BMW i8 I12のバルブ型番|灯火は全てLEDモジュール

当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

BMW i8(I12)のヘッドライトやウインカーの球が切れたように見えたとき、まず知っておきたいのは、この車には差し替えられる電球の型番が存在しないという事実だ。i8はヘッドライトからテール、室内灯まで灯火のほぼ全てがLEDで、ハロゲンのH7やキセノンのD1Sといったバルブは使われていない。ヘッドライトは標準がフルLED、上級オプションがBMWレーザー・ライトで、どちらも電球単体ではなく灯体(アセンブリ)ごと交換する設計になっている。位置ごとの光源と、切れたときに取れる現実的な選択肢を、BMW公式資料と適合データを突き合わせて整理する。

目次

BMW i8(I12)の灯火は全ポジションLED|位置別の早見表

i8のバルブ適合を海外の球種データベースで引くと、外装から室内までほぼ全ての位置に「LED」が並ぶ。H7やD1S、T10(W5W)のような差し替え式の電球型番は出てこない。適合データを整理すると、主要な灯火は次のように光源とアセンブリが対応する。

灯火の位置 光源 交換の考え方
ロービーム LED(またはレーザー) ヘッドライト・アセンブリ交換
ハイビーム LED(レーザー車は高速で補助点灯) ヘッドライト・アセンブリ交換
車幅灯・デイライト(DRL) LED ヘッドライトに一体
フロントウインカー LED 灯体側に一体
リアウインカー LED テール・アセンブリ側
テール・ブレーキ LED テール・アセンブリ交換
ハイマウントストップランプ LED ユニット交換
バックランプ(後退灯) LED テール・アセンブリ側
ナンバー灯 LED ユニット交換
室内灯(ドーム/フットウェル/グローブ/マップ) LED ユニット交換

i8で「バルブの型番は何番か」という問いには、”型番のある差し替え電球は無い”というのが正確な答えになる。フロントフォグにあたる独立した電球も、この車では汎用のバルブを差し込む構造ではない。灯火が切れたときに手を入れる単位は、球ではなく灯体やモジュールになる。この前提を押さえておくと、社外のLEDバルブを探して型番が見つからない、という遠回りを避けられる。

標準のフルLEDとオプションのレーザー・ライト

i8のヘッドライトには二系統があり、どちらも電球式ではない。標準はロー・ハイ両方をLEDでまかなうフルLEDヘッドライト、上級はそこにレーザー光源を組み合わせたBMWレーザー・ライトだ。中古で購入する際は、どちらが付いているかで部品代が大きく変わるため、仕様の切り分けが欠かせない。

標準はロー/ハイ両方がフルLED

標準ヘッドライトは、ロービームもハイビームもLEDで発光する。放電管(HID)やハロゲンのバーナーは入っておらず、白色のLEDチップとリフレクター・レンズが一体化したユニット構成になっている。光源が切れても電球だけを差し替える窓口がなく、原則はヘッドライト・アセンブリ単位の交換になるのが従来のハロゲン車と決定的に違う点だ。

オプションのBMWレーザー・ライト(2016年1月〜)

BMWレーザー・ライトは、i8にオプション設定された次世代のヘッドライトだ。BMW公式資料によると、オプション装着車の納車は2016年1月から始まり、価格は85万円(税込)だった。レーザーダイオードの光を蛍光体で自然光に近い白色光へ変換し、車速が約70km/hを超えるとLEDハイビームに加えてレーザーが自動点灯して最大600m先まで照らす。照射距離はLEDの約2倍で、エネルギー効率も約30%高いとされる。あくまでハイビームを補強する仕組みのため、街中の低速走行ではレーザー部分は点灯しない。

自分の車がLEDかレーザーかを見分ける

外観だけでの判別は当てにしにくい。レーザーは高速でのみ働き、灯体の見た目もLED車と大きくは変わらないためだ。最も確かなのは、車台番号(VIN)から新車時の装備をディーラーで照合する方法になる。レーザーはオプションかつ2016年以降の設定で、装着率は高くないため、多くのi8は標準のフルLEDと考えてよい。灯体内にレーザー特有のマークや青みのある意匠が見えることもあるが、見た目の印象だけで断定せず、VINや装備リストで裏取りしてから部品を手配したい。

「バルブ型番」ではなくアセンブリ部品番号で管理される

i8の灯火はLEDが基板に組み込まれているため、部品としてはバルブの型番ではなく灯体アセンブリの部品番号で流通する。交換や見積もりの相談も、球種ではなく左右どちらのアセンブリか、LEDかレーザーか、という単位で進むと話が早い。

ヘッドライトは灯体ごとの部品番号

ヘッドライトは、左右・LED/レーザーの別ごとに固有のBMW純正部品番号が割り当てられている。たとえばレーザー・ライト・ヘッドライトの左側には、部品番号63117446813KTのようにアセンブリ単位の番号が付く(海外の純正部品カタログでの表記例)。単体のバルブ番号を探すのではなく、この灯体の部品番号で純正・中古を照合するのが正しい進め方になる。左右で品番が分かれる点にも注意したい。

テール・室内も基本はユニット単位

リアのテール・ブレーキ・ウインカー・バックランプもLEDが一体化しており、球だけの交換窓口は用意されていない。1灯が不点灯になった場合も、基本はテール・アセンブリ単位での対応になる。ナンバー灯や室内のドーム灯・フットウェル灯・マップ灯もLEDモジュールで、汎用のT10やフェストン球を差し替える前提の設計ではない。どの位置でも「電球を買って交換」ではなく「モジュールを手配」という流れになる。

