2 代目 CLS(C218)に長く乗っていると純正マットの傷みが気になってくるし、中古で手に入れた車ならマットの有無も前の持ち主しだいだ。社外のフロアマットを選ぶときに差が出るのは、商品名と商品説明に書かれた型式と年式、ハンドル位置、留め具、枚数の書き方になる。比べた 4 点は、どれも商品名か商品説明の箇条書きに C218 と 2011 年 2 月から 2018 年 6 月の年式を書いているので、選び分けはハンドル位置・留め具・枚数の書き方で決まる。
C218 用フロアマット 4 点の選び分け
比べたのは Aviles・Lacaca・DEQPC・EYQDY の 4 点で、どれも商品名か商品説明の箇条書きに C218 と、2011 年 2 月から 2018 年 6 月(平成 23 年 2 月から平成 30 年 6 月・H23.02〜H30.06)の年式を書いている。そのうえで、目的別に選ぶならこうなる。
- ハンドル位置を選んで 4 枚そろえたいなら Aviles。4 点のうち、商品名と商品説明の箇条書きでハンドル位置(左ハンドル/右ハンドル)への対応を書いているのも、枚数(フロアマット 4 枚)を書いているのも Aviles だけ
- 4 人乗りの C218 専用と書く物を選びたいなら Lacaca。枚数と前後席の範囲は記載が無い
- 商品名と箇条書きで素材の書き方がそろう PU レザーを選びたいなら DEQPC。前席だけか後席を含むかの書き方は食い違う
- 足元を囲う形を選びたいなら EYQDY。商品名で挙げるのは運転席と助手席で、後席を含むかの記載が無い
Lacaca・DEQPC・EYQDY は、商品名と箇条書きのどちらにもハンドル位置の記載が無い。この 3 点から選ぶときは、注文の前に販売ページの選択肢や出品者への問い合わせでハンドル位置を確かめる。
C218 はどの CLS か
発売時期と後継
C218 は 2 代目の CLS で、4 ドアクーペだ。メルセデス・ベンツ日本が 2011 年 2 月 18 日に、6 年ぶりのフルモデルチェンジとして発売した。発売時のモデルは CLS 350 BlueEFFICIENCY と CLS 63 AMG。後継の 3 代目は、7 年ぶりのフルモデルチェンジとして 2018 年 6 月 25 日に日本で発売された。比べる 4 点が書く年式の終わり(2018 年 6 月)は、この切り替わりと同じ月だ。
乗車定員とハンドル位置
4 ドアクーペの CLS は、2 代目(C218)まで 4 名乗車だった。3 代目は後席 3 人掛けの 5 名乗車に変わっていて、C218 とは違う。
2011 年 2 月の発売時の価格表では、ステアリングの欄が CLS 350 BlueEFFICIENCY は「右/左」、CLS 63 AMG は「左」だった。C218 には右ハンドルと左ハンドルの両方がある。
シューティングブレークは別の車
派生車の CLS シューティングブレークは 2012 年 10 月 12 日に発売された 5 名乗車の車で、4 名乗車の 4 ドアクーペ(C218)とは別の車だ。
C218 用フロアマットを選ぶときに見る点
型式と年式の表記
最初に見るのは、商品名か商品説明に C218 の型式と年式が書かれているか。CLS とだけ書かれた物や、別の型式を書いた物は選ばない。
C218 で検索すると、シューティングブレーク用のマットも混ざる。販売ページの商品名では、平成 24 年 10 月から平成 30 年 6 月に対応・右ハンドル専用・4 枚セットと書く物がその例だ。4 ドアクーペ用か、シューティングブレーク用かを商品名で見分けてから選ぶ。
ハンドル位置
運転席側のマットはペダルの位置に合わせて作られるので、右ハンドル用と左ハンドル用を選ぶ商品は、自分の車のハンドル位置に合わせて選ぶ。中古で手に入れた車も、注文の前にハンドル位置を確かめておく。
留め具と固定
固定はペダルの引っかかりに関わるので、留め具の書き方は必ず見る。Aviles は留具を専用樹脂リングとし、樹脂リングの車体側フックは付属しないと書く。EYQDY は底部にフックがあり、元の車のフックの位置に合わせて設置して固定すると書く。Lacaca と DEQPC は、商品名と箇条書きのどちらにも留め具の記載が無い。
素材と手入れ
DEQPC は商品名と箇条書きの両方で PU レザー。Lacaca は商品名が PU レザー素材、箇条書きが本革素材で食い違う。EYQDY は商品名が PU レザー製、箇条書きが表面は高密度手織りパイル素材・底部は TPR 材料で食い違う。Aviles は商品名と箇条書きのどちらにも素材の記載が無い。素材が食い違う商品は、どちらとも決めずに販売ページで確かめる。
