SAI(AZK10)のエアコンフィルターを通販で買うとき、道は2つに分かれる。純正品番やデンソーの品番で探すか、社外品を商品に書かれていることで選ぶかだ。前期・後期やグレードで品番が変わるかも気になるところだが、デンソーの適合品番検索では SAI の行は「年式 2009年12月~・型式 AZK10・グレード全車」の1行で、純正品番は 87139-30040 とされている。まず車検証で自分の車の型式が AZK10 かを確かめてから、どちらの道で選ぶかを決めればいい。
SAI AZK10 のエアコンフィルターの純正品番とデンソー品番
デンソーの適合品番検索では、トヨタ SAI(年式 2009年12月~・型式 AZK10・グレード全車)のエアコンフィルター(クリーンエアフィルター)の品番は次のとおり。
| 種類 | 型式・品番 | 適合品番 |
|---|---|---|
| トヨタ純正 | 87139-30040 | — |
| デンソー クリーンエアフィルター | DCC1009 | 014535-0910 |
| デンソー クリーンエアフィルタープレミアム | DCP1009 | 014535-3360 |
デンソーには、クリーンエアフィルターとクリーンエアフィルタープレミアムの2つの系統がある。デンソー製で探すなら、DCC1009 か DCP1009 の型式で照らす。下の節で比べる2商品は、ポチッとネットと KADOTAWORKS の社外品だ。
年式・前期後期・グレードで品番は変わるのか
2013年8月のマイナーチェンジの前後
車種の沿革の解説では、SAI(AZK10)は 2009年12月から 2017年11月まで販売され、2013年8月29日のマイナーチェンジで前期型から後期型に切り替わった。それでもデンソーの適合品番検索の SAI の行は 2009年12月~の1行で、マイナーチェンジの前後で行が分かれていない。
車検証の型式の見方
デンソーの適合品番検索には「車両型式末尾のアルファベットは省略しております」という注記がある。車検証の型式の頭に英字の記号が付いていても、照らすときは AZK10 の部分で見る。
グレードについての注意
行のグレードは「全車」で、詳細でも適合グレードは「全車」とされている。ただしデンソーの使用上の注意では、車種のグレードにより車両部品の形状が異なる場合に無理な取り付けをすると車両部品を破損することがあるとし、必ず車両に適合したもの(車種、年式等)を使うよう求めている。入りにくいときに押し込まないことだけは覚えておきたい。
SAI AZK10 の記載がある社外品2つを比べる
Amazon で売られている社外品のうち、商品名に SAI AZK10 とある2つを比べる。どちらも車種名は書いてあるが、書かれている中身はかなり違う。
| 見る所 | ポチッとネット(B091F9BLTL) | KADOTAWORKS(B0F7495BKR) |
|---|---|---|
| 商品名の車種 | SAI AZK10・TOYOTA トヨタ | ヴィッツの複数の型式と SAI AZK10 |
| 純正品番 | 記載が無い | 87139-30040・87139-50100・87139-52020 を併記 |
| 活性炭・層の構造 | 活性炭・高密度複層構造と記載 | 記載が無い |
| 説明書 | 取り扱い説明書兼保証書付きと記載 | 取扱説明書なしと記載 |
ポチッとネット(B091F9BLTL)
商品名に「SAI AZK10」「TOYOTA トヨタ」の車種の記載があり、「活性炭」「高密度複層構造」「抗菌 防カビ 排ガス 脱臭 花粉 PM2.5対策」と書かれている。販売ページの商品説明では、消臭・抗菌作用のある活性炭入りで、紙だけのフィルターに比べてタバコ臭・ペット臭・排気ガス臭・花粉・カビ臭などをカットするとしている。交換はグローブボックスなどを外してフィルターを取り出し付け替えるだけとあり、取り扱い説明書兼保証書が付くとも書かれている。交換時期は基本的に1年毎・10,000km毎といわれている、との記載もある。
一方で、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも、純正品番(87139-30040 など)の記載が無い。さらに販売ページの商品説明では「適合車種、年式は適合表をご確認ください」と書かれていて、商品名に SAI AZK10 とあっても、出品者は買う前に出品者の適合表で車種・年式を確かめるよう求めている。
SAI AZK10 用 エアコンフィルター 活性炭入り(ポチッとネット)
KADOTAWORKS(B0F7495BKR)
出品者の記載では、商品名にヴィッツの複数の型式(NSP130・NSP135・SCP90・KSP130・KSP90・NCP131・NCP91・NCP95・NHP130)と SAI AZK10 を並べ、純正品番 87139-30040・87139-50100・87139-52020 を併記している。複数の車種で使う前提の交換用フィルターとして売られている。デンソーの適合品番検索で SAI AZK10 の純正品番とされているのは 87139-30040 なので、照らすときはこの番号を見る。
