サーキット走行やスポーツ走行をしている方は、エンジンのオーバーヒートについて考慮したことがあると思います。
その対策として、ラジエーターの交換やローテンプサーモスタットの交換などがありますが、「ラジエーターキャップ」の交換についても検討してみてもいいでしょう。
ラジエーターキャップはラジエーターの上部に取り付けられているキャップですが、もちろんただのフタではなく、密閉・加圧・減圧の3つの働きをしています。
冷却水の温度が上昇してくると膨張してきますので、ラジエーター内部の圧力も上昇していきラジエーター破損や冷却水漏れなどの危険があります。ラジエーターキャップで冷却水に対し圧力をかけることで、結果として冷却水の沸点が上昇しオーバーヒートを防ぐ役割となっています。
また、上昇した冷却水の温度が下がってきた場合には逆に負圧になってしまうので、ラジエーターキャップで保護のために減圧するのです。
純正と社外品のラジエーターキャップをで何が異なるかというと「高圧で加圧できる」ことで、冷却水が通常の沸点を超えても冷却能力を維持できるということですね!
しかし、もし冷却水系統にダメージがあったりすると、高圧をかけるため冷却水漏れなどのリスクも増加することがありますので、S660でサーキット走行や、ハードな走行をされる方のみオススメします!
ではご紹介してきますね♪
※ラジエーターキャップは手軽にDIY交換できるパーツですが、エンジン停止直後は冷却水が非常に高温となっているため危険です!必ず時間を置いてから交換するようにしましょう。
BLITZ(ブリッツ) RACING RADIATOR CAP
● ライトチューニングからハードチューニングまで対応するBLITZ レーシングラジエーターキャップ。
● 圧力調整弁の開弁圧を127kpa (1.3kg/c㎡)に設定し、ラジエーターの冷却性能を最大限に引出します。
● 金属部分には錆に強いステンレス材を使用し、耐久性を向上させます。
● ゴムパッキングには腐食性に強く、弾力性に冨み、耐熱性の高いシリコン合成ゴムを採用しています。
● 加圧弁スプリングは±0.1kg/c㎡と精度を高くし、厳しい管理体制の中で高精度/高品質を保っています。
CUSCO(クスコ) ハイプレッシャーラジエターキャップ
【仕様】作動弁圧2.3kg/mm² (参考沸点温度 約126.5℃) ※作動弁圧は加圧弁圧(1.6kg/mm²)に大気圧(1.0kg/mm²)をプラスしたものです。
【注意事項】本製品は純正ラジエターキャップより加圧弁圧力を高く設定しています。冷却水系統に劣化やダメージがある場合には冷却水漏れの原因となる場合がありますので
必ず冷却水系統を確認し、定期的に水漏れチェックを行ってください。またエンジン・冷却水温度が高い場合には作業は行わないでください。
HKS ラジエターキャップ タイプS
開閉弁の設定圧力を1.1kgf/cm2とし、さらに、パッキン部にシリコンゴムを採用することで、シール性を向上させました。
サーキットなどシビアな状況下においても確実な冷却性能をサポートします。
SPOON(スプーン) ラジエターキャップ
ラジエターの内圧を1.1から1.35kgf/cm2に上げ、耐ヒート性を上げました。
TRUST(GReddy) GReddy ラジエターキャップ Sタイプ
■グレッディ ハイプレッシャーラジエターキャップは、純正キャップに対して主圧弁の 開弁圧を高めることで沸点を上昇させます。
■外気温との温度差を広げ、冷却効果を 高めると同時にオーバーヒートを防止します。
■開弁圧 1.3kgf / ㎠(127kPa)
■サビに強いステンレス製ボディ
■耐熱、耐腐食に優れるシリコンゴム製パッキンを使用
■開弁圧の精度を求めた信頼の日本製
まとめ
いかがだったでしょうか?
S660でサーキットなどのハードな走行をされる方は、交換しておいた方がいいパーツだと私は考えます!価格も安いですしね♪
他にも冷却系を強化するパーツは色々あり、当サイトでもラジエーターやローテンプサーモスタットについてもご紹介していますので、ぜひ一度見てみてくださいね!
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