スクラムトラック DG63T サンシェード おすすめ4点

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配達や農作業、現場仕事で日中ずっと屋外に駐めておくと、戻ったときのハンドルとダッシュボードは素手で握れない温度になっている。スクラムトラック DG63T のサンシェードを探すと商品名に型式が並んだものがいくつも出てくるが、その中身はどれも汎用品で、売り手自身がサイズの適合を保証していない。選び方は車名からではなく、自分のフロントガラスを測るところから始まることになる。

目次

車種専用設計はこの世代には見当たらない

用品メーカーの車種別カテゴリでは、キャリイの DA63T/DA65T 世代に並ぶのは LED 照明・内装パネル・ハンドル・フットペダル・ドアハンドルカバーで、フロントガラス用サンシェードの設定が無い。同じメーカーは後継の DA16T 世代向けに車種専用設計のフロントメッシュサンシェードを用意していて、その適合車種にはスクラムトラック DG16T が並んでいる。専用設計の設定は後継世代から始まった、と読むのが素直だ。

これは確認した時点の品揃えなので「絶対に存在しない」とは言えない。ただ、見つからないものを待つより、汎用品を実測で合わせるほうが早く片づく。この記事で扱う4点はいずれも商品名か商品説明に汎用と明記されている。

商品 サイズ表記 公表寸法 ミラーの逃がし 表示価格
傘型 折り畳み式(車種参考 DG63T・H18〜) 車種別に発送 記載なし バックミラー切れ込み加工 ¥4,980
傘型 UPF50/UVカット スリット入り 横幅(上)(下)120cm×高さ65cm 上面スリット ¥4,480
傘型 チタンコートシルバー 10本骨 Lサイズ 記載なし 上面スリット ¥5,500
傘型 チタンコートシルバー 10本骨 Sサイズ 記載なし 上面スリット ¥5,500

表示価格はいずれも Amazon の実売価格を確認した時点の値で、在庫も価格も動く。

商品名の「DG52T/DG62T/DG63T/DH52T 前期/後期」が指しているもの

4つの型式は同じ世代を並べたもの

マツダのニュースリリースは、2013年9月20日発売のスクラムトラックを「14年ぶりにフルモデルチェンジした新型」と書いている。その前のフルモデルチェンジが1999年ということになり、中古車情報サイトもこの型式を含むモデルの販売期間を1999年1月から2013年9月までひとつにまとめている。用品メーカー側の適合表記も同じくくり方で、ある商品は適合を DG63T/DG62T/DG52T/DH52T と書き、DG16T を含めていない。

ただし、同じ世代に属するというところまでが確認できた範囲だ。4型式でフロントガラスの寸法が同じだと示す資料は無い。

車検証の型式欄は3種類ある

中古車販売店のカタログ情報では、2002年5月発売・2004年4月発売の個体が LE-DG63T、2005年9月・2007年7月・2008年4月・2010年5月発売の個体が EBD-DG63T として並ぶ。諸元データベース側は同じ2010年5月から2013年8月の個体を EBE-DG63T と記載している。頭の記号は年式と仕様で分かれ、共通しているのは DG63T の部分になる。

車体寸法は、諸元データベースと中古車販売店のカタログ情報の双方で全長3,395mm・全幅1,475mm・全高1,790mmが一致する。ホイールベース2,350mm、乗車定員2名の2ドアで、全高は農繁仕様など背の高いグレードを含めると1,940mmまで幅がある。マツダが公開しているスクラムトラックの取扱説明書のうち DG63T を対象にするのは2010年5月から2013年8月モデル用の1冊で、車両型式や車台番号を確認する ID プレートは運転席ドアを開いた所に貼ってあると案内している。

後継の DG16T 用を流用する道は閉じている

同じニュースリリースには「フロントウインドーを前方に移動し、頭部前方の空間を拡大」「室内空間を拡大」という記述がある。フロントウインドーの位置関係そのものが変わっているので、DG16T 用として作られたサンシェードを DG63T に当てはめる前提は成り立たない。専用設計を探して後継世代のページに行き着いても、そこで買わないほうがいい。

使うのは駐車中だけ、と最初に決めておく

取扱説明書が名指しで避けるよう求めている場所

この車の取扱説明書は、アクセサリーの取付けについて「窓ガラスにアクセサリーを取り付けないでください。アクセサリーや吸盤が視界をさまたげたり、吸盤がレンズの働きをして火災を起こしたりするおそれがあります。」と書き、SRS エアバッグが作動したときにアクセサリーが飛んでけがをするおそれも挙げている。エアバッグの警告のほうには「インパネ上面には、ステッカーを貼ったり色をぬったりしないでください。また、アクセサリーや芳香剤、ETC 車載器やポータブルカーナビなどを取り付けたり置いたり、傘などを立てかけたりしないでください。」とある。

今回の4点はすべて傘型で、開いた本体を支える柄がインパネ上面側に来る。メーカーの文言に照らせば、ここは置きっぱなしにしてよい場所ではない。商品側もシリコン製の柄や360度可動でダッシュボードへの当たりを避ける作りにしているが、それは設置中に内装を傷めないための配慮であって、常設してよいという話とは別だ。

