更新日:2026年2月
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結論:S660のカーボンボンネットはどう選ぶ?
S660のカーボンボンネットは、見た目重視なら純正形状(7〜10万円台)、スポーツ走行を重視するならダクト付き(10〜15万円台)を選ぶのが基本です。純正ボンネット対比で約4.5〜8.5kgの軽量化が可能で、フロント回頭性やハンドリング性能の向上が期待できます。取り付けには専門店での施工とボンネットピンの装着が必須となります。
S660はもともと軽量スポーツカーとして設計されていますが、さらなる軽量化とドレスアップの両立を狙うなら、カーボンボンネットが有力な選択肢となります。純正ボンネット対比で4〜8kg程度の軽量化が可能で、フロントの回頭性向上やハンドリングのシャープ化といった性能面でのメリットに加え、カーボン柄の露出によるスポーティな外観も手に入れられます。
選択肢は大きく分けて「純正形状カーボンボンネット」と「ダクト付きエアロボンネット」の2系統です。純正形状は見た目の変化が控えめで日常使用にも違和感がなく、ダクト付きは排熱性と空力効果を重視した攻撃的なデザインが特徴となります。
本記事では、S660用カーボンボンネットの種類、メリット・デメリット、選び方、取り付け時の注意点、そしてメンテナンス方法まで、初級〜中級のカスタム初心者の方にも分かりやすく解説します。軽量化とルックスの両立を目指す方は、ぜひ参考にしてください。
S660用カーボンボンネットの主な種類
S660用のカーボンボンネットは、純正形状を維持したタイプとダクト付きのエアロタイプの2系統に大別されます。それぞれ価格帯、性能、見た目が異なるため、目的に応じて選択することが重要です。
純正形状カーボンボンネット
純正ボンネットと同じ形状を保ちながら、カーボン素材による軽量化を実現したタイプです。見た目の変化は控えめで、日常使用でも違和感がなく、車検対応も確実です。
主要メーカーと価格
- トヨシマクラフト: 75,020円(税込)
– 平織ウエットカーボン製、裏は黒ゲルコート仕上げのFRP製 – 重量は約5.5kg – バフ仕上げで光沢あり
- WITHコーポレーショングループ: 99,000円(税込)
– カーボン製、詳細スペックは要確認
- S660.com: 148,000円(税込)
– 高品質カーボン製、上位グレード相当
- PANDORA: 108,000円(税込)
– カスタム対応あり
純正形状タイプは、カーボン柄の露出による高級感とスポーティな印象を保ちながら、純正の機能性や使い勝手を損なわない点が最大のメリットです。価格帯は75,000〜148,000円と幅がありますが、製法や仕上げの違いによるものです。
ダクト付きエアロボンネット
エアアウトレット(ダクト)を配置し、排熱性と空力効果を重視したタイプです。見た目は攻撃的でスポーティ度が高く、サーキット走行やスポーツドライビングを重視する方に向いています。
主要メーカーと製品
- 無限(MUGEN)エアロボンネット
– 標準装備ボンネット対比で約4.5kgの軽量化 – エアアウトレット配置による空力効果でフロントダウンフォースを発生 – フロントタイヤの接地性、回頭性を高め、ハンドリング性能の向上に寄与
- 無限(MUGEN)カーボンエアロボンネット
– 標準比マイナス8.5kgの軽量化を実現 – カーボン化とユーティリティボックスレス化による大幅軽量化 – ボンネット中央にエアアウトレットを配置し、高いダウンフォースと排熱性を実現
- Result Japan エアロボンネットタイプ2(カーボンフィンタイプ)
– 未塗装仕様 – ダクト付きで排熱性向上
- RS Carbon
– バキュームインフュージョン製法による高品質・軽量・ハンドメイドVIPカーボン製品 – 平織スタイル標準、綾織は+5,000円、クリア塗装は+26,000円
ダクト付きタイプは、排熱効果によるエンジン冷却性能の向上と、エアアウトレットによるフロントダウンフォースの発生が期待できます。ただし、雨水浸入のリスクがあるため、日常使用では注意が必要です。
