スクラムバン DG64V エアコンフィルター 型式明記の4製品

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送風口から出る風がかび臭い、あるいは冷房の効きが鈍ってきた。DG64V のスクラムバンでエアコンフィルターを替えるなら、商品ページで DG64V と型式を名指ししている活性炭入りを基本に選べば外しにくい。マツダの取扱書ではこの部品を「脱臭フィルター」と呼び、定期的に清掃・交換する前提の消耗品として扱っている。DG64V は10年近く作られた型式なので、最後に効いてくるのは値段よりも適合確認のしやすさだ。

目次

DG64V 対応をうたう4製品の早見表

製品 商品ページの型式表記 構造 単品/セット 価格
INEX 活性炭入(014535-1970) DG64V スクラムバン H17.9-H27.3対応 活性炭入 単品 890円
エムズ部品(MQ507393 ほか) スクラムバン DG64V/スクラムワゴン DG64W 活性炭入 単品 1,790円
3層構造活性炭入り(99000-990C5-A00) スクラムワゴン DG64W/スクラムバン DG64V 3層構造・活性炭入り 単品 1,880円
INEX フィルター+エアクリーナー(AIRF09) DG64V/DG64W ターボ含 H17.9-H27.3に対応 活性炭入+吸気側 2点セット 1,990円

価格は Amazon の実売価格で、いずれも確認時点の値。日々動くので、買う直前に商品ページで見直してほしい。4製品はすべて商品ページに DG64V の表記があり、迷いどころは層構造にお金をかけるか、エアクリーナーまで一度に替えるかの2点に絞られる。

マツダの取扱書が示す清掃・交換の目安

マツダの取扱書は、脱臭フィルターの手入れ時期を地域で2つに分けている。寒冷地や粉じんの多い地域は清掃の目安が5,000kmごとまたは6か月ごと。それ以外の地域は10,000kmごとまたは12か月ごと。そして交換の目安は、どちらの地域も車検ごと。この表は2010年5月〜2015年2月モデルの取扱書(2012年6月版)に載っている値だ。

距離と期間のどちらで判断するか迷うなら、早く来たほうを採ればいい。デンソーの解説も、交換の目安に置いている1年という数字は1日あたりの利用距離から算出した想定期間だと注記している。仕事で毎日走らせているバンなら距離が先に来るし、週末しか動かさない個体なら期間が先に来る。なお取扱書は、清掃と交換についてマツダ販売店に相談するよう案内している。自分で替えることを禁じる書き方ではないが、公式が示す標準の進め方は販売店への相談だと押さえておきたい。

目詰まりを放置すると何が起きるか

デンソーの解説によると、フィルターが目詰まりすると通気が悪化し、エアコンの効きが低下する可能性がある。走行距離に比例してチリやホコリによる目詰まりが進み、通風性能が落ちていく流れだ。活性炭層を持つタイプはにおいを軽減する働きを担っているが、その働きが低下すると排ガス臭を感じさせることがあるとも書かれている。ただし効果や感じ方には使用環境・使用時間・個人差があるとの注記も付いていて、交換すれば必ずにおいが消えると約束できる部品ではない。

もうひとつ切り分けておきたいのが、効きの低下がフィルター起因とは限らない点だ。取扱書は、冷房性能が低下してきたと感じた場合はマツダ販売店で点検を受けるよう案内している。フィルターを新品にしても風量も温度も変わらないなら、エアコンガスや装置側の問題を疑う段階に移る。

DG64V 向けを絞り込む4つの軸

軸1:型式表記の粒度

商品ページのタイトルや説明に DG64V やスクラムバンと名指しされているものは、自分の車に当てはまるかを判断しやすい。対してエブリイ DA64/DA17、タウンボックス、クリッパー、スクラム DG64/DG17 のように多数の車種をまとめた汎用品は、対象が広いぶん自分の型式・年式が本当に含まれるかを一行ずつ読み取る作業が発生する。手間を減らしたいなら、型式を名指ししているものから見るのが早い。

軸2:構造と機能

チリ・ホコリの除塵を主眼にしたものと、活性炭層を組み込んでにおい対策まで狙ったものがある。さらに活性炭入りの中でも3層構造、5層構造といった多層タイプがあり、層が増えるほど PM2.5・抗菌・防カビなど機能をうたう項目が増える傾向にある。においが気になるなら活性炭入り、値段を優先するならシンプルな構成、という分け方で足りる。