灯火が切れた・暗くなったときの選択肢

LEDは寿命が長い一方、切れたり色ムラが出たりしたときの直し方はハロゲン車と異なる。取り得る選択肢を、現実的なコストと合わせて把握しておきたい。

純正アセンブリへの交換

最も確実なのは、純正のヘッドライトまたはテール・アセンブリへ丸ごと交換する方法だ。ただしレーザー・ライトは新車時のオプションが85万円だった高機能ユニットで、光源・冷却・制御が一体化しているため、交換費用も灯体単位で高額になりやすい。標準のフルLEDでも、アセンブリ交換は球1本の交換とは桁が違うと考えておいたほうがよい。

中古・リビルト品という手

費用を抑える現実解として、状態の良い純正中古アセンブリや、リビルト(再生)品を使う方法がある。i8は生産台数が限られるため部品の玉数も多くはないが、専門店や部品商のルートで見つかることがある。中古を選ぶときは、レンズの黄ばみ・くもり・内部の水滴跡・固定ツメの割れを確認し、レーザー/LEDの別と左右が自車と一致するかを品番で照合してから購入したい。

曇り・結露が出たとき

密閉されたLED灯体では、内側がうっすら曇ることがある。走行や点灯後の熱で短時間で晴れる程度の軽い曇りは、故障ではなく温度差による結露のことが多い。一方で水滴がたまって引かない、内部に浸水跡がある場合は、パッキンやレンズの劣化から水が入っている可能性があり、点検が要る。LED基板が浸水すると部分的な不点灯につながるため、曇りが慢性化しているなら早めに整備工場で見てもらうと安心だ。

社外品・後付けで気をつけたい警告灯とコーディング

BMWは球切れを車両側で監視しており、灯火の構成を変えると誤検知でメッセージが出やすい。標準LED車にレーザー・ライトを後付けする改造は、灯体交換に加えてコーディング(車両設定の書き換え)や光軸調整が必要で、フロントバンパー脱着を伴う大がかりな作業になる。純正流用でも設定が合わなければ正しく点灯・制御されないため、対応実績のある専門店に任せるのが無難だ。安さだけで無対策の社外灯体を選ぶと、警告灯が消えず車検で指摘される可能性もある。i8はもともと全灯火がLEDで完成しているため、明るさ不足を感じにくく、無理な後付けよりも純正相当の維持が結果的に安く付くことが多い。

購入・交換前に確認しておきたいポイント

  • 自分のi8のヘッドライトが標準フルLEDかBMWレーザー・ライトかを、VIN(車台番号)や新車時の装備でディーラーに照合する。
  • 灯火が切れたら、差し替え電球ではなく左右どちらのアセンブリかを特定し、純正部品番号で見積もりを取る。
  • 中古・リビルトのヘッドライトは、レーザー/LEDの別・左右・レンズの状態・内部の水滴跡を品番と現物で確認する。
  • テール・ナンバー灯・室内灯も球単位ではなくユニット交換になる前提で、部品の入手性を先に調べる。
  • 社外灯体やレーザー後付けは、コーディング・光軸調整・警告灯対策までできる店に依頼する。
  • 年式やオプションが不明なときは、現車のVINを販売店に伝えてから部品を手配する。

よくある質問

BMW i8のヘッドライトバルブはH7やD1Sですか?

どちらでもない。i8はロービーム・ハイビームともにLED(上級はレーザー併用)で、ハロゲンのH7やキセノンのD1Sといった差し替え式のバルブは使っていない。適合データベースでも各ポジションは「LED」表記になる。交換の相談は球種ではなく、ヘッドライト・アセンブリの純正部品番号を軸に進めるとよい。

自分のi8がレーザー・ライトかLEDか見分けるには?

見た目だけの判別は不確かなので、車台番号(VIN)から新車時の装備をディーラーで照合するのが確実だ。レーザーは2016年以降のオプション(当時85万円)で装着率が高くないため、多くの個体は標準フルLEDと考えてよい。灯体内の意匠に違いが出ることもあるが、部品手配の前には品番で裏取りしたい。

LEDが一部だけ切れたら電球交換で直せますか?

i8のLEDは基板に一体化しており、球だけを差し替える構造ではない。1灯の不点灯でも、基本はヘッドライトやテールのアセンブリ単位、あるいはナンバー灯・室内灯のモジュール単位での交換になる。まずは純正部品番号で見積もりを取り、費用を抑えたいなら状態の良い中古・リビルト品も候補にするとよい。

ヘッドライトが内側から曇るのは故障ですか?

点灯後の熱で短時間に晴れる軽い曇りは、温度差による結露であることが多く、ただちに故障とは限らない。ただし水滴が引かない、内部に浸水跡がある場合は、パッキンやレンズ劣化で水が入っている可能性がある。LED基板の浸水は不点灯につながるため、曇りが続くなら整備工場で点検を受けたい。

まとめ

BMW i8(I12)は、ヘッドライトからテール、室内灯まで灯火の全ポジションがLEDで、H7やD1Sのような差し替え式のバルブ型番は存在しない。ヘッドライトは標準がフルLED、オプションが2016年以降のBMWレーザー・ライト(当時85万円・最大600m照射)で、どちらも電球単体ではなくアセンブリごとの交換になる。左右・LED/レーザーの別で純正部品番号が分かれるため、交換の相談は球種ではなく灯体の部品番号で進めるのが近道だ。切れたときは純正か中古・リビルトのアセンブリ交換が基本で、後付けや社外化ではコーディングと警告灯対策まで含めて考えたい。まずは自車がLEDかレーザーかをVINで確かめることから始めると、部品の取り違えを避けられる。

関連するおすすめ記事

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

コメント

コメントする

目次