リーフ ZE2 の荷室用品を選ぶとき、公式カタログにある「420L」だけを前提にしてしまうのが起きやすい見落としだ。日産の公式FAQでは、プロパイロット2.0または100V AC電源(1500W)付きの車は荷室容量が390Lとされ、日産純正のラゲッジマットもプロパイロット 2.0+プロパイロット リモート パーキング車と100V AC電源(1500W)付車には付かない。装備の確認、後席を倒したときの段差の扱い、常に積む物の置き場所、用品選びの順で進めれば、荷室の整理で迷わない。
リーフ ZE2の荷室は装備で420Lか390L、後席を倒すと段差ができる
ZE2型は、2026年1月のフルモデルチェンジ以降のリーフだ。日産の公式FAQも「リーフ(2026/01~・ZE2型)」と表記している。
日産の公式FAQ(荷室の寸法・容量・積載能力)では、荷室容量(VDA方式)はプロパイロット2.0と100V AC電源(1500W)のどちらも付いていない車が420L、プロパイロット2.0または100V AC電源(1500W)付きの車が390Lとされている(NISMOも含む)。これは後席を使う状態の値で、公式カタログは「後席を倒せば、420Lの荷室容量がさらに拡大」と案内している。寸法は同じ公式FAQで次のとおりだ。
| 項目 | 公式FAQの参考値 |
|---|---|
| 荷室容量(VDA方式) | 420L(プロパイロット2.0・100V AC電源(1500W)のどちらも無し)/390L(プロパイロット2.0または100V AC電源(1500W)付き) |
| 奥行き(セカンドシート後端からバックドアまで) | 約860mm |
| 荷室幅 | 最小約1100mm・最大約1305mm |
| 荷室高 | 約770mm |
| 後席格納時の奥行き(フロントシート後端からバックドアまで) | 約1520mm(フロントシート最後端)〜約1890mm(フロントシート最前端) |
数値はどれも参考値で、車の状態や測定方法などで異なる場合があり、荷物が積めるかどうかは販売店で確かめるよう案内されている。この寸法表は装備ごとに分けて載っていない点に注意したい(次の節で扱う)。
後席を倒すと奥行きは延びるが、床には段差ができる。収納を考える前に、装備による容量と寸法の違い、倒したときの段差の2点を押さえておく。
自分の車のプロパイロット2.0と100V AC電源を先に確かめる
390Lと420Lの違い
日産の公式カタログでは、プロパイロット 2.0、100V AC電源(1500W)を装備した場合は、荷室容量や荷室寸法が少なくなると注記している。公式FAQの寸法表は装備ごとに分けて載せていないので、これらの装備付きの車では表の値より小さくなりうる前提で、積みたい物や買う用品の寸法を実車の荷室で測ってから決める。
100V AC電源(1500W)はメーカーオプションで、センターコンソールに1個、ラゲッジに1個の計2個が付き、2つの電源の合計で最大1,500Wまで使える。荷室に100V AC電源があれば、その車は390Lだと分かる。プロパイロット2.0の有無は別に確かめ、分からなければ販売店に聞く。
純正ラゲッジマットが付かない車
日産の純正アクセサリー(荷室アイテム)の案内では、日産純正のラゲッジマットはプロパイロット 2.0+プロパイロット リモート パーキング車、および100V AC電源(1500W)付車には装着できない。社外品のラゲッジマットや荷室用品を選ぶときも、まず自分の車にこれらの装備があるかを確かめ、商品が書いている対応条件と照らす。荷室用品選びは、この装備の確認から始める。
後席を倒したときの奥行きと段差
後席を倒すと、フロントシート後端からバックドアまでの奥行きは、フロントシートを最前端にスライドさせたとき約1890mm、最後端にスライドさせたとき約1520mmになる(公式FAQの参考値)。長い物を積む日は、フロントシートの位置で奥行きが変わることを頭に入れておく。
ただし、webCG の試乗記によると、後席を倒した状態では荷室のフロア部分に段差ができる。同じ試乗記は、別売りのラゲッジボードで不便さは解消できるとしている。日産純正のフレキシブルラゲッジボードは、フルフラットモードで「ラゲッジの段差をなくし」、長物などを出し入れしやすい平らな空間をつくると説明されている。長い物をよく積むなら、このボードを最初の候補にしてよい。
後席は2段階リクライニング機構付き(乗車定員3人)だが、背もたれの分割の比率(一部だけ倒せるかどうか)は、確認した公式カタログに記載が無い。片側だけ倒す使い方を前提にするなら、実車で確かめてからにする。
