メルセデス・ベンツGLC クーペ C253 の夏の駐車中に、ダッシュボードやハンドルが熱くなるのを和らげたいなら、フロント用のサンシェードがいちばん手早い。ただ、販売ページで GLC のサンシェードを探すと、商品名の型式が C253 ではない純正のフロントサンシェードや、型式の書かれていない「GLC専用」の品も一緒に並ぶ。C253 の GLC クーペに付けるなら、商品名か商品説明に「クーペ」と「C253」の両方が書かれているかを最初に見る。その字がある販売中の3点を、販売ページに書かれていることと書かれていないことに分けて比べる。
商品名に「C253」とある候補は3点
C253 の字で絞ると、候補は次の3点になる。2点は商品名に「フロント・サンシェード GLCクーペ C253」とある出品で、残る1点は適用車種に「SUVクーペ C253」と書かれた傘型だ。
| 候補 | 形 | 商品名・商品説明で分かること |
|---|---|---|
| 純正アクセサリーと書かれた出品 | フロント・サンシェード | 商品名に「純正」「GLCクーペ C253」。収納袋付き |
| Mercedes-Benz Accessories と書かれた出品 | フロント・サンシェード | 商品名に「GLCクーペ C253」。商品説明は空 |
| SKEATTO の傘型 | 傘型 | 適用車種に「SUVクーペ C253」。素材・機能の記載が多い |
選ぶときの手がかりは商品名と商品説明の型式の字で、どの候補にも寸法の記載は無い。車種名と型式を商品名に入れたフロント用で選びたいならフロント・サンシェードの2出品、素材や機能の記載の多さで選びたいなら傘型から見るとよい。
まず自分の GLC クーペが C253 かを確かめる
初代の GLC クーペの型式が C253 だ。ドイツのメルセデス・ベンツの情報サイトの 2016年3月の記事では、写真の説明に「Mercedes-Benz GLC Coupé, C253, 2016」とあり、本文でも「253 系の GLC クーペ」と呼んでいる。同じ記事は、ドイツでの市場投入を2016年9月としている。
Car Watch の 2017年2月の記事によると、日本ではメルセデス・ベンツ日本が2017年2月22日に GLC クーペを発表し、同じ日に注文の受け付けを始めた。記事に出るグレードは「GLC 220 d 4MATIC クーペ スポーツ」「GLC 350 e 4MATIC クーペ スポーツ」「メルセデスAMG GLC 43 4MATIC クーペ」で、AMG GLC 43 は3月下旬の発売の予定とされた。
Car Watch の 2023年11月の記事によると、メルセデス・ベンツ日本は2023年11月28日に、GLC クーペをフルモデルチェンジして新型を発売した。2017年2月の発表からこのフルモデルチェンジまでが、日本で新車として売られた初代(C253)の時期にあたる。 販売ページには「GLC」と「GLC クーペ」の表記が混ざるので、型式と一緒に「クーペ」の字まで見ておく。
サンシェードで和らぐのはダッシュボードの熱さ
JAF のユーザーテスト「真夏の車内温度」では、2012年8月22日・23日、気温35度の日に、駐車の条件を変えたミニバン5台を正午から4時間置いて温度を比べている。
| 条件 | 車内の最高温度 | 車内の平均温度 | ダッシュボードの最高温度 |
|---|---|---|---|
| サンシェードを付けた車 | 50℃ | 45℃ | 52℃ |
| 対策なしの黒い車 | 57℃ | 51℃ | 79℃ |
| 対策なしの白い車 | 52℃ | 47℃ | 74℃ |
ダッシュボードの最高温度は、対策なしの黒い車が79℃、白い車が74℃だったのに対し、サンシェードを付けた車は52℃。日が当たる所の熱さを和らげる効き目は、数字に表れている。
一方で JAF は同じテストの結論で、サンシェードや窓開けの対策をしていても温度を抑える効果は低く、人や動物が耐えられない温度になり、車内温度の上昇を防ぐことはできないとしている。JAF のクルマ何でも質問箱でも、フロントガラスの全面をサンシェードで覆った場合は、直射日光を遮る効果は高いものの、15時の時点で車内は約50℃に達し、温度を抑える効果はあまり望めない、と答えている。
サンシェードは、直射日光が当たるダッシュボードやハンドルまわりの熱さを和らげる用品として選ぶ。付けていても、車内に人やペットを残してはいけない。
C253 用のサンシェードを選ぶ4つの基準
商品名に「クーペ」と「C253」の両方があるか
候補にしたのは、商品名に「GLCクーペ C253」か「SUVクーペ C253」の字がある品だけだ。C253 の字が無い品は、純正品や「GLC専用」とある品でも候補に入れていない。選ぶときは、商品名や商品説明に「クーペ」と「C253」の両方が書かれているかを見る。
