BMW X5 G05のドラレコ取り付けと配線|電源の取り方3種

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X5(G05)で通勤や遠出をしていて、後からドライブレコーダーを付けたくなったとき、段取りを分けるのは「駐車中も録画するか」と「配線を自分で隠すか」の2つだ。本体はフロントガラスの決まった範囲に付け、配線は天井の内張りやピラーに沿わせて留め、電源はシガーソケットかヒューズボックスから取る。駐車中も録画したいなら、常時電源につなぐ型を選ぶことになる。

目次

G05のドラレコ取り付けは位置・配線・電源で決まる

ミラー型ドライブレコーダーと保安基準を解説した BSRweb の記事では、本体は前面ガラスの上部20%の範囲内か、ルームミラーで遮へいされる範囲に付ける必要があるとしている。同じ BSRweb の解説では、配線そのものはこの範囲に限られないが、垂れ下がらないよう固定するか内張りの中に隠すことが求められる。

電源は、シガーソケットに差すか、ヒューズボックスから取るかのどちらかになる。駐車監視の機能を使うなら、エンジンを切っている間も通電している常時電源から取る必要がある。G05 のヒューズの割り当ては確かめにくいので、ヒューズに手を出すかどうかが、自分で付けるか店に任せるかの分かれ目になる。

対象の車と、付ける前に確かめたい装備

G05 は第4世代の X5 で、2019年に発売され、2023年に中期改良を受けた。日本では第4世代の X5 が2019年2月に発売されている。BMWBLOG(2026年6月25日)によると、BMW Japan は G05 の締めくくりとして X5 xDrive40d の Final Edition と Original を日本に出し、どちらも7月に納車が始まるとされた。次の世代の G65 は2026年の後半か2027年に出る見込みとされる。

後付けの前に見ておきたいのが車両の録画機能だ。BMWBLOG と台湾の自動車媒体 TVBS の記事によると、2026年に日本で出た X5 xDrive40d Original には、車両に組み込まれた BMW Drive Recorder(ドライブ・レコーダー)が標準で付く。TVBS の記事の Final Edition の段落にはこの機能の記載は無く、ほかの年式・グレードの G05 に付くかは、この2つの記事には書かれていない。

付いているかどうかは年式やグレードで決めつけず、車両の装備の一覧か販売店で確かめてから後付けの商品を選ぶ。

本体を付ける位置の決まりとG05で避ける所

法令で決まっている範囲

ドライブレコーダーの取り付け方を解説した MOTA の記事も、道路運送車両の保安基準の細目を定める告示の第39条を挙げ、範囲を「ガラス開口部の実長の20%以内の範囲」または「車室内後写鏡により遮へいされる前面ガラスの範囲」としている。

MOTA の解説では、ルームミラーの高さはおおむねこの範囲に収まるので、ミラーの裏側か同じ高さに付ければ問題ないとしている。自車の中心から見えている景色を撮れる位置が望ましい、とも書いている。

運転支援のカメラと検査標章を避ける

MOTA の解説では、ミラー裏の周辺のうち、自動ブレーキ用カメラの視角に入らない場所を最適としている。ドラレコがカメラの視角に入ると、その機能に支障をきたすおそれがあるからだ。

グーネットマガジンによると、2019年に発売された第4世代の X5(G05)は、3眼カメラによる運転支援システムを標準装備した。運転支援の一覧には衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)が入る。ただ、カメラの取り付け位置と、ドラレコが避けるべき範囲は、ここで見た出典には書かれていない。付ける前に車両の取扱説明書か販売店で確かめておく。

もう1つ、検査標章(車検のステッカー)に重なる位置に付けると撮影の支障になる、と MOTA は書いている。

位置を決めるときの基準

  • ガラスの上部20%か、ルームミラーで隠れる範囲に入るか
  • 運転支援のカメラの視角に入らないか
  • 検査標章に重ならないか
  • 自車の中心から前の景色を撮れるか