カスタムオプション
カーボンボンネットには、以下のようなカスタムオプションが用意されている製品もあります。
- 織り方の選択: 平織(標準)vs 綾織(+5,000円程度)
- 表面仕上げ: クリア塗装(+26,000円程度)でUV保護と光沢を強化
- カラーバリエーション: 一部メーカーではカラーオーダーが可能
これらのオプションは、見た目の好みや予算、メンテナンス頻度に応じて選択できます。クリア塗装は初期費用が高くなりますが、UV劣化を抑えられるため、長期的にはメンテナンスコストの削減につながります。
ボンネット以外にもS660の外装・性能を底上げするパーツは多く、S660のマフラー交換と組み合わせることでリアからフロントまで統一感のあるカスタムを実現できます。
カーボンボンネットのメリット
S660にカーボンボンネットを装着する最大のメリットは、軽量化による性能向上と見た目のスポーティ化です。特にS660のような軽量スポーツカーでは、数kgの軽量化でも操安性に明確な効果が表れることがあります。
軽量化による性能向上
カーボンボンネットの最も重要なメリットは、フロントまわりの重量削減による運動性能の向上です。
具体的な軽量化効果
- 無限エアロボンネット: 約4.5kg軽量化
- 無限カーボンエアロボンネット: 約8.5kg軽量化
- トヨシマクラフト純正形状: 約5.5kgの軽量化
- 一般的なカーボンボンネット: スチールボンネット比で約50%軽量化
性能面での改善ポイント
- フロント接地性の向上: 軽量化によりフロントタイヤの接地性が向上し、グリップ力が高まります。
- 回頭性(ターンイン性)の向上: ヨー慣性モーメントが小さくなり、ハンドルを切った瞬間のノーズの入りがシャープになります。
- ハンドリング性能の向上: 旋回時の操縦性が向上し、コーナリングがよりスムーズになります。
S660のようにもともと軽量な車両では、わずか数kgの軽量化でもドライバーが体感できる変化が生まれやすいのが特徴です。特にワインディングやサーキット走行では、回頭性の向上が顕著に表れます。
空力効果とダウンフォース(ダクト付きの場合)
ダクト付きエアロボンネットは、軽量化だけでなく空力面でのメリットも提供します。
エアアウトレットによる効果
- フロントダウンフォースの発生: エアアウトレット配置により、走行中にフロント荷重が増加し、フロントタイヤの接地性がさらに向上します。
- 空力バランスの改善: フロントのダウンフォースが増えることで、前後の空力バランスが改善され、高速走行時の安定性が向上します。
無限のカーボンエアロボンネットでは、エアアウトレットの位置を最適化することで、標準装備ボンネットに対し約3.5kg軽量化しつつ、運動性能の向上にも寄与する設計となっています。
排熱性の向上(ダクト付きの場合)
ダクト付きボンネットのもう一つの大きなメリットは、エンジンルームの排熱性向上です。
排熱による効果
- 水温・油温の低減: エンジンルームの熱を直接排出することで、水温や油温の上昇を抑えられます。
- 吸気温度の低減: 吸気温度が下がることで、エンジンパワーの低下を防ぐことができます。
- サーキット走行での恩恵: 連続走行時の熱ダレを軽減し、安定したパフォーマンスを維持できます。
日常走行では体感しづらいものの、サーキット走行やスポーツドライビングでは、排熱性の向上が明確なメリットとなります。
見た目のスポーティ化
カーボンボンネットは、機能面だけでなく外観面でも大きな魅力があります。
- カーボン柄の露出: カーボン独特の織り目が高級感とスポーティさを演出します。
- ダクト付きの攻撃的な外観: エアアウトレットが配置されたダクト付きタイプは、特に攻撃的でレーシーな印象を与えます。
- カスタム感の向上: 純正ボンネットとは明らかに異なる外観で、カスタムカーとしての存在感が増します。
見た目の変化を控えめにしたい方は純正形状、存在感を強調したい方はダクト付きを選ぶことで、好みに合わせてカスタムを楽しめます。
軽量化と合わせて足回りも見直したいS660オーナーには、S660の車高調選びガイドも参考になります。走りのバランスをトータルで最適化できます。
