更新日:2026年2月
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結論:S660用ブローオフバルブ選びの3つの軸
S660用のブローオフバルブは「車検対応」「音質・レスポンス」「コスパ」の3軸で選ぶのが正解です。車検重視なら「BLITZ SUPER SOUND BOV BR リターンタイプ(70795)」、音とレスポンスの両立なら「HKS Super SQV4(71008-AH008)」、コスパと車検対応の両立なら「TAKE OFF PUSSHUN R SS(PRS0280)」がおすすめです。
S660はターボ車なので、純正でも「プシュ〜ッ」というブローオフ音を楽しめます。しかし、社外のブローオフバルブに交換すると、アクセルレスポンスの向上と音の迫力アップが同時に得られます。
ただし、製品選びを間違えると「車検に通らない」という事態になるため、リターンタイプ(サクションリターン方式)を選ぶことが重要です。大気開放型(リリースタイプ)は音が最大になりますが、ブローバイガスを大気放出するため車検NGとなります。
この記事では、S660用のブローオフバルブ全4製品を比較し、用途別のおすすめ製品・車検対応の条件・取り付け難易度まで詳しく解説します。
なぜS660オーナーはブローオフバルブを交換するのか
S660のターボチャージャーは新設計でサウンドチューニングが施されており、純正でもアクセルオフ時に「プシュ〜ッ」という過給圧開放音が楽しめます。それでも社外のブローオフバルブに交換する方が多い理由は、以下の3つのメリットがあるからです。
交換メリット①:アクセルレスポンスの向上
社外のブローオフバルブは、残圧をインテーク側にリターンすることでターボラグを抑え、アクセルレスポンスを向上させます。純正のリサーキュレーションバルブよりも高圧に対応した設計のため、過給圧の開放がスムーズになり、再加速時のレスポンスが改善されます。
特にワインディングロードやサーキット走行では、コーナー立ち上がりでのレスポンスが体感できるレベルで変わります。峠道でのシフトダウン→再加速のシーンでは、ターボラグが少なくなることで、ドライビングの楽しさが格段に向上します。S660はもともとレスポンスの良い車ですが、ブローオフバルブ交換でさらに磨きがかかります。
交換メリット②:音の迫力増加
純正でも音は出ますが、社外品は音量が大きく、音質も明瞭になります。HKS Super SQV4は「プシュ〜ッ!」という高音質が特徴で、オプションのフィン交換により音色を変更することも可能です。BLITZ SUPER SOUND BOV BRは、ベンチュリファンネル採用により、キレのある開放サウンドを実現しています。
リターンタイプでも十分な音量が得られるため、「車検に通る範囲で音を楽しみたい」という方にも対応できます。アクセルオフ時の「プシュ〜ッ」という音は、運転していて楽しくなるサウンドです。信号待ちや駐車場での発進時に、周囲の車と明らかに違う音が出るため、所有感も高まります。
交換メリット③:エンジンルームのドレスアップ
ブローオフバルブは、エンジンルーム内で視覚的にも存在感があるパーツです。HKSのシルバー仕上げやBLITZのロゴ入りデザインは、エンジンルームのカスタム感を高めます。S660はミッドシップレイアウトなので、後方のエンジンカバーを開けると、ブローオフバルブが目に入ります。駐車場やサーキットでエンジンルームを開けた時、カスタム感をアピールできるのも魅力です。マフラー交換やホイール交換と並んで、S660の定番カスタムの一つとなっています(S660のおすすめカスタムまとめ)。
ユーザーの懸念に先回り
「純正でも音が出るのに交換する意味はあるのか?」という疑問については、「ある」と断言できます。音質の明瞭さ・音量・レスポンス向上の3点で純正とは明らかな違いがあります。
「車検が心配」という方には、次のセクションで詳しく解説しますが、リターンタイプを選択すれば問題ありません。車検対応カスタムの基本ルールについては車検対応カスタムの基礎知識でも詳しく解説していますので、初めての方は併せてご覧ください。
【重要】車検に通るブローオフバルブ・通らないブローオフバルブ
ブローオフバルブ選びで最も重要なのは「車検に通るかどうか」です。製品には大きく分けて「大気開放型(リリースタイプ)」と「リターンタイプ(サクションリターン)」の2種類があり、車検対応が異なります。
大気開放型(リリースタイプ):車検NG