軸3:単品かセットか

エアコンフィルター1枚だけの商品と、エンジン側の吸気フィルター(エアクリーナー)とセットになった商品がある。どちらも定期交換部品なので、車検や季節の変わり目にまとめて手を入れたいならセットが向く。エアコンのにおいだけを解決したいなら単品でいい。セットは1点あたりの単価が下がる代わり、片方だけ替えたい場面では無駄が出る。

軸4:価格帯

DG64V 対応をうたうエアコンフィルターは、単品の低価格帯から多層タイプやセット品まで幅がある。ただしこれは定期的に替える消耗品だ。1回の価格だけでなく、次に替えるときも同じものを買えるかまで見て決めたほうが、結果として楽になる。

4製品を軸ごとに比べる

先に断っておくと、以下で触れる 95861-68H00・99000-990C5-A00・MQ507393・014535-1970 といった品番は、いずれも商品を売る側が「この品番の代わりに使える」と示している表記だ。自動車メーカーの一次資料で照合したものではないので、自分の車の純正品番を確定させたいときは車台番号を伝えてマツダ販売店に確認するのが確実になる。

単品で安く済ませたい:INEX 活性炭入(014535-1970)

商品ページで「DG64V スクラムバン H17.9-H27.3対応」と型式と対応期間を名指ししている単品タイプ。今回の4製品では最も低い価格帯にあり、活性炭入りという最低限のにおい対策は押さえている。型式表記が明快なので適合確認もしやすい。まず1枚替えて様子を見たい、という人の入口はここでいい。

INEX エアコンフィルター 活性炭入 014535-1970(DG64V スクラムバン H17.9-H27.3対応表記)

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純正品番から探してきたなら:エムズ部品

商品ページで「スクラムバン DG64V スクラムワゴン DG64W」と名指ししたうえで、対応品番として MQ507393、95861-68H00 を「などに」と添えて掲げている単品タイプ。手元のメモや古い箱に残っている品番から当てにきた読者にとっては、照合の取っかかりが多い表記になっている。

エムズ部品 エアコンフィルター スクラムバン DG64V/スクラムワゴン DG64W(MQ507393・95861-68H00 表記)

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層構造にお金をかけるなら:3層構造活性炭入り

商品ページで「スクラムワゴン DG64W/スクラムバン DG64V」と車種と型式を名指しし、対応品番として 99000-990C5-A00 を掲げている単品タイプ。層構造を明示している点が、単純な除塵タイプとの分かれ目になる。においへの不満が交換の主目的なら、この選択が素直だ。

スクラムバン DG64V/スクラムワゴン DG64W エアコンフィルター 3層構造活性炭入り(対応品番 99000-990C5-A00 表記)

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車検ついでにまとめて:INEX フィルター+エアクリーナーセット

商品ページで「DG64V/DG64W スクラムバン/スクラムワゴン ターボ含 H17.9-H27.3に対応」と、型式・対応期間に加えてターボ車を含む旨まで明示している2点セット。エアコン側とエンジン吸気側の消耗品を一度にそろえたいときの選択肢になる。交換が車検ごとなら、吸気側の点検時期とも重なりやすい。

INEX エアコンフィルター+エアクリーナー セット AIRF09(DG64V/DG64W ターボ含 H17.9-H27.3対応表記)

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買う前の適合確認の手順

DG64V は2005年9月の発売から2015年2月まで作られた型式で、年式幅が広い。マツダが公開している取扱説明書の世代区分でも、DG64V/DG64W を対象とする区分は「2010年5月〜2015年2月」で、対象車台番号は DG64V-410001〜、DG64V-760001〜、DG64W-350001〜。その次の区分は「2015年3月〜2017年4月」で、型式が DG17V/DG17W に切り替わる。手元の個体が DG64V なのか DG17V なのかは、ここで分かれる。

確認の順序はこうなる。まず車検証で型式・初度登録年月・車台番号を押さえ、次に商品ページの対応型式・対応期間の表記と突き合わせて、自分の初度登録年月がその期間に入っているかまで見る。取扱書によると、車両型式・車台番号・エンジン型式(この世代は K6A)を記した ID プレートは運転席ドアを開いた所に貼付されているので、車検証が手元になければそちらでも足りる。型式が同じでも年式で設定が違う場合はあるため、型式一致だけで確定させないほうがいい。

