i8 I12 のサンシェード選びは、乗り降りのたびに使うかどうかと、内装に何かを固定してよいかで答えが分かれる。毎回の手間を減らしたいなら車に付けておくロール式、車に何も付けたくないなら使うたびに広げる傘型が合う。自分がどちらに当てはまるかを先に決めてから、商品ごとの素材と説明の書き方を見比べると迷いにくい。
i8 I12 向けをうたうサンシェードはロール式と傘型の2形式
商品名に BMW i8 I12 を挙げるサンシェードには、車に固定しておき使うときに引き出すロール式と、使うたびに広げる傘型がある。ここで比べるのは、ロール式2つ(チタンシルバー素材の品と半透明の品)と傘型1つだ。
| 使い方 | 向く形式 | 比べる品 |
|---|---|---|
| 乗り降りのたびに使い、手間を減らしたい | ロール式 | チタンシルバー素材の品/半透明の品 |
| 内装に何も固定したくない | 傘型 | 360度回転の柄の品 |
手間を減らすならロール式、車に何も付けたくないなら傘型と覚えておけばいい。ロール式は最初に一度だけ取り付けの作業があり、傘型は固定せずに置くだけで、外せば元どおりになる。なお、3商品とも i8 への適合は出品者の記載にとどまる。読み方は次の節で触れる。
i8 I12 の前提と、商品名の「適合する」の読み方
i8 は日本で2014年9月に発売された。海外の自動車メディアの報道によると、生産はドイツのライプツィヒ工場で2020年6月に終わっている。途中の2018年4月9日には、電動開閉式のソフトトップを持つオープンモデル「i8 ロードスター」が日本で発売された。
販売ページの商品説明では、ここで比べる3商品とも、商品名と説明の両方に「BMW i8 I12/I15 2014年~2020年 に適合する」と書かれている。これは出品者の記載で、BMW の適合表や取扱説明書で確かめた値ではない。i8 の名前が入っていても、フロントガラスにぴったり合うかはこの記載だけでは言い切れない。商品名の「I15」がどの車体を指すかも、BMW の資料では確かめていない。
i8 の手入れについては、次の記事もある。
i8 のサンシェードを選ぶ4つの基準
形式の違いは、次の4つの基準で見ると整理しやすい。寸法の確かめ方もあわせて押さえておく。
毎回の手間
ロール式は車に付けたままにしておき、使うときに引き出してフックに掛け、使わないときは巻き上げるだけで済む。傘型は使うたびに取り出して広げ、帰るときに畳んでしまう手間がかかる。乗り降りのたびに使う人ほど、この差が効いてくる。
収納
ロール式は巻き上げればその場に収まるので、置き場所を考えなくていい。傘型は、畳んでケースに入れた本体を車内のどこかに置く場所が要る。
遮光の度合い
日差しと熱をできるだけ遮りたいのか、仮眠や車中泊で外からの見えにくさを重く見るのかで、シルバー系の素材か半透明の素材かを選ぶ。どこまで光を遮るかは、販売ページの記載で確かめる。
紫外線カット率などの数値は、それぞれの出品者が書いた値で、同じ条件で測って比べた結果ではない。数値の差をそのまま車内の温度の差や性能の優劣として受け取らず、素材や形式の違いとあわせて目安として見てほしい。
取り付けの要否
ロール式は車に固定して使う品なので、一度は取り付けの作業がある。傘型は車に固定せず、広げて置くだけで使える。内装に何も付けたくないなら傘型を選ぶ。
寸法は実測して比べる
寸法の書かれていない品や、多くの車種向けの汎用品を選ぶときは、フロントガラスの内側の幅と高さをメジャーで実測し、販売ページのサイズ表と照らし合わせる。測った値より小さすぎると隙間から日が入り、大きすぎると広げにくい。
ロール式(チタンシルバー素材)は付けたままで日差しを遮りたい人に
販売ページの商品説明では、ロール式の2商品はどちらも固定設置式で、毎回外して付け直す必要がないとされる。使うときは日よけを右に引いて広げ、フックに掛ける。使わないときは巻き上げて収納する。サンバイザーの可動域を考えた設計で、取り付けた後もサンバイザーの操作や開閉を妨げない、とも書かれている。
この品は、ロッドが耐熱・耐食性のアルミニウム合金製、シェード部が遮光・断熱用の改良型チタンシルバー素材だ。説明では、紫外線を99%以上遮断し赤外線を反射する、光を完全に遮断する、とされている。日差しと熱を遮ることを優先するなら、ロール式ではこちらを選ぶ。
注意したいのは2点ある。1つ目は、取り付け後に両サイドにわずかな隙間が出ることがあり、仕様であって不具合ではない、との注意書きがあること。フロントガラスの左右の端まで隙間なく覆う品ではない。2つ目は、「固定設置式」とあるだけで、ネジ・両面テープ・クリップのどれで留めるのか、工具が要るのかが、商品名にも説明の箇条書きにも書かれていないことだ。
BMW i8 I12/I15 用をうたうロール式サンシェード(チタンシルバー素材)
ロール式(半透明)は説明の食い違いを確かめてから
引き出してフックに掛ける仕組みは、チタンシルバー素材の品と同じだ。販売ページの商品説明では、ロッドが耐熱・耐食性の金属製、シェード部が改良型の PVC 素材とされ、紫外線を50%以上遮断し赤外線を反射する、と書かれている。
