結果、ステアリングのラック側にガタが出ており、整備工場は「この型ではたまにある症状です」と説明している。
この症状に対しては、メーカーからリペアキットが供給されている。キットにはOリングが追加されていたり、当たり面にシートが追加されていたりと、初期部品からの対策が織り込まれている。同じ記録では、リペアキット交換後にガタが消え、ハンドルのコトコト音も止まっている。リペアキットで解消しない場合はラックアッセンブリー交換に進み、金額の桁が変わる。ハンドルからの音は自己判断で放置せず、BMWを診られる工場に持ち込む。
テンションロッドブッシュの亀裂
同じF26の整備記録では、フロント左右のテンションロッドのブッシュに亀裂が入っていた。ブッシュのゴムが切れると、段差や制動時に「ゴトゴト」という鈍い音が出て、ブレーキ時にハンドルが振れることもある。ハンドルからの音か足回りからの音かは、同乗者に助手席で聞いてもらうと切り分けが速い。この2つはF26で同時に見つかることがあるため、片方が出たらもう片方も点検してもらう。
駆動系(8速AT・トランスファー)の異音
xDriveは回転部品が多い分、車速に同期する音の候補も多い。エンジン回転ではなく車速に連動するか——ここが最初の分岐点になる。
変速ショックを伴う音
8速ATは信頼性の高いユニットだが、壊れ方は2通りある。内部の機械的な故障ではトランスミッションの中から異音が出て、変速を制御するメカトロニクスがショートするとヒューズが飛ぶ。国内の整備例では、メカトロニクス故障で新品トランスミッション交換をディーラーに見積もったところ、約150万円という金額が出た報告がある。
BMWはATFを基本的に無交換指定としているが、専門店ではF型で7〜8万km以内の交換を挙げる例が多い。ただしすでに変速ショックやスベリが出ている状態でATFだけを交換すると、症状が悪化する場合がある。異常が出てからのフルード交換は、工場と相談してから決める。
トランスファー・デフのうなり音
車速に比例して大きくなる「ウーン」という唸り音が、タイヤを点検しても消えない場合はトランスファーやデフのベアリングを疑う。BMWのトランスファーはデフと同様にオイルシール以外の部品供給がなく、内部のベアリングが傷むと本来はユニット交換になる。国内の修理例では、ユニット交換の見積もりが80万円に達したケースがある(この例ではオーバーホールで対応している)。
予防はトランスファーオイル・フロントデフオイル・リヤデフオイルの定期交換。それぞれ指定オイルが異なり、規格違いのオイルを入れると作動不良や異音の原因になる。加速時や後退時にハンドルを切ると音や振動が出るという症状は、これらのオイル交換で改善した例がある。
タイヤ・ブレーキ由来の音
車速に比例する連続音と、制動時だけの音は発生源が違う。ここは自分でも確認しやすい領域。
前後異サイズのタイヤとゴーゴー音
速度に比例して大きくなる「ゴーゴー」は、まずタイヤを疑う。F26の純正は前後で幅の違う19インチ(M40iは20インチ)で扁平率が低く、BMWが長く純正採用してきたランフラットならサイドウォールはさらに硬い。前後異サイズは前後ローテーションができないため偏摩耗が進みやすく、それがロードノイズの増大として表面化する。左右の入れ替えと空気圧の点検で改善するかをまず見る。それでも消えず、特定の速度域でだけ唸るならハブベアリングの可能性が上がる。
ブレーキのキーキー音
低速の制動時に出る「キーキー」は、欧州車で出やすい鳴き。BMWは制動力を優先して金属成分の多いパッドを純正採用しており、純正の組み合わせのままでも鳴きは出る。摩耗したローターに新品パッドを当てたときの当たり不良も原因になる。パッド裏やシムへの鳴き止めグリス塗布、パッドの面取りで緩和できるが、制動力の落ちる社外パッドで音だけ消すのは筋が悪い。パッド残量の警告が出ているなら、それは鳴きではなく交換時期のサイン。
インテークパイプのリコール(2025年6月届出)を先に確認する
エンジンルームの音を追う前に、自車がリコール対象かどうかを確認しておく。
対象にX4 xDrive28iが含まれる
2025年6月9日、BMWは18車種・21,385台のリコールを届け出た。2011年8月11日から2018年6月29日に製造された車両が対象で、対象車種のリストに X4 xDrive28i が含まれている(xDrive35i は含まれない)。3シリーズ、5シリーズ、X1、X3、Z4など、N20系エンジンを積むF型が広く対象になっている。
内容は、インテークパイプシールの設計検討が不十分なため、傷などによりインテークパイプ内に溜まったブローバイ凝縮液が、インテークパイプとターボチャージャーの接続部から漏れることがあるというもの。漏れた液が真下にあるウォーターポンプのコネクタに滴下すると端子が腐食し、短絡して異常過熱・火災に至るおそれがある。
改善措置と確認方法
改善措置は、インテークパイプシールの点検と劣化時の交換、ウォーターポンプコネクタの点検と清掃または交換、そして全コネクタへのスプラッシュガードキャップの追加。F26のオーナーからも、2025年6月末にこの作業を受けた記録が上がっている。
ウォーターポンプ周りは異音の原因としても挙がる場所なので、音の相談で入庫するときに自車が対象かを併せて確認しておくと効率がよい。BMW公式サイトのリコール等検索で、車台番号から照会できる。
入庫前にやる切り分けと記録
異音は再現しないと診断が進まない。持ち込む前に情報を揃えておくと、預ける日数と工賃が減る。
記録する4項目
