CX-30 のワイパーの長さは、マツダの公式 FAQ(2026年7月の商品改良モデル)では運転席側 650mm・助手席側 400mm・リア 350mm だ。前席の2本は DM 系全車を対象にしたオートエクゼの交換用ラバーとも同じ長さだが、リアは2026年7月の改良より前のモデルについてマツダの公式の値を確かめられていない。また社外品はワイパーメーカーの適合表が年式で区分を分けていて、2025年11月以降の車は10月までの車と同じ前席用の社外品がそのまま付くとは限らない。替えゴムで済ませるかブレードごと替えるかの選び方と、取扱説明書どおりの交換手順までを順に見ていく。
CX-30 のワイパーの長さ一覧
| 位置 | 長さ | 確かめた出典 |
|---|---|---|
| 運転席側 | 650mm | マツダ公式 FAQ(2026年7月改良モデル)・オートエクゼ(DM系全車) |
| 助手席側 | 400mm | マツダ公式 FAQ(2026年7月改良モデル)・オートエクゼ(DM系全車) |
| リア | 350mm | マツダ公式 FAQ(2026年7月改良モデル)のみ。それより前のモデルは未確認 |
マツダの公式 FAQ では、CX-30(DM)の 2026年7月の商品改良モデルのワイパーブレードラバーの長さを、運転席側 650mm・助手席側 400mm・リア側 350mm としている。前席の2本は、マツダ車向けパーツメーカーのオートエクゼの製品案内とも一致する。同社のエアロスポーツワイパーブレード(品番 MDM0260)は適合を「DM系全車」とし、交換用ラバーを運転席側 650mm・助手席側 400mm で用意している(フロント用の左右2本セット)。
一方、公式 FAQ の長さの表は「CX-30_DM(2026年7月 商品改良)」の1つだけで、それより前に発売された車は別の一覧で確かめるよう案内している。この記事の調べではその一覧の中身を確かめられていない。そのため、2026年7月の改良より前のモデルのリアの長さは、マツダの公式の値としては確かめていない。リアを替えるなら、今付いているゴムの長さを測ってから買う。
2025年11月を境に社外品の適合が分かれる
ワイパーメーカーのソフト99 のガラコワイパー適合表は、CX-30 を2つの区分に分けている。
| 区分 | 年式 | 型式 |
|---|---|---|
| 2025年10月までの区分 | 2019年10月〜2025年10月(令元.10〜令7.10) | DMEP・DMFP・DM8P・DMEJ3P・DMEJ3R・DM8R |
| 2025年11月以降の区分 | 2025年11月以降(令7.11〜) | DM8R・DMEJ3R |
DM8R と DMEJ3R は両方の区分に出てくるので、型式だけでは区分が決まらない。車検証で年式と型式の両方を見て、どちらに当たるかを確かめる。
2019年10月〜2025年10月のモデル
ソフト99 のガラコワイパー適合表(2019年10月〜2025年10月の区分)では、パワー撥水ブレードが運転席・助手席・リアとも「替えゴムにて適合あり」になっている。替えゴムの番号は運転席 No.61、助手席 No.60、リア No.30 または No.91。グラファイト超視界ブレードとパワー撥水 エアロスムースは前席が適合なしで、グラファイト超視界はリアだけ替えゴム G-91 で適合する。この表に長さ(mm)の記載は無い。
2025年11月以降のモデル
ソフト99 のガラコワイパー適合表(2025年11月以降の区分)では、前席のブレードは「ボディもしくはワイパーアームに干渉するため」適合なし、前席の替えゴムも「適合品番が無いため」適合なしとしている。リアは替えゴムで適合し、パワー撥水の No.30 または No.91、グラファイト超視界の G-91 と、番号は2025年10月までの区分と同じだ。2025年11月以降の車に、それまでの車と同じ前席用の社外品がそのまま付くとは限らない。
なお、この適合表はどちらの区分のページにも「令和6年6月現在のデータです」と書いている。2025年11月以降の区分も同じ表示なので、買う前にメーカーの適合表で最新の内容を確かめ直す。