大気開放型は、アクセルオフ時に過給された空気を大気中に放出するタイプです。音量は最大になりますが、ブローバイガス(燃焼室から漏れた排気ガス成分を含む圧縮空気)を大気に放出するため、保安基準に適合せず車検NGとなります。
公道走行できないため、サーキット専用車やトレーラー移動車でない限り、選択肢から外すべきです。BLITZの型番70695が大気開放型に該当します。
リターンタイプ(サクションリターン):車検OK
リターンタイプは、純正と同様にホース経由で余剰圧力をサクション側(吸気側)に戻すタイプです。ブローバイガスを大気に放出しないため、保安基準に適合し、車検に問題なく通ります。
音量は大気開放型よりやや小さくなりますが、「プシュ〜ッ」という音は十分楽しめます。HKS Super SQV4のリターン設定、BLITZ 70795(リターン専用)、TAKE OFF PUSSHUN R SS(キャップ装着時)がこのタイプです。
街乗りメインの方や、車検のたびに製品を脱着したくない方は、リターンタイプを選択するのが賢明です。大気開放型は音の迫力が最大ですが、車検のたびに純正に戻す手間がかかるため、長期的にはリターンタイプのほうが実用的といえます。
切替タイプ:公道走行時はリターン、サーキット時は大気開放
TAKE OFF PUSSHUN R SSは、キャップの着脱でリターン/大気開放を切り替えできます。公道走行時はキャップを装着してリターン化し、サーキット走行時はキャップを外して大気開放にすることで、用途に応じた使い分けが可能です。
HKS Super SQV4も設定変更(キャップ不要)でリターン/リリース切替ができます。
よくある誤解:「音が出る=違法」ではない
「ブローオフ音が出ると違法なのでは?」という誤解がありますが、リターンタイプでも音はしっかり出ます。違法となるのは「ブローバイガスを大気放出する大気開放型」であり、音が出ること自体は問題ありません。
車検に通すことを重視する方は、リターンタイプまたはキャップ装着可能な切替タイプを選びましょう。
S660用ブローオフバルブ全4製品を比較
S660(JW5)に適合するブローオフバルブは、主に4製品あります。価格・タイプ・車検対応・音量を一覧で比較すると、以下の通りです。
| 製品名 | メーカー | 型番 | 価格(税込) | タイプ | 車検対応 | 音量 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Super SQV4 Silver | HKS | 71008-AH008 | 37,730円 | 切替可 | ○(リターン時) | 大 |
| SUPER SOUND BOV BR Return | BLITZ | 70795 | 26,800円 | リターン | ○ | 中 |
| PUSSHUN R SS | TAKE OFF | PRS0280 | 33,000円 | 切替可 | ○(キャップ装着時) | 大〜中 |
| SUPER SOUND BOV BR Release | BLITZ | 70695 | 26,800円 | 大気開放 | × | 最大 |
価格帯は26,800〜37,730円で、車検対応のリターンタイプが3製品、サーキット専用の大気開放型が1製品という構成です。
純正リサーキュレーションバルブの交換費用(部品代+工賃で約15,000〜20,000円)と比較すると、社外品は価格が高めですが、レスポンス向上と音の楽しさを考えると、十分に価値がある投資といえます。特に、HKS Super SQV4は37,730円と最も高価ですが、耐久性・音質・レスポンス向上のすべてで高評価を得ており、長期使用を考えるとコストパフォーマンスは高いです。
以下、各製品の詳細を解説します。
おすすめ製品①:HKS Super SQV4(音質・レスポンス重視)
HKS Super SQV4は、音質とレスポンスの両立を重視する方におすすめの定番製品です。価格は37,730円(税込)と最も高価ですが、HKS品質の耐久性・信頼性があり、長期使用を考えるとコストパフォーマンスは高いといえます。
主な特徴
- 音質の良さ:「プシュ〜ッ!」という高音質で、音の抜けが良い。純正とは明らかに異なる明瞭な音質が特徴
- オプションフィン交換:別売のフィンに交換することで音色を変更可能。標準フィン、サウンドフィン、ファンネルフィンの3種類から選択できる
- リターン/リリース切替:設定変更のみで切替可能(キャップ不要)。ホースの接続方法を変えるだけで切り替えられる
- 高圧対応設計:レスポンス向上効果が高い。純正より高圧で作動するため、過給圧の開放がスムーズ
- 耐久性・信頼性:HKSブランドの品質保証。長期使用でも作動不良が少ない