公式の積み方を手がかりに荷室の置き場所を決める
ゴルフバッグ2個の積み方
日産の公式FAQでは、5名乗車のままゴルフバッグ(9.5インチ)を2個積めるとし、次の積み方を示している。
- 1個目のゴルフバッグの上部を荷室左側の凹みに入れる。
- 1個目の下部を荷室右側奥に入れ、全体を奥へ押して整える。
- 2個目の上部を荷室左側の凹みへ入れる。このとき1個目の上部を少し持ち上げ、2個目の上部を凹みの車両外側へ入れると収納しやすい。
- 2個目の下部を荷室右側の凹みに入れ、全体を奥へ押して整える。
この手順から読み取れるのは、荷室の左右の凹みが長い物の端を逃がす場所になることだ。
スーツケースは何個積めるか
公式FAQによると、5名乗車のまま、スーツケースは127Lサイズなら2個、機内持込みサイズなら4個積める。これも参考値だ。
常に積む物の置き場所を決める
荷室の整理は、常に積んでおく物(充電ケーブル・非常用品・洗車用品など)と、その都度積む物(買い物・レジャー用品・旅行かばんなど)に分けて考える。
- 常に積む物を書き出し、袋やボックスにまとめる。
- まとめた物は左右の凹みや壁際に寄せ、床の中央を空けておく。大きな荷物を積む日に動かしやすい。
- 重い物は荷室の奥・低い位置に置く。
- 走行中に動きそうな物はネットなどで押さえる。トノカバーを付けている場合も、その上には物を置かない。
充電ケーブルの置き場所を決める
日産の公式FAQ(充電ケーブルのサイズ)では、ZE2型の3kW普通充電用の充電ケーブル(7.5m)の実測値を次のように示している(アリア・サクラと共通の項目。測定位置で異なる場合がある)。
| 部分 | 実測値 |
|---|---|
| ケーブル長(コントロールボックスから充電コネクタまで) | 約6935mm |
| ケーブル重量 | 約3.0kg |
| 充電ガン | 全長約250mm・厚み約65mm |
| コントロールボックス | 縦約300mm・横約75mm・幅約45mm |
重さが約3kgあり長さも7.5mあるので、車に積んでおくなら束ねて袋やボックスにまとめ、荷室の決まった場所に置く。走行中に動きにくく、出し入れもしやすい。
自宅で充電ケーブルを壁に据え付けるかどうかでも、荷室に積むかどうかが変わる。日産純正の充電ケーブルリール(自宅の外壁などに付ける用品。適用は全車)は取り付けに日産純正の充電ケーブルを使うので、充電ケーブルを車載でも使う場合は別途購入が必要と案内されている。コントロールボックスを外壁などに固定・収納する純正の充電ケーブルホルダーもある。
純正アクセサリーで荷室を整える
フレキシブルラゲッジボード
ディーラーオプションで、適用は全車。3つのモードがある。
- フルフラットモード: ラゲッジの段差をなくし、長物などを出し入れしやすい平らな空間にする。
- バーティカルモード: 縦に高い荷物にも対応し、効率よく積める。
- 収納モード: ボードを使わないときも荷室の床に置くことで、荷室容量を最大限に使える。
フレキシブルラゲッジボードとトノカバーの2点セットの「ラゲッジパック」(適用は全車)もある。ボードの上に敷いて汚れから守るラゲッジボードプロテクター(適用は全車)は、フレキシブルラゲッジボード専用だ。
トノカバー
適用は全車。荷室全体を覆い、積んだ荷物を車外の視線からさえぎる。バックドアの開閉に連動してトノカバーも開閉する。日産はトノカバーの上に荷物等を載せないよう注意しており、運転中の後方視界を妨げたり、急ブレーキ時に荷物が落下したりするおそれがあるとしている。
ラゲッジネット
適用は全車。伸縮性のあるネットで荷物をホールドして散乱を防ぐ。サイズは縦580mm×横760mmで、樹脂フック2個付き。後席を倒したときに、長尺物や大型バッグも固定しやすいと説明されている。
バックドア内側の保護と組み合わせの注意
ラゲッジプロテクションPHフィルムは、バックドア内側部に貼り、荷物の積み下ろしによるトリム部分の傷を防ぐ。適用はB5 S、B5 X、B5 G、B7 X、B7 Gだ。
荷室アイテムの案内は、一部の商品は他の商品と同時装着できない場合があると注記し、掲載内容は2026年9月現在のもので仕様や装備は予告なく変わることがあるとしている。純正品を組み合わせるときは販売店で確かめる。ラゲッジマットが付かない装備は前の節のとおりだ。
靴や小物をまとめる収納ボックスの選び方
収納ボックスを選ぶ基準
装備の確認を済ませたら、収納ボックスは次の3つで選ぶ。