買う前に実車で確かめること
ガラコワイパー適合表は、カーメーカーの仕様変更などで表の表示と実際のサイズ・形状が違うことがあるとして、標準装備のワイパーでも、実車に付いているワイパーの長さと断面形状を買う前に確かめるよう案内している。取り付けのときはボディやワイパーアームに当たらないかを見て、当たる場合は使用をやめる。適合データに載っていない車では交換しないように、ともしている。
- 年式と型式: 車検証で、前の節の2つの区分のどちらに当たるかを見る
- グレードと年式: オートエクゼの製品案内も、同じ車種でもグレード・年式によって付かない場合や、別の部品が要る場合があると注意している
- アームの形: 取扱説明書のフロントのブレードの外し方は「アームのタブを押しながらブレード部品をスライドさせて外す」というもの。アームの形の呼び名はマツダの資料では確かめていないので、社外品の「U字フック対応」は出品者の記載として受け取り、実車のアームの先端と見比べる
- 撥水タイプ: カメラやセンサーが付いた車は、取扱説明書の注意を先に見る(よくある質問で説明)
替えゴムだけか、ブレードごとか
交換の仕方は2通りある。替えゴムは、今付いているブレードの金具(取扱説明書の呼び名はブレード部品)を残してゴムだけを差し替える方式で、取扱説明書の手順もこの方式だ。ブレード一式は、金具ごと新しいブレードに替える。
分かれ目は金具の傷みだ。マツダのメンテナンスパーツの案内では、ブレードの劣化は金属疲労や塗膜の傷み、錆として、ゴム(リフィール)の劣化は変形や亀裂として現れるとしている。金具に錆や塗膜の傷みが出ていればブレードごと、金具が傷んでいなければゴムだけで足りる。純正ブレードのままの車なら、まず替えゴムで考えてよい。
なお CX-30 の取扱説明書は、交換用ブレードにマツダ純正品を使うよう書き、純正品以外では拭き取り性能が落ちるおそれがあるとしている。社外品を選ぶならこの点を承知したうえで、次の2つの節の適合の条件を読んでから決める。
ブレードごと替えるときの候補(前席2本セット)
ブレードとゴムが一体になった社外品の2本セットを2つ挙げる。どちらもフロント用の運転席・助手席だけで、リアは入っていない。リアも替えるなら、リアの替えゴムが入った3本セットか、リア用を別に用意する。
フラット形の2本セット
販売ページの商品説明では、セット内容は運転席側 650mm(26インチ)・助手席側 400mm(16インチ)。8mm の U字フックに対応し、工具不要で取り付けるとしている。ブレードとゴムが一体のフラット形で、ゴムはグラファイトコーティング。
出品者は適合を「マツダ用 CX-30 DMEP/DMFP/DM8P/DMEJ3P/DMEJ3R/DM8R R1.10~(2019.10~)」と書いていて、終わりの年式を区切っていない。2025年11月以降の区分に付くかはこの記載だけでは決められないので、その区分の車は実車の長さと取り付けの形を確かめてから選ぶ。
マツダ車対応 CX-30 フラットワイパーブレード 650mm・400mm 2本セット(社外品)
エアロ形の2本セット
販売ページの商品説明では、こちらも運転席側 650mm(26インチ)・助手席側 400mm(16インチ)で、8mm の U字フック対応・工具不要・グラファイトコーティングのゴムと書かれている。違いはブレードとゴムが一体のエアロ形であること。出品者の適合の書き方もフラット形と同じ「マツダ用 CX-30 DMEP/DMFP/DM8P/DMEJ3P/DMEJ3R/DM8R R1.10~(2019.10~)」で、終わりの年式を区切っていない。2025年11月以降の区分に付くかはこの記載だけでは決められないので、その区分の車は実車の長さと取り付けの形を確かめてから選ぶ。
商品説明で読み取れる2つの違いはブレードの形だけなので、2025年10月までの区分の車なら、どちらにするかは見た目の好みで決めてよい。
