BMW3シリーズ F30 バルブ型番|H7・D1S早見表

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BMW3シリーズ(F30)のヘッドライトが暗くなってきた、あるいは球が切れたとき、交換用バルブを選ぶ前に確かめたいのがヘッドライトの仕様だ。F30はハロゲン車とキセノン(HID)車でロービームの型番が変わり、ハロゲンはH7、キセノンはD1Sを使う。ハイビームはどちらもH7、フォグランプはH8が基本になる。純正系の適合データを突き合わせて、仕様の見分け方から各バルブの型番、交換時の注意点までを一度に整理する。

目次

BMW3シリーズ(F30)のバルブ型番早見表

国内外のバルブ適合データベースを照合すると、F30セダンの主なバルブ構成は次のようにまとまる。ロービームだけがヘッドライトの仕様(ハロゲン/キセノン)で分かれ、そのほかの位置は共通と考えてよい。

灯火の位置 ハロゲン仕様 キセノン(HID)仕様
ロービーム H7 D1S
ハイビーム H7 H7
フォグランプ H8 H8
フロントウインカー PY24W PY24W
デイライト(DRL)・車幅灯 PW24W LED(コロナリング)

ロービームがH7かD1Sかは、車のヘッドライトがハロゲンかキセノンかで決まる。型式(3B20など)やグレード名だけでは判別できないため、実車のライトを確認してから型番を選ぶのが確かな進め方になる。リアのテールランプやブレーキランプはF30では純正でLEDが組み込まれており、電球を差し替える構造ではない。ナンバー灯も多くの個体でLEDモジュールが標準になっている。バルブ交換で手を入れる余地が大きいのは、フロントのヘッドライトとフォグ、ウインカー周りだ。

ハロゲン仕様かキセノン仕様かの見分け方

同じF30でも、初期の320iなどはハロゲンヘッドライトが標準の個体があり、上位グレードやオプション装着車はキセノン(HID)を備える。ロービームの型番を間違えないために、購入前に自分の車の仕様を判断しておきたい。

光の色と点灯の仕方で見分ける

ハロゲンは電球が温まるように黄色みを帯びた光でじわりと点灯する。キセノン(HID)は青白い透き通った光で、点灯直後に明るさが立ち上がる。夜間にエンジンをかけてライトを点けたとき、白く鋭い光ならキセノン、あたたかみのある黄色い光ならハロゲンと見分けやすい。

コロナリング(イカリング)の形を見る

F30のキセノン車は、ヘッドライト内側のリング状の光(コロナリング)がLEDで点灯し、いわゆるイカリングとして光る。この光り方がくっきり白いほどキセノン系の装備である可能性が高い。リング状のポジション光がLEDで点いていれば、ロービームはD1Sの可能性が高い。なお令和1年のマイナーチェンジでリングの形状がヘキサゴン(六角形)寄りに変わっており、年式による見た目の違いも判断のヒントになる。

ヘッドライトバルブの型番詳細

ヘッドライトは車の顔になる部分で、ロービームとハイビームで別々のバルブが入る。F30では両者の役割と型番がはっきり分かれている。

ロービーム:ハロゲンはH7・キセノンはD1S

ハロゲン仕様のロービームはH7(12V 55W・PX26d口金)が指定されている。キセノン(HID)仕様は放電管のD1S(85V 35W・PK32d-2口金)で、球単体ではなくバラスト(安定器)と組み合わさって点灯する。D1SはBMW純正の設定があり、部品番号としては63217217509などが流通している。H7とD1Sは口金も点灯方式もまったく異なるため、仕様に合わない側を買うと物理的に装着できない

ハイビーム:H7で共通

ハイビームはハロゲン車・キセノン車ともにH7が使われる。キセノン車であっても、ロービームがD1SでハイビームはハロゲンのH7という組み合わせになっているのがF30の基本構成だ。ハイビームは点灯時間が短く劣化しにくいため、ロービームより交換頻度は低い傾向がある。ただしバーナー(電球)の寿命は使用状況で差が出るため、片側が切れたら左右そろえて交換すると明るさや色味の左右差が出にくい。

フォグランプ・フロントウインカーの型番

ヘッドライト以外で交換対象になりやすいのが、フォグランプとフロントのウインカーだ。ここもF30では型番が定まっている。

フォグランプ:H8が基本

F30純正フォグランプのバルブはH8(12V 35W)が基本になる。社外品の適合表ではH8とH11が併記される場合があるが、これは両者がPGJ19系の近い口金を持ち互換扱いされることがあるためだ。フォグはH8を基準にしつつ、購入前に実車の口金がH8かH11かを確認しておくと取り違えを避けやすい。ディーラーオプションや社外フォグを装着した個体では、純正と型番が違うこともある。

フロントウインカー:PY24W/デイライト:PW24W

フロントのウインカーはPY24W(アンバー)が使われる。ハロゲンヘッドライトの車では、昼間点灯するデイライト(DRL)にPW24Wの電球が入る。一方キセノン系の車はコロナリングがLEDでデイライトと車幅灯を兼ねるため、この位置に電球は無い。ウインカーをLED化する場合は、点滅が速くなるハイフラ現象や球切れ警告が出やすいため、対策品を選ぶ必要がある。

リア周り・ナンバー灯の構成

F30はリアのコンビネーションランプにLEDを多用しており、テールランプとブレーキランプは純正でLED発光する。そのため後方はヘッドライト側ほどバルブ交換の対象が多くない。