- ユーザーレビュー評価:みんカラでの評価は5点満点中4.5点以上と高評価
適合車種
S660 JW5(H27.4〜現行)全グレード対応
注意点
リターン設定で使用する場合は、付属のホースをサクション側に接続する必要があります。取り付けマニュアルに従って正しく配管しましょう。
おすすめ製品②:BLITZ SUPER SOUND BOV BR リターンタイプ(車検重視)
BLITZ SUPER SOUND BOV BR リターンタイプ(型番70795)は、車検対応を最優先する方におすすめです。価格は26,800円(税込)と最安で、コストパフォーマンスに優れています。
主な特徴
- ベンチュリファンネル採用:ターボ本来の性能を十分に発揮。空気の流れを最適化する設計
- キレのある開放サウンド:リターンタイプでも中程度の音量。「プシュ〜」という音が楽しめる
- 車検対応:リターン専用設計で車検問題なし。車検証のコピーと一緒に保管すれば安心
- コスパ良好:価格最安でありながら品質は高い。初めてのブローオフバルブ交換に最適
- 取り付けやすさ:純正と同じ取付方法で、DIY中級者なら対応可能
- BLITZの信頼性:国内大手チューニングパーツメーカーの製品で、アフターサポートも充実
適合車種
S660 JW5(H27.4〜現行)S07A(ターボ)専用
注意点
型番を間違えないことが重要です。BLITZ 70695は大気開放型(リリースタイプ)で車検NGです。リターンタイプは70795ですので、購入時は型番をよく確認しましょう。
おすすめ製品③:TAKE OFF PUSSHUN R SS(コスパ+切替)
TAKE OFF PUSSHUN R SS(型番PRS0280)は、コスパと切替機能を両立させたい方におすすめです。価格は33,000円(税込)で、キャップ着脱でリターン/大気開放を切り替えできる点が最大の特徴です。
主な特徴
- キャップ着脱で切替:公道走行時はキャップ装着でリターン化。キャップは工具なしで着脱可能
- サーキット対応:キャップ外しで大気開放(音量最大)。サーキット走行時の迫力ある音を楽しめる
- 用途に応じた使い分け:街乗り+週末サーキットの両立。1つの製品で2つの使い方ができる
- 車検対応:キャップ装着時は車検OK。車検証のコピーと一緒にキャップを保管すれば安心
- コスパの良さ:HKSより安く、切替機能付きでBLITZより汎用性が高い
- TAKE OFFブランド:軽自動車・コンパクトカー向けパーツで実績のあるメーカー
適合車種
S660 JW5(H27.4〜現行)
注意点
キャップの着脱を頻繁に行うと耐久性が低下する可能性があるため、通常は装着したまま使用し、サーキット走行時のみ外すという使い方が推奨されます。
おすすめ製品④:BLITZ SUPER SOUND BOV BR リリースタイプ(サーキット専用)
BLITZ SUPER SOUND BOV BR リリースタイプ(型番70695)は、大気開放専用で車検NGです。公道走行できないため、サーキット専用車やトレーラー移動車でない限り選択肢から外すべきです。
主な特徴
- 音量最大:大気開放により最大の音量・迫力
- 価格最安:26,800円(税込)
- サーキット専用:車検NG・公道走行不可
適合車種
S660 JW5(H27.4〜現行)S07A(ターボ)専用
重要な注意点
型番70795(リターンタイプ)と間違えないよう注意してください。公道走行する方は、70695を購入してはいけません。Amazonのレビューでも「間違えて買ってしまった」という声があるため、購入前に型番をよく確認しましょう。
純正バルブと社外品の違いを徹底比較
S660の純正リサーキュレーションバルブと社外ブローオフバルブの違いを整理すると、以下の通りです。
純正リサーキュレーションバルブの特徴
- 作動圧:標準設計(純正ブースト圧に最適化)。ホンダが設計した純正仕様で、街乗りには十分な性能
- 音量:小さめ(「プシュ」程度)。静粛性を重視した設計で、音が控えめ
- レスポンス:標準。S660はもともとレスポンスが良い車なので、純正でも不満は少ない
- 耐久性:高い(メーカー保証対象)。長期使用でも作動不良が少なく、メーカー保証が効く
- 価格:部品代+工賃で約15,000〜20,000円。社外品より安価
社外ブローオフバルブの特徴
- 作動圧:高圧対応(純正より高圧で作動)。ECUチューニングやタービン交換後も対応可能
- 音量:大きめ(「プシュ〜ッ!」と明瞭)。アクセルオフ時の音が明瞭で、運転していて楽しい