走り出す前に外す

道路運送車両の保安基準 第29条は、第3項で前面ガラスと側面ガラスについて、運転者の視野を妨げないものとして告示で定める基準に適合しなければならないと定めている。続く第4項は、その窓ガラスに整備命令標章・臨時検査合格標章・検査標章・保安基準適合標章・自動車損害賠償保障法にもとづく保険標章や共済標章・道路交通法第63条第4項の標章など、列挙されたもの以外が装着され、貼り付けられ、塗装され、または刻印されていてはならないとしている。

禁じられているのは貼り付けだけではなく装着を含む。吸盤で貼るタイプでなくても、サンバイザーで挟む・ダッシュボードに置く・立てかけるはいずれも装着に当たると読むのが素直で、前面ガラスと運転席・助手席の窓は同じ扱いになる。取扱説明書の側と方向は一致していて、両者が食い違っているわけではない。

期待していいのは涼しくなることではない

公表されている実測値の読み方

JAF のユーザーテスト「真夏の車内温度」は、2012年8月22日と23日に埼玉県戸田市の駐車場で行われた。晴れ・気温35度、正午から4時間、各車両の室温を25℃に揃えたうえで、駐車条件の異なるミニバン5台を測っている。結果は、対策なし(黒)が車内最高57℃・車内平均51℃・ダッシュボード最高79℃、対策なし(白)が52℃・47℃・74℃、サンシェード装着が50℃・45℃・52℃、窓開け3cm が45℃・42℃・75℃、エアコン作動が27℃・26℃・61℃。JAF 自身はこの結果について、サンシェードや窓開けでは車内温度の上昇を防ぐことはできないとしている。

車内の空気温度は数℃しか動いていない。一方でダッシュボードの最高温度だけは、装着時の52℃に対して74℃・79℃と大きく離れる。サンシェードで見込めるのは車内が涼しくなることではなく、ハンドルとダッシュボードが焼けるのを抑えることと、内装が直射日光を浴び続けるのを減らすことだ。なおこのテストの供試車はミニバン5台で軽トラックの実測ではなく、ここで並べた差も公表値を引き算した値であって、JAF が差として示した数値ではない。

取扱説明書のほうも、炎天下で駐車するときは車内にライターやスプレー缶、メガネやカードなどのプラスチック製品、炭酸飲料缶を放置しないよう求めている。サンシェードを付けても、置いていって平気になるわけではない。

「UVカット」「紫外線99%カット」をどう受け取るか

4点のうち3点は紫外線カットを前面に出している。ただしこの車の取扱説明書には、紫外線・UV・熱線・グリーンガラスといった語がひとつも出てこない。DG63T のフロントガラスに紫外線カットや熱線吸収の機能が入っているのかどうかは、メーカーが公開している資料からは確認できていない。付いているとも付いていないとも言えないので、商品側の紫外線カットが上乗せになるのかどうかも判断できない。

だから紫外線の表記は選ぶ軸に置かない。確かめられる寸法と、実測値で差の出ているダッシュボード表面の温度の側で決める。

スクラムトラック DG63T に使えるサンシェード4点

選び分けられる軸は3つに絞られる。サイズの決まり方、ルームミラーの逃がし方、柄がインパネに当たらないようにする作りだ。遮光率や遮熱率は横並びで比べられる数値が揃わず、素材名や骨数も一部の商品にしか書かれていないので、そこで優劣は付けない。形はすべて傘型で共通している。

寸法が唯一 cm で分かる1点

商品説明に「【商品サイズ】横幅(下)/120cm×横幅(上)/120cm×高さ65cm」とあり、サイズ表記は「小」。柄については、根元を360度自由に曲げられるようにし、柄をシリコン製にしたことで内装を傷つける心配を軽くしたと説明している。上面にスリットが入っていて、ルームミラーやドライブレコーダーを避けて設置できる。商品名には UPF50 と UVカットの表記があるが、遮光率・遮熱率・骨数・重量の記載は無い。

自分の実測値と突き合わせて買えるのは、4点の中でこれだけだ。測ってから選ぶという進め方をとるなら、まずここから当たるのが早い。

スクラムトラック 傘型サンシェード 汎用 横幅120cm×高さ65cm スリット入り シリコン柄

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車種を伝えてサイズを送ってもらう1点

商品名に「車種別」と「汎用」の両方が入っている折り畳み式で、商品説明は車種に合うサイズを送ると書いている。車種参考として型式 DG63T・年式 H18〜が挙げられ、バックミラーの切れ込み加工済み、中棒は360度回転して好きな方向に曲げられるとある。ただし寸法を cm で示した記載は無く、遮光率や素材名の記載も無い。

年式表記の H18 は2006年にあたるので、それ以前の個体は商品ページが想定している範囲の外になる。自分の車がどちらかは車検証の初度登録年月で分かる。商品名の「車種別」は、型紙から起こした専用設計という意味ではない点も押さえておきたい。

