オデッセイ RB3 に乗っていて、エアコンの風の弱さや車内のにおいが気になり、フィルターを自分で買って替えようとすると、販売ページには純正品番やデンソーの品番、別の番号が混ざって並んでいる。どの番号を基準にするかで、買う物が変わる。デンソーの適合品番検索では、RB3・4(2008年10月〜2013年10月・グレード全車)に合うのはクリーンエアフィルターの DCC3006 とプレミアムの DCP3006 で、同じ欄に純正品番として 80291-SNK-A01 が載っている(ホンダの部品の資料で確かめた番号ではない)。
デンソーの適合表に載る RB3・4 のエアコンフィルターの型番
デンソーの適合品番検索では、オデッセイの RB3・4 は1つの行にまとめられ、対象は2008年10月〜2013年10月・グレード全車で、RB3 と RB4 に同じ適合品番が載っている。
| 種類 | 適合型式 | 適合品番 |
|---|---|---|
| デンソー クリーンエアフィルター | DCC3006 | 014535-1630 |
| デンソー クリーンエアフィルタープレミアム | DCP3006 | 014535-4030 |
| 純正品番(デンソーの適合検索の記載) | — | 80291-SNK-A01 |
(表はデンソーの適合品番検索の RB3・4〈2008年10月〜2013年10月・グレード全車〉の行)
RB3・4(2008年10月〜2013年10月・グレード全車)で選ぶなら、デンソーの DCC3006 か DCP3006 のどちらかを探せばよい。 なお 80291-SNK-A01 は、デンソーの適合検索に載っている番号で、ホンダの部品の資料で確かめた番号ではない。純正品で買うときは、次の節のとおり販売店での確認を添える。
品番の見方と、販売ページの表記の読み方
純正品番とデンソーの品番
エアコンフィルターの番号には、車のメーカー(ホンダ)の純正品番と、フィルターのメーカーが付けた自社の番号の2系統がある。デンソーの場合はさらに、DCC3006 のような「適合型式」と、014535-1630 のような 014535- で始まる「適合品番」の2つが並ぶ。どの番号で探すかで、出てくる商品が変わる。
販売ページの品番の書き方
通販の商品名や説明に並ぶ品番は、出品によって書き方がまちまちだ。フィルターのメーカーの品番を「純正品番」と書く出品もあれば、いくつもの番号を並べる出品もある。商品名の番号だけで決めず、対応の型式(RB3)と年式が書かれているか、適合表と照らせるかを見る。
純正品で買うときや番号に迷うときは、車検証の型式と車台番号を伝えてホンダの販売店で確かめるのが早い。ホンダの交換部品のページも、フィルターの詳しいことは Honda 販売店に問い合わせるよう案内している。
前後の型式(RB1・2、RC1・2)との見分け方
デンソーの適合品番検索のオデッセイの一覧では、RB1・2(2003年10月〜2008年10月)、RB3・4(2008年10月〜2013年10月)、RC1・2(2013年11月〜)が別々の行になっている。この記事で品番を確かめたのは RB3・4 の行だけで、前後の型式の品番はそれぞれの行で確かめてほしい。
注意したいのは、2008年10月が RB1・2 の行の終わりと RB3・4 の行の始まりの両方に書かれていることだ。2008年式の車は年式だけで決めず、車検証の型式の欄が RB3 か RB1 かで見分ける。
フィルターの種類と選び方
デンソーのカーエアコン用フィルターの解説では、このフィルターは花粉やチリ・ホコリが車室内に入るのを抑える部品で、国産車の場合はほとんどがグローブボックス奥のエアコンに付いている、としている。同じ解説では、活性炭の層が排ガス臭などのにおいを軽減するとしている(効果や感じ方は使用環境、使用時間、個人差がある、との注記つき)。
デンソーの2種類
RB3・4 の行に載るデンソーの品は、クリーンエアフィルター(DCC3006)とクリーンエアフィルタープレミアム(DCP3006)の2つだ。
デンソーのプレミアムの製品ページでは、働きとして次のものを挙げている。
- 帯電不織布ろ材による除塵(2層の除塵フィルター)
- 車室内の脱臭
- 黄色の層の抗菌剤による菌の繁殖の減少
- 防カビ剤と活性炭によるカビの抑制
- 黄色の層の抗ウイルス加工
- スギ花粉・ダニの死骸由来のたんぱく質の作用を2時間で80%以上減少