- 寸法: 置きたい場所(荷室の左右の凹み・床・後部足元など)の寸法を測り、商品の寸法と比べる。寸法の記載が無い商品は、買う前に出品者に確かめる。
- 素材: 泥や雪で濡れた靴やレジャー用品を入れるなら、拭き取りやすい素材か、撥水などの記載があるかを見る。
- 取り出しやすさ: 大きな荷物を積む日に荷室を広く使えるよう、取っ手があるか、工具を使わずに取り外せるかを見る。
ZE2向けPUレザー製シューズボックス
黒色と茶色の2商品は色違いで、2商品とも商品名と販売ページの商品説明で、リーフZE2向けの車種専用設計のPUレザー製シューズボックス(車内収納ボックス)としている。販売ページの商品説明では、トランクや後部足元のデッドスペースに収まる専用形状で設置後のガタつきが少ないこと、汚れを濡れた布で拭き取れる合成皮革であること、長靴・スニーカー・サンダルなど複数の靴をまとめて収納でき、グローブ・傘・洗車用品など小物の収納にも使えることを説明している。PUレザーの表面に撥水加工を施し、雨・泥・雪で濡れた靴の水分を車内に漏らしにくい構造とも書いており、工具不要で設置でき、取っ手付きでボックスごと車から取り出せ、不要なときは取り外して車内を元に戻せるという。
このシューズボックス(黒色・茶色とも)は、買う前に次の点を確かめたい。
- ボックスの外寸・内寸・容量は、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無い。置き場所の寸法を測り、寸法は出品者に確かめてから選ぶ。
- 商品名は「2026年7月~現行」と書いているが、日産の公式FAQはZE2型を2026年1月からとしている。2026年1月から6月に登録したZE2型に合うかどうかは、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも書かれていないため、出品者に確かめる。
- 荷室に固定する方法(ベルトや面ファスナーなど)は、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無い。
- 「仕切り付きモデル」で靴同士の擦れを防ぐと書いているが、仕切りの数や取り外せるかどうかは、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無い。
2商品の商品説明は同じ記載なので、寸法と年式を確かめたうえで、荷室や内装に合う色を選べばよい。
リーフ ZE2 向け PUレザー製シューズボックス(黒色)
リーフ ZE2 向け PUレザー製シューズボックス(茶色)
荷室と合わせて車内の用品を見直すなら、こちらも参考にしてほしい。
よくある質問
リーフ ZE2 の荷室容量は何L?
日産の公式FAQの参考値で、プロパイロット2.0と100V AC電源(1500W)のどちらも付いていない車が420L、プロパイロット2.0または100V AC電源(1500W)付きの車が390Lだ。どちらも後席を使う状態の値になる。
後席を倒すと荷室は平らになる?
倒すだけでは平らにならず、フロア部分に段差ができる。日産純正のフレキシブルラゲッジボードを使えば、フルフラットモードで段差をなくせる。
純正ラゲッジマットはどの車にも付く?
付かない車がある。日産の純正アクセサリーの注記では、プロパイロット 2.0+プロパイロット リモート パーキング車と、100V AC電源(1500W)付車には装着できない。
充電ケーブルはどこに積めばいい?
ZE2型の3kW普通充電用の充電ケーブル(7.5m)は約3.0kgあるので、袋やボックスにまとめて荷室の置き場所を決めておく。自宅で日産純正の充電ケーブルリールを使うなら、車載でも使う充電ケーブルは別途購入が必要だ。
まとめ
最初にやることは、車検証で型式と初度登録年月を確認することだ。ZE2型かどうかと登録した月は、商品名に年式を書いている用品を選ぶときの照合にも使う。続けて、次の順で荷室を整える。
- プロパイロット2.0と100V AC電源(1500W)の有無を確かめる。プロパイロット2.0または100V AC電源(1500W)付きの車は390Lで、寸法も表の値より小さくなりうる。
- 後席を倒したときの段差は、フレキシブルラゲッジボードのフルフラットモードで扱う。
- 常に積む物と都度積む物を分け、常に積む物は袋やボックスにまとめて置き場所を決め、床の中央を空ける。
- 用品は装備の条件と寸法の記載を見てから選ぶ。
同じZE2型の手入れや用品は、次の記事でまとめている。
この記事にはAmazonアソシエイトを含むアフィリエイト広告を含みます。

コメント