センチュリーUWG60バルブ型番|交換できるのは室内灯T10

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3代目センチュリー(UWG60)は、ヘッドライトからナンバー灯まで灯火のほとんどが純正LEDで、電球の型番として名前が出てくるのはフロントの室内灯に使われているT10(12V8W)だけだ。他のトヨタ車と同じ感覚で部位別の型番一覧を探しても、適合表の形状欄には「LED」が並び、定格と品番の欄は「-」で埋まっている。年式による区分の分かれ目も無いので、探し先は1か所しかない。

目次

灯火はほぼ全部が純正LED、型番が出るのはT10だけ

純正ランプメーカー系の車種別電球適合表と、部位別の灯火適合表を掲げている専門サイト。この2つを突き合わせると、UWG60の答えははっきりしている。ヘッドライトのロービームもハイビームもフォグも、ポジションもウインカーもテールもバックもナンバー灯も、形状欄は「LED」で、定格とKOITOノーマル球の製品No欄は「-」。灯火適合表側はヘッドライトのロー・ハイとフォグの3か所に「設定なし」と表示する。

具体値が入っているのはフロント室内灯の1行だけで、そこに「LED and T10」「12V8W」「製品No 2-04」と書かれている。 つまりこの車で買える電球として名前が付くのはT10ひとつであり、H4やHB3のような型番でヘッドライトを買うことはできない。

年式で答えが変わることも無い。適合表2社ともUWG60の区分は「H30.6〜」の1つだけで、前期・後期の分割を持たない。灯火適合表はこの区分を「LED仕様車」と表示している。

一般的な車の型番の見方を先に押さえたい人は、

も参照してほしい。

部位別に、適合表2社の記載を並べる

前まわり

部位 電球適合表(純正ランプメーカー系) 灯火適合表
ヘッドライト(ロービーム) LED/定格・品番とも「-」 LED/設定なし
ヘッドライト(ハイビーム) LED/定格・品番とも「-」 LED/設定なし
フォグランプ LED/定格・品番とも「-」 LED/設定なし
ポジション(車幅灯) LED LED
コーナーリング LED -(記載なし)
ウインカー(フロント) LED LED
ウインカー(サイド) LED LED

コーナーリングの欄だけは2つの資料が一致しない。片方はLEDと書き、もう片方は空欄になっている。コーナリングランプが付いているかどうかは、この2つの表からは決められないので、装備は車両側で見てほしい。

後ろまわり

部位 電球適合表(純正ランプメーカー系) 灯火適合表
テール LED LED
ストップ LED LED
ハイマウントストップ LED LED
バック LED LED
ライセンス(ナンバー灯) LED LED
ウインカー(リア) LED LED

後ろまわりは6か所すべてがLEDで、定格も品番も空欄。 電球適合表の「テール&ストップ」の行は形状欄まで「-」になっており、テールとストップが別々の行にLEDとして立っている。2段階の明るさを1本で受け持つダブル球を使う車ではない、という意味だ。

室内

部位 電球適合表(純正ランプメーカー系) 灯火適合表
ルーム(フロント) LED and T10/- and 12V8W/製品No – and 2-04 LED and T10
ルーム(ミドル) LED LED
ルーム(リア) LED LED

先代のGZG50は事情が違い、あちらには実在する型番が並ぶ。比較したい人は

を見てほしい。

唯一値を持つフロント室内灯のT10

「LED and T10」の読み方

andの意味を取り違えると買い物を外す。電球適合表の凡例は「「and」の記載は、同じ使用箇所で、複数の形状の電球を使用しております」と書いており、灯火適合表の注記も「同じ装着場所で、異なる形状のバルブが複数使用されています」と同じ趣旨だ。どちらか一方という意味ではない。

フロントの室内灯はLEDユニットとT10電球が混在しており、フロント室内灯の全部がT10になっているわけではない。 何個がT10なのかまでは表からは読めない。ちなみに同じ凡例では「or」が別の意味で使われていて、そちらは同じ型式でもタイプやグレードによって違う電球を使う、という場合を指す。

