商品名に「CX-30専用」とあっても、出品者が挙げる型式の一覧や駆動方式の書き方は商品ごとに違う。よくある見落としは、4WD車なのに2WD専用と書かれた立体型マットを選んでしまうことだ。ラゲッジマットは、縁の高い立体型か平らな平面型かという形状と、自分の車が適合の記載に入っているかの2点で選ぶ。記載に無い条件(Boseサウンドシステム装着車など)は、注文前に販売元へ確かめる。
CX-30のラゲッジマットは形状と適合の書き方で選ぶ
選ぶ軸は2つある。1つは形状で、縁が立ち上がった立体(3D)型は水や砂を受け止めやすく、平らな(2D)型は外して片付けやすい。もう1つは適合の書き方で、型式の一覧の範囲と駆動方式の記載が商品ごとに違うので、自分の車がその記載に入るかを先に見る。
今回取り上げるのは次の4つだ。
| 商品 | 形状の書かれ方 | 向いている人 |
|---|---|---|
| LANGBEAN 3D防水マット | 3D立体構造(TPE製) | ぬれ物を積み、水洗いしたい人 |
| Shvgen 3D立体構造ラゲッジマット | 縁高の3D立体構造(TPE製) | 2WDのAT車(特別仕様車を除く)で縁の高さを優先したい人 |
| BLUESEATEC CX-30専用ラゲッジマット | 商品名は2D、説明は3D設計 | 型式がDMEJ3R・DM8Rの人 |
| CARLLAS 2Dトランクマット | 2D(PVC素材) | 外して巻いて片付けたい人 |
CX-30(DM系)の荷室の基本
対象は2019年に登場したDM系だ。発表当時の報道では、2019年9月20日に予約受注が始まり、発売は10月24日の予定とされた(SKYACTIV-X搭載車は2020年1月以降の予定)。
マツダの公式サイトでは、CX-30の荷室容量は430L(VDA方式・フロア下のサブトランクを含む)。ベビーカーやキャリーバッグなどを積め、日々の買い物から大人4人での小旅行まで応える使い勝手としている。
床面だけでなくサイドトリムにも不織布を貼り込み、荷物の引っ掛かりや傷付きを減らしているのも公式の説明だ。床のトランクマットとサイドトリムには遮音機能を持たせ、リアタイヤからのロードノイズを減らしているという。フロア下のサブトランクは洗車用具や汚れた物を入れておける場所で、フロアはストラップで持ち上げる作りになっている。また、Boseサウンドシステム装着車はサブトランクボックスの形状が異なると注記されている。
床面が不織布仕上げなので、ぬれた傘や長靴、泥の付いたアウトドア用品、ペットを載せる使い方なら、防水をうたう素材のマットを上に敷いて床面を守る。これがラゲッジマットを敷く理由だ。
荷室の使い方そのものは、こちらにまとめている。
ラゲッジマットの選び方(形状・素材・固定・手入れ)
形状(立体型・平面型)
縁の高さで水や砂を受け止めたいなら立体型、使わないときに外して片付けやすい物がよいなら平面型が向く。どちらの形かは商品名だけで決めず、商品説明と画像で確かめる。今回の4つにも、商品名と説明の書き方が食い違う商品がある。
素材
今回の4商品の記載では、TPE(熱可塑性エラストマー)、PVC、ゴム素材の3通りがある。素材名は出品者の記載で、防水や耐久の文言は各出品者のうたい文句として読む。使い勝手の差は、素材名よりも次の固定と手入れの書き方に表れやすい。
固定のしかた
置くだけで底面の滑り止めに頼る物と、裏面のマジックテープで床に留める物がある。荷物の出し入れが多いなら、ズレを抑える仕組みの記載を見ておきたい。固定について何も書いていない商品もある。
手入れ
丸ごと水洗いできると書く物と、拭き取りまでの物に分かれる。泥汚れが多いなら、水洗いやホースで流せると書かれた物を選ぶ。裏面に水をかけないよう注意書きがある商品は、丸洗いには向かない。
買う前に確かめる適合(型式・駆動方式・Bose装着車)
型式の一覧を車検証と照らす
販売ページの商品説明に載っている型式の一覧は、商品ごとに違う。
- BLUESEATEC:DMEP・DM8P・DM8R・DMFP・DMEJ3R・DMEJ3Pの6つ
- LANGBEAN・Shvgen:DMEP・DMEJ3P・DM8P・DMFPの4つ(DMEJ3R・DM8Rは一覧に無い)
- CARLLAS:型式の一覧は無く、DM系(2019年10月〜現行)のガソリン車/ディーゼル車対応と書く
車検証の「型式」欄を見て、自分の型式が一覧にあるかを照らす。一覧に無いときや、一覧そのものが無い商品は、注文前に販売元へ問い合わせる。あわせて、自分の車の駆動方式(2WDか4WDか)とミッション(ATかMTか)も把握しておく。