- レスポンス:向上(残圧リターンでターボラグ抑制)。コーナー立ち上がりでの再加速が改善される
- 音質:選択可能(HKSは高音質、BLITZはキレのある音)。メーカーごとに音の個性がある
- 価格:26,800〜37,730円(税込・本体価格)。純正より高価だが、性能向上と音の楽しさで元が取れる
どちらを選ぶべきか
純正で十分という方もいますが、以下に該当する方は社外品への交換をおすすめします。
- アクセルレスポンスを改善したい
- 音を楽しみたい(音量・音質)
- エンジンルームのカスタム感を高めたい
- 将来的にECUチューニングやタービン交換を検討している
社外品は純正より高圧対応のため、将来的なパワーアップにも対応できる点がメリットです。S660のマフラー交換と組み合わせると、排気と吸気の両面から性能向上が狙えます(S660用マフラーのおすすめは?)。
ブローオフバルブの選び方【用途別ガイド】
ここまでの情報を踏まえ、用途別のおすすめを整理します。
車検重視・普段使いメイン
おすすめ:BLITZ SUPER SOUND BOV BR リターンタイプ(70795)またはTAKE OFF PUSSHUN R SS
車検対応が最優先なら、リターンタイプ一択です。BLITZの70795は価格が最安で、音量も中程度あるため、コスパ重視の方に向いています。TAKE OFF PUSSHUN R SSは、将来的にサーキット走行する可能性がある方におすすめです。
音質・レスポンス最優先
おすすめ:HKS Super SQV4(71008-AH008)
音質の良さとレスポンス向上を最優先するなら、HKS Super SQV4が最適です。価格は最も高いですが、HKS品質の耐久性・信頼性があり、オプションフィン交換で音色を変更できる点も魅力です。
週末サーキット+公道両立
おすすめ:TAKE OFF PUSSHUN R SS(PRS0280)
公道走行とサーキット走行を両立させたいなら、TAKE OFF PUSSHUN R SSの切替機能が便利です。普段はキャップ装着でリターン化し、サーキット走行時のみキャップを外して大気開放にすることで、用途に応じた使い分けができます。
サーキット専用車
おすすめ:BLITZ SUPER SOUND BOV BR リリースタイプ(70695)
トレーラー移動のサーキット専用車なら、大気開放型の70695で音量を最大化できます。ただし、公道走行車には選択してはいけません。
取り付け難易度と作業時間の目安
ブローオフバルブの取り付けは、DIY中級者向けの作業です。エンジンカバーの脱着とホース配管の知識が必要になります。
作業難易度と所要時間
- 難易度:中級(DIY経験者向け)
- 所要時間:2〜3.5時間(経験値による)
- 必要工具:ホースプライヤー、10mmレンチ、プラスドライバー等
作業手順の概要
- エンジンカバーの脱着:ボルト数本を外してカバーを取り外す。S660はミッドシップなので、エンジンルームは後方にあります
- 純正リサーキュレーションバルブ・ソレノイドの取外し:ホースプライヤーでホースクランプを外し、配管を取り外す。純正バルブは小型で、インタークーラー付近に配置されています
- 社外ブローオフバルブの取付:ブラケットを固定し、ホースを接続。製品によってはブラケットを追加する必要があります
- 配管接続:リターンタイプの場合、サクション側にホースを接続。付属のホースを使用し、エア漏れがないようにクランプでしっかり固定します
- エンジンカバーの復旧:元通りに組み付ける。ボルトの締め忘れがないか確認しましょう
- 試走・異音チェック:エア漏れや異常音がないか確認。アイドリング時の異音、加速時のブースト音、アクセルオフ時のブローオフ音をチェックします
ショップ持込工賃の相場
DIYに不安がある方は、ショップへの持込取付も検討しましょう。工賃相場は8,000〜15,000円程度です。大手カー用品店や個人経営の整備工場で対応してもらえます。
初心者はショップ依頼を推奨
エンジンルーム内の配管知識がない初心者の方が無理に作業すると、ホース接続ミスによるエア漏れやターボへの悪影響が出る可能性があります。不安がある場合は、無理せずプロに依頼しましょう。
失敗しやすいポイント3選
ブローオフバルブ交換で失敗しやすいポイントを3つ紹介します。
失敗①:リリースタイプを買って車検NGに気づく
最も多い失敗が、大気開放型(リリースタイプ)を購入して車検に通らないことに後から気づくパターンです。特にBLITZの70695(リリース)と70795(リターン)は型番が似ているため、間違えやすいです。