カーキャンパージャパン スクラムトラック DG63T 傘型サンシェード 車種別サイズ発送 バックミラー切れ込み加工

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サイズ表記が L と S だけの2点

3点目と4点目は同じ販売元の同じ商品で、Lサイズと Sサイズに分かれているだけだ。商品説明の文面は両者で同一で、表面にチタンコートシルバー素材を使い日差しを反射すること、紫外線を99%カットしてダッシュボードやシートなど内装の劣化・色あせを防ぐこと、グリップがやわらかいシリコン製で360度曲がり設置時にダッシュボードやカーナビに当たらないこと、ルームミラーとドライブレコーダーの干渉を防ぐスリットが入り10本骨であること、傘のように開いて設置し使わないときは折り畳み傘のようにたためることが並ぶ。末尾には汎用品なので取り付ける箇所と製品の各サイズを確認してから買うようにとある。

その肝心の L と S が何 cm なのかは、商品ページに書かれていない。表示価格も両者で同じなので、値段からも判断できない。この2点を候補にするなら、測った値を持って販売元に問い合わせてから決めることになる。

スクラムトラック 傘型サンシェード 汎用 Lサイズ チタンコートシルバー 10本骨 スリット入り

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スクラムトラック 傘型サンシェード 汎用 Sサイズ チタンコートシルバー 10本骨 スリット入り

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買う前にフロントガラスをどう測るか

汎用品を選ぶ以上、ここが本題になる。メジャーを持って運転席に座り、順に測る。

  1. ガラスの内側で上辺の横幅を測る。
  2. 同じく内側で下辺の横幅を測る。軽トラックのフロントガラスは上辺と下辺で幅の差が出やすいので、片方だけで済ませない。
  3. ガラス中央で上下の高さを測る。
  4. ルームミラーの根元と、ドライブレコーダーを付けているならその本体が、ガラス上辺からどれだけ下に張り出しているかを測る。
  5. 助手席側のインパネ上面に、柄を下ろす余地があるかを見ておく。

突き合わせ方はこうなる。横は広いほうの実測値をサイズ表記の横幅と比べ、縦は実測値を高さと比べる。横は少し大きめに取って端を折り込むほうが収まりがよく、逆に縦が長すぎるとサンバイザーやミラーの根元に当たって浮く。cm 表記のある1点なら、横120cm・高さ65cm という数字を自分の実測値に直接ぶつけられる。サイズが cm で書かれていない商品を選ぶ場合は、測った値を持って販売元に問い合わせる。

よくある質問

商品名に DG63T と書いてあれば専用品ということですか

違う。今回の4点はいずれも商品名か商品説明に汎用と明記されていて、うち1点は商品説明で、タイトルの車種は検索対象用でサイズの適合を保証するものではないので利用車種のフロントガラスのサイズを測ってから買うように、とはっきり書いている。商品名の型式は、その車で探している人に見つけてもらうための語だと考えたほうがいい。

前期用と後期用は分けて買う必要がありますか

商品側が前期・後期をまとめて1つの適合として書いているので、この4点については分ける必要がない。ただしそれは世代が同じという話であって、ガラス寸法が保証されているわけではない。判断はやはり実測になる。

後継の DG16T 用と書かれたサンシェードは使えますか

すすめない。2013年9月のフルモデルチェンジでフロントウインドーが前方に移動しており、位置関係が変わっている。DG16T 用として作られた寸法をそのまま持ってこられる根拠は無い。

サイズ表記が S と L しかない商品はどう選べばいいですか

先に自分のフロントガラスを測り、その値を販売元に伝えてどちらが収まるかを確認する。商品ページに L と S の実寸が載っていないので、他の商品の数値から推し量ることはできない。

走行中も付けたままにできますか

できない。保安基準第29条が前面ガラスと側面ガラスへの装着を列挙されたもの以外禁じており、挟む・置く・立てかけるも装着に当たる。取扱説明書も窓ガラスへのアクセサリー取付けとインパネ上面への設置を禁じている。駐車している間だけ使い、走り出す前に外す。

使わないときはどこにしまえばいいですか

先に決めておいたほうがいい。乗車定員2名の2ドアでシートの後ろに余分な空間がほとんど無く、乗用車のように後席へ放り込んでおくことができない。傘型はたためる形なので、たたんだ状態で背もたれの後ろか足元に収まるか、それとも毎回荷台に載せることになるかを想像しておく。収納袋の付属を明記している商品と、記載の無い商品がある。

まとめ

最初にやることは、メジャーを持ってフロントガラスの上辺・下辺・中央の高さと、ルームミラーの張り出しを実際に測ることだ。車検証で型式が LE-・EBD-・EBE- のどれで始まるかを見るのはその次でいい。DG63T の部分が共通していれば、商品側のくくりとしてはどれも同じ扱いになる。

測った値がそのまま突き合わせられるのは、横120cm・高さ65cm を公表している1点だけになる。ここが自分のガラスに収まるなら話は早い。車種を伝えてサイズを送ってもらう形で進めたいなら、年式が2006年以降かどうかを確かめてからにする。L と S の2点を狙うなら、測った値を先に販売元へ投げる。どれを選んでも、使うのは駐車中だけで、走り出す前に外す。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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