冬用のホイールセットを探すときに見落としやすいのが、CX-30はグレードによって純正が16インチと18インチに分かれていることだ。商品名に「CX-30」と入っていても、それだけで自分の車のサイズに合うとは限らない。先に自分の車の純正サイズを確かめ、その数字とホイールの数字を並べて選べば迷わない。ここでは、純正16インチを物差しにして冬用の4本セット3点を比べる。
16インチ標準のCX-30なら純正と同じリム幅・PCDの3点から選ぶ
16インチが標準なのは20Cと20Sで、ほかのグレードは18インチが標準だ。比べる3点はどれも16インチのスタッドレスタイヤとホイールの4本セットで、純正16インチと数字を並べると次のようになる。
| ホイールサイズ | インセット | PCD | 中心の穴の径 | タイヤ | 色 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 純正16インチ(取扱説明書) | 16×6-1/2J | 45.0mm | 114.3mm | 確認できていない | 215/65R16 98H | ― |
| Artemis MA-01 | 16X6.5J | +48 | 114.3(5穴) | 73.1mm | SnowShoes AW33 215/65R16 98H | ブラックポリッシュ |
| Artemis MA-01 | 16X6.5J | +48 | 114.3(5穴) | 73.1mm | SnowShoes AW33 215/65R16 98H | ダークグレーメタリック |
| Exceeder E05Ⅱ | 16X6.5J | +48 | 114.3(5穴) | 73mm | SnowShoes AW33 215/65R16 98H | ダークシルバー |
3点の数字は販売ページの商品説明の記載で、タイヤはどれも2026年製と書かれている。取扱説明書の純正16インチと比べると、リム幅とPCDは同じで、インセットは3mm大きい(ホイールが3mm内側に入る方向)。タイヤも215/65R16 98Hで、サイズ・ロードインデックス・速度記号の表記が純正と同じだ。
3点の違いはホイールのデザインと色、それに中心の穴の径だけで、ホイールサイズとタイヤの銘柄・サイズは同じ記載になっている。だから16インチ標準の車なら、数字ではなく見た目の好みで選んでいい。18インチ標準の車は、後で書く確認を先に済ませてほしい。
自分のCX-30の純正タイヤ・ホイールサイズを確かめる
グレードごとの標準サイズ
マツダ公式サイトのグレードの装備比較では、標準装備のタイヤとホイールは次のとおりだ。オプション設定のホイールの記載は無い。
| グレード | エンジン・駆動 | 標準タイヤ | 標準ホイール |
|---|---|---|---|
| 20C | e-SKYACTIV G 2.0・2WD | 215/65R16 98H | 16×6 1/2J スチール(フルホイールキャップ付き) |
| 20S | e-SKYACTIV G 2.0・2WD | 215/65R16 98H | 16×6 1/2J アルミ(グレーメタリック塗装) |
| 20G・20 Air Edition | e-SKYACTIV G 2.0・2WD | 215/55R18 95H | 18×7J アルミ(ブラックメタリック塗装) |
| 25L・25 Air Edition | e-SKYACTIV G 2.5・2WD/4WD | 215/55R18 95H | 18×7J アルミ(ブラックメタリック塗装) |
16インチが標準の20Cと20Sは、どちらも2.0Lの2WDになる。なお、このグレード名は公式サイトのグレードのページに今載っているもので、ページに年月の記載は無い。年式の古いCX-30は、グレード名ではなく下で書くラベルで確かめる。
取扱説明書の表の値
CX-30(DM)の取扱説明書の「タイヤ/ホイールサイズ」の表(標準タイヤ)には、215/65R16 98Hのタイヤに16×6-1/2Jのホイール、インセット(オフセット)45.0mm、ピッチサークル直径114.3mmと載っている。同じ表には、215/55R18 95Hのタイヤと18×7Jのホイールの組み合わせも標準タイヤとして載っている。
参考までに、北米のマツダ純正部品の通販ページでは、北米仕様のCX-30の純正18インチアルミホイールを18×7.0・PCD 5×114.3mm・オフセット+45mm・ハブ径67mmと記載している。ただしこれは北米仕様の記載で、日本仕様の値として確かめたものではない。
運転席ドアの横のラベルで確かめる
取扱説明書は、タイヤサイズを運転席ドアを開けたボディー側に貼られたラベルで確かめるよう案内している。ホイールを選ぶ前に、このラベルで自分の車が16インチか18インチかを見ておく。グレード名がはっきりしなくても、ここを見れば一目で分かる。
社外ホイールを選ぶときに合わせる数字
穴の数とPCD
最初に合わせるのは穴の数とPCD(ピッチサークル直径)だ。取扱説明書の表(16インチの行)のピッチサークル直径は114.3mmで、北米の純正部品の通販ページの表記は5×114.3mm(5穴)になっている。ここが違うホイールは候補から外す。
リム幅とインセット
リム幅とインセットは純正の値と比べる。取扱説明書の純正16インチは16×6-1/2J・インセット45.0mmだ。
インセットの数字が大きいほどホイールは車の内側に入り、小さいほど外側へ出る。外側へ出すとフェンダーからのはみ出し、内側へ入れるとサスペンションやブレーキとの隙間が狭まる方向になる。純正から外れる値のホイールは、購入店や取付店で干渉の確認をしてもらう。
中心の穴の径
北米の純正部品の通販ページのハブ径の記載は67mmで、比べる3点の販売ページの商品説明にあるセンターボア径(73.1mmか73mm)はそれより大きい。日本仕様のハブ径は確かめていないので、中心の穴の径が車側のハブと違う場合の位置決め(ハブリングを使うかどうか)は、購入店や取付店に確かめる。