気をつけたいのは、商品名の末尾に「(半透明)」とある一方、商品説明には「光を完全に遮断します」とあり、食い違っていることだ。どちらが正しいかは販売ページの記載だけでは決められない。外からの見えにくさや遮光の度合いを重く見るなら、買う前に出品者へ確かめておく。両サイドの隙間の注意書きがあることと、取り付け方の記載が無いことは、チタンシルバー素材の品と同じだ。
BMW i8 I12/I15 用をうたうロール式サンシェード(半透明)
傘型(360度回転の柄)は車に何も固定したくない人に
販売ページの商品説明では、6層構造のナノポリマー断熱材の表面にチタンシルバーのコーティングを施したとされ、紫外線を99%以上カットし、ステアリングの過熱やダッシュボード・樹脂部品の色あせを防ぐ、と書かれている。使った後は傘のように畳んで付属の収納ケースに入れ、ドアポケットやグローブボックス、センターコンソールなどに収められる。
柄(シャフト)は360度回転・調整でき、車種やダッシュボードの高さに合わせて角度を変えられるとされる。中央シャフトの設計で、カーナビやダッシュボードへの干渉を避け、設置時に過度な圧力をかけず傷のリスクを減らす、とも書かれている。
ただし、商品名では「車種専用」とされる一方、説明では「様々な車種にフィットするよう設計されています」とあり、食い違っている。広げたときの幅・高さの寸法は、商品名にも説明の箇条書きにも書かれていない。選ぶ前に、基準の節で書いた実測とサイズの照らし合わせをしておく。
BMW i8 I12/I15 用をうたう傘型サンシェード(360度回転の柄)
3商品の違いを並べて整理
| 項目 | ロール式(チタンシルバー素材) | ロール式(半透明) | 傘型(360度回転の柄) |
|---|---|---|---|
| 使い方 | 付けたまま引き出す | 付けたまま引き出す | 使うたびに広げる |
| シェード部の素材 | 改良型チタンシルバー素材 | 改良型 PVC 素材 | 6層構造の断熱材+チタンシルバーのコーティング |
| 紫外線の記載 | 99%以上遮断 | 50%以上遮断 | 99%以上カット |
| 毎回の手間 | 少ない | 少ない | 広げて畳む手間がある |
| 収納 | 巻き上げてその場に収まる | 巻き上げてその場に収まる | ケースに入れて置き場所が要る |
| 車への取り付け | 要る(方法の記載なし) | 要る(方法の記載なし) | 要らない |
| 説明の食い違い | なし | 「半透明」と「光を完全に遮断」 | 商品名は車種専用、説明は多くの車種向け |
販売ページの商品説明では、3商品ともプライバシー保護に触れている。ロール式の2商品は「装着後は車内が外から見えにくくなる」、傘型は「車中泊や仮眠時のプライバシー保護にも役立つ」と書く。紫外線の数値は、前に書いたとおり出品者ごとの値なので目安にとどめる。
選び分けはこうなる。手間を減らして日差しと熱を遮りたいなら、ロール式のチタンシルバー素材の品。ロール式で半透明の品が気になるなら、遮光の度合いを確かめてから選ぶ。収納場所を用意できて、内装に何も付けたくないなら傘型だ。
使うときの注意
サンシェードは駐車中に使う物だ。走り出す前に、ロール式は巻き上げてフックから外し、傘型は畳んで片付け、フロントガラスを覆ったまま走らない。
傘型を広げる前には、ダッシュボードの上に置いた小物やスマートフォンのホルダーなどを確かめ、ぶつけたり押し付けたりしないよう片付けておく。
i8 向けをうたう品でも、適合や取り付け方は出品者の記載しか手がかりが無い。ロール式は取り付け方の記載が無いので、ロードスターで使えるか、取り付けに工具や穴あけが要るか、遮光の度合いはどうかなど、気になる点は買う前に販売ページから出品者へ問い合わせて確かめる。
よくある質問
i8 ロードスターにも使える?
使えるとは言い切れない。商品名には I12 と並んで I15 とあるが、どの車体を指すかは BMW の資料で確かめておらず、出品者の記載しか手がかりが無い。ロードスターに乗っているなら、出品者の答えを得てから選ぶ。
取り付けに工具や穴あけは要る?
ロール式は、取り付け方も工具の要否も記載が無く、販売ページからは分からない。出品者に確かめてから買う。傘型は車に固定しないので、取り付けの作業は無い。
半透明とチタンシルバー、どちらを選ぶ?
日差しと熱を遮ることを優先するなら、チタンシルバー素材の品を選ぶ。半透明の品は説明が食い違っていて、どの程度光を通すのかが記載から読み取れない。半透明を選ぶはっきりした理由が無いなら、チタンシルバー素材の品で決めてよい。
汎用の傘型サンシェードでも合う?
合うかどうかは実測しないと分からない。フロントガラスの内側を測り、販売ページのサイズ表と照らし合わせて決める。i8 向けをうたう傘型も寸法の記載が無いので、確かめ方は同じだ。
まとめ
最初にやるのは、車検証で型式と初度登録年月を確かめ、自分の i8 がクーペかロードスターかを把握することだ。商品名の「2014年~2020年」は出品者の記載なので、年式が入っているかだけで合うと決めずに商品を選ぶ。
- 乗り降りのたびに使い、手間を減らすならロール式。日差しと熱を遮りたいならチタンシルバー素材の品
- 内装に何も固定したくないなら傘型
- どれも適合は出品者の記載なので、気になる点は買う前に出品者へ確かめる
ほかの BMW のサンシェードの記事も、形式の選び方の参考になる。
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