ノートe-POWER タイヤチェーン サイズ別の選び方

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雪道に入る予定ができてタイヤチェーンを探すと、ノートe-POWERは最初に2回枝分かれする。1回目は世代で、2020年12月以降のE13型か、2016年11月から2020年11月までのE12型e-POWER(HE12・SNE12)か。2回目は純正タイヤサイズで、同じE13型でもグレードで15インチと16インチに分かれる。商品ページの「ノートに適用」を頼りに買うと外れるのはこの構造のためで、選ぶ軸は車種名ではなく自車のタイヤサイズになる。

目次

サイズとタイプで決まる4製品の早見表

先に3点だけ押さえる。選ぶ軸は自車の純正タイヤサイズであること、装着するのは前2輪で4WDのFOURも同じであること、スタッドレスを履いていてもチェーン規制中は通れないこと。この3点を外すと、製品を見比べる前の段階で間違える。

見る順番は5つある。(1)自車の純正タイヤサイズと製品のサイズ表記が一致するか、(2)金属・非金属・布製のどのタイプか、(3)ジャッキアップや車両の移動が要るか、(4)JASAA認定品かどうか、(5)収納性と価格。必ず(1)から順に潰す。チェーンは1ペア2本で済むため、ホイールごと4本そろえるスタッドレスより保管場所も費用も小さく収まる。

製品 タイプ 商品ページの対応表記 装着 価格
YYZAX 非金属タイヤチェーン 非金属(軟質ゴム製) ノート E13(2020年12月〜現行) ジャッキ不要 3,499円
EYQDY スノーソックス 布製 ノート e-POWER E13 ジャッキアップ不要 6,799円
WOIHM 非金属タイヤチェーン 非金属 ノート E12・E13/オーラ FE13 ジャッキアップ・車両移動不要 10,000円
RAIDOU 布チェーン 布製 ノート E12・SNE12(サイズ選択式) 記載なし 5,980円

価格は2026年8月30日時点のAmazon実売価格で、変動する前提で見る。

自分の純正タイヤサイズを確定する

日産が公開しているノートの主要装備一覧と公式FAQでは、e-POWERの型式は世代と駆動方式で分かれる。E12世代は2WDがDAA-HE12、4WDがDAA-SNE12で、e-POWERが加わったのは2016年11月。E13世代は2WDが6AA-E13、4WDが6AA-SNE13で、2020年12月のフルモデルチェンジからガソリン車の設定が無くなった。まず車検証の型式欄で、どちらの世代かを決める。

世代とグレードで分かれる純正サイズ

日産の公式FAQに掲載されたノートの諸元では、純正タイヤサイズは次のように分かれる。

世代 純正タイヤサイズ 該当グレード
E13(6AA-E13・6AA-SNE13) 185/65R15 88H F・S・S FOUR
E13 185/60R16 86H X・X FOUR・AUTECH・AUTECH FOUR・AUTECH LINE
E13 195/60R16 89H AUTECH CROSSOVER・AUTECH CROSSOVER FOUR
E12 e-POWER(DAA-HE12・DAA-SNE12) 185/70R14 88S e-POWER B・e-POWER B FOUR
E12 e-POWER 185/65R15 88H e-POWER S
E12 e-POWER 185/65R15 88S e-POWER X・X Vセレクション・MEDALIST とその FOUR
E12 e-POWER 195/55R16 87V e-POWER NISMO系
E12 e-POWER 205/45R17 84W NISMO S系

表より実車を先に見る

確かめる場所は運転席ドアの開口部に貼られたラベルと、いま履いているタイヤ側面の刻印の2か所。ノート(E13型)の取扱説明書も、指定空気圧は運転席ドアの開口部に表示してあると案内している。中古で買った個体や前オーナーがインチを変えている個体では、グレード表から引いた値と実際の装着サイズがずれる。表は当たりを付けるためのもので、注文の直前に見るのは実車側だ。

冬用タイヤ規制とチェーン規制は別物

冬用タイヤ規制はスタッドレスで通れる

NEXCO西日本が冬季の高速道路について案内している内容では、冬用タイヤ規制中はスタッドレスタイヤやスノータイヤなどの冬用タイヤ、またはタイヤチェーンなどのすべり止め装置を着けていない車は走行できない。どちらかを満たしていればよい規制で、必要な装置は都道府県で異なるとされている。