買う前に確認すること

見る点は4つに絞れる。1つめ、定格が12V8W相当かどうか。適合表はこの箇所の定格を12V8Wと書いている。2つめ、同じ場所に純正LEDの発光部が併存するので、社外のLEDに替えると色味の差が出やすいこと。3つめ、現物を外して口金がT10かを自分の目で見ること。and表記がある以上、表だけでは判断が閉じない。4つめ、適合表が示しているのは純正相当の電球規格であって、社外LEDが問題なく点くかどうかは別の話だということ。

品番欄の「2-04」も扱いに注意がいる。これはKOITOノーマル球の製品No、つまり電球メーカー側の番号であって、車両の純正部品番号ではない。部品として注文するなら番号は販売店で確認することになる。同じ凡例には、二重レンズやイエローキャップの装着車には指定の電球以外を使わないこと、装着車かどうかは販売店に問い合わせることも書かれている。

規格の呼び方そのものが分からないときは

から入るとよい。

「LED」「設定なし」が実際に意味していること

なぜ型番が載っていないのか

形状欄がLEDで定格と品番が空欄になっているのは、資料の手抜きではなく、その部位が電球を差し替える前提で作られていないという意味だ。灯火適合表がヘッドライトのロー・ハイとフォグに出す「設定なし」も同じで、同サイトが扱う交換用のLED製品・HID製品がこの車には無い、と言っている。選べる箇所ではなく、選ぶ余地が無い箇所だと読むのが正しい。

同じ立ち位置の車の実例としては

が近い。

球が切れたらどうするか

純正LEDの灯火が点かなくなったときは、電球を1本買って差し替えるという直し方にならないのが一般的で、灯体(ランプユニット)側の点検・交換という扱いになる。前まわりか後ろまわりか、どの部位かで作業も費用も変わるから、症状が出たら販売店で見てもらい、部品の扱いと費用の見込みを聞いてから決めるのが確実だ。夜間に灯火が点かないまま走れば整備不良にもなる。早めに相談したい。

手を入れられる余地が室内灯まわりに限られる以上、外まわりは灯体ごとの話になる。灯体交換や社外品の後付けは保証の扱いや車検での見られ方まで絡むので、このクラスの車では純正の状態を保つ判断が結果的に得になることが多い、というのが私の見方だ。

自分の車がこの記事の対象かを確かめる

型式の頭がDAA-でも6AA-でも同じ

車検証の型式欄の頭の記号は年式で変わる。中古車カタログでは2018年6月と2019年10月の発売モデルが「DAA-UWG60」として載り、メーカーが公開している2025年12月版の主要諸元表では車両型式が「6AA-UWG60-AEXGH」になっている。頭のDAA-や6AA-は排出ガスや燃費の区分を表す記号で、電球適合表2社はどちらもH30.6〜のUWG60という1区分しか持たないから、頭の記号が違っても見る場所は同じだ。

この諸元表は5.0Lハイブリッドの1本立てで、エンジンは2UR-FSE、総排気量4.968L、V型8気筒、後輪駆動、乗車定員5名、全長5,335mm・全幅1,930mm・全高1,505mm、ホイールベース3,090mm、車両重量2,370kg。灯火の種類の記載はここには無い。

先代・SUVとの区別

適合表は同じセンチュリーでも型式ごとに別区分だ。電球適合表の一覧はR5.9〜がGRG75、H30.6〜がUWG60、H20.1〜H29.2とH17.1〜H19.12とH9.4〜H16.12がGZG50、S57.10〜H9.3がVG45。灯火適合表の一覧も、UWG60(LED仕様車)、GZG50の3区分(HID仕様車1つとハロゲン仕様車2つ)、VG45(ハロゲン仕様車)に分かれる。センチュリーの型番情報にたどり着いても、それが自分の型式の区分とは限らない。

GZG50にはハロゲン仕様車・HID仕様車という区分があり、そちらには型番が実在する。だからといってGZG50の型番をUWG60に持ち込むことはできないし、逆も同じだ。