フロント・サンシェードか傘型か
商品名に「フロント・サンシェード GLCクーペ C253」とある2出品は、車種名と型式を商品名に入れたフロント用だ。傘型は、柄が曲がる・断熱材・紫外線のカットなど、素材や機能の記載が多い(出品者の記載)。候補の3点は、どれもフロントガラス用だ。
収納の袋が付くか
純正アクセサリーと書かれた出品には収納袋が、傘型には収納バッグが付く(どちらも出品者の記載)。Mercedes-Benz Accessories と書かれた出品は商品説明が空で、付属品は分からない。
販売ページに書かれていることの多さ
純正アクセサリーと書かれた出品は、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも、寸法・素材・品番・形(たたみ方)・対応する年式の範囲の記載が無い。傘型にも、開いたときの幅や高さなどの寸法の記載が無い。素材や紫外線の記載は傘型に多いが、どの候補にも寸法の記載は無い。
「フロント・サンシェード GLCクーペ C253」の2出品
純正アクセサリーと書かれた出品
商品名は「【メルセデス・ベンツ アクセサリー】純正 フロント・サンシェード GLCクーペ C253」。販売ページの商品説明では、メルセデス・ベンツの純正アクセサリーで、フロント・ウインドーに簡単に取り付けができ、ジャストフィットは純正品ならでは、としている(出品者の記載)。収納袋が付いていて、袋に入れるとコンパクトになり、しまうときに場所をとらない、とも書かれている。
商品説明には「適合車種:GLC クーペ C253」とあり、続けて「必ず適合車種をご確認下さい」と注意している。「写真の取付車両は実際と異なる場合があります」とも書かれているので、注文の前に、自分の車が GLC クーペ C253 であることを確かめる。 寸法・素材・品番・形(たたみ方)・対応する年式の範囲は、前の節のとおり記載が無い。
メルセデス・ベンツ 純正 フロント・サンシェード GLCクーペ C253(収納袋付き)
Mercedes-Benz Accessories と書かれた出品
商品名は「【Mercedes-Benz Accessories】 フロント・サンシェード GLCクーペ C253」で、ブランドの欄は Mercedes-Benz。商品名に「純正」の字は無い。販売ページの商品説明の箇条書きは空で、商品名のほかに中身の記載は無い。寸法・素材・品番・収納袋の有無は、販売ページからは分からない。
Mercedes-Benz Accessories フロント・サンシェード GLCクーペ C253
2出品が同じ品かは決められない
どちらも商品名に「フロント・サンシェード GLCクーペ C253」とあるが、どちらにも品番の記載が無いので、同じ品番の同じ品かは販売ページからは決められない。 出品者(売り手)も別だ。2つで迷うなら、商品説明に適合車種と付属品が書かれている純正アクセサリーの出品を先に見る。
C253 の適用表記がある傘型サンシェード
SKEATTO の傘型のフロントガラス用サンシェードで、商品名に「GLCクラス SUVクーペ C253 初代」の適用表記がある。
販売ページに書かれていること
商品名と販売ページの商品説明では、次のように書かれている(どれも出品者の記載)。
- 柄が360度自由に曲がるので、ダッシュボードや内装に傷をつける心配なく置ける
- 強化した10本の骨と、12層のナノ断熱材(商品名)。傘骨は複合素材で、柔軟性と強度に優れる
- 傘の表面はナノポリマー断熱材で、日差しを反射して車内の温度の上昇を抑え、紫外線を99%カットする
- 事前の取り付けは要らず、開封してすぐ使える。使わないときは収納バッグ(商品名では収納ポーチ)にしまえる
- 駐車中の日よけのほか、車内で休むときのプライバシーの保護にも役立つ
車内の温度の上昇を抑えるという記載はあるが、サンシェードで車内温度の上昇を防げないことは、前の JAF のテストのとおりだ。
SKEATTO 傘型サンシェード フロントガラス用(GLC SUVクーペ C253 の適用表記)
買う前に確かめたい3つのこと
- 年の表記: 商品説明の適用車種は「メルセデス・ベンツ・GLCクラス SUVクーペ C253 初代 2016年2月~2023年」。日本での GLC クーペの発表は2017年2月22日で、年の始まりの表記は日本での発表の時期と一致しない。どの国・どの時点を指す年かは書かれていない。
- 寸法: 開いたときの幅や高さなどの寸法が、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも書かれていない。商品説明は、傘骨がフロントガラスにぴったり合い、隅々まで覆う、としているが、寸法で確かめる材料は販売ページに無い。
