ワゴンR MH23S ラゲッジマット 汎用品おすすめ4選

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MH23S型のワゴンRで、荷室に濡れた長靴や園芸用土の袋を直接積むと、汚れは床側に残る。ラゲッジマットを1枚敷けば後片づけの手間は変わるが、通販に並ぶ製品は見た目が似ていて、商品名だけでは自分の荷室に合うかどうか読み取れない。分かれ目は商品名に入った型式表記ではなく、完成寸法と固定方式を自分の荷室とどこまで突き合わせたかにある。

目次

MH23Sで実際に選べるのは裁断調整タイプか汎用シート

カーマット専門店の適合表では、MH23S型ワゴンRについて「年式:2008(平成20)年9月~2012(平成24)年9月/型式:MH23S」と明記があり、専用フロアマットはフロント用1枚とリア用1枚の合計2枚で設定されている。同じ店のワゴンR用「専用ラゲッジ(トランク)マット」を見ると、適合表記は「年式:平成29年2月~/形式:MH35S / MH55S / MH85S / MH95S」で、MH23S世代を対象にした設定は載っていない。

フロアマットには型があるのに、ラゲッジマットには無い。この非対称が、MH23Sのラゲッジマット探しがうまく進まない理由だ。すべての店を確認したわけではないが、型取り済みの専用品を探し続けるより、裁断して合わせる製品か汎用の防水シートから選ぶほうが着地しやすい世代だ。実際に流通しているのは次の4系統になる。

系統 素材 完成寸法 固定方式 Amazon実売価格(確認時点)
PVC一体成型(裁断調整) 全PVC 記載なし(ハサミで裁断して合わせる) 滑り止め加工と自重 ¥4,389
汎用シート 幅120cm級 表面オックスフォード/裏面PVC 幅120cm×長さ145cm ヘッドレストに掛ける ¥2,480
汎用シート 幅135cm級 表面オックスフォード/裏面PVC 幅135cm×長さ137cm 引っ掛けベルトをヘッドレストへ ¥3,970
5層構造の大判シート 600Dオックスフォードほか5層 180cm×103cm×33cm ヘッドレストクロージャーとマジックテープ、固定ベルト ¥3,399

価格は確認時点のもので変動する。注文の直前に商品ページで見直してほしい。

荷室の床が左右別々に動く車である

スズキの公式ニュースリリース(2008年9月25日)によると、この世代は「『ワゴンR』ならではのシートアレンジを継承。荷室には左右独立スライド式ラゲッジボードを採用した。」とあり、便利で快適な機能と装備の項でも同じ装備が重ねて挙げられている。荷室の床板そのものが、左右別々に前後するという構造だ。

同じリリースには「フルフラットや助手席を前に倒して広く使える多彩なシートアレンジと、好評のワンタッチダブルフォールディングリヤシートを継承した。」「大人2人がゆったりくつろげるようリヤシートを大型化し、シートスライド量を増加した。」との記載もある。後席は分割して前に倒せ、前後にもスライドする。つまりMH23Sの荷室は面積が固定ではなく、後席の位置で変わる。ここが、あとで触れる固定方式の選び方に効いてくる。

買う前に確定させる2つ

商品を見比べる前に、型式と実寸の2つを手元で確定させる。ここを飛ばすと、届いてから折り曲げるか切るかの判断を強いられる。

車検証で型式を読む

型式は車検証の「型式」欄で確認する。頭に付く記号(DBA・CBAなど)は年式や排出ガス規制で変わるので、ハイフンより後ろの英数字を読んでMH23Sであることを確定させる。ワゴンRスティングレーもベース車と同じMH23Sで、外装が違うだけでは荷室の形は変わらない。

なお後継の5代目ワゴンRは2012年9月6日発売とスズキの公式ニュースリリースに記載がある。MH23S型の新車販売はおおむね2008年9月から2012年9月までで、いちばん新しい個体でも登録から14年前後が経っている計算になる。中古で買った人は、前オーナーの使い方によって荷室の傷み方が違う。

後席位置を変えて2回測る

後席を最後端まで下げた状態と、最前端まで出した状態の2つで、荷室の奥行き(バックドア開口の内側から後席の背もたれまで)と、いちばん狭いところの幅(左右の内張りの間)を測る。奥行きは後席位置で大きく変わるので、2つとも記録しておく。

自動車専門媒体が公開している諸元表では、MH23Sの車体寸法は全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,660mm、ホイールベース2,400mm、車両重量850kg(2008年9月・FAグレード・型式DBA-MH23S)。軽自動車の規格いっぱいの外寸で、荷室に使える面積はこの箱の内側に収まる。荷室そのものの寸法はメーカーが公表していないので、自分で測った2つの数字が唯一の基準になる。