枚数と前後席の範囲
後席のマットまで替えたいなら、届く範囲を見る。DEQPC は商品名で運転席・助手席を挙げ、箇条書きで前後席に対応すると書いていて食い違う。EYQDY と Lacaca の書き方は上の選び分けのとおりで、どちらも後席を含むかを販売ページで確かめてから注文する。
4 点の比較表
商品名と商品説明の箇条書き(出品者の記載)に在る字だけを並べた。
| 商品 | 型式・年式の書き方 | ハンドル位置 | 留め具 | 素材の書き方 | 枚数・範囲 |
|---|---|---|---|---|---|
| Aviles | 箇条書きに C218・H23.02〜H30.06 | 左ハンドル/右ハンドル対応(選んで注文) | 専用樹脂リング(車体側フックは付属しない) | 記載なし | フロアマット 4 枚 |
| Lacaca | 商品名と箇条書きに C218(4人乗り)・2011 年 2 月〜2018 年 6 月 | 記載なし | 記載なし | 商品名は PU レザー、箇条書きは本革(食い違い) | 記載なし |
| DEQPC | 商品名に C218クーペ・2011 年 2 月〜2018 年 6 月 | 記載なし | 記載なし | 商品名・箇条書きとも PU レザー | 商品名は運転席・助手席、箇条書きは前後席(食い違い) |
| EYQDY | 商品名に C218・平成 23 年 2 月〜平成 30 年 6 月 | 記載なし | 底部のフック(元の車のフックの位置に合わせる) | 商品名は PU レザー製、箇条書きは表面パイル・底部 TPR(食い違い) | 商品名は運転席・助手席、後席と枚数は記載なし |
Aviles:ハンドル位置と色を選ぶ 4 枚組
販売ページの商品説明では、適合車種をベンツ CLS、適合型式を C218、適合年式を H23.02〜H30.06 としている。商品内容はフロアマット 4 枚、留具は専用樹脂リングで、備考に左ハンドル/右ハンドル対応とある。商品名では 16 色から選ぶとしていて、表示中の選択肢は「01:左ハンドル」「08:SMALLチェック×ベージュ」。ハンドル位置と色を選んで注文する形だ。
箇条書きには「樹脂リングの車体側フックは付属しません」とある。マットの樹脂リングを車体側の固定具に留める形なので、自分の車の床に固定具があるか、傷んでいないかを先に確かめる。素材は、商品名と箇条書きのどちらにも記載が無い(商品名には柄と色の選択肢だけがある)。
Aviles CLSクラス C218 フロアマット(4枚・ハンドル位置と色を選択)
Lacaca:4 人乗りの C218 専用と書く 3D マット
販売ページの商品説明では、適用車種を「メルセデスベンツ CLSクラス C218 (4人乗り)」、年式を 2011 年 2 月から 2018 年 6 月としている。商品名も「ベンツ CLSクラス C218 4人乗り 専用」だ。
素材は、商品名が「PUレザー素材」、箇条書きが「無臭で厚みのある本革素材」で、書き方が食い違う。どちらの素材かは決めずに、販売ページで確かめる。
箇条書きでは、座席の調整やアクセル・ブレーキペダルを妨げない作りだと出品者が説明している。色は様々な中から選べ、ダイヤモンドの柄と縫製のデザイン。防水・滑り止め・耐摩耗をうたう。手入れは濡れたタオルで表面を拭く形で、使う前にマットが乾いていることを確かめるよう書いている。折り畳んで届くのでシワが入るが、5 日で自然に消えるとしている。枚数と、前席だけか後席を含むかは、商品名と箇条書きのどちらにも記載が無い。
Lacaca CLSクラス C218(4人乗り)専用 3Dフロアマット
DEQPC:C218 クーペ専用と書く PU レザーの 3D マット
販売ページの商品名では「メルセデス・ベンツ・CLSクラス C218クーペ 専用」「2011年2月~2018年6月」としている。素材は商品名と箇条書きの両方で PU レザー。箇条書きでは、立体的な 3D の形で足元に合わせること、水洗いできること、クッション性があることを挙げている。商品名には色の選択肢(オレンジ)の表示がある。
気をつけたいのは範囲だ。商品名で「運転席 助手席」を挙げる一方、箇条書きでは「前後席に対応」とし、運転席と助手席、後部座席を保護すると書いていて、前席だけか後席を含むかの書き方が食い違う。届く枚数と範囲は販売ページで確かめる。
DEQPC CLSクラス C218クーペ専用 PUレザー 3Dフロアマット
EYQDY:足元を囲う形の 3D マット
