BMWX4 F26 バルブ型番|D1S・H7とLEDフォグ

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夜にヘッドライトの片側だけが暗くなった、バックランプの色を白くそろえたい——BMW X4(F26)で球を替えようとすると、最初に引っかかるのが型番だ。日本で売られたF26はヘッドライトがキセノン(HID)で、ロービームはD1S、ハイビームはH7という組み合わせになる。フォグランプは純正のLEDユニットで電球の差し替えができず、手を入れる余地が大きいのはリア周りと室内灯のほうだ。バルブメーカーの適合表とF26専門店の作業記録を突き合わせ、位置ごとの型番と交換時の注意点を一覧にした。

目次

BMWX4(F26)のバルブ型番早見表

X4(F26)は2014年8月から2018年8月まで販売され、型式はXW系にあたる。バルブメーカーfclの適合表とBMW専門店のF26作業記録を照合すると、灯火の位置ごとの構成は次のようにまとまる。

灯火の位置 バルブ型番 補足
ロービーム(キセノン仕様) D1S 85V 35W・PK32d-2口金
ロービーム(ハロゲン仕様) H7 12V 55W・PX26d口金
ハイビーム H7 12V 55W・純正品番63217160781
フォグランプ LED 純正LEDユニット。電球の設定なし
リアウインカー S25(180度ピン) アンバー
ブレーキランプ PW24W
バックランプ S25 白色LED化の対象になりやすい
ナンバー灯 LED 純正LEDユニット
ルームランプ類 T10 ほか グローブボックスは37mmフェストン

日本仕様のF26はキセノン(HID)ヘッドライトが基本で、ロービームはD1Sになる。fclの適合表でも、X4(F26)XW型・平成26年8月〜平成30年8月がHID仕様車として登録され、ロービームはHID(D1S)、フォグランプはLEDと記載されている。電球として交換できる位置と、純正LEDで交換できない位置が混在するのがF26の特徴だ。

ヘッドライトの仕様でロービームの型番が変わる

F26のロービームは、ヘッドライトがキセノンかハロゲンかで型番が入れ替わる。ここを取り違えると、買ったバルブが物理的に刺さらない。

日本仕様はキセノン(HID)のD1Sが基本

国内のバルブ適合表がX4(F26)をHID仕様車として扱っていることからも分かるとおり、日本で流通したF26のロービームはD1Sの放電管が中心だ。D1Sは85V 35W・PK32d-2口金で、球単体では光らず、イグナイター(点灯器)とバラストが組み合わさって放電する。バーナーが寿命に近づくと白色から赤みやピンクがかった光に変わり、明るさも落ちてくるため、色の変化は交換時期のサインとして分かりやすい。

ハロゲン仕様のロービームはH7

海外の適合データベースでは、F26(2013-2018)のロービームをハロゲン仕様=H7(12V 55W・PX26d)、キセノン仕様=D1S(85V 35W・PK32d-2)と併記している。並行輸入車やハロゲンヘッドライトの個体を扱う場合は、この2種類のどちらに当たるかで買うものが変わる。

実車での見分け方

キセノンは青白く透き通った光で、点灯直後から明るさが立ち上がる。ハロゲンは黄色みを帯びた光で、じわりと明るくなる。夜間にライトを点けて色を見るのがいちばん早い。判別に自信が持てないときは、車台番号をディーラーの部品窓口に伝えれば、装着されているヘッドライトの仕様から正しい型番を照合してもらえる。

ハイビームはH7|純正品番から確認できること

ロービームがD1SのF26でも、ハイビームは電球のH7が使われる。ここはキセノン車でも交換の対象になる位置だ。

純正H7の規格とF26への適合

BMW純正のH7バルブ(品番63217160781・12V 55W)の適合車種一覧には、F26 X4(2015-2018)のX4 28i xDrive、X4 35i xDrive、X4 M40i xDriveが並んでいる。日本仕様のF26はロービームがD1Sの放電管なので、このH7が入るのはハイビーム側になる。ハイビームは点灯時間が短く、ロービームより切れにくい傾向がある。とはいえ左右で色味や明るさに差が出ると見た目に響くため、片側が切れたら両側そろえて新品にすると仕上がりが安定する。

