ライズのワイパーの長さは、フロント運転席側525mm、フロント助手席側375mm、リア275mm。この3本でA200A・A201A・A202A・A210Aのどの型式にも当てはまり、年式でも分かれない。ターボでもガソリンでもハイブリッドでも、2WDでも4WDでも同じだ。ライズで買い間違いが起きるのは長さではなく、取付形状とゴムの幅という別の軸のほうで、そこを外すと同じ525mmでも装着できない。
ライズのワイパーサイズ一覧
ワイパーメーカーのソフト99が公開する車種別の適合検索と、同社が公式通販で公開する各品番の商品仕様を突き合わせると、ライズ(2019年11月〜)の長さは次のとおり。
| 位置 | 長さ | 取付形状 |
|---|---|---|
| フロント運転席側 | 525mm | Uクリップ(U字フック) |
| フロント助手席側 | 375mm | Uクリップ(U字フック) |
| リア | 275mm | 樹脂一体型 |
運転席側は、適合検索で指定されるブレード品番PB-10の商品仕様が「角型6mm・長さ525mm」、対応する替えゴム品番118も525mmで一致する。助手席側もブレードPB-4が375mm、替えゴム品番112が375mmで揃う。フロント2本は、ブレード側と替えゴム側の両方から同じ数値で裏が取れている。
リアの275mmは、ワイパーメーカーNWBが公開する製品一覧の寸法区分から拾った値だ。リヤ専用樹脂RBタイプには195mm・250mm・275mm・305mm・350mm・400mmの区分があり、275mmが品番GRB28に当たる。ライズのリアはこの区分に入る。
型式でも年式でも分かれない
適合検索に載るライズの型式はA200A・A201A・A202A・A210Aの4つで、年式区分は「2019年11月〜」の1つだけ。しかもこの4型式は同じ行にまとめられていて、ワイパーの品番が型式ごとに枝分かれしていない。 グレードや駆動方式でサイズを調べ直す必要がない、ということでもある。
車検証で確かめるなら、「型式」欄がこの4つのいずれかであることを見ればいい。ただし4つのどれであってもワイパーの長さは変わらないので、型式の読み取りで迷ったとしても答えは動かない。
姉妹車のロッキー(型式A200S・A201S・A202S・A210S、2019年11月〜)を同じ適合検索で引くと、フロントも替えゴムも雪用も、ライズとまったく同じ品番が並ぶ。店頭やネットの商品説明が「ライズ/ロッキー用」とまとめて書かれているのはこのためだ。
なお参照した適合検索のページには「データ更新日 令和6年6月現在」と明記されている。適合データはメーカー側で随時更新されるので、購入直前にもう一度引き直しておくと確実だ。
長さの次に見るのは取付形状とゴムの幅
フロントのワイパーアームの取付形状はUクリップ(U字フック)。NWBの製品一覧ではUクリップ区分に300mmから550mm以上までの寸法が並び、525mmが品番G53、375mmが品番G38に当たる。ブレードを選ぶときは長さと合わせて、この取付形状の区分が合っているかを見る。
もう1つがゴムの幅だ。ライズの純正ブレードに使う替えゴムは幅10mmの幅広型で、社外の撥水ブレードに付いている角型6mmとは別物になる。 長さはどちらも525mm・375mmで同じなので、数字だけ見て選ぶと幅が合わない。
リアは樹脂と一体になったタイプで、フロントとは構造そのものが違う。NWBの一覧では275mmのRBタイプが品番GRB28、対応する替えゴムが呼番GR40(品番TN28G)。同じ一覧にはRAタイプという別系統もあり、こちらは支柱の形が違うため寸法が同じでも互換ではない。
ブレードごと交換するときの品番
ソフト99の適合検索でライズを引くと、シリーズごとに次の品番が出る。
| シリーズ | 運転席側(525mm) | 助手席側(375mm) | リア |
|---|---|---|---|
| 撥水ブレード | PB-10 | PB-4 | ブレード設定なし(替えゴムにて適合あり) |
| 撥水エアロタイプ | PM-9 | PM-3 | — |
| グラファイト | GB-10 | GB-4 | 適合なし |
エアロタイプのPM-9・PM-3には、適合表に「純正品より寸法が短くなります」という注記が付く。見た目をすっきりさせたいなら選択肢になるが、拭き幅が純正より狭くなることは承知して選びたい。グラファイト系のGB-10・GB-4は、フロント2本だけの設定。撥水コーティングを避けたい場合や、ビビリを抑えたい場合はこちら側だ。
適合表には撥水・グラファイトの両方に「適合しますが、純正ワイパーとは形状が異なります」、助手席側には「ガラス面の曲がりが強いなどのため、わずかに拭き残しが発生する場合があります」という注記も付いている。付くことと、純正と同じ拭き上がりになることは別だと考えておく。
替えゴムだけ交換するときは品番が2通りに割れる
ゴムだけ替える場合、いま車に付いているブレードが純正か社外かで品番が変わる。ここがライズのワイパーでいちばん間違えやすい。
| いま付いているブレード | 運転席側 | 助手席側 | リア |
|---|---|---|---|
| 純正のまま | 118(525mm・幅10mm 幅広型) | 112(375mm・幅10mm 幅広型) | 30(フリーカット) |
| 撥水ブレード(PB-10/PB-4) | 31 | 4 | — |
| エアロタイプ(PM-9/PM-3) | 9 | 3 | — |
| グラファイト(GB-10/GB-4) | G-31 | G-4 | — |