4WD車は駆動方式の記載を確かめる
4商品のうち駆動方式に触れているのはShvgenだけで、適合を2WDとし、MT車・4WD・特別仕様車には対応不可と明記している。残りの3商品は、商品名にも説明の箇条書きにも駆動方式の記載が無い。4WD車ならShvgenは外し、ほかの3つも4WD車で使えるかを販売元に確かめてから買う。
Bose装着車の注意
公式サイトの注記のとおり、Boseサウンドシステム装着車はサブトランクボックスの形状が異なる。4商品とも、商品名と説明の箇条書きにBose装着車についての記載が無い。Bose装着車は、使えるかどうかを購入前に販売元へ確かめる。
縁の高い立体型のおすすめ2選
販売ページの商品説明では、2つともTPE製の3D立体構造をうたい、水で洗える手入れを書いている。違いは適合の書き方と固定の記載だ。
LANGBEAN 3D防水マット(TPE製)
素材はTPEで、使用温度範囲は-50〜100℃と書かれている。3D立体構造で隅々まで覆い、カーペットの下へホコリや液体が入り込むのを防ぐとする。表面は凹凸のパターンで物の滑りを減らし、底面には滑り止め加工がある。工具は要らず、トランクに入れるだけで取り付けられ、汚れたら取り外して砂や泥を落としたり水洗いしたりできる。
適合はCX-30 DM系のDMEP・DMEJ3P・DM8P・DMFP(2019年10月〜現行)。水洗いまで想定した立体型がほしく、型式がこの4つに入る人に向く。
LANGBEAN CX-30(DM系)専用 3D防水ラゲッジマット TPE製
Shvgen 3D立体構造ラゲッジマット(2WD用)
素材はTPEで、ひび割れ・変形・変色しにくいとうたう。高い縁の3D立体構造で水・砂・食べこぼしを防ぎ、汚れたらホースで流せるとする。荷物による衝撃を吸収し、車体と荷物を守るともしている。商品名には「縁高」「折りたたみ式」とある。取付簡単・直接装着と書くが、滑り止めや固定具の記載は無い。
適合はCX-30 DM系の2WD(DMEP・DMEJ3P・DM8P・DMFP、2019〜現行)で、セット内容はマット1枚。MT車・4WD・特別仕様車は対応不可と明記されている。2WDのAT車で、縁の高さを優先したい人の候補だ。
Shvgen CX-30(DM系・2WD)専用 3D立体構造ラゲッジマット TPE製
商品名に「2D」とあるおすすめ2選
どちらも商品名に「2D」とあるが、形の書き方は2つで同じではない。購入前に販売ページの画像も見ておく。
BLUESEATEC CX-30専用ラゲッジマット
販売ページの商品説明では、適合はCX-30のDMEP・DM8P・DM8R・DMFP・DMEJ3R・DMEJ3P型(令和元年10月〜現行)専用設計。年式・グレード・オプション等により適合しない場合があると注記し、注文前に車種や形状を確かめるよう求めている。
商品名は「2Dトランクマット」だが、説明の箇条書きには「実車採寸による3D設計」で荷室の形状に合わせたとある。縁が立ち上がる形か平らな形かは記載からは決められないので、画像で形を確かめる。
素材は滑り止めのゴム素材で、厚みと柔軟性があり、耐摩擦性・防水性・クッション性をうたう。長靴や傘、灯油などの汚れから荷室を守るとし、手入れは汚れた所をぬれたタオルで拭く方法を書く。犬などのペット用マットやキャンプ道具の積載にも使えるとしている。2年間の保証をうたう。型式がDMEJ3R・DM8Rの車なら、今回の4つで一覧に型式が載っているのはこれだけだ。
BLUESEATEC CX-30 専用ラゲッジマット(R1.10〜現行)
CARLLAS CX-30専用 2Dトランクマット(PVC素材)
販売ページの商品説明では、表面はPVCの防水素材で凹凸があり、荷物の移動を防ぎ、汚れても水拭きできるとする。裏面はザラザラしたマジックテープ式で、マット全体がグリップしてズレにくいとし、トランクがフェルトでない場合は付属のマジックテープで固定できる。巻いて収納でき、曲げ癖や折跡が残りにくいとうたう。T40高密度スポンジを使い、適度なクッション性があるとしている。
適合はDM系(2019年10月〜現行)のガソリン車/ディーゼル車対応で、型式の一覧は無い。年式・グレード・オプション等により適合しない場合があるとの注記もある。
手入れには注意書きがあり、表面は水洗いや水拭きができるが、裏面のフェルト部分には水をかけないよう書かれている(フェルトがぬれると乾くのに時間がかかるため)。丸洗いしたい人より、外して巻いて片付けたい人に向く。