同じページには注記もある。0.3μm 未満の微粒子物質の除去は確認できていないこと、抗菌は試験室での試験で実車での試験ではないこと、抗ウイルス加工は病気の治療や予防を目的とするものではなくウイルスの働きを抑制するものでもないこと、効果は環境・使用時間・条件などで異なること、の4つだ。通常品の DCC3006 については、ここでは製品ページを確かめていないため、2種類の働きの差は比べていない。
ホンダ純正のタイプ
ホンダの交換部品のページでは、Honda 純正のエアクリーンフィルターに、PM2.5対応高集塵タイプ、アレルフリー高脱臭タイプ、ロングライフタイプがあるとしている。ただし同じページは「車種により適用するタイプが異なります」とし、詳しくは Honda 販売店に問い合わせるよう書いている。RB3 にどのタイプが用意されているか、80291-SNK-A01 がどのタイプかは、この記事の出典では確かめていない。
選ぶときの見方
見る順番は次の3つにしておけば迷わない。
- RB3・4 の番号か(デンソーの DCC3006・DCP3006 か、その番号への対応を商品の説明が言っているか)
- 欲しい働き(におい、花粉など)が説明に書かれているか
- 取り付けの説明書が付くか
働きの言い方はメーカーや出品者の記載なので、注記まで読んでから選ぶ。番号が合っていることが先で、働きの違いはその次に見ればよい。
RB3 対応をうたう活性炭入りのフィルター
商品名と説明がうたう対応
Esperanza のエアコンフィルターは、商品名でオデッセイ RB1・RB2・RB3・RB4、年式 H15.10〜H25.9 への対応と、014535-1630 への対応をうたっている。商品説明では「エアコンフィルターCF7(クリーンエアフィルター)」とし、適合表を参照するよう書いている(どちらも出品者の記載)。RB1・RB2 への対応は出品者の記載で、この記事が適合表で確かめたのは RB3・4 の行のデンソーの品番だけだ。商品名の年式の終わり(H25.9)も、デンソーの適合品番検索の RB3・4 の年式の終わり(2013年10月)と書き方が違う。
「純正品番」の呼び名の食い違い
番号の呼び名に食い違いがある。 商品説明は 014535-1630 を「純正品番」と呼んでいるが、デンソーの適合品番検索では、014535-1630 はデンソーのクリーンエアフィルター(DCC3006)の適合品番で、純正品番は 80291-SNK-A01 として別に載っている。この商品はデンソー製でもホンダ純正品でもなく、デンソーの品番への対応をうたう別のメーカーの品だ。説明の「純正品番」をホンダの純正品番と読み替えないでほしい。
説明に書かれている働きと付属品
商品名と商品説明では、ほかに次のことを書いている(どれも出品者の記載)。
- 商品名に「高密5層」「活性炭」とあり、消臭・抗菌作用のある活性炭入りのタイプで、一般の紙だけのフィルターに比べてタバコ臭・ペット臭・排気ガス臭・花粉・カビ等をカット(消臭)する
- 商品名に「取説付」とあり、簡易取付け説明書を兼ねた取扱説明書兼保証書が付属する
- 交換はグローブボックスなどを取り外し、フィルターを取り出して付け替えるだけ
Esperanza 活性炭入り エアコンフィルター(オデッセイ RB1〜RB4 対応をうたう品)
取付位置と交換の手順
デンソーの適合品番検索の RB3・4 の交換方法の欄では、フィルターは「グローブボックス内に取り付けられています。」とあり、交換難易度は「A : 簡単(道具を使わないもの。道具を使うが簡単なもの)」となっている。難易度 A には道具を使う作業も含まれるので、手元に工具を用意しておくと慌てずに済む。車内の作業としては、
とあわせて片付けるのもよい。
作業の前に
デンソーの使用上の注意に沿って、平坦で安全な場所に車を止めてパーキングブレーキをかける。エアコンを内気循環に切り替えてから、キースイッチ(スタータースイッチ)をOFFにし、エンジンが止まった状態で作業する。
交換の4つの手順
デンソーの RB3・4 の交換方法では、次の4つの手順になっている。
- グローブボックスを開き、ダンパーを外す
- 両側からグローブボックスを押さえて、ストッパー(左右2か所)を外す
- フィルターケースを引き出す
- フィルターを取り出す
入れるときと入れた後
デンソーの使用上の注意では、フィルターの表裏を間違えて取り付けると、エアコンの風量が落ちることがあるとしている。古いフィルターを取り出す前に向きを見ておき、新しいフィルターに向きの表示があればそれに合わせて入れる。入れた後は、外した順と逆の順でフィルターケースとグローブボックスを元に戻す。
交換の後はエアコンを動かし、異常がないことを確かめる(同じくデンソーの使用上の注意)。