対策:購入前に型番をよく確認し、リターンタイプまたは切替タイプを選びましょう。Amazonのレビューでも「間違えて買った」という声が多いため、商品ページの説明をよく読んでください。
失敗②:ホース接続ミスでエア漏れ
取り付け時にホースクランプの締め忘れや接続ミスがあると、エア漏れが発生します。エア漏れはアイドリング不調やブーストダウンの原因になるため、取り付け後は試走して異音チェックを行いましょう。
対策:接続箇所のクランプをしっかり締め、試走前にエンジンをかけて異音がないか確認してください。
失敗③:純正バルブと作動圧違いを理解せず購入
社外ブローオフバルブは純正より高圧で作動する設計のため、純正バルブと同じ動作を期待すると期待外れになる場合があります。また、S660専用品でない汎用品を購入すると、適合しない場合があります。
対策:S660専用の適合表が明記された製品を選び、レビューで「S660に取り付けた」という実績があるか確認しましょう。
ブローオフバルブ交換後のメンテナンスと注意点
ブローオフバルブを交換した後は、定期的なメンテナンスと点検が重要です。長期間安定して使用するために、以下のポイントを押さえましょう。
定期点検の頻度
ブローオフバルブは消耗品ではありませんが、以下のタイミングで点検を行うことを推奨します。
- 取り付け直後:1週間後と1ヶ月後に異音・エア漏れをチェック
- オイル交換時:3,000〜5,000km毎にエンジンルーム内を目視点検
- 車検時:2年毎にホース接続部の緩み・劣化をチェック
チェックポイント
- ホースクランプの緩み:振動で緩むことがあるため、手で触って確認
- ホースの劣化:ゴムホースは経年劣化でひび割れする場合があります
- 異音の有無:アイドリング時に「シュー」という音がする場合はエア漏れの可能性
- ブローオフ音の変化:音が小さくなった場合、バルブの作動不良の可能性
トラブル発生時の対処法
症状①:ブローオフ音が出なくなった
- 原因:バルブの固着、ホース接続ミス
- 対処:ホース接続を再確認。改善しない場合はバルブ内部の清掃が必要
症状②:アイドリングが不安定
- 原因:エア漏れ、ホース接続ミス
- 対処:ホースクランプの締め直し、接続箇所の確認
症状③:ブースト圧が上がらない
- 原因:バルブの作動不良、配管ミス
- 対処:専門ショップで診断を推奨
冬季の注意点
寒冷地では、ホース接続部の凍結によりエア漏れが発生する場合があります。冬季前にホースクランプの増し締めを行い、ホースの劣化がないか確認しましょう。
ブローオフバルブと一緒に導入したい吸気系カスタム
ブローオフバルブ交換後、さらにレスポンス向上を狙うなら、以下の吸気系カスタムを組み合わせることで相乗効果が得られます。
エアクリーナー交換
HKS Racing SuctionやBLITZ エアクリーナーなど、高効率エアクリーナーに交換すると吸気抵抗が減り、ターボの吸入効率が向上します。ブローオフバルブとの組み合わせで、レスポンスがさらに改善されます。
S660のエアクリーナー選びについては、別途詳しい記事を用意しています(S660用エアクリーナーのおすすめは?)。純正交換タイプから剥き出しタイプまで、レスポンス向上と音の変化を解説していますので、併せてご覧ください。
サクションパイプ交換
サクションパイプを高効率品に交換すると、吸気の流れがスムーズになります。S660専用のサクションパイプはHKSやBLITZから発売されており、純正よりも内径が太く、エアフローが改善されます。ブローオフバルブ+エアクリーナー+サクションパイプの3点セットで、吸気系全体の最適化が実現できます。
インタークーラーパイプ交換
インタークーラーパイプを太径品に交換すると、過給された空気の流れが良くなり、ターボの効率が向上します。純正は樹脂製ですが、社外品はアルミ製で放熱性も高く、インタークーラーの冷却効率が改善されます。
ECUチューニング
HKS Flash EditorなどのフラッシュエディターでECUチューニングを行うと、ブースト圧の最適化により出力が向上します。ブローオフバルブ+エアクリーナー+ECUチューニングの組み合わせで、約80PS→100PS超も狙えます。
ただし、ECUチューニングはメーカー保証対象外となる場合があるため、慎重に判断しましょう。ターボ車のチューニング全般についてはターボ車のカスタム基礎知識で詳しく解説していますので、初めての方はこちらも参考にしてください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 純正でもブローオフ音が出るのに交換する意味はありますか?