純正の骨組みを残したまま替えるなら118と112、社外ブレードに替えた後のゴムを替えるなら31や4の側になる。 公式通販で118・112の交換手順が「ノーマル(トーナメント)タイプのワイパーゴムの交換方法」として案内されているのも、純正の骨組みが残っている前提の部品だからだ。
メーカーをまたぐとさらに呼び方が変わる。NWBの体系では525mmのブレードG53に対応する替えゴムが呼番GR12(品番TW7G)、375mmのG38が呼番GR6(品番TW5G)。ブレードとゴムは同じメーカーの対応表で揃えるのが安全側になる。
リアワイパーだけは事情が違う
リアは選択肢が少ない。ソフト99の撥水ブレードのシリーズにはリア用ブレードの設定がなく「替えゴムにて適合あり」、グラファイトのシリーズではリアが「適合なし」と表示される。事実上、リアはゴムだけを替える形になる。
そのリアの替えゴムが品番30で、これは「ブレードロックタイプ6mm・長さ〜525mm」のフリーカットタイプ。あらかじめ275mmに切られた製品ではなく、現車に付いているワイパーゴムの金属レールを再使用し、ハサミで長さを合わせて使う。
樹脂一体型のリアワイパーは車種によってアダプターが必要になる場合があるとメーカーが案内している。リアだけは、購入前にメーカーの適合検索で引き直しておきたい。275mmという数字が同じでも、RAタイプなど支柱形状の系統が違うものや他車種用がそのまま使えるわけではない。
雪用は雨用と数値が一致しない
雪用(スノーブレード)は運転席側が品番PS-10、助手席側がPS-4、リアがPS-22。このうち助手席側のPS-4は長さ380mm、リアのPS-22は長さ280mmと公式通販の商品仕様に表示されている。
雨用の助手席375mm・リア275mmとは数値がずれている。 雨用で覚えた数字のまま雪用の棚を探すと、同じ長さの品番が見つからずに手が止まる。雪用は雪用の適合表で引くこと。リアのPS-22には「同梱されているクリップBをお使いください」という注記も付く。
ブレードごとか、替えゴムだけか
判断は次の軸で決めればいい。
- 金具(フレーム)にサビや変形が出ている、拭き圧が落ちている → ブレードごと交換
- 金具は問題なく、ゴムだけ劣化している → 替えゴムで足りる
- 純正と同じ形・同じ拭き幅を保ちたい → 替えゴム(社外ブレードは形状が異なり、エアロタイプは寸法が短くなる)
作業の手間だけで言えば替えゴムのほうが小さいが、リアはフリーカットで長さを切る工程が加わる。 ゴムを何度か替えていて金具の動きが渋くなってきたなら、そこがブレードごと替える頃合いだ。
交換するときに気をつけること
適合表には「フロントガラス周辺にカメラやセンサーが装備された車両は、撥水コーティングを使用することについての注意が記載されている場合がありますので自動車の取扱説明書をご確認ください」という注記がある。ライズには運転支援の機能を持つグレードがあるので、撥水タイプを選ぶ前に自車の取扱説明書を見ておく。
替えゴム側の注意書きには、別のワイパーやシリーズ違いの製品を混ぜて使うと摩擦抵抗が変わりビビリの原因になるため同じシリーズで統一すること、交換後はガラス面が濡れていない状態で約3分ワイパーを作動させること、と書かれている。左右で違うシリーズを付けない、というのが実務的な結論になる。
適合表にはもう1つ、「本適合データに掲載されていない車両については、交換を行わないでください。適用外の車両に使用して、不具合が発生した場合、一切の責任を負いかねます」という但し書きがある。車種名の書かれていない汎用品を長さだけで選ぶのは、この但し書きの外側に出る行為だ。
よくある質問
ハイブリッドとガソリンでワイパーサイズは変わるのか
変わらない。適合表では4型式が同じ行にまとめられていて、エンジンの種類による分岐が無い。1.0Lターボでも1.2Lガソリンでもハイブリッドでも525mm・375mm・275mmで同じだ。
4WDと2WDで違いはあるのか
こちらも違いはない。適合表の区分は型式と年式だけで、駆動方式では分かれていない。
リアワイパーの替えゴムはどれを切って使うのか
ソフト99の系統なら品番30。フリーカットタイプなので、届いた時点では275mmではない。現車のゴムから金属レールを外して再使用し、それに合わせて切る。切る前の長さで判断しないこと。
雪用ブレードを雨用と同じサイズで買ってよいのか
よくない。雪用は助手席380mm・リア280mmという別の設定になっている。品番で言えばPS-10・PS-4・PS-22で、雨用の品番とは体系ごと別だ。
ロッキーと同じ品番で買ってよいのか
適合検索でロッキー(A200S・A201S・A202S・A210S)を引くと、フロントのブレードも替えゴムも雪用も、ライズと同じ品番が並ぶ。「ライズ/ロッキー用」と書かれた商品はそのまま候補にしてよい。
まとめ
ライズのワイパーは運転席525mm・助手席375mm・リア275mmの3本で、型式でも年式でも分かれない。手元で確認する必要があるとすれば、車検証の「型式」欄と初度登録年月を見て適合表の範囲内であることを押さえるところまでで、そこから先はサイズを調べ直す作業にはならない。
決めるべきなのは長さではなく系統のほうだ。純正の骨組みを残すなら替えゴム118/112(幅10mm)、社外ブレードに替えるならPB-10/PB-4などのブレードとその対応ゴム(角型6mm)。 長さが同じでも幅が違えば入らない、という一点だけ覚えておけば、棚の前で迷わずに済む。

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