D1SとH7は口金も点灯方式も違う

D1Sは放電管、H7はフィラメントを光らせるハロゲン球で、口金の形も点灯の仕組みも別物だ。キセノン仕様のロービームにH7は入らず、逆にハイビームの穴にD1Sを差すこともできない。「F26のヘッドライトはH7」という情報だけを見て買うと、ハイビーム用の球がロービーム用として届く形になる。位置と型番はセットで確認したい。

フォグランプは純正LED|電球の差し替えはできない

F26のフォグランプは、fclの適合表で「LED」と記載されている。つまり工場出荷時からLEDユニットが組まれており、ハロゲン球を抜いて差し替えるという交換の形が取れない。

フォグを明るくしたい、あるいは色を変えたいという場合、F26では球の交換ではなくユニットごとの交換や社外品への置き換えという話になる。LEDユニットが点灯しなくなったときも、電球1個の交換では済まず、ユニット交換の見積もりになるのが一般的だ。海外仕様やハロゲンフォグを持つ個体では事情が変わるため、自分の車のフォグにバルブが刺さっているかどうかは、実車で確認してから部品を探したい。

リア周りの型番はS25とPW24W

電球として交換できる位置がまとまっているのがリア周りだ。BMW&MINI専門店がF26に施工した作業記録と、F26オーナーの整備手帳の両方で、同じ型番が確認できる。

リアウインカー:S25(180度ピン)のアンバー

リアのウインカーはS25の電球で、ピンの配置が180度のタイプが使われる。S25には150度ピンの品もあり、ここを間違えるとソケットに固定できない。購入時は「S25・180度ピン・アンバー」の3点をそろえて選ぶと取り違えを避けられる。

ブレーキランプ:PW24W

ブレーキランプはPW24Wが使われる。F26の作業記録でも、専門店・オーナーの双方がブレーキ側をPW24Wとして交換している。PW24Wは口金が樹脂ベースの独特な形で、S25やT20とは互換性がない。

バックランプ:S25(ホワイト)

バックランプもS25の電球だ。純正はハロゲン系の黄色みがかった光で、後退時の見え方を白くしたいという理由から、白色LEDへの交換対象になりやすい位置になる。

ナンバー灯:純正LED

ナンバー灯はF26では純正でLEDが入っている。より白くしたい場合は、電球の差し替えではなくLEDユニットごと置き換える形になる。テールランプ本体もLED発光のため、リアで電球として触るのはウインカー・ブレーキ・バックランプの3か所が中心だ。

室内灯はT10と37mmフェストンが中心

車内の照明もF26では電球が残っている位置がある。専門店の作業記録によると、フロントとリアのルームライト、前後ドアのカーテシーライト、ラゲッジルームライトはいずれもT10の電球で、グローブボックス内のライトは37mmのフェストン球(両端が尖った筒状の球)だ。バニティミラーのライトも電球が使われる。

室内灯は外装と違って車検の基準に直接関わらないため、色や明るさを自分の好みで選びやすい位置になる。一方でフットライトは純正でLED基板が入っており、こちらは球の差し替えではなくユニット単位の交換になる。

LED化で出る球切れ警告とハイフラへの対策

BMWは球切れをコンピューターで監視しており、消費電力の小さいLEDに替えると「電球が切れている」と誤検知しやすい。F26も例外ではない。

球切れ警告(バルブモニタリング)

専門店がF26にLEDを施工した記録でも、装着とあわせて「球切れチェックキャンセル」のコーディングが実施されている。警告を消すには、CANバス対応をうたう製品を選ぶ、抵抗器(キャンセラー)を追加する、コーディングで球切れ監視を切る——のいずれかが要る。無対策の安いLEDだけを入れると、メーター内の警告表示が消えないまま残ることになる。

ウインカーのハイフラ

ウインカーをLEDに替えると、電流が減ったぶん点滅が速くなるハイフラッシュ(高速点滅)が起きる。fclの適合表にも、ウインカーにLEDバルブをそのまま装着した場合はハイフラになるため、ハイフラ防止リレーまたは防止抵抗器を別途用意するよう注意書きが添えられている。ハイフラのまま公道を走ると、方向指示器の点滅回数が保安基準の範囲を外れる可能性がある。

