BMW X5 G05のホイールPCD・オフセット 純正ET一覧

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X5 G05 で純正ホイールから社外ホイールへ替える、あるいはスペーサーで少し外へ出す段になると、PCD・ハブ径・ET(オフセット)の3つの数字で選べるホイールが決まる。海外のタイヤ・ホイール販売店の車種別寸法データベースでは、前期(2018〜2023年)と後期(LCI・2023〜2025年)の全部の型で、PCD 5×112・ハブ径66.6mm・M14×1.25 のボルト留めになっている。一方で ET は純正ホイールのサイズで違い、BMW の純正部品の適合表(英国の公式オンラインショップ・欧州仕様)では 19インチの V スポーク 735 が 9J×19・ET38、20インチの V スポーク 738 が 9J×20・ET35 だ。

目次

G05 のホイールの PCD・ハブ径・ボルトと純正の ET

最初に押さえる数字を1つの表にまとめた。

項目 値 出典と範囲
PCD 5×112(5穴) 寸法データベース・前期と後期の全部の型
ハブ径(センターボア) 66.6mm 同上
留め方・ねじ ボルト(ラグボルト)・M14×1.25 同上
純正ホイールの ET(例) V スポーク 735 は 9J×19・ET38、V スポーク 738 は 9J×20・ET35、スタースポーク 740M には 10.5J×20・ET40 BMW の部品表・欧州仕様の行

寸法データベースでは PCD・ハブ径・ねじが前期と後期の全部の型で同じで、ET はホイールのサイズで違う。寸法データベースで「OEM」の印が付くサイズは、18インチの 8.5J×18・ET44 から、21インチの前輪と後輪で幅と ET が違う組み合わせまである(一覧は後の節)。

PCD・ハブ径・ET の意味を G05 の数字で読む

PCD と穴の数

PCD は、ホイールを留めるボルト穴の中心を結んだ円の直径だ。G05 の「5×112」は、穴が5つで、その円の直径が112mm という意味になる。穴の数か PCD のどちらかが違うホイールは、そのままでは付かない。

ハブ径(センターボア)

ハブ径は、ホイールの中心の穴の直径。G05 は66.6mm で、これより穴が大きい社外ホイールは、すき間を埋めるハブリングで中心を合わせることが多い。穴が車側のハブより小さいホイールは付かない。

ET(インセット・オフセット)

ET は、リム幅の中心から、ハブに当たる取り付け面までの距離を mm で表した値だ。数が大きいほどホイールは車体の内側へ入り、小さいほど外側へ出る。同じ ET でもリム幅が広くなれば、増えた幅は内側と外側の両方へ張り出す。

純正ホイールのサイズと ET(前期・後期)

寸法データベースの G05 の表でタイヤサイズに「OEM」の印が付くホイールと、BMW の部品表に G05・G05 LCI(後期)の行がある純正ホイールを並べた。どのサイズに OEM の印が付くかは、表の型(グレード・エンジン)ごとに違う。前期(2018〜2023年)の表には OEM の印の無い行もあり、それが純正か交換用かを表は説明していない。

表のグレード名(xDrive30d・xDrive40i・M50i など)は海外仕様の名前で、日本仕様のグレードとどう対応するかは表に書かれていない。日本仕様の車の純正サイズを、表のグレード名を当てはめて決めない。BMW の部品表の行もどれも欧州仕様(ECE)で、日本仕様の行は載っていない。BMW のどのページも、PCD・ハブ径・前輪用か後輪用かを書いていない。

18・19インチ

ホイール タイヤ 載っている所
8.5J×18・ET44 255/55ZR18 寸法データベース(OEM の印)
9J×19・ET38 265/50ZR19 寸法データベース(OEM の印)
9J×19・ET38 ― BMW の部品表:V スポーク 735(品番 36116883752)