- 音の種類(カラカラ/キュルキュル/ゴロゴロ/コトコト/ゴーゴー など)と鳴っている長さ
- 発生条件(冷間始動時/暖機後/発進時/段差/制動時/操舵時/高速走行時)
- 同期する対象(エンジン回転に連動するか、車速に連動するか、どちらでもないか)
- 音以外の症状(警告灯、変速ショック、振動、匂い)と、そのときの走行距離
再現条件を絞り込む
停車したままアクセルを煽って音が変わればエンジン回転側、走行速度に比例して大きくなるならタイヤ・ハブ・駆動系側。段差でだけ鳴るなら足回りか内装、ハンドルを切ったときだけならステアリング系。窓を開けて音が変われば車外側、変わらなければ車内側と分けられる。スマートフォンで録音しておけば、入庫時に再現しなかった場合でも伝わる。
グレードを添えて伝える
車検証の型式に加えて、グレード(28i/35i/M40i)をメモしていくだけで、工場側の当たりの付け方が変わる。N20と直6では定番の故障箇所が違うため、「28iで暖機後も消えないカラカラ音」と伝えるだけで、タイミングチェーンが候補の上位に来る。
部位別の修理費用の目安
音の段階で手を打つか、症状が進んでから動くかで、金額は桁単位で変わる。
エンジン補機・タイミングチェーン
| 部位 | 費用目安(工賃込み) |
|---|---|
| 補機ベルト交換 | 15,000〜30,000円 |
| ベルトテンショナー交換 | 30,000〜50,000円 |
| エンジンマウント交換 | 40,000〜80,000円 |
| ウォーターポンプ交換 | 60,000〜100,000円 |
| タイミングチェーン交換 | 150,000〜300,000円 |
音の段階で動けばベルトやテンショナーで収まるが、タイミングチェーンまで進むと桁が変わる。金額はBMW・MINI専門の整備工場が示す一般的な目安で、実際の見積もりは車両状態と工賃設定で動く。
駆動系は幅がさらに大きい
トランスファーはユニット交換の見積もりで80万円に達した例、8速ATはメカトロニクス故障からトランスミッション新品交換で約150万円という見積もり例が、いずれも国内の整備記録として公開されている。オーバーホールや中古ユニットで金額を下げられる場合もあるが、選択肢の数は音の段階で相談に入れたかどうかで決まる。
よくある質問
28iのカラカラ音は放置しても平気ですか
暖機してエンジンが温まっても消えない金属音なら、放置しない。N20エンジンはタイミングチェーンの伸びと樹脂製ガイドの割れが定番故障として知られ、割れたガイドがチェーンに干渉すると笛のような高い音が出るという報告がある。進行するとバルブタイミングがずれ、ピストンとバルブの衝突でエンジンが再起不能になる。冷間時だけ出て暖機で消える音は様子見の範囲だが、暖機後も残る音は診断に回す。
ハンドルからのコトコト音はどこが悪いのですか
F26ではステアリングラック側のガタが原因になっていた実例がある。整備工場も「この型ではたまにある症状」と説明しており、メーカーからOリング追加などの対策が入ったリペアキットが供給されている。実際にリペアキット交換でガタと音が消えた記録があるため、自己判断で放置せず、BMWを診られる工場に持ち込む。フロントのテンションロッドブッシュの亀裂が同時に見つかることもある。
ランフラットタイヤを普通のタイヤに替えると静かになりますか
ロードノイズは下がる。ランフラットはサイドウォールが硬く路面入力を伝えやすいため、ノーマルタイヤへ替えると静粛性と乗り心地は上がる。ただしパンク時にそのまま走り続けられなくなるため、応急修理キットやロードサービスの備えを前提に判断する。F26は前後で幅が違うので、履き替えても前後ローテーションができない点は変わらない。
車速に比例する唸り音はタイヤですか駆動系ですか
まずタイヤの偏摩耗と空気圧を点検し、左右を入れ替えて音の出方が変わるかを見る。変化があればタイヤ由来。変わらず、特定の速度域で唸りが強くなるならハブベアリング、走行中ずっと唸り続けるならトランスファーやデフのベアリングが候補になる。xDriveはトランスファーと前後デフで回転部品が多く、ここが傷むと修理費が跳ね上がるため、早めに診断へ回す。
異音でディーラーに行くとき何を伝えればよいですか
音の種類、発生条件(冷間/暖機後/発進時/段差/制動時/操舵時)、エンジン回転と車速のどちらに同期するか、警告灯・振動・匂いの有無、走行距離、そしてグレード(28i/35i/M40i)の6点を控えていく。N20と直6では定番の故障箇所が違うため、グレードを伝えるだけで候補が絞れる。スマートフォンで録音した音があると、入庫時に再現しないタイプの異音でも伝わりやすい。
まとめ:型式で疑う場所を変え、音の段階で動く
F26型X4の異音は、エンジン(N20のタイミングチェーン/直6のオイル漏れ・VANOS・電動ウォーターポンプ)、ステアリングラックのガタ、8速AT・トランスファーの駆動系、前後異サイズのタイヤという4系統に整理できる。暖機で消える音や制動時だけの鳴きは様子見の範囲、暖機後も残る金属音・車速に比例する唸り音・変速ショックを伴う音は早めに診断へ——この線引きが、そのまま修理費の桁を分ける。自車が28i(N20)か35i/M40i(直6)かを添え、音の種類・発生条件・同期する対象を控えてから入庫すれば、診断はそこから速く進む。そしてエンジンルームの音を追う前に、2025年6月届出のリコール対象かどうかを確認しておく。

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