カーボンボンネットのデメリットと注意点
カーボンボンネットには多くのメリットがある一方で、高額な費用や耐久性の問題、取り付けの難しさといったデメリットも存在します。導入前に理解しておきたい注意点を解説します。
高額な費用
カーボンボンネットの最大のデメリットは、素材自体が高価なため導入コストが高くなる点です。
価格帯の目安
- 一般的なFRP製ボンネット: 5〜10万円台
- 純正形状カーボンボンネット: 7〜10万円台(トヨシマクラフト75,020円〜S660.com 148,000円)
- 有名メーカーのダクト付きカーボンボンネット: 10〜20万円近く
カーボン繊維は素材自体が高価で、手作業での積層や成型が必要なため、どうしても価格が高くなります。特に無限などの有名メーカー製品や、複雑なダクト形状を持つエアロボンネットでは、10万円を超えるケースが一般的です。
初期投資としては大きな金額となるため、予算と目的を明確にして選択する必要があります。
耐久性と劣化
カーボンは紫外線(UV)によって劣化する性質があり、定期的なメンテナンスが欠かせません。
劣化の症状
- 白ボケ: 紫外線により表面が白く変色する現象で、カーボンボンネットの代表的な劣化症状です。
- 光沢の低下: 経年とともに表面の光沢が失われ、くすんだ見た目になります。
- 樹脂の劣化: 表面の樹脂層が劣化すると、防水性や強度が低下します。
対策
- カーボン専用UVプロテクタントを3〜6ヶ月ごとに塗布する
- クリア塗装仕上げ(+26,000円程度)を選択する
- 屋内保管を心がける
劣化を完全に防ぐことは難しいため、定期的なメンテナンスを前提として導入する必要があります。
雨水の浸入(ダクト付きの場合)
ダクト付きエアロボンネットでは、雨水や洗車時の水がエンジンルーム内に入り込むリスクがあります。
浸入によるリスク
- 電装系の濡れ: エンジンルーム内の電装系(イグニッションコイル、バッテリーなど)が濡れ、故障の原因となる可能性があります。
- 吸気系の濡れ: エアクリーナーやインテークパイプに水が入り込むと、エンジン不調の原因となります。
- 錆の発生: 水が長時間滞留すると、金属部品の錆が発生しやすくなります。
対策
- 定期的なエンジンルーム内の点検と清掃
- 電装系の防水処理(防水スプレー、防水テープなど)
- サーキット走行時以外はダクトカバーを装着(ただし排熱効果は減少)
ダクト付きタイプを選ぶ場合は、雨水浸入を前提とした対策を講じる必要があります。日常使用で雨天走行が多い方は、純正形状タイプの選択も検討してください。
ボンネットの固定問題
カーボンボンネットは軽量であるため、純正のボンネットキャッチだけでは固定が不安定になる場合があります。
問題点
- ボンネットキャッチに上手くはまらない: 軽量すぎて純正キャッチの引っ掛かりが弱くなることがあります。
- 走行中にボンネットが開く危険: 固定が不十分だと、高速走行時にボンネットが浮き上がったり、最悪の場合開いてしまう危険があります。
必須対策
- ボンネットピン(ボンピン)の装着: カーボンボンネット装着時は、安全のためボンネットピンの使用が強く推奨されます。
- 取り付け位置の選定: ボンネットピンの取り付けには穴あけ加工が必要で、失敗すると修復が困難です。
- 専門店での施工: ボンネットピンの適切な位置決めと加工は、専門知識が必要です。
ボンネットピンは見た目の面でもレーシーな印象を与えますが、安全性の確保が第一の目的です。カーボンボンネット導入時には必須アイテムと考えてください。
取り付け時の注意点と専門店施工の推奨理由
カーボンボンネットの取り付けは、一見簡単に見えますが、実際には細かい調整や加工が必要なケースが多く、専門店での施工が推奨されます。DIYでの取り付けを考えている方も、事前に必要な作業内容と難易度を理解しておきましょう。
調整が必要な箇所
カーボンボンネットは純正ボンネットと完全に同じ形状ではないため、以下のような調整が必要になる場合があります。
1. クリップの噛み込み調整