バックランプ(後退灯)は電球が使われる個体が多く、白色LED化の対象になりやすい位置だ。ナンバー灯は多くのF30でLEDモジュールが標準になっている。リアのウインカーやバックランプの型番は年式・仕向け地で差が出るため、後方の電球を交換する場合は、実際にレンズを外して口金の形を確認するか、車台番号をもとにディーラーの部品窓口で照合するのが早い。

LED・HID化で気をつけたい警告灯とキャンセラー

BMWは球切れをコンピューターで監視しており、消費電力の小さいLEDに替えると「電球が切れている」と誤検知して警告灯やメッセージが出やすい。これはF30を含む輸入車で共通して起きやすい現象だ。

LED化する際は、CANバス(車両ネットワーク)対応をうたった製品や、抵抗器(キャンセラー)を組み合わせる方法で誤警告を抑える。ウインカーのLED化ではハイフラ防止用の抵抗やICリレーが要る場合もある。純正の警告制御を回避したいなら、コーディングで球種の設定を書き換える方法もあるが、専門的な機材と知識が要るため、対応可能な店に相談すると手戻りが少ない。安さだけで無対策のLEDを選ぶと、警告灯が消えず車検で指摘される可能性もある。

バルブ交換の手順と注意点

ヘッドライトバルブの交換は、キセノン(D1S)は高電圧を扱うため作業難度が上がる。ハロゲン(H7)なら比較的取り組みやすいが、F30はエンジンルームの奥まった位置にバルブがあり手が入りにくい。

ロービーム(H7)の外し方の流れ

  1. エンジンを切り、キーを抜いてからボンネットを開ける。
  2. ヘッドライト裏側の防水カバー(ゴムキャップ)を反時計回りに回して外す。
  3. バルブを固定する金具またはコネクターを外し、古いバルブを引き抜く。
  4. 新しいH7バルブのガラス面を素手で触らないようにして差し込み、金具で固定する。

交換時に気をつけること

D1S(キセノン)はバラストからの高電圧が残ることがあるため、作業前にライトを消してしばらく置き、可能ならバッテリーのマイナス端子を外してから触れる。ガラス面に皮脂が付くと点灯時の熱で寿命が縮むため、H7・D1Sいずれも発光部を直接触らない。左右で色味や明るさをそろえるため、片側交換でも左右まとめて新品にすると仕上がりが安定する。作業に不安があれば、無理をせず整備工場やディーラーに依頼したほうが安全だ。

購入前に確認しておきたいポイント

  • 自分の車のロービームがハロゲン(H7)かキセノン(D1S)かを、光の色とコロナリングで判断する。
  • 商品ページに「F30」または「3シリーズ(F30/F31)」への適合が明記されているかを確認する。
  • フォグはH8を基準にしつつ、実車の口金がH8かH11かを確認する。
  • LED化・HID化する場合は、CANバス対応やキャンセラー付きなど警告灯対策の有無を確認する。
  • ウインカーをLEDに替えるときは、ハイフラ防止の抵抗やICリレーが必要かを確認する。
  • 年式やグレードが適合表の範囲外の場合は、購入前に販売店へ現車情報を伝えて確認する。

よくある質問

F30のロービームはH7とD1Sのどちらですか?

ヘッドライトの仕様によって変わる。ハロゲン仕様の車はH7、キセノン(HID)仕様の車はD1Sを使う。型式やグレード名だけでは判別できないため、光の色(黄色ならハロゲン・青白ければキセノン)やコロナリングのLED点灯を目安に、実車で確認してから型番を選ぶとよい。

型式(3B20など)が分かればバルブ型番は特定できますか?

型式は目安にはなるが、それだけで断定はできない。F30の型式は320iが3B20、320dが3D20、328iが3A20、335iが3F30などに分かれるが、同じ型式でもハロゲン車とキセノン車が混在する。ロービームの型番は型式ではなくヘッドライトの点灯方式で決まるため、実車のライト仕様をあわせて確認する必要がある。

純正がキセノンでもLEDバルブに交換できますか?

D1S部分をLEDに置き換える製品は流通しているが、光軸や配光が純正の設計とずれると車検の光度・カットラインの基準を満たさない場合がある。BMWは球切れ監視があるため警告メッセージが出ることもある。交換する場合は車検対応をうたい、CANバス対応やキャンセラーを備えた製品を選び、必要なら光軸調整も含めて整備工場に相談したほうが安心だ。

フォグランプのH8とH11は互換性がありますか?

H8とH11はPGJ19系の近い口金を持つため、社外品では互換として扱われることがある。ただしワット数や配光は異なり、車種によっては干渉や警告の原因になる。F30のフォグはH8が基本のため、H8指定の製品を選び、実車の口金形状を確認してから購入すると取り違えを避けやすい。

まとめ

BMW3シリーズ(F30)のバルブは、ロービームがハロゲン仕様でH7・キセノン(HID)仕様でD1S、ハイビームは共通でH7、フォグはH8が基本になる。フロントウインカーはPY24W、ハロゲン車のデイライトはPW24Wで、リアのテールやナンバー灯は純正LEDが中心だ。型番を左右するのはグレードや型式ではなくヘッドライトの点灯方式なので、光の色とコロナリングで自分の車の仕様を見分けてから選ぶのが失敗しないコツになる。LED・HID化では球切れ警告への対策(CANバス対応・キャンセラー)を忘れずに、仕様に合った型番を選びたい。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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