販売ページの商品説明では、エアコン作動時や排ガス等の嫌なにおいを軽減し、外気から入るホコリやチリ、花粉等をブロックするとしている。交換目安は1年、取扱説明書は「なし」と書かれている。商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも、活性炭や層の構造の記載が無い。
SAI AZK10 対応表記 エアコンフィルター 純正品番 87139-30040 併記(KADOTAWORKS)
買う前に確かめる順番
2つのどちらにするかは、次の順に見ていけば決まる。価格は変わるので、商品リンクの先で確かめてほしい。
1. 型式 AZK10 か純正品番 87139-30040 の記載
最初に見るのは、商品名や商品説明に型式 AZK10 か純正品番 87139-30040 が書かれているかだ。2商品では、B0F7495BKR は両方を商品名に書き、B091F9BLTL は SAI AZK10 の記載があるが純正品番の記載は無い。
照らし方は、今付いているフィルターや車検証の型式(AZK10)を確かめ、純正品番 87139-30040 と、商品に書かれた型式・純正品番・出品者の適合表を突き合わせる。社外品の適合の最終確認は、その商品の出品者やメーカーの適合表で行う。
2. においを抑えたいなら脱臭の層の記載
B091F9BLTL は活性炭入りと書いている。B0F7495BKR はにおいの軽減をうたうが、活性炭や層の構造の記載は無い。排ガスのにおいが気になるなら、活性炭入りと書かれた B091F9BLTL を候補にする(出品者の適合表で車種・年式を確かめてから)。
3. 初めての交換なら説明書の有無
B091F9BLTL は取り扱い説明書兼保証書付き、B0F7495BKR は取扱説明書なしと書かれている。説明書が無い商品でも、デンソーが示すグローブボックスを外す手順(次の節)で作業できる。純正品番を商品名で照らせることを重く見るなら B0F7495BKR、活性炭と説明書の記載を重く見るなら B091F9BLTL と考えればいい。
SAI AZK10 のエアコンフィルターの交換手順
デンソーの適合品番検索の交換方法によると、SAI(AZK10)のエアコンフィルターはグローブボックス内に取り付けられている。交換難易度は「A:簡単(道具を使わないもの。道具を使うが簡単なもの)」で、「簡単に交換できます。(一部車種では道具が必要となります)」と書かれている。
作業の前に
デンソーの使用上の注意では、平坦で安全な場所に車を止めてパーキングブレーキをかけ、エアコンを内気循環に切り替えてからスイッチを切り、エンジンが止まった状態で作業するよう求めている。新しいフィルターは開封したら速やかに取り付ける。
交換の4つの手順
デンソーが示す SAI(AZK10)の手順は次の4つ。
- グローブボックスを開き、ダンパーステーを外す
- グローブボックスを上側に引き、取り外す
- カバーを取り外す
- フィルターを引き出す
取り付けは逆の順で行う。
表裏の向きと交換後の確認
デンソーの使用上の注意では、クリーンエアフィルターの表裏を間違えて取り付けると、エアコンの風量が落ちることがあるとしている。差し込む前に表裏を確かめる。交換後はエアコンを動かし、異常がないことを確かめて終わりだ。
交換の目安と、替えどきのサイン
デンソーはクリーンエアフィルターの交換の目安を「走行10,000kmまたは、1年に1回」としている。粉じんの多い地域(寒冷地等)や交通量の多い地域では早めの交換が効果的とし、エアコンの風量が著しく落ちたときは目詰まりが考えられるので早めの点検・交換を勧めている。
デンソーの基礎知識では、カーエアコン用フィルターは花粉やチリ・ホコリが車室内に入るのを抑えるもので、目詰まりすると通気が悪くなりエアコンの効きが落ちる可能性があり、活性炭の働きが落ちると排ガス臭を感じることがあるとしている。風量の低下や排ガスのにおいに気づいたら、目安の時期より前でも一度外して見てみるといい。
よくある質問
前期と後期でエアコンフィルターの品番は同じ?
デンソーの適合品番検索では、SAI の行は年式 2009年12月~・型式 AZK10・グレード全車の1行で、2013年8月のマイナーチェンジの前後で分かれていない。型式 AZK10 なら、前期型も後期型も純正品番 87139-30040 を基準に探せばいい。
交換に工具は要る?
デンソーの適合品番検索では、SAI(AZK10)の交換難易度は「A:簡単(道具を使わないもの。道具を使うが簡単なもの)」とされている。作業の流れは上の「交換の4つの手順」を見てほしい。
フィルターの表裏を間違えるとどうなる?
デンソーの使用上の注意では、エアコンの風量が落ちることがあるとしている。交換したのに風が弱いと感じたら、まず向きを見直す。
まとめ:SAI AZK10 のエアコンフィルターを買う前の確認リスト
- 車検証の型式が AZK10 か(デンソーの適合品番検索の SAI の行は年式 2009年12月~・グレード全車)
- 照らす純正品番は 87139-30040、デンソー製なら DCC1009 か DCP1009
- 社外品は型式・純正品番の記載と、出品者の適合表を見る
- においが気になるなら活性炭の記載、初めての交換なら説明書の有無
- 交換はグローブボックス内で、表裏を確かめてから差し込む
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