- 問題: 裏板がFRPの分、鉄板より少し厚めのため、クリップがしっかりと噛み込みにくいことがあります。
- 対策: クリップの位置調整や、必要に応じてクリップ穴の拡大加工が必要です。
2. ウォッシャーノズルの加工
- 問題: クリップ部のFRP側の切り込みが小さく、ウォッシャーノズルが収まらない場合があります。
- 対策: FRP部分を削るなどの加工が必要です。加工を誤ると見た目や機能に影響が出るため、慎重な作業が求められます。
3. キャッチャーのロック調整
- 問題: ボンネットキャッチがロックするために、位置やストライカーの調整が必要な場合があります。
- 対策: ストライカーの高さ調整や、キャッチ機構の微調整が必要です。
これらの調整は、カーボンボンネットの個体差や車両の製造年式によっても変わるため、経験のある専門店での作業が安心です。
ボンネットピンの必要性と取り付け
カーボンボンネット装着時には、安全性の確保のためボンネットピン(ボンピン)の装着が必須です。
ボンネットピンの役割
- 走行中のボンネット開き防止: 純正キャッチだけでは不十分な固定を補強します。
- 高速走行時の安全性確保: 高速走行時のボンネットの浮き上がりを防ぎます。
- レーシーな見た目の演出: 機能面だけでなく、外観面でもスポーティな印象を与えます。
取り付けの難易度
- 穴あけ加工が必要: ボンネットに穴を開ける必要があり、失敗すると修復が困難です。
- 位置決めの重要性: ボンネットピンの位置が適切でないと、固定が不十分になったり、見た目が悪くなったりします。
- 初級者にはハードルが高い: 穴あけ加工やボンネットピンの取り付けは、中級以上のDIYスキルが必要です。
専門店施工の推奨理由
カーボン製品の取り付けは、専門業者(カーショップ、板金屋、整備工場など)での施工が推奨されます。
専門店施工のメリット
- 経験に基づく適切な調整: 過去の施工経験から、個体差に応じた適切な調整に対応しています。
- ボンネットピンの正確な位置決め: 安全性と見た目を両立する位置にボンネットピンを取り付けられます。
- 加工ミスのリスク回避: カーボンやFRPの加工には専門知識が必要で、失敗すると修復が困難です。
- 保証の有無: 専門店で施工すれば、施工不良があった場合の保証が受けられる場合があります。
施工費用の目安
- ボンネット交換のみ: 1〜2万円程度
- ボンネットピン取り付け込み: 3〜5万円程度
初期費用は増えますが、安全性と仕上がりの品質を考えると、専門店施工が最も確実な選択肢です。
DIY取り付けのハードル
DIYでの取り付けを考えている方は、以下のハードルを理解した上で判断してください。
必要なスキル
- ボンネットピンの穴あけ加工(電動ドリル、ホールソーの使用経験)
- クリップやキャッチャーの調整(微調整と試行錯誤が必要)
- カーボン・FRPの加工知識(削り過ぎや割れのリスク管理)
作業難易度
- 初級者: 推奨しない(失敗のリスクが高い)
- 中級者: 可能だが慎重な作業が必要
- 上級者: 経験があれば対応可能
DIYで取り付ける場合でも、少なくともボンネットピンの位置決めだけは専門店に相談することをおすすめします。
カーボンボンネット装着後に吸気系も見直したいオーナーには、S660のエアクリーナー選びガイドが参考になります。剥き出しタイプか純正交換タイプかを用途から判断できます。
実際の使用感とユーザーレビュー
カーボンボンネットを実際に装着したS660オーナーの口コミやレビューから、導入後の満足度や注意点を見ていきましょう。みんカラなどのレビューサイトから得られた実際の使用感を紹介します。
純正形状の評価
純正形状のカーボンボンネットを装着したオーナーからは、以下のような評価が多く見られます。
高評価ポイント
- 見た目の変化が控えめで純正感が残る: 「カーボン柄は出るが、形状は純正と同じなので日常使用でも違和感がない」との声が多数。
- 重量は軽量化される: 「約5〜6kgの軽量化を実感。フロントの軽さがハンドリングに表れる」との評価。
- 品質は安定している: 「トヨシマクラフトやRS Carbonなど、有名メーカー製品は仕上げが綺麗で満足度が高い」とのレビュー。