20インチ

ホイール タイヤ 載っている所
9J×20・ET35(前輪の行) 前期 M50i・後期 M60i xDrive は 275/45ZR20、後期 xDrive40i は 275/45R20 寸法データベース(OEM の印)
前輪 9J×20・ET35/後輪 10.5J×20・ET40 前 275/45ZR20/後 305/40ZR20 寸法データベース前期の表(印なし)
9J×20・ET35 ― BMW の部品表:V スポーク 738(品番 36116883757)
10.5J×20・ET40 ― BMW の部品表:スタースポーク 740M(品番 36118071997)

21・22インチ(前後で違う組み合わせ)

ホイール タイヤ 載っている所
前輪 9.5J×21・ET37/後輪 10.5J×21・ET43 前 275/40ZR21/後 315/35ZR21 寸法データベース(OEM の印・前期 M50d・M50i、後期 M60i xDrive)
前輪 9.5J×22・ET37/後輪 10.5J×22・ET43 前 275/35ZR22/後 315/30ZR22 寸法データベース前期の表(印なし)

20インチ以上は前用と後用を分けて確かめる

G05 の20インチ以上のホイールには、前輪と後輪で幅と ET が違う組み合わせがある。21インチなら前輪 9.5J・ET37、後輪 10.5J・ET43 だ。

4本とも同じ寸法だと思い込んで中古のセットや1本だけの買い足しを選ぶと、前後の取り違えが起きやすい。ホイールを買い替えるときや中古で選ぶときは、前用と後用の寸法を分けて確かめる。

社外ホイールの ET は純正からの差で考える

社外ホイールの ET を純正より小さくするとホイールは外側へ出てフェンダーに近づき、大きくすると内側へ入ってサスペンションやブレーキの部品に近づく。純正からの差が大きいほど、取り付けた後の干渉の確かめが大事になる。リム幅を変えるときは、ET とあわせて内側・外側それぞれの張り出しを考える。

寸法データベースの表は、どのサイズにも「Offset range」として純正の ET の前後2mm の幅を載せている(例: 9J×20・ET35 は 33〜37mm、8.5J×18・ET44 は 42〜46mm、10.5J×21・ET43 は 41〜45mm)。ただ、この幅をどう決めたかは表に書かれておらず、この幅の中なら干渉しないという保証でもない。迷ったら、前用・後用それぞれ純正の ET に近いものから探すと、確かめることが少なくて済む。

自分の G05 のホイール寸法を確かめる

BMW の部品表には日本仕様の行が無く、寸法データベースのグレード名も海外仕様の名前だ。自分の車の純正サイズは、手元のホイールで確かめるのが確実になる。

  1. ホイールの裏側などにある刻印で、リム幅・径・ET・品番を見る。
  2. タイヤの側面の表記で、タイヤサイズを見る。
  3. 1と2を、前輪と後輪の両方で行う。
  4. 純正部品を買うときは、車台番号(VIN)を伝えて販売店に適合を確かめる。

BMW の英国の公式オンラインショップの適合表も、グレードやエンジンで適合が変わることがあるとして、車両専用の部品は買う前に車台番号を伝えて適合を確かめるよう求めている。

社外ホイールを選ぶときに確かめる順番

PCD とハブ径で付くかどうか、リム幅と ET でどこに収まるか、ボルトで留められるかが決まる。確かめる順番は次のとおり。

  1. 穴の数と PCD が、G05 と同じ5穴・112mm か。
  2. 中心の穴が、G05 のハブ径66.6mm 以上か。大きければハブリングを用意する。
  3. リム幅と ET が付けたいタイヤに合い、純正の前用・後用の寸法からどれだけ違うか。
  4. 付属品か別に用意するボルトのねじ(M14×1.25)・座面の形・長さが、ホイールに合うか。
  5. ブレーキキャリパーとの隙間とフェンダーとの位置関係を、ホイールのメーカーの車種別の適合で確かめる。

4のボルトの座面の形(テーパー・球面など)はホイールごとに決まっている。社外ホイールに替えるときは、そのホイールの説明で座面の形を確かめ、合うボルトを使う。

スペーサーで外へ出すときの ET とボルト

厚み7mm で ET はどう変わるか

ホイールスペーサーを挟むと、その厚みの分だけホイールが外側へ出る。ET で言えば、厚みの分だけ小さい ET のホイールを付けたのと同じ位置になり、ET35 のホイールに厚み7mm のスペーサーを挟むと ET28 相当になる。