なお発売当時の報道によると、スクラムバン/スクラムワゴンはスズキ エブリイ/エブリイワゴンの OEM 供給車で、この世代は2005年9月13日にフルモデルチェンジで発売された。社外品が「エブリイ DA64」と「スクラム DG64」を同じ商品でまとめて対象にしているのは、この関係による。

自分で替えるか販売店に頼むか

デンソーの解説によると、カーエアコン用フィルターの搭載位置は車種によって異なるが、国産車の場合はほとんどがグローブボックス奥のエアコンに装着されている。多くの車種はグローブボックスを取り外すだけで交換できるとされるが、車種によって多少の違いがあるとも書かれている。DG64V 固有の取り付け位置や作業手順については、マツダの取扱書に記載がない。ここは断定を避けて現車で確かめる領域だ。

進め方としては、型式と車台番号を確認する、商品ページの表記と突き合わせる、現車のグローブボックス奥に既存のフィルターがあるか形状も含めて目で確かめる、という順で詰めていく。そのうえで判断がつかない、あるいは作業に自信がないなら販売店に相談する。取扱書が案内しているのもこの相談までで、そこから先を無理に自分で決める必要はない。

よくある質問

スクラムバンのエアコンにタイプ違いはあるのか

この世代には、ダイヤル操作のマニュアルエアコン装備車と、温度設定で自動制御されるフルオートエアコン装備車がある。取扱書でもフルオートエアコンの節に「タイプ別装備」と注記され、図版が書き分けられている。ただし脱臭フィルターの手入れ時期の案内は、エアコンの種類で分けられていない。操作部の形が違っても、交換の考え方は同じでいい。

エアコンを使わない季節はどう扱えばよいか

取扱書は、長期間使用しないときは月に1回程度エアコンを作動させて装置各部にオイルを循環させるよう案内している。また炎天下に長時間駐車したあとは、ドアや窓を開けて換気しながら冷房することも勧めている。冬の間まったく回さずにいると、春先に一気ににおいが気になりやすい。月1回の空回しは、フィルター交換とは別に効いてくる習慣だ。

商品ページに載っている純正品番だけを頼りに選んでよいか

品番の一致は有力な手掛かりだが、それだけで決め切らないほうがいい。商品ページの品番表記は売り手側が示す互換の案内で、自動車メーカーの一次資料と照合したものではないからだ。型式・対応期間の表記と車検証の内容を合わせて見て、それでも判断が割れるなら販売店に車台番号を伝えて確認する。

エブリイ DA64 などをまとめた汎用品でも問題ないのか

対象車種をまとめた商品が使えないという話ではない。ただ対象が広いぶん、自分の型式と年式が本当に含まれるかを自分で読み取る必要がある。参考までに PIAA の品番一覧には、スズキ・マツダ用の設定として代表車種「エブリイ、スクラム」に対応する品番(コンフォート系 EVC-S5、プレミアム系 EVP-S5)が載っている。ただしこの一覧は品番・メーカー・代表車種までの粒度で、型式や年式は書かれていない。DG64V に付くかどうかを一覧だけで判定することはできない。

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まとめ

最初にやることは、グローブボックス奥の現物を見て、いま何が入っているかと形状を自分の目で確かめること。車検証で型式・初度登録年月・車台番号を押さえるのは、その次でいい。そのうえで3点を順に決めれば選択は終わる。

  1. 周期はマツダの取扱書の目安に合わせる。清掃は地域区分に応じて5,000km/6か月ごとか10,000km/12か月ごと、交換は車検ごと。
  2. 候補は型式表記の粒度で絞る。DG64V を名指ししているものから見れば、適合確認が短く済む。
  3. 最後は単品かセットかで決める。単品で安く済ませるなら INEX の活性炭入、品番から照合したいならエムズ部品、層構造を選ぶなら3層構造活性炭入り、車検ついでに吸気側もまとめるなら INEX のセット。

型式が同じでも年式で設定が違う場合はある。適合確認だけは省略しないでほしい。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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