荷室に濡れた傘やアウトドア用品、園芸用品を積むなら、ライズのラゲッジマット選びで迷う点は2つに絞れる。縁が立ち上がった立体トレイ型か平らなシート型かという形状と、商品ページの適合表記に自分の型式が入っているかどうかだ。荷室の床面はデッキボードを上段にしても下段にしても同じ板の上面なので、段位置ごとの買い分けは考えなくてよい。
ライズ用ラゲッジマット4製品の早見表
まず全体像を並べる。素材・形状・適合表記・色は各商品ページの表記で、価格は2026年8月29日時点のAmazon実売価格。適合表記の欄が「A200A/210A型」「200系」で止まっている製品は、2021年11月に加わった型式の扱いが読み取れないので、そこが後述の確認手順につながる。
| 製品 | 素材 | 形状 | 適合表記 | 色 | 実売価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| BIGKON トランクマット | TPE | 立体トレイ型・縁高 | ライズ専用 2019年11月-現行 | ブラック | 3,125円 |
| Mixsuper 3Dラゲージトレイ | 商品ページに表記なし | 立体トレイ型 | ライズ/ロッキー200系 2019.11〜 | 商品ページに表記なし | 4,590円 |
| DEQPC 3Dラゲッジマット | XPEレザー | 立体型 | ライズ A200A/210A型 2019年11月-現行 | ベージュ | 3,099円 |
| CARLLAS フロア+ラゲッジ4点セット | TPE | 立体型 | ライズ A200A 210A/ロッキー A200S 210S | 商品ページに表記なし | 10,392円 |
自分のライズの型式を先に控える
ライズには4つの型式がある。5BA-A200Aは2019年11月発売の1.0Lターボの2WD、5BA-A210Aは同じ1.0Lターボの4WD。5BA-A201Aは2021年11月に加わった1.2Lガソリンの2WDで、5AA-A202Aは同じく2021年11月に加わった1.2Lハイブリッド「e-SMART HYBRID」の2WD、グレードはZとGだ。
確認する場所は車検証の「型式」欄と「初度登録年月」の2か所。この2つを控えておけば、1.0Lターボ世代なのか2021年11月以降の追加型式なのかを取り違えずに済む。商品ページの適合表記を読むのはこの後でいい。
荷室の寸法とデッキボードの構造
荷室の寸法
荷室長は755mm、荷室幅は1,000mm、荷室高はデッキボード下段時が865mmで上段時が740mm。容量はVDA法で下段時369L、上段時303L。トヨタ正規販売店のライズ紹介ページとトヨタ系サブスクサービスの公式マガジン、自動車情報メディアの記載がいずれも同じ値で並んでいる。この寸法は全グレード共通として案内されていて、2WDと4WDで別の数値は示されていない。
2段デッキボードの仕組み
ライズの荷室には2段デッキボードがあり、床面の高さを上段と下段に変えられる。上段にすると床面がバックドア開口部やリヤシートを倒した面に近い高さになり、下段にすると天井までの高さが広がって積める量が増える。板は取り外せるほか、リヤシートの背面側へ斜めに立てかけた状態を保てるので、床下へ荷物を出し入れするときに片手がふさがりにくい。
ここが選び方の前提になる。上段でも下段でも荷物が載るのは同じデッキボードの上面で、段位置が変えているのは天井までの高さと床下に残る収納の広さだけだ。マットの寸法には関わらないので、上段用・下段用という買い分けは要らない。積み方そのものを詰めたい場合は
も参考になる。
デッキボード下の収納は駆動方式で差がある
自動車情報メディアCARPRIMEとモビリコマガジンの解説によると、デッキボード下に残る収納の容量は駆動方式で開きがある。ガソリンの2WDが上段時145L・下段時80L、ガソリンの4WDが上段時104L・下段時38L、ハイブリッドが上段時81L・下段時17Lだ。4WDは後輪側へ駆動系を通すぶん床下に使える空間が削られる。
一方で荷室容量そのものは駆動方式で変わらない。上段303L・下段369Lはどの駆動方式でも同じ値が示されているので、床面の広さを前提にしたマットのサイズが駆動方式で変わることはない。
