RB3 の荷室に収納ボックスやラゲッジマットを足すとき、ホンダの資料にある室内長や室内幅を荷室の大きさと取り違えると、置く場所に合わない物を選びやすい。あの数値は客室の寸法で、荷室の奥行きや幅の値はホンダのファクトブック(ユーティリティと主要諸元)に載っていないので、置く場所は自分で測るのが先だ。そのうえで、2008年10月発表時のホンダの資料にある3列目シートの床下格納・フレキシブルラゲッジボード・床下の22Lのアンダーボックスを使い分ければ、後から足す物は少なくて済む。
RB3 の荷室収納は3列目・ボード・床下ボックスから考える
ホンダの2008年10月発表時の資料にある荷室の装備から、まず次の3つを押さえる。
| 装備 | 場所 | できること |
|---|---|---|
| 3列目シート(5:5分割可倒式) | 荷室の床下へ格納 | 5名乗車のまま平らな荷室を作る |
| フレキシブルラゲッジボード | 3列目を格納した荷室 | 平らな床を2列目シートの裏まで延ばす |
| ラゲッジルームアンダーボックス | 3列目シート後方の床下 | 容量22L・リッド付き。リッドを外すと高さのある荷物も積める |
同じ時期の主要装備表では、フレキシブルラゲッジボードとラゲッジルームアンダーボックスは Li・L・M・Absolute の全タイプで標準装備だ。荷室容量は7名乗車時259L、5名乗車時708L(VDA方式によるHonda測定値で、アンダーボックスの容量は含まない)。先代はそれぞれ244L・672Lだった。
2011年10月以降に発売された車の荷室装備は確かめていないので、後の「2011年10月以降の RB3 で確かめること」もあわせて見てほしい。
RB3 の型式と荷室の基本
RB3 は FF、RB4 は 4WD
オデッセイ RB3 は、2008年10月16日発表・10月17日発売のフルモデルチェンジ版オデッセイのうち、FF(前輪駆動)の型式だ。同じ世代の 4WD は RB4 になる。2008年10月発表時の主要諸元では、Li・L・M・Absolute の全タイプで DBA-RB3 が FF、DBA-RB4 が 4WD で、乗車定員は7名となっている。
床下構造とテールゲートの工夫
コンパクトなリアサスペンションをはじめとした床下構造の工夫で、荷室は低く平らで幅のある形になっている。テールゲートの薄型化や形状の工夫で、先代以上の容量を確保した。テールゲート開口の下側の幅も広げてあり、ゴルフバッグのような荷物を積み降ろししやすい。
カタログの室内寸法は荷室の寸法ではない
2008年10月発表時の主要諸元にある室内長2.850m(Honda HDDインターナビシステム装着車は2.920m)・室内幅1.535m・室内高1.220m(サンルーフ装着車は1.185m)は、客室の寸法だ。荷室の床の奥行きや幅ではないので、収納グッズの大きさを決める材料には使えない。
3列目を床下に格納して荷室を平らに広げる
ホンダの2008年10月発表時の資料では、3列目シートは床下に格納でき、ヘッドレストは低く納まるので、格納するときに外したり倒したりしなくてよい。フレキシブルラゲッジボードは、3列目を格納したときに平らな荷室を2列目シートの裏まで延ばすためのボードだ。流れは次のとおり。
- 3列目シートを床下に格納する(ヘッドレストは外さなくてよい)
- フレキシブルラゲッジボードを使い、平らな床を2列目シートの裏まで延ばす
- 5名乗車のまま荷物を載せる
シートの格納とボードの扱いの具体的な操作は、車の取扱説明書で確かめる。5人までで出かける日の買い物や旅行の荷物は、この形を基本にすると積み方を迷わない。
シートを倒して寝る場所を作る使い方は、次の記事でまとめている。
長い荷物は左側のシートバックを倒して積む
ホンダの資料では、2列目と3列目の左側のシートバックを倒すと、5名乗車のまま長尺物を積める。7人分の席のうち左側の2席を荷物に回し、残りの5席に人が座る形だ。