選び分けの軸は4つ

以降の商品はすべてこの4軸で見る。

素材で決まること

PVCの一体成型は完全防水で耐摩耗に振った作りで、水拭きだけで手入れが済む代わりに硬く重い。表面オックスフォード+裏面PVCの布系は軽くて畳めるが、面で受け止めるだけなので立ち上がりの壁は作れない。多層構造の布系はクッション性と傷防止が加わるぶん、厚みと荷物のかさが増す。見た目ではなく、こぼす液体の量と手入れの頻度で決める

カバー範囲で決まること

荷室のフロアだけを守れば足りるのか、後席の背面やサイドの内張り、バックドアの開口下端まで汚れが回るのかで、必要な範囲が変わる。買い物の液漏れ対策ならフロアだけで足りることが多い。ペットを乗せる、濡れた道具を積む、土のついた資材を運ぶといった用途では、サイドフラップやバンパー保護が付いた製品のほうが後片づけが楽になる。

固定方式で決まること

固定方式は3通りに整理できる。ヘッドレストに引っ掛けるベルト式、面ファスナーで留める方式、滑り止め加工と自重で置くだけの方式。MH23Sは床板が左右別々に前後するので、床側に強く固定する方式ほど床の動きと衝突しやすい。後席とラゲッジボードを動かす頻度が高いなら、動かすたびに敷き直す前提で、取り外しやすい方式を選ぶほうが現実的だ。

裁断して荷室の形に合わせるPVC一体成型

メーカーが商品ページに掲載している仕様では、全PVC素材の一体成型で、防水防汚・耐摩耗・滑り止めの3点を主な機能に挙げている。完成寸法の記載はなく、代わりに「ハサミで自由に裁断可能」「ラゲッジルーム形状に合わせたカスタム設置」と案内されている。滑り止めの特殊構造により、急加速や急ブレーキのときの荷物の位置ずれを防ぐとされる。手入れは湿らせた布か水で行える。

向くのは、園芸用土やDIY資材のように細かい砂や土が落ちる荷物を積む人だ。布では拾いきれない粒が表面に留まり、外して水で流せば落ちる。代償は裁断の手間で、切り落とした部分は戻せないから、後席を最後端まで下げた状態の実寸を基準に、少し大きめに残して切り進める。一度で決めず、置いて印を付けて少し切る、を繰り返すほうが失敗しない。

RDRDN 全PVC トランクマット ワゴンR MH23S 対応表記・裁断調整タイプ

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幅120cm級の汎用オックスフォードシート

出品者が商品説明に記載している仕様では、ヘッドレスト側の幅120cm×長さ145cmのシート1枚で、表面がオックスフォード、裏面がPVC。カラーはブラック・レッド・ブルー・グレーの4色。用途としてペットとのドライブ、濡れた道具や野菜の運搬、汚れた荷物置き、レジャーシートが挙げられている。2シート車には使えないとの注記がある。

見落とせないのは、同じ商品説明が「ワゴンR MH23Sラゲッジマット シートカバー 汎用品」と、自ら汎用品だと書いている点だ。商品名に型式が入っていても、型取りの精度を期待する製品ではない。今回の4つで価格は最も低く、荷室の床を覆って汚れを受け止められれば足りる用途なら、これで用が足りる。角の余りは折り込むか、内張りとの隙間に押し込むことになる。

ワゴンR MH23S ラゲッジマット 幅120cm×長さ145cm 表面オックスフォード/裏面PVC 汎用シート

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幅135cm級の汎用シート

同系統で一回り大きいのがこちら。幅135cm×長さ137cmのシート1枚、表面オックスフォード/裏面PVC、カラーはブラック・レッド・ブルーの3色。固定は引っ掛けベルトをヘッドレストに掛けるだけで、防水仕様のため濡れても拭き取れるとされる。幅120cm級と比べると横に15cm広く、縦に8cm短い。

出品者が商品説明に記載している注意書きでは「※コンパクトカーや軽自動車などの車内が狭い空間では、シートが大きい場合がございますので折り曲げご使用をお願いします。」「※ご購入前にヘッドレストに装着できるかのご確認をお願いします。」とある。軽自動車は名指しで折り曲げの対象に入っている。荷室を横方向に広く覆いたいなら135cm級、後席側へ長く垂らしたいなら120cm級、という分け方になる。折り曲げるなら、折り目が荷物の下に来ないよう左右の端で折るほうが荷物は安定する。

ワゴンR MH23S ラゲッジマット 幅135cm×長さ137cm 防水オックスフォード 汎用シート

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サイドとバンパーまで守る5層構造の大判シート

メーカーが商品ページに掲載している仕様では、180cm×103cm×33cmの大判で、第1層が600Dオックスフォード生地、第2層が防水膜、第3層がコットン、第4層がフォームメッシュ、第5層が防滑210Tポリエステル。収納ポケット3個(大型2個と小型1個)、固定ベルト、バンパープロテクターが付属し、ヘッドレストクロージャーとマジックテープで位置を調整する。商品ページは中型犬から大型犬まで対応する万能マットとして案内している。