チェーン規制はチェーンが無いと通れない

もう一段上がチェーン規制で、全車輪が冬用タイヤでもチェーンを装着しないと走行できない。実施するのは、大雪特別警報や大雪に対する緊急発表が行われるような異例の降雪時。国土交通省がチェーン規制について公開している説明でも、スタッドレスタイヤを着けていてもチェーンをしていない車は規制中に通れないと明記されている。4WDも除外されない。同省は、大雪時の峠などでは4WD車は重量が大きく下り坂での制動距離が長くなるため、チェーンを着けていないと通れないとしている。

規制はどこでも行われるわけではなく、同省が公開する一覧では直轄国道6区間と高速道路7区間の計13区間が指定されている。NEXCO西日本は、冬の高速道路では冬用タイヤの装着に加えて必ずタイヤチェーンを携行するよう案内している。

タイプは3つ、認定の対象は非金属

国が挙げる3タイプ

国土交通省の説明では、チェーン規制中に通行できるタイヤチェーンは自動車用品店などで売られているもので問題なく、種類は金属チェーンタイプ、ウレタン&ゴムチェーンタイプ、布製カバータイプの3つが挙げられている。スプレーのように薬剤を吹き付けるタイプでは規制中に通れない。

布製か非金属かは走る量で決める

布製カバータイプはアラミドなどの特殊繊維製で、上の3分類に入っている。ただし消耗は早い。日産純正アクセサリーとして扱われるオートソックでも、取替の距離の目安は雪上150km(50km/h以下での走行時)程度とされ、耐久性は使用状況で異なるとして3年間6万km保証の対象外に置かれている。年に数回、短い距離だけ雪道に入るなら布製で足り、走る量や登坂の頻度が読めないなら非金属側に寄せる、という切り分けになる。

JASAA認定は何を確かめた印か

タイヤチェーンの認定を行っているJASAAの公開情報では、認定の対象は乗用車用の非金属製タイヤチェーンで、非金属製とは接地面の主な材料がゴム系・樹脂系・その他の非金属系のものを指す。認定品は協会規格JASA432に基づく製品を委員立会いのもと実車走行試験にかけたもので、圧雪路と氷盤路での登坂、630kmの耐久といった基準が置かれている。見分ける場所は2つで、収納ケース外側の認定マークと、本体に付く認定票だ。同協会は購入時に確かめる点として、自車のタイヤサイズのほかタイヤハウスのクリアランスと、装着できない車種があることを挙げている。

純正オートソックは185/60R16用だけ

日産純正アクセサリーの車種適用一覧では、ノート向けのオートソックは185/60R16用の1仕様だけが載り、価格14,300円、適用車種はAUTECH LINE X系・X系と案内されている。この一覧は2026年8月現在販売の車種別適用表とされ、年式やグレードの適合は販売会社への問い合わせに委ねられている。

裏を返すと、185/65R15のF・S・S FOUR、195/60R16のAUTECH CROSSOVER系、そしてE12型e-POWERに乗っているなら、純正の設定は無く社外品から選ぶことになる。取扱説明書はタイヤサイズに合った日産純正品を勧めたうえで、サイズに合ったチェーンでも使用できない場合があるとし、サイズに合わないものを使うとブレーキ配管やフェンダーなどを破損するおそれがあると注意している。同じ一覧にも、同サイズ表記のタイヤでも種類やメーカーによって装着できない場合があるという注記が付く。サイズ表記の一致は、装着できることの保証ではない。

ノートe-POWERで買える4製品

商品ページの「適用」「対応」は出品者側の説明で、自動車メーカーが保証した適合ではない。突き合わせるのは車種名ではなく、自車の実際のタイヤサイズと商品が対応と明記しているサイズの2つ。もう1つ、E13型で効いてくるのが装着方式だ。取扱説明書によれば、E13型にはジャッキ、ハンドル兼ホイールナットレンチ、ハンドルレバーが標準で搭載されていない。ジャッキアップを前提とする製品は、専用のジャッキを別に用意しない限り路上で使えない。

E13型向けの非金属タイプ

軟質ゴム製の非金属チェーンで、対応表記はノート E13の2020年12月から現行まで。ジャッキ不要をうたっており、E13型にジャッキが載っていない事情とかみ合う。4製品の中では価格が最も低い。

YYZAX 非金属タイヤチェーン 軟質ゴム製 ニッサン ノート E13(R2.12〜現行)対応 ジャッキ不要

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E13型向けの布製タイプ

タイヤにかぶせる布製のスノーソックス。対応表記は日産ノート e-POWER E13で、こちらもジャッキアップ不要。金属部品が無いぶん収納がかさばらず、年に数回の雪道のために積んでおく使い方に収まる。