気になるポイント
- 価格はやや高め: 「7〜10万円台は決して安くないが、カーボン製としては相場通り」との意見。
- UV劣化への懸念: 「定期的なUVプロテクタント塗布が必要で、メンテナンスコストがかかる」との声。
純正形状タイプは、見た目の変化を抑えながら軽量化のメリットを享受したい方に高く評価されています。
ダクト付きの評価
ダクト付きエアロボンネットを装着したオーナーからは、以下のような評価が見られます。
高評価ポイント
- スポーティな見た目に一変: 「ダクトがあるだけで印象が全く変わる。攻撃的な外観が気に入っている」との声。
- 軽量化による回頭性の向上を体感できる: 「無限のカーボンエアロボンネット(8.5kg軽量化)を装着後、ワインディングでの回頭性が明らかに向上した」との評価。
- 排熱効果は体感しづらいが、サーキット走行では恩恵あり: 「日常走行では排熱効果は実感しにくいが、サーキット走行では水温の上昇が抑えられた」とのレビュー。
気になるポイント
- 雨水浸入のリスク: 「ダクトから雨が入り込むため、電装系の防水処理が必須」との意見。
- 洗車時の注意: 「高圧洗浄機を使うと、ダクトから水が大量に入り込むため注意が必要」との声。
- 価格が高い: 「10万円を超える製品が多く、初期投資が大きい」との評価。
ダクト付きタイプは、見た目の変化とスポーツ性能を重視する方に人気ですが、雨水浸入への対策が必須となります。
取り付けレビュー
カーボンボンネットの取り付けに関するレビューでは、以下のような声が多く見られます。
専門店施工の場合
- 細かい調整が必要なケースが多い: 「クリップの噛み込み調整やキャッチャーの調整が必要だったが、専門店にお願いして正解だった」との評価。
- ボンネットピンは必須: 「専門店でボンネットピンの取り付けまでお願いした。位置決めが難しいため、自分では無理だった」との声。
DIY施工の場合
- 中級者以上なら可能: 「ボンネット交換自体は簡単だが、ボンネットピンの穴あけ加工は慎重に行う必要がある」との意見。
- 失敗のリスクあり: 「穴あけ位置を間違えると修復不可能。自信がない場合は専門店に依頼すべき」との声。
取り付けに関しては、専門店施工が最も安心できる選択肢として評価されています。
どう選ぶ?純正形状 vs ダクト付き比較表
純正形状カーボンボンネットとダクト付きエアロボンネットの違いを、一目で分かるように比較表で整理しました。目的や予算に応じて、最適な選択肢を見つけてください。
| 項目 | 純正形状カーボン | ダクト付きエアロ |
|---|---|---|
| 価格帯 | 75,000〜148,000円 | 100,000〜200,000円 |
| 軽量化効果 | 約4.5〜5.5kg | 約4.5〜8.5kg |
| 見た目の変化 | 控えめ | スポーティ・攻撃的 |
| 排熱性 | 純正並み | 大幅向上 |
| 雨水浸入リスク | なし | あり(対策必要) |
| 取り付け難易度 | 中級 | 中級〜上級 |
| おすすめユーザー | 見た目と軽量化の両立重視 | スポーツ走行・サーキット志向 |
選び方のポイント
- 見た目重視で日常使用メイン: 純正形状カーボンボンネット
- サーキット走行やスポーツドライビング重視: ダクト付きエアロボンネット
- 雨天走行が多い: 純正形状カーボンボンネット(雨水浸入リスク回避)
- 予算を抑えたい: 純正形状カーボンボンネット(トヨシマクラフト75,020円など)
- 最大限の軽量化を求める: 無限カーボンエアロボンネット(8.5kg軽量化)
実践アドバイス:カーボンボンネットを長持ちさせるメンテナンス方法
カーボンボンネットは定期的なメンテナンスを行うことで、長期間美しい状態を保つことができます。UV劣化や雨水浸入への対策を中心に、実践的なメンテナンス方法を解説します。
UV対策
カーボンは紫外線によって劣化し、白ボケや光沢の低下を引き起こします。これを防ぐための対策が重要です。
カーボン専用UVプロテクタントの定期塗布
- 頻度: 3〜6ヶ月ごと(屋外保管の場合は3ヶ月ごと、屋内保管の場合は6ヶ月ごと)