注意したいのは、マットが覆うのはデッキボードの上面であって床下の収納ではない点。4WDやハイブリッドは床下の余地が2WDより小さく、床下の底面まで汚れから守りたいなら収納ボックスやトレイを別に用意する前提で考えたい。
ラゲッジマットを選ぶ5つの基準
1. 形状
縁が立ち上がった立体トレイ型は、こぼれた水や溶けた雪、砂が横に広がるのを縁で受け止められる。濡れたものや土の付いたものを積むならこちらだ。ただし立体形状のぶんかさばり、洗うときの取り回しも重くなる。平らな一枚もののシート型は軽くて丸めて持ち出せるが、液体を受け止める力は縁のあるタイプに劣る。迷ったら、荷室に水気を持ち込む頻度で決めればいい。
2. 適合表記
控えた型式と初度登録年月を、商品ページの適合表記と照合する。ライズ用は「A200A/210A型」「200系」表記が多いので、A201A・A202Aに乗っている人はここでつまずきやすい。照合できない商品は候補から外すか、販売元に問い合わせてから判断する。
3. デッキボード下を使う頻度
買い物カゴや洗車用品を床下に入れて日常的に出し入れするなら、マットを載せたままデッキボードを持ち上げられるかが効いてくる。重く厚い立体トレイ型は、荷物を降ろしてマットをどける手間が増えやすい。床下をほとんど開けないなら、この軸は無視して受け止める力を優先していい。
4. 色と素材感
市販品はブラックが主流で、商品によってベージュや黒に赤いラインを入れた仕様が選べる。ブラックは汚れが目立ちにくく内装ともなじむが、砂や白い粉物は逆に目立つ。ベージュ系は内装が明るい車に合わせやすい反面、泥汚れが残ると目につく。素材はTPEとXPEレザーの2系統に分かれていて、水で流したいならゴム調、拭き取りで済ませたいならレザー調という分け方で考えると迷いにくい。
5. フロアマットとまとめるか
荷室しか汚れないなら単品で足りる。乗り降りのたびに足元も汚れるなら、フロアマットとラゲッジマットが一組になったセット品を選べば素材と色を揃えられる。ただしセット品は価格帯が単品より上がるので、足元は今のマットで足りているかを先に見ておきたい。
ライズにおすすめのラゲッジマット4選
いずれも商品ページの表記から読み取れる範囲で並べた。価格は変動するため、注文時に最新の表示を確かめてほしい。
BIGKON ライズ専用トランクマット
TPE素材の3D立体防水カーゴマットで、縁高・耐汚れ・滑り止め・全天候仕様をうたう。適合表記は「トヨタ ライズ専用 2019年11月-現行」で、ロッキーにも触れている。色はブラック。4製品のなかで表記上の要素が最も標準的で、立体トレイ型の基準に置ける1枚だ。まず形状で選びたい人はここから見るといい。
BIGKON トヨタ ライズ専用 トランクマット TPE素材 3D防水 縁高 滑り止め ブラック
Mixsuper 3Dラゲージトレイ
名称のとおりトレイ形状を前面に出した製品で、ライズとダイハツ ロッキーの200系が対象、適合年式の表記は「2019.11〜」。縁で受け止める使い方を想定するならこの選択肢になる。素材と色は商品ページに表記がないので、そこを重視するなら購入前に販売元へ確認したい。
Mixsuper ライズ/ロッキー 200系 ラゲッジマット 3Dラゲージトレイ 2019.11〜
DEQPC 3Dラゲッジマット
XPEレザー素材で、防水・耐摩耗・耐汚れ・抗菌をうたう。色はベージュで、適合表記は「トヨタライズA200A/210A型 2019年11月-現行」。4製品で唯一のレザー調なので、内装が明るい車に色を合わせたい人や、水で流すより車内で拭き取って終わらせたい人に向く。
DEQPC ライズ A200A/210A型 3Dラゲッジマット XPEレザー 防水・抗菌 ベージュ
CARLLAS フロアマット+ラゲッジマット4点セット
TPE材質の3D立体で、防水・耐汚れ・滑り防止をうたう4点セット。適合表記はライズの「A200A 210A」に加えてロッキーの「A200S 210S」も併記されている。足元と荷室を同じ素材・色で揃えたいならこれ1つで済むが、価格帯は単品より上になる。足元側のマットが手元にあるなら単品を選ぶほうが無駄がない。
CARLLAS ライズ/ロッキー専用 フロアマット+ラゲッジマット 4点セット TPE材質 3D立体
使い方から1枚に絞る