迷ったら、ミラーの裏で運転支援のカメラから外れた位置を第一候補にするとよい。

電源の取り方3種と選び方

MOTA の解説が挙げる電源の取り方は、次の3つの型だ。

シガーソケットに差す型

シガーソケットに差すだけで動く。配線を見せないために、普通は裏側で増設ソケットを使う。ヒューズボックスに触らずに済むのが、この型を選ぶ理由になる。

ヒューズのACCから取る2芯の型

黒(マイナス・アース)と赤(プラス)の2芯で、一般にヒューズボックスの ACC から電源を取る。駐車監視を使わない人に合う。

常時電源もつなぐ3芯の型

2芯に加えて、バッテリーにつなぐ黄色の線を持つ。エンジン OFF を検知して駐車監視に移り、その間はバッテリーの電源を使う。常時電源とアクセサリー電源の両方を扱うので、作業の難しさは3つの中で一番上だ。

どれを選ぶか

  • 駐車中も録画したいなら3芯の型。常時電源が要り、その間はバッテリーを使うことは承知しておく
  • 走行中だけ録れればよく、ヒューズに触りたくないならシガーソケットの型を選び、増設ソケットで配線を隠す
  • ヒューズボックスに触る作業を自分でできるなら、ACC から取る2芯の型で配線をすっきりまとめられる

G05のヒューズボックスとヒューズ電源の取り方

ヒューズボックスの場所

海外のヒューズ解説サイト(Fuse and Relay)の G05 の頁では、車内のヒューズ・リレーボックスはグローブボックスの下と、運転席側のインストルメントパネルの下にあり、荷室の右側のカバーの下にもボックスがあるとされる。同サイトは、各ヒューズの用途は年式・電装品の装備・仕向け地によって図と違うことがあると断り、実車のヒューズの表と照らすよう勧めている。

日本の右ハンドル車での位置と各ヒューズの割り当ては、ここで見た出典では確かめられていない。どのヒューズを使うかは、車両の取扱説明書か販売店で確かめてから決める。

ヒューズ電源の差し方

  1. 検電テスターで、使うヒューズの通電側を確かめる
  2. ヒューズを抜き、ヒューズ電源(ヒューズ電源コネクター)を差す
  3. 抜いたヒューズを戻す

ヒューズ電源は車種によって形が違うので、元のヒューズと同じ形・同じアンペア数の物を使う。

使うヒューズと避けるヒューズ

常時電源での取り付けを解説した CARPRIME の記事では、ホーン・ハザード・ストップランプなどのヒューズを候補にし、ECU など重要な回路のヒューズは使わないとしている。MOTA も、常時電源はハザード・ホーン・ドアロックなどから取るとしている。

常時電源とアクセサリー電源を取り違えると、バッテリー上がりを起こし、ヒューズのショートを招くおそれもある。アースはボディの金属部分につなぐ。

前のカメラの配線を見せずに通す手順

配線の決まり

BSRweb の解説では、配線(ケーブル)そのものは保安基準の「透明物」に当たらず、上部20%の範囲には限られない。ただし、垂れ下がった配線は判定の表で「即刻修正が必要」とされ、不合格の扱いになる。ガラスの上縁や A ピラーに沿わせてクリップなどで固定するか、天井の内張りやピラーの内側に隠せば問題ない、としている。

隠し方の手順

MOTA の解説をもとにした手順は次のとおり。

  1. フロントガラスと天井の隙間に配線を押し込み、エプトシーラーを数か所に巻いておく(後で配線が出てこなくなる)
  2. ピラーの中では、ルームランプなど既存の配線とまとめて結束バンドで留める。既存の配線が無ければ配線クリップで留める
  3. 増設ソケットを使うなら、外れないようエプトシーラーで巻き、ソケット本体もどこかに固定する

