CX-30 のアームレストを開けてスマホやサングラスを探すと、底のほうに沈んでいて指先で探ることになる。そこへはめ込み式のトレイを足せば、よく使う小物を上の段に置ける。社外トレイ選びで分かれ目になるのは、自分の CX-30 が2026年8月以降の改良モデルかどうかだ。改良後のモデルならメーカーが対応を明記しているサムライプロデュース製を選び、それ以前のモデルなら Auto Spec 製や ruiya 製も候補に入る。
CX-30 用コンソールボックス3製品の早見表
先に3製品の違いを表にまとめる。適合や付属品は、メーカーの商品ページか販売ページの商品名にある表記をそのまま並べたものだ。
| 商品 | 適合の表記 | 2026年8月以降の改良モデル | 滑り止めマット | USBソケットとの干渉 | 色 | Amazon実売価格(2026年10月11日確認時点) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| サムライプロデュース | DM系【2019年10月〜2026年7月】/DM系【2026年8月〜】 | 対応を明記 | ゴムマット2枚付き | 干渉しない設計と説明 | ブラック | ¥3,990 |
| Auto Spec | DM系 専用・2019年10月〜 | 明記なし | ラバーマット付と表記 | 記載なし | ブラック | ¥1,680 |
| ruiya | DM系適用 | 明記なし | 確認できていない | 記載なし | 3色選択(案内するのは赤) | ¥2,110 |
選び分けは単純で、2026年8月以降に販売された改良モデルに乗っているなら、改良後対応を明記しているサムライプロデュース製を選ぶ。Auto Spec 製と ruiya 製の商品名には改良後モデルへの対応の記載がないため、改良後のモデルに付けるなら購入前に出品者へ適合を確かめる必要がある。2019年10月〜2026年7月のモデルなら3製品とも候補になり、USB充電との兼ね合いや色、付属品で選べばよい。価格は変動するので、購入時に販売ページで確かめてほしい。
CX-30 の純正コンソールボックスにトレイを足す理由
マツダの発表資料(2019年9月)によると、CX-30 の前席は乗員の間隔を CX-5 と同等に確保し、幅広のセンターアームレストとドアアームレストを採用したと説明されている。アームレストの下がコンソールボックスで、ここが小物入れになる。
一方、トレイを作っているサムライプロデュースの商品ページによると、純正のコンソールボックスは「純正の状態だと深すぎて使いにくい」とされている。トレイを入れて上下2段に分ければ、スマホやサングラスなど出し入れの多い小物を上段で取り出せる、というのがトレイの役割だ。
充電まわりも気にしておきたい。マツダ公式サイトの CX-30 のページ(2026年7月時点の室内・荷室ページ)によると、主な標準装備として外部接続ハブ・USB端子(Type-C:フロント×2)と12V電源ソケットが挙げられている。ただし設置場所の記載はなく、それ以前の年式の端子の形状もこの資料では確認できない。コンソールボックス内でスマホを充電している人は、トレイがケーブルの邪魔にならないかを選ぶ段階で見ておくとよい。
適合の確かめ方:DM系・年式・2026年8月の改良
マツダの発表資料(2019年9月)では、CX-30 は2019年9月20日に予約受注が始まり、SKYACTIV-G 2.0 と SKYACTIV-D 1.8 の搭載機種は2019年10月24日から全国のマツダ販売店で販売開始とされた(SKYACTIV-X 2.0 の搭載機種は2020年1月以降の予定とされた)。
型式は発売時期で変わる。Motor-Fan のカタログによると、掲載されている例は次のとおりだ。
| 発売時期 | 型式の例 |
|---|---|
| 2019年10月 | 5BA-DMEP・3DA-DM8P |
| 2022年8月 | 5AA-DMEJ3P・5AA-DMFP・3DA-DM8P |
| 2023年10月〜2025年10月 | 5AA-DMEJ3R・3DA-DM8R |
| 2026年8月 | 5AA-DMEJ3R・5AA-DM5K3R |