33cmの立ち上がりがあるぶん、荷室の壁まで汚れが回る用途で効く。ペットの毛や粗相、水を含んだウェットスーツやテントのように、床だけ守っても足りない荷物がある人向けだ。ただし寸法は軽自動車の荷室より大きく、折り込んで使うことになる。折った部分は厚みになるので、荷物を平らに置きたい人には向かない。バンパープロテクターは開口下端の傷防止に働く。

YYZAX ペット用ラゲッジシート 5層構造 180×103×33cm 収納ポケット3個付き

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商品名の型式表記に頼らない確認手順

ここまで見たとおり、商品名にMH23Sと入っていても専用設計とは限らない。紹介した2つのシートは、商品説明の側で「車種名が記載されていますが、商品は汎用品となります」「注)こちらの商品は汎用品ですので車種別の専用設計ではございません」と出品者自身が書いている。読む順番を決めておけば、商品名に引きずられずに済む。

  1. 商品説明に「専用設計」「汎用品」の記載があるかを探す
  2. 完成寸法が書かれているか、書かれているなら測った2つの数字に収まるかを見る
  3. 固定方式が自分の使い方(床を動かす頻度)と合うかを確かめる
  4. セット枚数が何枚かを確認する

寸法の記載がない製品は、裁断できるかどうかで判断する。切って合わせられるなら寸法不明でも扱えるし、切れない布物で寸法不明なら見送ってよい。

用途別の落としどころと手入れ

用途から選ぶ

用途から逆算すると迷いが減る。買い物袋の液漏れ対策なら荷室のフロアを覆えれば足り、安価な汎用シートで用が足りる。濡れた釣り道具やレジャー用品を積むなら、水を通さない生地か一体成型のPVCで、汚れたら車外で洗える構成が扱いやすい。園芸用土やDIY資材なら、細かい砂利や土を拾いにくく水拭きで落とせるPVC系が向く。ペットを乗せるなら、抜け毛と粗相の両方に備えて防水性とサイドまでのカバー範囲を優先する

洗い方と乾かし方

手入れは素材で分ける。PVC系は取り外して水で流すか、湿らせた布で拭き取る。布系は掃除機で砂と毛を吸ってから、こぼした部分だけを部分洗いする。どちらも完全に乾かしてから戻す。濡れたまま敷き直すと荷室の床側に湿気が残り、匂いの原因になる。

よくある質問

MH23S専用のラゲッジマットはありますか

今回参照したカーマット専門店の適合表には、ラゲッジマットとして平成29年2月以降のMH35S・MH55S・MH85S・MH95Sしか掲載がなく、MH23S世代の設定は見当たらなかった。すべての販売店を調べたわけではないので存在しないとまでは言えないが、探し続けるより裁断調整タイプか汎用シートに切り替えるほうが早い。

フロアマットとラゲッジマットは別物ですか

別の部品で、適合表も別に管理されている。同じカーマット専門店がMH23S向けのフロアマットを扱っていることは、同じ店にラゲッジマットの型があることを意味しない。フロアマットが見つかったからラゲッジマットもあるはず、という読み方はしないほうがよい。

床がスライドする荷室にマットを敷いても大丈夫ですか

置くこと自体は問題ないが、床側に強く貼り付ける固定方法とは相性が悪い。ラゲッジボードを動かすたびにマットが引っ張られるためだ。動かす頻度が高いなら、ヘッドレストに掛けるベルト式か、置くだけの方式にしておくと扱いやすい。

後席を倒したときはどうなりますか

MH23Sの後席は分割して前に倒せるので、倒した側は背面が新しい床として現れる。荷室のフロア専用に切ったPVCマットはその面までは覆えない。左右のどちらか一方だけを倒して長物を積む使い方が多いなら、面積の広い汎用シートを1枚被せるほうが対応しやすい。

荷室の床下も使いたい場合は

床下に何が入っているかは仕様で変わりうるので、注文前に自分の車両で床板の開き方を確認しておく。開ける頻度が高いなら、めくりやすい1枚もののシートのほうが手間が少ない。

まとめ

MH23Sは、型取り済みの専用ラゲッジマットを待つ世代ではない。カーマット専門店の適合表がフロアマットにはMH23Sの型を用意し、ラゲッジマットには平成29年2月以降の世代しか載せていないことが、その現実を示している。

先に系統を1つに絞る。土や砂を扱って水洗いしたいなら裁断調整のPVC、費用を抑えて床を覆うだけなら幅120cm級、横に広く覆いたいなら幅135cm級、ペットや濡れた道具で壁まで汚れるなら5層の大判。1つに決めたら、商品ページの完成寸法と説明文の適合記載を、自分で測った荷室の2つの数字と突き合わせて最終確認する。この順番で進めれば、商品名の型式表記に振り回されずに買える。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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