マツダ車対応 CX-30 エアロワイパーブレード 650mm・400mm 2本セット(社外品)
ほかの製品も比べたいときは
を見てほしい。
替えゴムだけ替えるときの候補(3本セット)
純正ブレードの金具を残してゴムだけ替えるなら、運転席・助手席・リアの3本をまとめた替えゴムが手間が少ない。2点とも出品者の対応型式は DMEP・DM8P・DMFP で、DMEJ3P・DMEJ3R・DM8R は書かれていない。また、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにもゴムの長さ(mm)が無いので、届いたら今付いている純正のゴムと見比べてから付ける。
WeCar の替えゴム
販売ページの商品説明では、替えゴムだけの販売で、取り換えのときは金属レールを外して再利用する。グラファイト配合で、天然ゴムと撥水コーティングを使っている。購入後30日以内にビビリが出た場合は取り替える保証がある。商品名は運転席・助手席・リアの3本セットだが、本数は商品写真で確かめるよう商品説明に書かれている。
出品者の対応は「マツダ CX-30・年式 R1.10-(2019.10-)・型式 DMEP DM8P DMFP」。純正ワイパーブレード用で、社外品のブレードに替えている車には付かない。届いた物が純正より長い場合はカットが要る場合がある、とも書いている。
WeCar マツダ CX-30 ワイパー替えゴム 運転席・助手席・リア セット
ProTorque の替えゴム
販売ページの商品説明では、運転席・助手席・リアの3本セット。金具は付属しないため、純正品の金具を外して再利用する。取付説明書が付いている。
出品者の対応は「MAZDA CX-30 専用・対応年式 R1.10-(2019.10-)・対応型式 DMEP DM8P DMFP」。2025年11月以降の区分はガラコの適合表で前席の替えゴムが適合品番なしとされているので、その区分の車は前席に使えるかを買う前に確かめる。
ProTorque CX-30 ワイパー替えゴム 運転席・助手席・リア 3本セット
DMEP・DM8P・DMFP の車で純正ブレードのままなら、2点とも候補になる。初期のビビリへの保証を重く見るなら WeCar、取付説明書を見ながら作業したいなら ProTorque を選ぶとよい。
交換のタイミングは劣化のサインで見分ける
マツダのメンテナンスパーツの案内には、交換時期を示す年数や月数は書かれていない。年数で決めず、次のサインが出たら替える。
- 雨の日に視界が悪くなった、ワイパーを使っても水滴が残る
- 動かすと異音がする
- ゴムが変形している、亀裂が入っている
マツダの案内は、劣化を放っておくと最悪の場合はガラスに傷がつくこともある、と説明している。長い間交換しない場合や、たとえ使わなくても駐車の条件によっては、外気温度の変化やオゾン、酸性雨の影響で劣化が生じるともしている。リアのワイパーの取扱説明書も、摩耗や亀裂があるとふき取りが悪くなるおそれがあるので交換する、としている。
ただし拭き残しが出ても、原因がゴムとは限らない。CX-30 の取扱説明書では、自動洗車機でワックスが塗られたときや、虫・樹液・市販の洗剤などの汚れがガラスやブレードに付いたときにも、ワイパーの効きが落ちることがあるとしている。ブレードの上や周りでガソリンや溶剤類を使わないように、とも書いている。
フロントのワイパーゴムの替え方
手順は CX-30 の取扱説明書の順に沿う。電子取扱説明書は版ごとにページがあり、サービスポジションや初期位置へ戻す操作で MIST へ押し上げる回数の書き方が、版によって違う可能性がある。作業の前に、手元の車の取扱説明書で操作を確かめておく。
作業の前にワイパーをサービスポジションへ移す
まずワイパーレバーが OFF になっているかを確かめる。電源が ON でワイパーレバーが AUTO のときは、レインセンサーの近くに触れたりたたかれたりするとワイパーが自動で動くことがある。