CARPRIME の解説にあるとおり、内張りを無理に外すと傷や破損の原因になるので、慎重に作業する。

ピラーの内張りを外す前に

ピラーの内張りを外して配線を通す作業は、エアバッグなど安全装置の周りに触れる作業になりうる。G05 のピラーの中に何が通っているかは確かめられていないので、外す前に取扱説明書や販売店の案内を確かめ、不安なら店に任せる。

前後2カメラの型はリアカメラの配線も隠す

前後2カメラの型では、リアカメラの配線も前と同じく天井の内張りの中などに隠して後ろへ回し、垂れ下がらないよう固定する。

ただ、G05 の後ろのゲートへ配線をどこから通すか(どの穴やゴムの管を通すか)は確かめられていない。ゲートまわりは無理に探らず、販売店か専門店に確かめる。荷室まわりの使い方は次の記事にまとめてある。

車検で見られるところ

車検で問われるのは、本体の位置と、配線が垂れ下がらず固定されているかだ。検査標章に重なる位置は撮影の支障にもなるので、ここでも避けておく。

そのうえで BSRweb は、最終的な合否の判定は検査員の目視や感覚に委ねられる部分があり、ある検査場で問題なかった製品が、別の検査場や担当者には「見えにくい」と判断されることもある、と指摘している。決まった範囲に付けても、それだけで必ず通るとは言えない。本体はできるだけ小さく収まる位置に寄せ、配線は見えない所へ隠しておくのが無難だ。

自分で付けるか、店に任せるか

シガーソケットの型で、配線をガラスと天井の隙間に押し込む程度なら、自分でも進めやすい。一方で、ヒューズボックスに触る作業や、天井・ピラーの内張りを外す作業に慣れていないなら、輸入車の電装に慣れた専門店か販売店に任せるのが手堅い。G05 は年式・装備・仕向け地でヒューズの割り当てが違うことがあり、迷ったまま差すのは避けたい。

店に頼む場合は、部品代のほかに工賃がかかる。見積もりの段階で、電源をどこから取るか、駐車監視の配線をするかを伝えておくと話が早い。

よくある質問

駐車中も録画するには何が要る?

エンジンを切っている間も通電している常時電源から電源を取る必要がある。3芯の型なら、エンジン OFF を検知して駐車監視に移り、その間はバッテリーを使う。

ルームミラーの裏に付けてよい?

MOTA の解説では、ミラーの高さはおおむね決まった範囲に収まるので、裏側か同じ高さなら問題ないとしている。運転支援のカメラの視角と検査標章は避ける。

G05 に車両の録画機能は付いている?

BMWBLOG と TVBS の記事によると、2026年に日本で出た X5 xDrive40d Original には BMW Drive Recorder が標準で付く。TVBS の記事の Final Edition の段落には記載が無く、ほかの年式・グレードの G05 については2つの記事には書かれていないので、装備の一覧か販売店で確かめる。

配線は上部20%の外に出てもよい?

BSRweb の解説では、配線は「透明物」に当たらず上部20%の範囲には限られない。ただし垂れ下がった配線は不合格の扱いになるので、固定するか内張りの中に隠す。

まとめ:まず実車で見てから段取りを決める

最初にやることは、実車を見ることだ。ルームミラーの周りで運転支援のカメラがどこに収まっているか、検査標章がどこに貼られているか、車内のヒューズの表に何が書かれているか、車両の録画機能が付いているかを、自分の G05 で確かめる。そのうえで車検証で年式を確かめ、取扱説明書や販売店の情報と照らし合わせる。

  • 本体はガラスの上部20%かルームミラーで隠れる範囲に付け、運転支援のカメラの視角と検査標章を避ける
  • 配線は範囲に限られないが、垂れ下がらないよう固定するか内張りの中に隠す
  • 電源はシガーソケットの型・ACC から取る2芯の型・常時電源もつなぐ3芯の型から選び、駐車中も録画するなら常時電源が要る

G05 のほかの消耗品やパーツの記事も参考にしてほしい。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、車種ごとの記事と、車種を横断した早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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