- 製品: カーボン専用UVプロテクタントや、カーボン対応ワックスを使用
- 塗布方法: 柔らかいマイクロファイバークロスで薄く均一に塗り伸ばし、乾いたクロスで拭き上げる
クリア塗装仕上げの選択
- 初期費用は+26,000円程度かかりますが、UVカット効果が高く、長期的にはメンテナンスコストの削減につながります。
- すでに白ボケが始まっている場合は、専門店でクリア塗装を追加することも可能です(費用は3〜5万円程度)。
屋内保管の推奨
- 可能であれば、屋内保管やカーポートの利用で直射日光を避けることが最も効果的です。
洗車時の注意
カーボンボンネットの洗車では、研磨剤入りコンパウンドの使用を避け、カーボン専用クリーナーを使用することが重要です。
洗車時のNG行為
- 研磨剤入りコンパウンドの使用: カーボン表面の樹脂層を削ってしまい、劣化を早めます。
- 高圧洗浄機の過度な使用: ダクト付きの場合、高圧洗浄機を使うと大量の水がエンジンルーム内に入り込む可能性があります。
- 硬いスポンジやブラシの使用: 表面に傷がつき、光沢が失われます。
洗車時の推奨方法
- カーボン専用クリーナー: カーボン表面に優しいクリーナーを使用し、汚れを浮かせて落とします。
- 柔らかいマイクロファイバークロス: 洗車時は柔らかいクロスを使用し、優しく拭き上げます。
- 中性カーシャンプー: 強い洗剤は避け、中性のカーシャンプーを使用します。
ダクト付きの雨水対策
ダクト付きエアロボンネットを装着している場合は、雨水浸入への対策が必須です。
定期的なエンジンルーム内の点検
- 雨天走行後や洗車後は、エンジンルーム内に水が溜まっていないか確認します。
- 電装系やバッテリー周辺に水が浸入していないかチェックします。
電装系の防水処理
- イグニッションコイルやバッテリー端子など、重要な電装系には防水スプレーや防水テープで保護を施します。
- 専門店で防水処理を依頼することもできます(費用は1〜2万円程度)。
ダクトカバーの検討
- サーキット走行時以外はダクトカバーを装着することで、雨水浸入を防ぐことができます。
- ただし、ダクトカバーを装着すると排熱効果は減少するため、用途に応じて使い分けが必要です。
ボンネットピンの点検
ボンネットピンは安全性に直結する重要な部品のため、定期的な点検が欠かせません。
定期的な締め付けチェック
- 月に1回程度、ボンネットピンの締め付け状態を確認します。
- 緩んでいる場合は、適切なトルクで締め直します。
錆や緩みの確認
- ボンネットピンの金属部分に錆が発生していないか確認します。
- 錆が発生している場合は、錆落としと防錆スプレーで対処します。
動作確認
- ボンネットピンの開閉動作がスムーズか確認します。
- 動作が渋い場合は、潤滑スプレーを使用します。
よくある質問(FAQ)
S660のカーボンボンネットに関して、よく寄せられる質問とその回答をまとめました。
Q1. S660のカーボンボンネットはどのくらい軽量化できますか?
約4.5〜8.5kgの軽量化が期待できます。純正形状のカーボンボンネット(トヨシマクラフトなど)で約5.5kg、無限のエアロボンネットで約4.5kg、無限のカーボンエアロボンネットで約8.5kgの軽量化が可能です。S660のような軽量スポーツカーでは、数kgの軽量化でもフロント回頭性やハンドリング性能に明確な効果が表れることがあります。特にワインディングやサーキット走行では、回頭性の向上を体感しやすくなります。
Q2. カーボンボンネットの取り付けはDIYできますか?
中級以上のDIYスキルが必要です。ボンネット本体の交換は比較的簡単ですが、ボンネットピン(ボンピン)の取り付けには穴あけ加工が必要で、失敗すると修復が困難です。また、クリップの噛み込み調整やウォッシャーノズルの加工が必要な場合もあります。安全性の観点から、専門店(カーショップ、板金屋、整備工場など)での施工を推奨します。施工費用はボンネット交換のみで1〜2万円程度、ボンネットピン取り付け込みで3〜5万円程度が目安です。
Q3. カーボンボンネットは車検に通りますか?