EYQDY スノーソックス 布製タイヤチェーン 日産ノート e-POWER E13 適用

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E12型とE13型の両方を挙げる非金属タイプ

対応表記にノート E12・E13とオーラ FE13を併記した非金属タイプ。ジャッキアップも車両の移動も不要とされ、収納パックが付く。世代をまたぐ表記だからこそ、自分の車のサイズが対応表に入っているかは個別に確かめる。

WOIHM 非金属タイヤチェーン ノート E12・E13/オーラ FE13 適用 ジャッキアップ不要

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E12型向けの布製タイプ

ノート E12・SNE12向けの布チェーンで、サイズを選んで注文する形式。E12型のe-POWERは14インチから17インチまで純正サイズが4系統に分かれるので、この形式ではサイズの選択がそのまま適合の可否になる。

RAIDOU 布チェーン ノート E12/SNE12 用 サイズ選択式

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装着する輪と場所

前2輪に付ける

ノート(E13型)の取扱説明書は、タイヤチェーンは必ず前2輪に装着し、4WD車も前2輪に装着すると明記している。FOURでも後輪ではない。装着時は安全に作業できる平坦な場所に停車してパワースイッチをOFFにし、製品に付属する取扱説明書に従って取り付ける。走行速度も車側ではなく、その付属説明書が指定する値が基準になる。

E12型については、今回確認できた記載はE13型の取扱説明書のもので、そのまま当てはめられない。国土交通省は駆動輪に着けるのが基本とし、NEXCO西日本はFF車が前輪、FR車が後輪で、4WD車は基本の車体構造によって装着輪が異なるため各車両の取扱説明書で確認するよう案内している。E12型なら、手元の取扱説明書で装着輪を確かめてから買う。

高速道路では本線上で作業しない

NEXCO西日本は、チェーン装着の表示を見たら最寄りのSA・PAかチェーン着脱場で装着するよう案内している。本線上での装着は避ける。長大トンネルなどではチェーン切れを防ぐために外して走る区間があり、こまめな着脱が求められる。同社はあわせて、説明書に従って事前に装着のリハーサルをしておくことも挙げている。雪の中で初めて袋を開けることになると、そこで手が止まる。

付けたまま走らない

装着中にしない操作

取扱説明書のアドバイスは3点。雪のない舗装路をチェーンを付けたまま走らないこと、突起しているところや穴の上を走らないこと、急ハンドルやタイヤがロックするようなブレーキ操作をしないこと。舗装路で走り続けると路面を傷め、チェーンの摩耗も早まる。ホイールカバーやアルミホイールに傷が付くおそれがある点も、注意として載っている。

効きが変わる装備がある

E13型の取扱説明書は、プロパイロット、踏み間違い衝突防止アシスト、BSW/インテリジェント BSI、車線逸脱警報などが正しく作動しないおそれのある状況を列挙しており、その中にタイヤチェーンを装着しているときが含まれる。チェーンを巻いている間は、これらが普段どおり働く前提で運転しない。

よくある質問

スタッドレスを履いていてもチェーンは必要ですか

チェーン規制が出る区間を通るなら必要になる。国土交通省は、スタッドレスタイヤを着けていてもチェーンをしていない車は規制中に通れないとしている。

FOUR(4WD)は後輪に付けるのですか

E13型は前2輪。取扱説明書が4WD車も前2輪に装着すると明記している。E12型は手元の取扱説明書で装着輪を確認する。

布製のスノーソックスでもチェーン規制を通れますか

布製カバータイプは、国土交通省がタイヤチェーンの種類の1つとして挙げている分類にあたる。ただし個別の商品が規制時の通行を認められるかまでは示されていないので、規制区間を走る予定があるなら道路管理者の案内で確かめる。

商品ページに「ノートに適用」とあれば買って大丈夫ですか

車種名の一致だけでは足りない。自車のタイヤサイズと商品のサイズ表記を突き合わせ、判断が付かないときは日産販売会社に相談する。

チェーンは4本必要ですか

前2輪に付けるので1ペア2本で足りる。JASAAも、ホイールを含めて4本そろえるスタッドレスと違い、チェーンは1ペア2本でコンパクトに収まると説明している。

まとめ

車検証の型式欄でE13型かE12型かを割り、運転席ドア開口部のラベルとタイヤ側面の刻印で自車の純正サイズを確定する。そこから、走る量が読めないなら非金属、年に数回なら布製とタイプを決め、E13型ならジャッキ不要の製品を優先する。185/60R16のX系・AUTECH LINE X系なら純正オートソックも候補に入る。候補を1つに絞ったら、注文する前に商品のサイズ表記と自車のサイズを並べて確認する。買ったチェーンは、雪が降る前に一度前2輪へ装着してみる。手順を体が覚えていれば、寒い路肩で袋を開けても手が動く。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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