バルブ交換の手順と注意点

交換の難しさは位置によってかなり違う。リア周りは工具が少なくても進められるが、ヘッドライト側は扱う電圧が上がる。

ロービーム(D1S)を触るときの注意

D1Sはバラストで昇圧された高電圧で点灯する。作業前にライトを消してしばらく置き、可能ならバッテリーのマイナス端子を外してから触れる。ガラス面に皮脂が付くと点灯時の熱で寿命が縮むため、発光部は素手で握らない。高電圧を扱う位置なので、手順に不安があるなら整備工場やディーラーに任せたほうが結果的に安く付くことも多い。

リアのウインカー・バックランプの外し方

リア側はラゲッジ内張りの一部を外し、テールランプを固定するナットを緩めてランプユニットを引き抜く流れになる。F26の整備手帳では、内張りを外し、2か所の固定を解いて3つのクリップを外すとバルブのソケットにたどり着けると記録されており、作業時間は30分ほどで初級レベルとされている。ソケットは回して外す方式で、抜いたら新しい球を差し込み、逆の手順で戻す。LED球には向きがあり、装着の向きを90度変えるだけで明るさや配光が変わるため、点灯を確認してから内張りを戻すと二度手間を避けられる。

購入前に確認しておきたいこと

  • ヘッドライトがキセノンかハロゲンかを実車で見分ける(ロービームがD1SかH7かの分かれ目)。
  • ハイビームはH7で、キセノン車でも電球のまま残っている。
  • フォグは純正LEDのため、電球の型番を探しても見つからない。
  • リアウインカーのS25は180度ピンを選ぶ。150度ピンは固定できない。
  • LED化するなら、CANバス対応・キャンセラー・ハイフラ防止のどれで警告に対処するかを先に決める。
  • 年式や仕向け地が適合表の範囲から外れる個体は、車台番号でディーラーに照合してもらう。

よくある質問

F26のロービームはD1SとH7のどちらですか?

ヘッドライトの方式で決まる。キセノン(HID)仕様ならD1S、ハロゲン仕様ならH7になる。国内のバルブ適合表はX4(F26)XW型・平成26年8月〜平成30年8月をHID仕様車として扱っており、日本で流通した個体はD1Sが基本だ。グレード名や型式だけでは断定できないため、夜にライトの色を見る(青白ければキセノン)か、車台番号でディーラーに照合してもらうと間違いがない。

F26のフォグランプをLEDバルブに交換できますか?

F26のフォグは純正でLEDユニットになっており、電球を抜いて差し替えるという交換ができない。明るさや色を変えたい場合は、球ではなくユニット側の交換を検討する形になる。適合表でフォグの型番を探しても見つからないのは、そもそも電球の設定がないためだ。

リアウインカーのS25は180度ピンと150度ピンのどちらですか?

F26のリアウインカーは180度ピンのS25だ。専門店の施工記録もオーナーの整備手帳も、いずれも180度ピンのS25アンバーを使っている。150度ピン(段違いピン)の製品はソケットに正しく収まらないため、商品ページのピン角度の表記を見てから買うとよい。

LEDに替えると警告灯が出るのはなぜですか?

BMWは各灯火の消費電流を監視して球切れを検知している。LEDは電球より消費電流が小さいため、車両側が「球が切れた」と判断して警告を出す。CANバス対応品を選ぶ、抵抗器を追加する、コーディングで監視を切る、のいずれかで対処する。F26に施工している専門店も、LED装着とセットで球切れチェックのキャンセルを行っている。

まとめ

BMW X4(F26)のバルブは、ロービームがキセノン仕様でD1S、ハロゲン仕様でH7、ハイビームは共通でH7になる。フォグランプとナンバー灯、テールランプは純正LEDのため電球の交換対象から外れ、実際に球を替えられるのはヘッドライトとリアのウインカー(S25・180度ピン)、ブレーキ(PW24W)、バックランプ(S25)、そして室内灯のT10やフェストン球だ。型番を分けるのはグレードではなくヘッドライトの点灯方式なので、まず自分の車がキセノンかハロゲンかを見分けてから選ぶと失敗しない。LED化する場合は、球切れ警告とハイフラへの対策を製品選びの段階で織り込んでおきたい。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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