純正形状のカーボンボンネットは問題なく車検に通ります。ダクト付きエアロボンネットも、保安基準に適合していれば車検に対応しています。無限などの信頼できるメーカー製品を選べば、基本的に車検の心配はありません。ただし、極端に加工されたものや保安基準外の形状のものは車検に通らない可能性があるため、購入前に車検対応を確認しましょう。ボンネットピンの取り付けも、適切に施工されていれば車検上の問題はありません。
Q4. カーボンボンネットは劣化しますか?
カーボンは紫外線によって経年劣化し、白ボケすることがあります。これを防ぐには、カーボン専用のUVプロテクタントを3〜6ヶ月ごとに塗布することが推奨されます。また、洗車時には研磨剤入りコンパウンドの使用を避け、カーボン専用クリーナーを使用することで、長期間美しい状態を保つことができます。クリア塗装仕上げ(+26,000円程度)を選択すると、UV劣化を抑えやすくなります。屋内保管やカーポートの利用も効果的です。
Q5. ダクト付きボンネットは雨で大丈夫ですか?
ダクト付きボンネットは、ダクトから雨や洗車時の水がエンジンルーム内に入り込む可能性があります。電装系や吸気系を濡らしてしまうリスクがあるため、定期的なエンジンルーム内の点検と電装系の防水処理が推奨されます。サーキット走行時以外はダクトカバーを装着する選択肢もありますが、排熱効果は減少します。日常使用で雨天走行が多い方は、雨水浸入のリスクがない純正形状カーボンボンネットの選択も検討してください。
Q6. カーボンボンネットの価格相場はいくらですか?
S660用カーボンボンネットの価格相場は、純正形状タイプで75,000〜148,000円、ダクト付きエアロタイプで100,000〜200,000円程度です。最も手頃なのはトヨシマクラフト製の純正形状カーボンボンネット(75,020円(税込))で、高品質な製品ではS660.com(148,000円(税込))などがあります。無限のカーボンエアロボンネットは最大8.5kgの軽量化を実現しますが、価格は高めです。予算と目的に応じて選択しましょう。
Q7. ボンネットピンは必要ですか?
カーボンボンネット装着時は、安全性の確保のためボンネットピンの装着が強く推奨されます。カーボンボンネットは軽量であるため、純正のボンネットキャッチだけでは固定が不十分になる場合があり、走行中にボンネットが開く危険があります。ボンネットピンの取り付けには穴あけ加工が必要ですが、専門店で施工すれば安全性と見た目を両立する位置に正確に取り付けられます。ボンネットピンは見た目の面でもレーシーな印象を与えますが、安全性が第一の目的です。
まとめ
S660用カーボンボンネットは、純正形状(7〜10万円台)とダクト付き(10〜15万円台)の2系統があり、それぞれ目的や予算に応じて選択できます。軽量化効果は約4.5〜8.5kgで、フロント回頭性やハンドリング性能の向上が期待できます。
メリット
- 軽量化による性能向上(フロント接地性、回頭性、ハンドリング性能の向上)
- 空力効果とダウンフォース(ダクト付きの場合)
- 排熱性の向上(ダクト付きの場合)
- 見た目のスポーティ化
デメリット
- 高額な費用(7〜20万円程度)
- UV劣化(定期的なメンテナンス必要)
- 雨水浸入リスク(ダクト付きの場合)
- ボンネットピン装着が必須
取り付けと施工
- 専門店での施工を推奨(ボンネットピン加工、調整が必要)
- 施工費用はボンネット交換のみで1〜2万円程度、ボンネットピン取り付け込みで3〜5万円程度
メンテナンス
- カーボン専用UVプロテクタントを3〜6ヶ月ごとに塗布
- 研磨剤入りコンパウンドの使用禁止
- ダクト付きは電装系の防水処理が必要
- ボンネットピンの定期点検(締め付け、錆、動作確認)
選び方の結論
- 見た目重視で日常使用メイン → 純正形状カーボンボンネット
- スポーツ走行・サーキット志向 → ダクト付きエアロボンネット
S660の軽量化とルックスの両立を目指す方にとって、カーボンボンネットは有力な選択肢です。メリット・デメリットを理解した上で、目的に合った製品を選び、専門店での施工と定期的なメンテナンスで長く楽しんでください。

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