- アウトドアや園芸で泥と水気を持ち込む: 形状を最優先にして立体トレイ型を選ぶ。積み方まで含めて詰めるなら
も併せて考えたい
- 日常の買い物が中心: 受け止める力より扱いやすさが効くので、色と素材感で選んでよい
- 犬を乗せる: 抜けた毛と足の汚れが縁の内側に集まる立体トレイ型が扱いやすい
- 床下を毎日開ける: 着脱のしやすさを形状より前に置く。重いマットは床下へのアクセスをそのぶん遠くする
リヤシートは6:4分割可倒式で、両側を倒せばシート背面からバックドア開口部までほぼ平らな積載スペースになる。片側だけ倒せば後席に人を乗せたまま長い荷物を積める。車中泊まで見据えるなら
が近い話題を扱っている。
適合の確認から敷き方・手入れまで
買う前の適合チェック
ライズ用として流通しているラゲッジマットは、その大半がダイハツ ロッキーとの共通設計または共通適合をうたう。適合表記は「A200A/210A型」「200系」「2019年11月-現行」が主流で、2021年11月に加わったA201AやA202Aを型式名で明記した商品はごく少数だ。「ロッキー対応」とだけ書かれた商品を、そのままライズに当てはめて判断しない。
手順は3つ。控えた型式が適合表記に含まれるかを見る、含まれなければ初度登録年月が年式範囲に入るかを見る、どちらでも読み取れなければ販売元に問い合わせる。表記に無いから適合しないとは限らないが、自己判断で注文しないほうがいい。
敷くまでの手順
普段使う段位置にデッキボードをセットしてから、荷室を空にして上面の砂やゴミを掃除機で吸い、濡れた汚れは拭き取って乾かす。マットを開いて前後の向きを合わせて置き、四隅と縁が浮いていないか、片側に寄っていないかを見る。最後にバックドアを一度閉め、縁がドア側やヒンジ側に噛んでいないか確かめる。折りたたまれて届いた製品は折り癖が残ることがあるので、その場合は日の当たる場所でしばらく広げてから敷き直す。
汚れたあとの手入れ
日常は砂や落ち葉を掃き出すか掃除機で吸うだけでいい。泥や飲み物をこぼしたら、マットを車外に出してから水で流し、必要なら中性洗剤を薄めて洗う。洗ったあとは風通しのよい日陰で完全に乾かしてから戻す。生乾きのまま戻すとデッキボード側に湿気が残り、においやカビにつながる。
よくある質問
ロッキー用と書かれたマットはライズに使えるのか
市販品の多くはロッキーとの共通設計だが、「ロッキー対応」の表記だけを根拠に判断しない。ライズ側の型式か年式範囲が併記されているかを見て、無ければ販売元に確認する。
ハイブリッドや1.2Lガソリンでも同じマットが使えるのか
A201A・A202Aを型式名で明記した商品は少ない。適合表記が「A200A/210A型」で止まっている商品については、適合の可否をここで断定できないので、注文前に販売元へ問い合わせてほしい。
デッキボードを下段にしてもマットはそのまま使えるのか
使える。荷物が載る面は上段でも下段でも同じデッキボードの上面なので、段位置を変えてもマットの寸法は関わらない。
フロアマットとラゲッジマットは何が違うのか
ラゲッジマットは荷室の床面、つまりデッキボードの上面を守るもので、乗員の足元を守るフロアマットとは役割が別だ。荷物を積むときにしか汚れないならラゲッジマット単品で足りる。
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まとめ
購入前に見る点を並べ直しておく。
- 車検証の「型式」欄と「初度登録年月」を控える
- 商品ページの適合表記にその型式か年式範囲が入っているか照合し、読み取れなければ販売元に問い合わせる
- 水気や泥を積むなら立体トレイ型、軽さと洗いやすさなら平らなシート型
- デッキボード下を毎日開けるなら、着脱のしやすさを形状より前に置く
- 足元も汚れるならセット品、荷室だけなら単品
4製品の位置づけは次のとおり。立体トレイ型の基準に置くならBIGKON、ロッキーとの共通適合で200系表記から選ぶならMixsuper、拭き取り主体でベージュを選びたいならDEQPC、足元とまとめて揃えるならCARLLASだ。段位置での買い分けは不要なので、形状と適合表記の2点を押さえれば1回で決められる。
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