ナットの座面
3点とも、販売ページの商品説明に「ナット付属無し (60度テーパー座ナットをご用意ください)」とある。ナットは別に用意し、ホイールの座面(60度テーパー)に合うものを選ぶ。CX-30の車側のネジの規格に合うかは購入店に確かめておく。
18インチ標準の車に16インチを付ける前に確かめること
16インチを標準装備にしているのは20Cと20S(2.0Lの2WD)で、20G・20 Air Edition・25L・25 Air Editionは18インチが標準だ。18インチが標準のグレードに16インチのホイールを付けられるかどうか(ブレーキなどとの隙間)は、確かめたマツダの公式資料には書かれていない。購入前にディーラーや取付店で確かめてほしい。
販売ページの商品説明の対応車種の欄も、CX-30を含む複数車種の列記(C-HR(インチダウン)・エクストレイル・CR-V・RVRなど)で、CX-30の型式・年式・グレードの指定は無い。18インチ標準のグレードに付けられるかどうかも書かれていないので、対応車種の欄にCX-30の名前があることを、18インチ車に付く根拠にはしない。
それでも冬用にスタッドレスタイヤを組んだホイールのセットを用意しておくと、冬と夏の履き替えをホイールごと行える。雪道への備えとしてチェーンもあわせて考えるなら、次の記事が参考になる。
Artemis MA-01(ブラックポリッシュ)のスタッドレス4本セット
販売ページの商品説明では、ホイールはArtemis MA-01のブラックポリッシュで、16X6.5J・OFF+48・PCD114.3の5穴・センターボア径73.1mm。タイヤはSnowShoes AW33 215/65R16 98H(2026年製)で、新品のスタッドレスタイヤとホイールの4本セット(1台分)だ。
対応車種の欄は「C-HR(インチダウン)/エクストレイル/エルグランド(E52)/CR-V/CX-30/RVR 他」。3点のうち、エルグランド(E52)の名前が並ぶのはこの商品だけだが、CX-30での数字はほかの2点と変わらない。黒系の色にしたい人はこれを選ぶといい。ナットは付いてこない。
Artemis MA-01 ブラックポリッシュ 16インチ スタッドレス4本セット
Artemis MA-01(ダークグレーメタリック)のスタッドレス4本セット
上の商品と同じArtemis MA-01の色違いで、販売ページの商品説明では、ホイールはダークグレーメタリック、16X6.5J・OFF+48・PCD114.3の5穴・センターボア径73.1mm。タイヤはSnowShoes AW33 215/65R16 98H(2026年製)で、新品のスタッドレスタイヤとホイールの4本セット(1台分)だ。
対応車種の欄は「C-HR(インチダウン)/エクストレイル/CR-V/CX-30/RVR 他」。デザインはブラックポリッシュと同じなので、2つで迷ったら色だけで決めればいい。グレー系の落ち着いた色にしたい人向けだ。こちらもナットは別売り。
Artemis MA-01 ダークグレーメタリック 16インチ スタッドレス4本セット
Exceeder E05Ⅱ(ダークシルバー)のスタッドレス4本セット
Artemis MA-01とは別デザインのホイールだ。販売ページの商品説明では、ホイールはExceeder E05Ⅱのダークシルバー、16X6.5J・OFF+48・PCD114.3の5穴で、センターボア径は73mmと、3点の中でこれだけ記載が違う。タイヤはSnowShoes AW33 215/65R16 98H(2026年製)で、新品のスタッドレスタイヤとホイールの4本セット(1台分)。
対応車種の欄は「C-HR(インチダウン)/エクストレイル/CR-V/CX-30/RVR 他」。Artemis MA-01のデザインが好みに合わないときや、シルバー系にしたいときの候補になる。ナットは別に用意する。
Exceeder E05Ⅱ ダークシルバー 16インチ スタッドレス4本セット
取り付けとナットの締め付けトルク
CX-30(DM)の取扱説明書とマツダ公式のよくあるご質問は、アルミホイールのナットの締め付けトルクを108〜147N・m(12〜14kgf・m)としている。よくあるご質問では、2026年7月の商品改良後の車と、それより前のCX-30(DM)の表で同じ値だ。
3点ともナットが付いてこないので、注文と同時にナットも手配しておく。取り付けを店に頼むと、商品代のほかに交換の工賃がかかる。自分で交換するときは、ナットを規定のトルクで締める。ジャッキの掛け方と交換の手順は次の記事にまとめている。
よくある質問
18インチのCX-30に16インチのホイールは付く?
付くかどうかは、確かめたマツダの公式資料には書かれていない。18インチ標準のグレード(20G・20 Air Edition・25L・25 Air Edition)に16インチを考えているなら、買う前にディーラーか取付店に聞くのが確実だ。
セットにナットは付いてくる?
比べた3点はどれも付いてこない。60度テーパー座のナットを別に買う。
ナットの締め付けトルクは?
取扱説明書の値は108〜147N・m(12〜14kgf・m)。手元の取扱説明書でも同じ値か見ておくとよい。
ホイールの中心の穴が車のハブと違うときは?
ハブリングを使うかどうかを含め、位置決めの方法は購入店や取付店に確かめる。
まとめ
候補は、まずドア横のラベルで自分のCX-30が16インチか18インチかを見て絞る。20Cや20Sのような16インチ標準の車なら、比べた3点はリム幅・PCD・タイヤサイズが純正と同じで、違いは色とデザインになる。1つに決めたら、インセット(純正45.0mmに対して+48)、中心の穴の径、60度テーパー座のナットの3点を購入店や取付店に伝えて最終確認をしてから注文すると間違いがない。取り付け後は規定のトルクで締める。
夏用のタイヤ選びや、ほかのパーツもあわせて考えるなら次の記事が役に立つ。
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