販売ページの商品名では「メルセデスベンツCLSクラスC218フロアマット平成23年2月-平成30年6月」「専用設計」としている。商品説明の箇条書きでは、取り付けは元の車のフックの位置に合わせて設置し、固定する形だとしている。
素材は、商品名が「PUレザー製」、箇条書きが表面を「高密度手織りパイル素材」、底部を「超防滑TPR材料と鋭いフック」、ペダル部分を耐摩耗性 TPR 素材としていて、書き方が食い違う。こちらも販売ページで確かめる。
箇条書きでは、足元を囲う 3D 立体の形で泥・水・ちりから守るとし、アクセルペダルやシートレールに干渉しない、エアコンの吹き出し口をふさがない作りだと出品者が説明している。汚れは軽く拭くか水洗いで落とせるとしている。商品名は「全囲い」で、色の選択肢(赤)の表示がある。商品名で挙げるのは運転席と助手席で、後席を含むかと枚数は、商品名と箇条書きのどちらにも記載が無い。
EYQDY CLSクラス C218 全囲い 3Dフロアマット
敷き替えの手順と固定の注意
敷き替えの手順
- 新しいマットを敷く前に、今敷いてあるマット(純正を含む)を外す。新しいマットを古いマットの上に重ねて敷かない
- 運転席側のマットを、商品の留め具(樹脂リングやフックなど)で車体側の固定具に留め、前後左右にずれないことを手で確かめる。固定具の有無と傷みは、敷く前に自分の車で見ておく
- 敷いた後、エンジンをかける前にアクセルペダルとブレーキペダルを奥まで踏み、マットの端が引っかからないか、ペダルが戻るかを確かめる。運転前にもマットが正しく固定されているかを見る習慣をつける
重ね敷きと未固定の危険
国土交通省の注意喚起では、フロアマットを固定せずに重ね敷きするなど不適切に使うと、アクセルペダルがフロアマットに引っかかり、車の急加速につながる不具合が起きることがあるとしている。そのうえで、フロアマットを固定して使うこと、重ね敷きをしないこと、運転前にフロアマットが正しく固定されているか確かめることを呼びかけている。フロアマットとアクセルペダルが干渉して加速したときにブレーキ操作を繰り返すと、ブレーキ倍力装置の機能が大きく下がり、ブレーキを踏むのに大きな力が要るようになるとも説明している。
国土交通省が 2010 年にまとめた事故情報を報じた Car Watch の記事では、2009 年にフロアマットにアクセルペダルが引っかかるなど、フロアマットの不適切な使い方による事故が 13 件あり、内訳は社外品フロアマットの 2 重敷きが 11 件、未固定が 2 件だった。
よくある質問
純正マットの上に重ねて敷いてよい?
敷かない。国土交通省は重ね敷きをしないよう呼びかけている。純正マットを外してから、新しいマットを敷いて固定する。
シューティングブレーク用のマットは使える?
C218 用としては選ばない。シューティングブレークは 5 名乗車の別の車なので、商品名で 4 ドアクーペ用かを見分けてから選ぶ。シューティングブレークの車内用品は
で扱っている。
右ハンドル用と左ハンドル用はどう選ぶ?
自分の車のハンドル位置に合わせる。C218 には右ハンドルと左ハンドルの両方があるので、中古で手に入れた車も注文の前に確かめる。4 点のうち、商品名と箇条書きでハンドル位置への対応を書いているのは Aviles だけだ。
3 代目(C257)用のマットは使える?
商品名か商品説明に C218 と書かれた物を選び、別の型式を書いた物は選ばない。3 代目は後席 3 人掛けの 5 名乗車に変わった次の世代だ。3 代目に乗っている人は
も見てほしい。
車体側のフックは付いてくる?
Aviles は箇条書きに「樹脂リングの車体側フックは付属しません」と書いている。EYQDY は元の車のフックの位置に合わせて設置する形で、Lacaca と DEQPC は留め具の記載が無い。どれを選ぶにしても、自分の車の床に固定具があるかを先に見ておく。
まとめ:注文の前に、まず自分の車の足元を見る
最初にやることは、運転席のドアを開けて、今敷いてあるマットと床の固定具の有無・傷み、ハンドル位置を自分の目で見ることだ。書類では、その次に車検証で年式(初度登録年月)を見ておく。
選ぶ順は、商品名か商品説明に C218 と年式が書かれているか、ハンドル位置、留め具、枚数の順。比べた 4 点は、どれも商品名か商品説明の箇条書きに C218 と 2011 年 2 月から 2018 年 6 月の年式を書いていて、ハンドル位置への対応と枚数を書いているのは Aviles だけだ。敷いた後は、重ね敷きをせずに固定し、ペダルが引っかからないかを確かめる。
同じ C218 の車内用品は
、ほかのベンツのフロアマット選びは
と
で比べている。
この記事にはAmazonアソシエイトを含むアフィリエイト広告を含みます。

コメント