確認の手順

  1. 車検証の型式欄を見る。頭がDAA-でも6AA-でも、UWG60ならこの記事の対象。
  2. セダンかどうかを確認する。同じセンチュリーでもSUVは別の型式で、適合表も別区分になる。
  3. 室内灯を買うつもりなら、フロントの室内灯を外して口金がT10かを実物で見る。
  4. 通販で買うなら、商品側の適合検索でH30.6〜/UWG60が選べているかを照合する。

3代目は2018年6月22日に発表・発売され、その後2019年10月、2021年5月、2025年12月1日に一部改良が入っている。2025年12月1日の発表でも「センチュリー(セダン)を一部改良し、12月1日に発売しました」と告知されていて、内容は安全機能とディスプレイオーディオまわり。灯火の変更に触れた記載は無い。タイヤ側の数字も併せて押さえたいなら

へ。

買う前に押さえておく注意

適合表の注記を読む

適合表そのものが例外の存在を認めている。電球適合表は「電球の形状は、車種によって年式・型式・タイプ・グレードが一致していても、特別仕様車等の条件により、記載されている情報と異なる場合がございます。必ず購入前に車輌に装着されている電球の形状・定格と一致している事をご確認ください」と書き、灯火適合表も同じ趣旨で車両側の確認を求めている。表の記載は出発点であって、最後は現車で合わせる。

フォグランプの記載にも条件が付く。灯火適合表の注記は、フォグの情報がメーカー純正フォグランプ装着車に限ったものであり、ディーラーオプションや社外品のフォグはバルブタイプや装着可否が異なる場合があるとしている。

ハイフラ対策は要らない

灯火適合表には「ウインカーにLEDバルブをそのまま装着した場合、ハイフラッシュになりますのでハイフラ抵抗、又はハイフラ防止リレーを別途お買い求めいただくか、抵抗内蔵モデルをご選択ください」という注意が載っている。これは電球のウインカーをLEDに替える人へ向けた全車共通の案内で、どの車のページにも同じ文言が出る。UWG60はウインカーがフロント・サイド・リアとも純正LEDだから、この注意が当てはまる場面は無く、抵抗やリレーを買い足す必要も無い。

よくある質問

ヘッドライトのバルブ型番はH4かHIDか

どちらでもない。適合表2社ともロービーム・ハイビームの形状を「LED」とし、定格も品番も空欄にしている。灯火適合表は同じ2か所に「設定なし」と表示する。H4・HB3・D4Rといった型番でこの車のヘッドライトを買うことはできない。

自分で交換できる電球はどこか

電球として型番が出るのはフロントの室内灯のT10(12V8W)だけだ。ただし記載は「LED and T10」で、同じ場所にLEDユニットが併存する。買う前に現物を外して口金を見てほしい。ミドルとリアの室内灯は形状欄がLEDなので、対象外になる。

型式がDAA-UWG60でも同じか

同じだ。適合表はH30.6〜のUWG60という1区分だけを持ち、頭の記号で答えが分かれる作りになっていない。DAA-でも6AA-でも同じ行を見ればよい。

先代センチュリーの型番を流用してよいか

できない。先代のGZG50はハロゲン仕様車・HID仕様車として別区分に置かれていて、UWG60はLED仕様車の区分だ。GZG50側の型番をUWG60に当てるのも、その逆も成立しない。

まとめ

UWG60の灯火は前も後ろも室内もほぼ全部が純正LEDで、交換用の電球型番は適合表に載っていない。答えが出るのはフロント室内灯のT10(12V8W)だけで、そこも「LED and T10」の混在表記だから、買う候補をT10ひとつに絞ったうえで、現物の口金と適合表の記載が合っているかを最後に確かめる、という順番になる。

年式で区分が分かれないので、H30.6〜/UWG60の1区分を見れば探索は終わる。室内灯以外で点かない箇所が出たら、電球ではなく灯体側の話として販売店に相談してほしい。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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