ノートe-POWERのセンターコンソールまわりを片付けようとすると、買う物は世代で二手に分かれる。2020年12月以降のE13・SNE13なら純正コンソールの中に入れる内蔵型のトレイ、2016年11月から2020年11月までのHE12なら肘掛けそのものを後付けするタイプで、同じコンソールボックスという名前で売られていても足す物が違う。自分がどちら側かは車検証の型式欄で決まるので、そこから順に絞っていく。
世代で分かれる2種類と今回の4製品
各商品ページの適合表記を並べると、この2種類は名乗りからして違う。E13・SNE13向けは「内蔵型コンソールボックス」「収納トレイ」と名乗り、純正コンソールの中に入れて使う。E12(2016年11月から2020年11月の後期型)向けは「車用アームレスト」「肘掛け」を名乗り、アームレストごと足す本体だ。同じ言葉で検索して出てくるが、前者は仕切りを足すもの、後者は肘掛けを足すもので価格帯も別になる。
| 製品 | 対応世代 | 設置位置 | 固定方式・付属 | 価格 |
|---|---|---|---|---|
| Auovo 内蔵型コンソールボックス | E13・SNE13(オーラFE13併記あり) | 上段(アームレスト下) | 純正内部にはめ込み/ラバーマット付き | 1,499円 |
| BIXUAN コンソールボックス(下段) | E13(オーラ併記あり) | 下段(ロアボックス側) | 置くだけ | 2,480円 |
| Spedify 車用アームレスト 二層タイプ | E12(2016.11-2020.11 後期型) | アームレスト本体 | 組み立て式/収納2段 | 4,980円 |
| 真っ白な杉屋 車用アームレスト | E12(2016.11-2020.11 後期型) | アームレスト本体 | 組み立て式/USB充電ポート・二層 | 7,840円 |
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E13で純正コンソールが二段になった
コンソール周りについて公式資料に書かれている内容は、2つの世代ではっきり違う。
上段のボックスと下段のロアボックス
日産が新型ノートの発表資料で説明しているところによると、E13の室内は「小型の電制シフトレバーが乗るブリッジ型のセンターコンソールには、大型の収納スペースやロングリーチのアームレストを装備」した造りになっている。日産の公式カタログの室内収納の項では、収納装備としてカップホルダー(2個)、フロントドアポケット(ボトルホルダー付)、リヤドアボトルホルダー、センターコンソールボックス、センターコンソールロアボックス、助手席シートバックポケット、グローブボックスが並ぶ。センターコンソールボックスとセンターコンソールロアボックスが別項目で並記されているため、E13のコンソールは上段のボックスと下段の空間という2つの収納で構成されていると読める。日産の主要装備一覧にも「フロントセンターアームレスト(センターコンソールボックス)」「センターコンソールロアボックス&ポケット」がグレード別装備の欄に載る(グレードごとの記号までは読み取っていないので、全車標準かどうかはここでは断定しない)。
E12世代の資料はコンソールに触れていない
日産の公式FAQと発表資料の表記では、2代目ノートはE12型が2012年9月から2020年11月、そのうちe-POWERはHE12型で2016年11月から2020年11月にあたる。その2016年11月の追加時の発表資料は、内装のカラーコーディネートやD型3本スポークステアリング、専用メーター、シート素材には触れているが、センターコンソールやアームレストには触れていない。ここから読み取れるのはコンソール周りの造りが世代で変わったことまでで、E12に純正のコンソールボックスが無いとまでは言えない。確かなのは、E12用とE13用の製品は形状が別物で相互に流用できないという一点だ。
選ぶときに見る4つの基準
設置位置を先に決める