CARLLAS CX-30(DM系)専用 2Dトランクマット PVC素材
4商品の比較(形状・素材・固定・手入れ・適合)
| 商品 | 形状の書かれ方 | 素材 | 固定 | 手入れ | 型式の一覧 | 駆動方式の記載 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| LANGBEAN | 3D立体構造 | TPE | 入れるだけ・底面に滑り止め加工 | 取り外して水洗い | DMEP/DMEJ3P/DM8P/DMFP | 無し |
| Shvgen | 縁高の3D立体構造 | TPE | 直接装着(滑り止め・固定具の記載無し) | ホースで流す | DMEP/DMEJ3P/DM8P/DMFP | 2WDのみ(MT車・4WD・特別仕様車は対応不可) |
| BLUESEATEC | 商品名は2D、説明は3D設計 | 滑り止めのゴム素材 | 滑り止めのゴム素材 | ぬれたタオルで拭く | DMEP/DM8P/DM8R/DMFP/DMEJ3R/DMEJ3P | 無し |
| CARLLAS | 2D | PVC | 裏面マジックテープ式 | 表面は水洗い・水拭き(裏面のフェルトに水をかけない) | 一覧無し(DM系のガソリン車/ディーゼル車) | 無し |
表はどれも販売ページの商品説明の記載をまとめたものだ。4WD車で選べるのは、販売元に確かめが取れた商品だけと考えておく。価格は変動するので、各商品リンクの先で確かめてほしい。
使い方別の選び分け
- キャンプや釣り、ペット、雨や雪の日など、ぬれ物や泥汚れが多い人:縁の高い立体型で、水洗いできると書かれた物を候補にする。今回なら、型式がDMEP・DMEJ3P・DM8P・DMFPのどれかならLANGBEAN、さらに2WDのAT車(特別仕様車を除く)ならShvgenも候補になる。
- 普段の買い物が中心で、使わないときは外してしまいたい人:平面型を候補にする。巻いて収納できると書くCARLLASが合う。
- サブトランクをよく開ける人:フロアを持ち上げて使う作りなので、マットを外したりめくったりする手間も考えて選ぶ。置くだけの物と、マジックテープで床に留める物では、めくる手間が変わる。
- 4WD車の人:2WD専用と書かれたShvgenを除いて考える。ほかの3つも、4WD車で使えるかを販売元に確かめてから選ぶ。
荷室で寝泊まりする使い方を考えているなら、レイアウトの記事も参考になる。
よくある質問
4WD車でも使える?
Shvgenは4WDに対応不可と明記されている。ほかの3つは駆動方式の記載が無く、4WD車で使えるとは確かめられていないので、注文前に販売元へ問い合わせる。
後席を倒した部分まで覆える?
マツダの公式サイトでは、CX-30の後席は6:4分割可倒式シートバックだ。ただ、4商品とも荷室の床に敷くマットとして書かれており、背もたれの背面まで覆うという記載は無い。背もたれを倒して長い物を積むことが多いなら、覆える範囲を販売ページの画像や販売元への問い合わせで確かめる。
Bose装着車でも使える?
商品の記載からは判断できない。サブトランクボックスの形状が異なる車なので、販売元の回答を得てから選ぶ。
届いたときのシワや巻き癖は?
販売ページの商品説明では、BLUESEATECは丸めた状態で発送され、巻き癖や曲がり癖が残る場合があるとしている。LANGBEANは折りたたんで発送され、シワが残る場合があるが、伸縮性の高い素材なので時間がたつと元に戻るという。CARLLASは曲げ癖や折跡が残りにくいとうたい、Shvgenには届いたときの状態についての記載が無い。
まとめ
最初にやることは、自分のCX-30の荷室を開け、フロアを持ち上げてサブトランクの形と使い方を見ることだ。Boseサウンドシステム装着車かどうかも、あわせて確かめておく。次に、車検証の「型式」欄と駆動方式・ミッションを、出品者の適合の記載と照らす。記載の無い条件があれば注文前に販売元へ問い合わせ、届いたら、まず荷室に広げて形が合うかを確かめる。
形状は、ぬれ物や泥汚れが多いなら縁の高い立体型、外して片付けたいなら平面型。形状と適合の書き方の2点で、4つから候補を絞る。4WD車やBose装着車などで記載から決められないときは、販売元の回答を得てから選ぶ。
足元や座席も一緒に守りたいなら、次の記事も参考にしてほしい。
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