次にワイパーをサービスポジションへ移す。電源を ON にしてから OFF にし、30秒以内にワイパーレバー(取扱説明書の呼び名はワイパースイッチ)を MIST の位置へ2回押し上げる。この手順を守らずにアームを立てると、ブレード・アーム・ボンネットに傷がつくおそれがある。
ゴムを差し替える
- ワイパーアームをゆっくり立てる。ブレードの先端を持って立てない
- アームのタブを押しながら、ブレード部品をスライドさせて外す
- ゴムを引いて、ホルダーの溝が見える位置まで動かす
- ホルダーの溝からゴムの先端を抜く
- 新しいゴムの先端をホルダーの溝に差し込み、端まで滑らせる
- ゴムを引いて溝が見える位置まで動かし、先端を逆の向きにスライドさせて固定する
- ゴムが正しく付いたかを確かめる
ブレード一式に替える場合は、2で外したあとに新しいブレードを付ける。付け方は商品に付く説明に従う。
元に戻して初期位置へ
- ブレード部品をアームに取り付ける
- アームをゆっくりフロントガラスにおろす。勢いよく戻すとフロントガラスが割れるおそれがある
- ワイパーがガラスの上にあるのを確かめ、電源を ON にしてワイパーレバーを MIST へ1回押し上げる
- ワイパーが初期位置で止まれば完了
ブレードは自分で交換できるが、ワイパーアームの交換はマツダ販売店に相談する。
リアのワイパーゴムの替え方
リアも取扱説明書の順で進める。
- ワイパーアームを起こした状態で、ブレードのロックが外れるまで右へ回し、ブレードを取り外す
- ゴムを下へ引っ張り、ブレードホルダーから外す
- ブレード部品からゴムを抜き、新しいゴムを組み付ける
- 新しいゴムを慎重に取り付け、ブレード部品を外したときと逆の順で取り付ける
- アームはゆっくりおろす。リアガラスに強く当たると割れるおそれがある
外したブレード部品は再び使うので、曲げたり捨てたりしない。ワイパーアームを手で動かすと、アームやほかの部品を傷めるおそれがあるとも取扱説明書は書いている。
よくある質問
2025年11月以降のCX-30でも社外の替えゴムは使える?
リアは、ガラコの適合表で替えゴムが適合し、番号も2025年10月までの区分と同じだ。前席は同じ表で替えゴムも「適合品番が無いため」適合なしとされているので、10月までの車と同じ社外の替えゴムがそのまま付くとは限らない。迷うなら、取扱説明書が勧めるマツダ純正品を販売店で頼む。
リアワイパーの長さは何mm?
マツダ公式 FAQ の 2026年7月改良モデルの表では 350mm。それより前のモデルは公式の値を確かめられていないので、今付いているゴムを測ってから買う。
雪用ワイパーは付けられる?
ガラコの雪用ブレード(パワー撥水雪用)は、どちらの区分も運転席・助手席が「ボディもしくはワイパーアームに干渉するため」適合なしで、リアだけ PS-23(同梱のクリップ A を使う)が適合する。ほかのメーカーの雪用ブレードの適合は確かめられていないので、選ぶならそのメーカーの適合表で前席の適合を見る。
撥水タイプのワイパーを使ってもよい?
使う前に取扱説明書を見る。ガラコワイパー適合表は、フロントガラスの周りにカメラやセンサーが付いた車では、撥水コーティングの使用について自動車の取扱説明書に注意が書かれている場合があると案内している。WeCar の替えゴムも撥水コーティングを使っているので、同じように確かめてから選ぶ。
まとめ
- 最初に、今付いているワイパーの長さと断面の形を実車で確かめる。マツダ公式 FAQ の 2026年7月改良モデルの値は運転席 650mm・助手席 400mm・リア 350mm
- 次に車検証で年式と型式を見る。2025年11月以降の車は、ガラコの適合表で前席のブレード・替えゴムとも適合なしとされていて、10月までの車と同じ前席用の社外品がそのまま付くとは限らない
- 金具が傷んでいなければ替えゴム、傷んでいればブレードごと替える
- 交換は取扱説明書の手順(サービスポジション → ゴムの差し替え → 初期位置)で行う
CX-30 のほかの消耗品やサイズも、次の記事でまとめている。
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