あります。社外品は音質が明瞭で音量も大きく、レスポンス向上効果も得られます。純正の音は「プシュ」程度ですが、社外品は「プシュ〜ッ!」と音の抜けが良く、運転の楽しさが増します。
Q2. リターンタイプでもブローオフ音は出ますか?
出ます。大気開放型より音量は小さめですが、「プシュ〜ッ」という音は十分楽しめます。音が出ること自体は違法ではなく、ブローバイガスを大気放出しないリターンタイプなら車検に問題ありません。
Q3. ECUチューニングなしでも効果はありますか?
あります。ブローオフバルブ交換だけでもレスポンス向上と音の変化は体感できます。ECUチューニングを併用するとさらに効果が高まりますが、まずはブローオフバルブ単体で試してみるのも良いでしょう。
Q4. 取り付けはDIYできますか?
中級者向けです。エンジンカバー脱着・ホース配管の知識があればDIY可能ですが、初心者はショップ依頼を推奨します。工賃相場は8,000〜15,000円程度です。
Q5. ブローオフバルブ交換で燃費は悪化しますか?
悪化しません。リターンタイプなら純正と同様の動作で燃費への影響はほぼありません。大気開放型は残圧を捨てるため理論上は燃費が若干悪化しますが、体感できるレベルではありません。
Q6. HKSとBLITZはどちらがおすすめですか?
音質・レスポンス重視ならHKS Super SQV4、車検重視・コスパ重視ならBLITZ BR リターンです。HKSは価格が高いですが品質・耐久性が高く、BLITZは価格が最安でコスパに優れます。
Q7. 大気開放型を街乗りで使うとどうなりますか?
車検NGで公道走行できません。警察の取締対象にもなる可能性があります。また、ブローバイガスを大気放出するため環境にも良くありません。街乗りメインの方は、リターンタイプを選択してください。
Q8. キャップ付き製品(TAKE OFF)はキャップの耐久性は大丈夫ですか?
通常使用なら問題ありませんが、頻繁な着脱は避けましょう。基本的にはキャップを装着したまま使用し、サーキット走行時のみ外すという使い方が推奨されます。
Q9. ブローオフバルブ交換で保証は切れますか?
ディーラー保証は、改造部位に起因する故障の場合は保証対象外になる可能性があります。ただし、ブローオフバルブとは無関係な故障(エアコンやナビなど)は保証が継続されるのが一般的です。詳しくはディーラーに確認しましょう。
Q10. ブローオフバルブは何年くらい使えますか?
使用環境にもよりますが、5〜10年程度は使用できます。HKSやBLITZなどの信頼性の高いメーカー品であれば、長期使用でも作動不良が少ないです。ただし、ホース類は3〜5年で劣化する場合があるため、定期点検で交換が必要です。
まとめ:S660ブローオフバルブは用途で選ぼう
S660のブローオフバルブは「車検対応」「音質」「コスパ」の3軸で選ぶのが正解です。車検重視ならBLITZ BR リターン(70795)、音質・レスポンス重視ならHKS Super SQV4、コスパ+切替機能ならTAKE OFF PUSSHUN R SSがおすすめです。
初めての方は、車検対応のリターンタイプから始めるのが安心です。大気開放型(リリースタイプ)は音量最大ですが車検NGのため、公道走行車には選択してはいけません。
取り付けに不安がある方は、無理せずショップに依頼しましょう。工賃は8,000〜15,000円程度で対応してもらえます。
ブローオフバルブ交換により、S660のレスポンス向上と音の楽しみが同時に得られます。適切な製品を選んで、S660ライフをさらに楽しみましょう。
S660はもともと楽しい車ですが、ブローオフバルブ交換で「音」と「レスポンス」の2つの楽しみが加わります。価格は26,800〜37,730円と決して安くはありませんが、長期的に楽しめるカスタムとして、多くのS660オーナーから支持されています。
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