ボルト留めの G05 では、純正のボルトのままだとねじのかかりがスペーサーの厚みの分だけ短くなる。厚みに合わせて長いボルトに替え、ねじのかかりの長さと座面の形をボルトとホイールの説明で確かめる。

INEX ホイールスペーサー W40(7mm・2枚組)

INEX の W40 は、販売ページの商品説明では2枚組・厚み7mm・PCD112・ハブ径66.6mm・5穴で、商品名に「BMW用 X5 IV (G05)対応」と書かれている(出品者の記載)。PCD とハブ径の数字は、寸法データベースの G05 の値(5×112・66.6mm)と同じだ。

同じ商品説明では、ロングボルトは付属していないので、サイズ・ネジ径などを確かめて別に用意するよう書かれている。また、純正ボルトがスペーサーより長く、ホイール側に逃げがない場合は取り付けできない、としている(どちらも出品者の記載)。

商品名に G05 対応と書かれた7mm のスペーサーを探すなら、W40 が候補になる。選ぶなら、ロングボルトを別に用意することと、ホイール側に逃げがあるかを見ておくことを買う前に済ませておく。

INEX ホイールスペーサー 2枚組 厚み7mm PCD112 ハブ径66.6mm W40

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ホイールを付けるときのボルトと締め付けトルク

G05 のホイールは M14×1.25 のボルトで留める。寸法データベースは、前期・後期の全部の型で、ホイールの締め付けトルクを140N·m としている。二次の出典の値なので、作業の前に取扱説明書か販売店で自分の車の指定値を確かめておく。

ボルトは対角の順に仮締めしてから、トルクレンチで指定の締め付けトルクに締める。しばらく走った後に、ゆるみが無いかをもう一度トルクレンチで確かめる。ジャッキアップからの作業の流れは、次の記事にまとめてある。

よくある質問

前期と後期でホイールの PCD やハブ径は変わった?

寸法データベースの表では変わっていない。前期(2018〜2023年)と後期(LCI・2023〜2025年)の全部の型で、PCD・ハブ径・ボルトのねじが同じ値で載っている。

20インチ以上のホイールは前後で同じ寸法?

同じとは限らない。寸法データベースの表では、21インチの OEM の印が付く組み合わせ(前期の M50d・M50i、後期の M60i xDrive)と、前期の表の印の無い20・22インチの行に、前輪と後輪で幅と ET が違う組み合わせがある。寸法は上の一覧のとおり。

スペーサーにボルトは付いてくる?

INEX W40 は、販売ページの商品説明で、ロングボルトは付属していないと書かれている(出品者の記載)。ほかのスペーサーは、それぞれの商品説明で確かめる。

日本仕様の自分の車の純正サイズはどう確かめる?

今付いているホイールの刻印とタイヤの側面の表記を、前輪と後輪の両方で見るのが早い。海外の表のグレード名を当てはめて決めず、純正部品は車台番号を伝えて販売店に確かめる。

ホイールを替えた後に走行中の音が気になったら?

まずボルトのゆるみをトルクレンチで確かめる。それ以外の原因の切り分けは、次の記事にまとめてある。

まとめ

  • 寸法データベースでは、PCD 5×112・ハブ径66.6mm・M14×1.25 のボルトが前期と後期の全部の型で共通。
  • ET はサイズで違い、20インチ以上には前後で違う組み合わせもある。BMW の部品表(欧州仕様)では V スポーク 735 の 9J×19 が ET38、V スポーク 738 の 9J×20 が ET35。
  • 社外ホイールは、PCD、ハブ径、リム幅と ET、ボルト、隙間の順に確かめる。

まずは今のホイールの刻印で前後の寸法を押さえ、候補の社外ホイールを1つに絞る。そのうえで、そのホイールのメーカーの車種別の適合で G05 に付くかを最終確認する。この順番なら、前後の取り違えも干渉の見落としも起きにくい。

同じ G05 のほかの記事もあわせて確かめておくとよい。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、車種ごとの記事と、車種を横断した早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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