第一の基準は設置位置。E13では上段(アームレスト下のセンターコンソールボックス)と下段(センターコンソールロアボックス)で製品が分かれるので、散らかっているのがどちらなのかで買う物が変わる。上段はスマホ・カード・スマートキーのように出し入れの多い小物、下段は高さのある箱物を置く空間として使われることが多い。シフト前のフロントセンタートレイに置くタイプもある。上段と下段という区分は日産自身のもので、主要装備一覧のディーラーオプションにも「インテリアイルミパック(センターコンソールイルミネーション(上段用/下段用)、センターコンソールマット(下段用))」が設定されている。どこを片付けたいかを決めてから製品を見ると、外さない。
固定方式と原状回復のしやすさ
置くだけ・はめ込み式は工具が要らず、外せば元に戻せる。リースやリセールを考えているなら、この形が無難だ。両面テープ式は位置が決まる代わりに、剥がしたあとに跡が残り得る。アームレスト本体を後付けするタイプは既存の部位に被せたりベルトで留めたりする製品が多く、置くだけの物より手間がかかる。
素材と擦れ音
コンソールに入れる収納で不満が出やすいのは、走行中に中身が跳ねて樹脂どうしが擦れる音だ。底面にラバーマットや滑り止めが付いていれば、この音と中身の移動を抑えられる。仕切りの数と配置も同じで、スマホ・カード・小銭が同じ区画に混ざらない配置のほうが静かになる。ただし仕切りが細かすぎると大きめの物が入らないので、入れたい物を先に決めておく。
端子と操作系を塞がない
日産の公式カタログによれば、現行ノートは「USB電源ポートのTYPE-C 1個を全車に標準装備。NissanConnectナビゲーションシステム(メーカーオプション)をお選びの場合には、USB電源ポート TYPE-A 1個とHDMI端子も装備されます」という構成だ。ケーブルを挿したまま蓋が閉まるか、後付けの収納がケーブルを噛まないかを、設置位置を決める段階で見ておく。コンソール上の電制シフトとその周辺のスイッチに手が届くかも同時に確かめる。
E13・SNE13向け:純正コンソールに入れる内蔵型
上段を仕切るなら Auovo の内蔵型トレイ
純正の上段ボックスにはめ込んで、中を区画に分けるトレイ。底にラバーマットが付くので、走行中の擦れ音と中身の移動を抑える方向に働く。適合表記はノートe-POWER E13・SNE13型とオーラ FE13型の併記で、上段が物の山になっている車には効きやすい1本だ。
Auovo ノートe-POWER E13/SNE13・オーラ FE13型専用 内蔵型コンソールボックス 収納トレイ(ラバーマット付き)
下段を使い切るなら BIXUAN の下段用
こちらは下段(ロアボックス側)に置く小物入れ。下段は高さがある分、そのままだと物が奥に転がって取り出しにくい。日産のディーラーオプションにも下段用のマットが設定されているとおり、下段に何かを敷いたり入れたりする使い方は純正でも想定されている。上段は間に合っていて下段だけ持て余している車なら、こちらから試す。
BIXUAN ノートE13/オーラ e-POWER 2020年以降 コンソールボックス 収納(下段用)
E12・HE12向け:アームレストごと足すタイプ
収納を2段にする Spedify の二層タイプ
前席の間に肘掛けごと足して、内部を上下2段に分ける製品。適合表記の「2016.11-2020.11現行 後期型」は、日産のFAQ表記におけるHE12型(e-POWER)の設定期間と一致する。自分の車の初度登録年月がこの期間に入っていれば、まず候補に置いてよい。
Spedify 2代目 E12 ノート e-POWER用 車用アームレスト センターコンソールボックス 二層タイプ(2016.11-2020.11 後期型)
USB充電ポートまで欲しいなら真っ白な杉屋
同じアームレスト型で、USB充電ポートを内蔵し収納も二層になる。肘掛けと充電口を一度に足せる分だけ価格は上がる。なお商品名にNISMOの記載があっても、その仕様への適合を謳っている場合と語を並べているだけの場合があるので、判断は適合欄の記載で行う。
真っ白な杉屋 2代目ノート e-POWER用 車用アームレスト コンソールボックス USB充電ポート付き 二層タイプ(2016.11-2020.11 後期型)
買う前の適合確認の手順
- 車検証の「型式」欄を見て、E13・SNE13(2020年12月以降)かHE12・E12(2020年11月まで)かを確定する。
- 初度登録年月で年式を確認する。