社外パーツの適合表記では、これらをまとめて「DM系」と呼ぶことが多い。CX-30 用の社外トレイも、型式ごとではなく「DM系」と年式で適合を示している。サムライプロデュースは「DM系【2019年10月〜2026年7月】」と「DM系【2026年8月〜】」に分けて示し、Auto Spec 製は商品名で「DM系 専用」「2019年10月〜」、ruiya 製は「DM系適用」と表記している。
2019年10月〜2026年7月のモデル
この期間のモデルは、3製品のどれも適合表記の範囲に入る。サムライプロデュース製はこの期間について、20S系・XD系・X系の計24グレードを適合として挙げている。
2026年8月以降の改良モデル
Car Watch の報道によると、CX-30 は2026年7月23日に商品改良が発表されて受注が始まり、2026年8月から順次販売された。報道ではこの改良でセンターコンソールやコンソールボックスの変更は伝えられていないが、変更が無いとまでは確認できていない。マツダ公式サイトでは、2026年7月23日時点のグレードは 20C・20S・20G・20 Air Edition・25L・25 Air Edition の6種類、エンジンは e-SKYACTIV G 2.0 と e-SKYACTIV G 2.5 とされている。
自分の車がどちらに当たるか迷ったら、購入前に車検証で初度登録年月と型式を確かめ、2026年8月以降の改良モデルかどうかを把握してから商品の適合表記と照らし合わせる。それでも分からないときは、購入先や販売店に確認するのが確実だ。
CX-30 用コンソールボックスの選び方
比べる軸は5つある。上から順に見ていけば、候補は自然に絞れる。
改良時期の適合表記
最初に見るのはここだ。自分の CX-30 が2026年8月以降の改良モデルかどうかで、選べる商品が変わる。改良後対応をメーカーが明記しているか、「DM系・2019年10月〜」とだけ書かれているかを見比べる。
USB充電との干渉
コンソールボックス内のUSBソケット等に干渉しない設計かどうか。干渉しない設計を明記しているのはサムライプロデュース製で、Auto Spec 製と ruiya 製の商品名には記載がない。ボックス内で充電する使い方なら、この軸を重く見たほうがいい。
滑り止めマットと異音対策
トレイの上で小物が滑ると、走行中に音が出る。サムライプロデュース製は滑り止めゴムマット2枚付き、Auto Spec 製はラバーマット付と表記している。ruiya 製は商品名に「ビビリ音なし」とあるが、マットの有無は確認できていない。
色
内装になじませたいならブラックのサムライプロデュース製か Auto Spec 製。差し色を入れたいなら3色から選べる ruiya 製になる。この記事で案内する ruiya 製の販売ページは赤だ。
取付方法と保証の条件
はめ込み式で工具が要らないか、裏面の両面テープを使うと保証が外れるなどの条件がないかを確かめる。条件まで商品ページで説明しているのはサムライプロデュース製で、内容は後の「取り付けと使うときの注意」でまとめる。
CX-30 用コンソールボックス3製品の比較
ここからは1製品ずつ見ていく。Auto Spec 製と ruiya 製の内容は、販売ページの商品名にある出品者の表記だ。
サムライプロデュース コンソールボックストレイ
サムライプロデュースの商品ページによると、適合はマツダ CX-30 DM系【2019年10月〜2026年7月】の20S系・XD系・X系の計24グレード(20S、20S PROACTIVE〜X Smart Edition など)と、DM系【2026年8月〜】の 20C・20S・20G・20 Air Edition・25L・25 Air Edition。商品名にも「2026年8月商品改良後対応」と明記されている。
トレイ本体は ABS樹脂、ゴムマットは PVC で、セット内容はトレイ1個と滑り止めゴムマット2枚、色はブラック。商品ページに寸法の記載はない。メーカーは、コンソールボックス内に標準装備されているUSBソケット等に一切干渉しないように設計しており、スマホの充電などに問題はなく、開け閉めの際にも干渉しないと説明している。
改良後のモデルに乗っている人、ボックス内で充電している人には、まずこれを勧める。3製品の中で、適合とUSBとの関係をメーカーが自分の言葉で説明しているのはこの1つだけだ。
サムライプロデュース CX-30専用 コンソールボックストレイ ブラック(滑り止めゴムマット付き・2026年8月改良後対応)
Auto Spec コンソールボックス