- 取り付け方: 商品説明の取り付けの説明は「使用時はサンバイザーをフロントガラスに取り付けるだけ」の1文だけで、詳しい手順は書かれていない。使わないときは、ドアの収納やセンターコンソールにしまえる、としている。商品名には「ルームミラー開け式」「角度を調整すれば」の字があるが、その意味の説明は商品説明に無い。
3点を同じ項目で比べる
| 項目 | 純正アクセサリーと書かれた出品 | Mercedes-Benz Accessories と書かれた出品 | SKEATTO の傘型 |
|---|---|---|---|
| 形 | フロント・サンシェード(たたみ方の記載なし) | フロント・サンシェード(商品名のみ) | 傘型 |
| 型式の表記 | 商品名に「GLCクーペ C253」 | 商品名に「GLCクーペ C253」 | 商品名に「SUVクーペ C253 初代 2016年2月~2023年」 |
| 収納の袋 | 収納袋付き | 販売ページからは分からない | 収納バッグ付き |
| 素材・紫外線の記載 | 記載なし | 記載なし | 断熱材・紫外線のカットの記載あり(出品者の記載) |
| 寸法の記載 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 適合の注意 | 「必ず適合車種をご確認下さい」 | 記載なし(商品説明が空) | 年の表記が日本での発表の時期と一致しない |
選び分けは次のとおりだ。
- 純正アクセサリーと書かれた出品: 商品名に「純正」と「GLCクーペ C253」があり、商品説明に適合車種と収納袋の記載がある物で選びたい人に向く。
- Mercedes-Benz Accessories と書かれた出品: 商品名の「GLCクーペ C253」で選び、中身は出品者に確かめてから買える人に向く。
- SKEATTO の傘型: 素材や機能の記載が多い物を選びたい人、使わないときにドアの収納やセンターコンソールへしまいたい人に向く。年の表記と、寸法の記載が無いことを承知のうえで選ぶ。
サンシェードを使うときの注意
JAF Mate の交通違反の解説によると、カーテンや日よけをフロントウインドーやサイドウインドーに取り付けて視界を妨げる行為は、乗車積載方法違反になる。フロント用のサンシェードは駐車中に使い、走り出す前に外して収納する。
サンシェードを付けていても、車内に人やペットを残さない。傘型は取り付け方の説明が商品説明の短い1文しか無いので、初めて使う日は出かける前の時間に余裕をもって、付け外しを試しておくとよい。
よくある質問
2つのフロント・サンシェードの出品は同じ物か
販売ページからは決められない。品番の記載がどちらにも無く、出品者も別だ。中身をそろえて比べたいなら、Mercedes-Benz Accessories と書かれた出品の出品者に品番を問い合わせる。
傘型の「2016年2月~2023年」の表記は日本で発表された時期と合っているか
一致しない。日本での GLC クーペの発表は2017年2月22日で、どの国・どの時点の年かは商品説明に書かれていない。年の表記ではなく、「SUVクーペ C253 初代」の字と自分の車の型式を照らし合わせる。
サンシェードを付ければ車内は涼しくなるか
車内温度の上昇は防げない。JAF は、サンシェードを付けた車でも人や動物が耐えられない温度になるとしている。和らぐのはダッシュボードなど日が当たる所の熱さだ。
走行中も付けたままでよいか
よくない。日よけでフロントウインドーやサイドウインドーの視界を妨げると乗車積載方法違反になるので、走り出す前に外す。
横窓や後席の窓用はあるか
横窓や後席の窓用で、商品名に C253 の字がある販売中の品は、今回の候補には無い。候補の3点は、どれもフロントガラス用だ。
メルセデス・ベンツのほかの車種のサンシェード比較
まとめ
まず3点から1つに絞る。車種名と型式を商品名に入れたフロント用で選ぶならフロント・サンシェードの2出品で、書かれていることが多いのは純正アクセサリーと書かれた方だ。素材や機能の記載の多さと、しまう場所の選びやすさで選ぶなら傘型になる。
絞ったら、その商品に書かれた型式の字(純正アクセサリーと書かれた出品は商品説明の適合車種、傘型は商品説明の適用車種、商品説明が空の Mercedes-Benz Accessories と書かれた出品は商品名の「GLCクーペ C253」)と照らし合わせて、自分の車が GLC クーペ C253 であることを確かめてから注文する。どの候補にも寸法の記載は無く、サンシェードは車内温度の上昇を防ぐ物ではないことも覚えておきたい。
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