交換時期の目安と、替えどきのサイン
デンソーの使用上の注意では、クリーンエアフィルターの交換時期の目安を「走行10,000kmまたは、1年に1回」としている。これはフィルターのメーカーの目安で、ホンダが RB3 に定めた点検の間隔ではない。
ホンダの交換部品のページでは、Honda 純正のエアクリーンフィルターの目安を、PM2.5対応高集塵タイプとアレルフリー高脱臭タイプが「1年 または 15,000km」、ロングライフタイプが「2年 または 24,000km」としている。こちらもタイプごとの目安で、RB3 に定めた交換時期として書かれたものではない。同じページは、交換時期はフィルターのタイプや環境、使用状況によって変わり、粉塵が多いエリアなどでは早めの交換が必要、としている。
距離や年数より先に、車の様子で替えどきが分かることもある。
- ホンダのページは、「エアコンがきかない」「ガラスがすぐ曇る」「嫌な臭いがする」といったときは、チリ・ホコリ等による目づまりや、フィルターが汚れているか付いていない可能性がある、として交換をすすめている
- デンソーの使用上の注意は、エアコンの風量が著しく低下したときは目詰まりが考えられるので、早めの点検・交換をすすめている
- デンソーの解説では、目詰まりすると通気が悪くなってエアコンの効きが低下する可能性があり、活性炭の働きが落ちて排ガス臭を感じることがある、としている
中古で買って前の交換がいつか分からない RB3 なら、目安を待たずに一度替えてしまうのが早い。
買い間違えやすい点
名前の似た「エアクリーナー(エアエレメント)」は別の部品だ。 エンジンが吸い込む空気をこす部品で、車室内の空気をこすエアコンフィルターとは違う。ホンダは車室内用を「エアクリーンフィルター」と呼ぶので、名前がよく似ている。RB3 で検索するとエンジン用のエアクリーナーも並ぶため、商品名が「エアコンフィルター」「クリーンエアフィルター」かを見てから買う。
デンソーの使用上の注意では、クリーンエアフィルターは使い捨てで、水洗いやエアブロー等による再使用はできない、としている。同じ注意は、必ず車両に適合したもの(車種、年式等)を使うよう求めている。
あわせて確かめたい RB3 の関連記事
フィルターと同じく、自分で替えられる消耗品や車内の手入れの記事も RB3 向けにまとめてある。
よくある質問
RB4 でも同じフィルターですか
デンソーの適合品番検索では、RB3・4 は1つの行(2008年10月〜2013年10月・グレード全車)にまとめられ、RB3 と RB4 に同じ DCC3006・DCP3006 が載っている。
純正品番は何ですか
デンソーの適合品番検索の RB3・4 の欄には、純正品番として 80291-SNK-A01 が載っている。ホンダの部品の資料で確かめた番号ではないので、純正品で買うときは販売店で確かめてほしい。
2008年式は RB1 と RB3 のどちらで調べればよいですか
2008年10月はデンソーの一覧で両方の行にかかるため、車検証の型式の欄で決める。RB3 なら RB3・4 の行で調べる。
洗って使い回せますか
デンソーのクリーンエアフィルターは使い回せない。デンソーの使用上の注意では、クリーンエアフィルターは使い捨てで、水洗いやエアブロー等による再使用はできない、としている。
どのくらいで替えればよいですか
デンソーの目安は「走行10,000kmまたは、1年に1回」で、これはフィルターのメーカーの目安だ。ホンダ純正のタイプ別の目安と、早めに替えたいサインは「交換時期の目安と、替えどきのサイン」の節を見てほしい。
まとめ
まずはグローブボックスを開けて、いま付いているフィルターを取り出し、向きと汚れ具合を見る。番号の表示があれば控えておく。そのうえで車検証の型式の欄が RB3(または RB4)かを確かめる。
- デンソーの適合品番検索では、RB3・4(2008年10月〜2013年10月・グレード全車)の適合品はクリーンエアフィルター DCC3006 とプレミアム DCP3006
- 同じ欄の純正品番は 80291-SNK-A01(デンソーの適合検索の記載で、ホンダの部品の資料で確かめた番号ではない。純正品で買うときは販売店で確かめる)
- フィルターはグローブボックス内にあり、デンソーの交換難易度は A
- 交換時期はデンソーの目安で「走行10,000kmまたは、1年に1回」(フィルターのメーカーの目安)
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