2列目シートは、左右席と中央部のシートバックが別々に倒せる3分割可倒式で、シートクッション横のレバーを引き上げるだけで倒せる。長い物を積む日は、出発前に左側の2席を倒して長さが足りるかを試しておくと、荷物を持ったまま迷わずに済む。
床下のアンダーボックスの使い方
ホンダの2008年10月発表時の資料では、3列目シート後方の床下に、容量22Lのリッド付きのラゲッジルームアンダーボックスがある。リッドを外せば、ベビーカーなど高さのある荷物の積載にも使える。
普段は、いつも積んでおく小物をまとめる置き場に向く。洗車道具や雨具のように毎回は使わないが車に置いておきたい物を入れ、何をここに入れるかを決めておくと探しやすい。背の高い物を積む日だけリッドを外す、という使い分けがしやすい。
同じ資料によると、RB3 はスペアタイヤの代わりに応急パンク修理キットを採用しており、スペアタイヤを不要にしたことがこのアンダーボックスの新設につながっている。応急パンク修理キットで直せる穴は4mm程度まで(タイヤ側面のクラックは除く)とされている。
荷室まわりの小物入れと標準装備
2008年10月発表時の主要装備表では、3列目シート用サイドポケット(左側リッド付)/カップホルダーが Li・L・M・Absolute の全タイプに標準装備だ。ホンダの資料の収納の一覧には、ほかにリアサイドボックスとリアサイドポケットの名があるが、位置の説明はない。
ラゲッジルームランプとアクセサリーソケット(DC12V)も、同じ表の全タイプ標準装備の一覧に載っている。アクセサリーソケットの取り付け位置は資料に記載が無いので、荷室まわりで電源を使いたいときは実車で場所を確かめる。
中古車を選ぶときは、Honda HDDインターナビシステムを装着した車では1列目のセンターテーブルの仕様が異なり、2列目のセンターロアボックスは装備されない(ホンダの2008年10月の資料の注記)ことも覚えておきたい。
車内の明かりを明るくして夜に物を探しやすくしたいなら、次の記事が参考になる。
後付けの収納ボックスで小物をまとめる
床下のアンダーボックスに入れるほどではないが、すぐ手に取りたい小物があるなら、荷室やシート横に置く収納ボックスを足すとまとまる。
外付コンソールボックス(オデッセイ用)の中身
販売ページの商品説明では、外付コンソールボックス(オデッセイ用の車種別ロゴ付き)は、助手席脇・シート横・トランク(ラゲッジルーム)に置ける車載の収納ボックスだ。正面のメッシュポケット・2分割のメインスペース・サイドのファスナーポケットの仕切りがあり、ふたと取っ手が付く。底板と仕切りを外すと平らに折りたためる。素材は厚手のオックスフォード生地(耐熱・はっ水・防汚とされる)で、底面は滑り止め加工になっている。
外付コンソールボックス オデッセイ用(荷室・シート横に置ける折りたたみ収納)
対応の書き方と寸法の記載の注意
この外付コンソールボックスの商品名には対応として rc5・rb1・rb3・rc4・e:HEV が並び、商品説明の箇条書きでは RB1・RB3・RC1・RC4 対応と書かれていて、両者の並びが一致しない。箇条書きでは、本体は後付けの汎用タイプで同車種の全世代に使えるとされ、車種専用の部分は車種別ロゴのプリントだ。RB3 の荷室の形に合わせた専用の形とは書かれていない。商品名には並行輸入品とある。
また、この外付コンソールボックスは、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも本体の寸法や容量の数値の記載が無い。買う前に販売ページで寸法を確かめ、置く場所の幅・奥行き・高さを測ってから選ぶ。
収納ボックスを選ぶ基準
- 置く場所に収まる寸法か(販売ページで確かめる)
- ふた付きか(中身が見えにくく、ほこりよけになる)
- 仕切りの数と形で小物を分けられるか
- 使わないときに折りたためるか
- 底面に滑り止めがあるか
荷室に置くなら、2と5を優先して選ぶとよい。