- 商品ページの適合表記に自分の型式と年式が入っているかを照合する。E13向けは上段用か下段用かの指定も見る。
- 設置予定の場所の内側の幅・奥行き・高さを実際に測り、製品の外寸と突き合わせる。
E13向け製品にはノート オーラ(FE13・FSNE13)を併記したものと、併記の無いものがある。併記があること自体は取り付け位置の形状が両車で共通していることを示すが、日産の公開資料で部品の共通性まで確認したわけではないので、オーラと同じ物と決めてかからない。E12向けには「E12 NE12 対応 2012年9月〜」のようにe-POWER追加前を含む期間で書かれた製品もあり、この書き方だとe-POWERへの適合が商品名からは読み取れない。その場合は適合欄にe-POWERやHE12の記載があるかを個別に確かめる。NISMOやAUTECHのように内装が専用仕様になり得るグレードは、一般グレード向けの適合表記をそのまま当てはめない。
取り付けと使うときの注意
内蔵型トレイなら工具は要らず、作業自体は数分で終わる。純正コンソールの中身をすべて出し、内側の汚れとほこりを乾いた布で拭く。汚れが残るなら中性洗剤を薄めた布で拭いてから乾かす。トレイは奥から差し込むように置き、四隅が浮いていないかを見る。最後に蓋を閉じて干渉が無いか、アームレストとして体重をかけても沈み込まないかを確かめる。
E13はコンソール上に電制シフトレバーがあるので、シフト操作とその周辺の操作を妨げない位置に収める。主要装備一覧に全車標準装備として載る「ピアノブラック調フィニッシャー〈シフト、シフトベース〉」の面に、直接テープで固定する製品は避けたほうがいい。傷が残ると戻せない。使い方の面では、急ブレーキや急なハンドル操作で中身が飛び出さないよう、蓋か十分な深さの仕切りがある製品を選ぶ。硬い突起物が上を向いた状態で固定される形も避ける。走行中の出し入れは前方から目を離す原因になるため、使う物の置き場所は走り出す前に決めておく。
よくある質問
ノート オーラ用と書かれた製品はE13のノートにも使えるのか
製品による。適合表記にノート E13・SNE13とノート オーラ FE13・FSNE13を併記しているものが複数ある一方、併記の無い製品もある。買う前に商品ページの適合表記で自分の車が挙がっているかを見る。
純正コンソールの内側は何ミリあるのか
日産の発表資料・公式Webカタログ・主要装備一覧のいずれにも内寸の記載が見当たらない。数値が公開されていない以上、入れたい物や候補製品の外寸と突き合わせるには自分で測るしかない。
取り付けで純正内装に傷は残らないか
置くだけ・はめ込み式なら外して元に戻せるので、傷は残りにくい。両面テープ式は貼った跡が残り得るため、内装に手を入れたくないなら選ばない。
コンソールボックスを付けるとUSB端子やシフト操作の邪魔にならないか
製品と置き場所次第で、邪魔になることはある。TYPE-Cは全車標準、ナビをメーカーオプションで選んだ車はTYPE-AとHDMI端子も加わるので、ケーブルを挿したまま使えるかを実物で見る。電制シフトの周囲は握り替えの動線でもあるので、手の通り道に高さのある物を置かない。
コンソールに収まらない物の置き場所
コンソールだけで片付かないなら、逃がし先は車内に残っている。日産の公式カタログは「グローブボックスは、サイズ・容量を拡大。上下2段の構造にすることで、取扱説明書やティッシュボックスなど、かさばりやすい物も無理なくスッキリ収納できます」と案内していて、かさばる物はこちらへ回せる。フロントドアポケット(ボトルホルダー付)、リヤドアボトルホルダー、助手席シートバックポケットも同じカタログの室内収納に挙がっている。
まとめ
まず車検証の型式欄で世代を割り、次に片付けたい場所を決める。E13・SNE13で上段の小物が散らかっているならAuovoの内蔵型トレイ、下段を持て余しているならBIXUANの下段用。HE12なら肘掛けを足す側で、二層収納だけならSpedify、充電口も欲しいなら真っ白な杉屋という並びになる。候補を1つに絞ったら、最後は商品ページの適合表記に自分の型式と年式が載っているかを確かめてから注文する。測っておいた設置場所の寸法があれば、そこで判断が付く。
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