販売ページの商品名の表記では、「マツダ CX-30 DM系 専用」「2019年10月〜」とあり、ABS製・ブラック・ラバーマット付・滑り止め・異音軽減・コイン収納・簡単装着とうたっている。いずれも出品者の表記だ。
2019年10月〜2026年7月のモデルで、ブラックのトレイとラバーマットがあれば足りる人に向く。2026年8月以降の改良モデルへの対応は商品名に書かれていないので、改良後のモデルなら購入前に出品者へ確かめる。
Auto Spec CX-30(DM系)専用 コンソールボックス ブラック(ラバーマット付き)
ruiya コンソールボックス
販売ページの商品名の表記では、「マツダ CX-30 DM系適用」とあり、ABS素材・小物入れ・ビビリ音なし・3色選択とうたっている。いずれも出品者の表記で、ここで案内している販売ページは赤のものだ。
アームレストを開けたときに色を差したい人向けの1本になる。改良後モデルへの対応の明記がない点は Auto Spec 製と同じで、滑り止めマットの有無は商品名からは確認できない。
ruiya CX-30(DM系)用 コンソールボックス 小物入れ(赤)
取り付けと使うときの注意
サムライプロデュースの商品ページによると、取付はコンソールボックス内にはめ込むだけで、工具や専門知識は要らない。デモカーでフィッティングを確認したとも説明している。
同じページには注意事項も並んでいる。
- マイナーチェンジ・年次改良などで形状が変わった場合は、適合車種に記載があっても取り付けできないことがある
- メーカーオプション・エアロパーツ・他社オプションパーツの装着車への取付確認は行っていない
- 商品裏面の両面テープを剥がすと、保証期間内でも保証対象外になる
- グレードや車体形状の確認不足による返品は受け付けない
- 保証期間は商品到着から6ヶ月
トレイを入れたあとは、充電ケーブルの取り回しと、アームレストの蓋がきちんと閉まるかを実際に確かめてから使う。ケーブルを挟んだまま蓋を閉める状態は避けたい。
よくある質問
2026年8月以降の改良モデルにも付けられる?
3製品のうち、2026年8月以降の改良モデルへの対応をメーカーが明記しているのはサムライプロデュース製だけだ。Auto Spec 製と ruiya 製は商品名に改良後対応の記載がないため、付けられるかどうかは購入前に出品者へ問い合わせて確かめる。
取り付けに工具は要る?
サムライプロデュース製は、コンソールボックス内にはめ込むだけで工具は要らないとメーカーが説明している。Auto Spec 製も商品名で「簡単装着」とうたっている。
トレイを入れてもUSBで充電できる?
サムライプロデュース製は、ボックス内に標準装備されているUSBソケット等に干渉しない設計で、スマホの充電に問題はないとメーカーが説明している。Auto Spec 製と ruiya 製は商品名に干渉についての記載がないので、充電しながら使うなら出品者に確認したほうがいい。
裏の両面テープは剥がしてもいい?
サムライプロデュース製の場合、裏面の両面テープを剥がすと保証期間内でも保証対象外になる。固定したくなっても、まずははめ込んだ状態で使い、保証が切れる条件を承知のうえで判断する。
CX-30 の内装・収納をさらに整える関連記事
コンソールボックスのほかにも、内装や収納を整える記事をまとめている。
まとめ:1つに絞ってから適合を確かめる
まずは候補を1つに絞る。2026年8月以降の改良モデル、またはボックス内で充電する使い方なら、改良後対応と USB との非干渉をメーカーが明記しているサムライプロデュース製が第一候補だ。2019年10月〜2026年7月のモデルで価格や色を優先するなら、Auto Spec 製か ruiya 製から選べばよい。
絞ったら、車検証の初度登録年月と型式を商品の適合表記と照らし合わせて最終確認する。Auto Spec 製と ruiya 製を改良後のモデルに付けるなら、出品者への確認がその最終確認にあたる。滑り止めマットの有無と、両面テープによる保証の条件もこのとき合わせて見ておく。
サムライプロデュース CX-30専用 コンソールボックストレイ ブラック(滑り止めゴムマット付き・2026年8月改良後対応)
内装パーツ全体の選び方は、次の記事で整理している。
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