収納グッズやラゲッジマットは使う状態を決めてから測る
後付けの収納ボックスやラゲッジマットを選ぶ前に、置く場所の奥行き・幅・高さをメジャーで測る。荷室の床の形は、3列目を使うとき、床下に格納したとき、フレキシブルラゲッジボードを使ったときで変わる。普段どの状態で使うかを先に決めてから測るのが、買い直しを防ぐ近道だ。
ラゲッジマットを選ぶ基準
- 車種名・型式(RB3)と年式の対応が明記されているか
- 3列目を使う状態の床に敷く物か、3列目を格納した後の床に敷く物か
- 防水で汚れを拭き取りやすいか
- 裏面に滑り止めがあるか
- 汎用品なら、敷く場所を測ってから寸法で選ぶ
3列目を格納して使うことが多い人は、2の確かめを最初にするとよい。
荷物を積むときの固定と後ろの見通し
重い物は床に近い低い位置に置く。走行中に荷物が動かないよう、収納ボックスは滑り止めのある面を下にして置き、荷物はベルトやネットで押さえる。急ブレーキや曲がるときに荷物が前へ動かないよう、すき間をつめて積む。
荷物を高く積み上げて、ルームミラーでの後方の見通しをふさがないようにする。背の高い荷物は、床下のアンダーボックス(リッドを外した状態)や、シートを倒して作った低い場所に置く。
2011年10月以降の RB3 で確かめること
2011年10月13日発売の一部改良で、新たに「M・S」タイプが設定された。この記事の装備と荷室容量の値は2008年10月発表時のホンダの資料によるもので、2011年10月以降に発売された車の荷室装備(ボード・床下の収納)は確かめていない。
2008年10月発表時の主要装備表で、フレキシブルラゲッジボードとラゲッジルームアンダーボックスが標準装備とされているのは Li・L・M・Absolute の全タイプだ。後期の車や M・S タイプは、自分の車の荷室でボードと床下の収納の有無を実物で確かめてから、収納グッズを選ぶ。
よくある質問
RB3 にスペアタイヤは積まれている?
2008年10月発表時のホンダの資料では、RB3 はスペアタイヤの代わりに応急パンク修理キットを採用している。2011年10月以降に発売された車は確かめていないので、実車で確かめてほしい。
ベビーカーのような背の高い荷物はどこに積む?
2008年10月発表時のホンダの資料では、床下のラゲッジルームアンダーボックスのリッドを外せば、ベビーカーなど高さのある荷物の積載にも使える。手持ちのベビーカーが収まるかは資料からは分からないので、たたんだ状態の高さを測り、実車で試してから決める。
7人乗車のときの荷室の広さは?
2008年10月発表時のホンダの資料では、7名乗車時の荷室容量は259L(VDA方式によるHonda測定値)で、ラゲッジルームアンダーボックスの容量は含まない。2011年10月以降に発売された車の値は確かめていない。
2011年10月以降の RB3 も同じ装備?
確かめていない。この記事の装備と容量の値は2008年10月発表時のホンダの資料によるもので、2011年10月以降に発売された車は、荷室でボードと床下の収納の有無を実物で確かめる。
まとめ
まずは車検証で型式と初度登録年月を確認する。型式が RB3 で、2011年10月の一部改良より後に登録された車は、一部改良後に発売された車の場合があるので、荷室のボードと床下の収納を実物で確かめてから使い方を決める。
- 2008年10月発表時のホンダの資料では、3列目シートを床下に格納し、フレキシブルラゲッジボードで平らな床を2列目シートの裏まで延ばせる
- 同じ資料では、3列目シート後方の床下に22Lのリッド付きアンダーボックスがあり、いつも積んでおく小物の置き場に使える
- 後付けの収納ボックスやラゲッジマットは、使う状態を決めて置く場所を測ってから選ぶ
RB3 のほかの装備の選び方は、次の記事にまとめている。
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