W204 のCクラスに合うフロアマットは、セダンかステーションワゴンか、右ハンドルか左ハンドルか、そして留め具・前席から後部座席までのそろい・水洗いのどれを重く見るかで、選ぶ品が変わる。調べた時点で W204 と書かれた販売中の品は3点あり、ボディとハンドル位置と留め具の記載がそれぞれ違う。先に自分の車がどの条件に当たるかを確かめてから、3点の記載と照らしていこう。
留め具・一式・水洗いのどれを重く見るかで選ぶ
調べた時点で販売中だったのは、Aviles(アヴィレス)のカーボン柄の防水マット、運転席・助手席・後部座席のフルセット型(ブランド表記 Generic)、EJEZM の4枚セットの3点だ。W204 の字は、Aviles が商品名の「Cクラス W204」と商品説明の適合型式、フルセット型が商品名の「Cクラス セダン W204」、EJEZM が商品名の「Cクラス W204セダン」にある。
| 重く見る点 | 選ぶ品 | 届いたら確かめること |
|---|---|---|
| 留め具 | Aviles(この出品は右ハンドル用) | リングが床の留め具と合うか |
| 運転席から後部座席まで | フルセット型(商品名はセダン W204) | 素材の表記・ペダルへの当たり |
| 水洗いの手入れ | EJEZM の4枚セット(商品名は W204セダン・汎用の表記もある) | 形・ずれ・ペダルへの当たり |
留め具を重く見るなら、留具(右ハンドル用は樹脂リング)とステーションワゴン兼用を商品説明に書いている Aviles を選ぶ(ステーションワゴン兼用は出品者の記載)。運転席から後部座席までまとめて替えたいならフルセット型だが、素材の表記が食い違うので届いたら確かめる。水洗いで手入れしたいなら PVCフロック加工で丸洗いOKと書く EJEZM で、汎用の表記もあるので届いたら形を合わせる。右ハンドルの車で迷ったら、3点のうち留め具を書いているのは Aviles だけなので、まず Aviles から見るのがよい。どれを選んでも、今のマットの上に重ねて敷かず、敷いた後にペダルへの当たりとずれを確かめる。
W204 用を選ぶ前に確かめておくこと
W204 は2007年に登場したCクラスの型式で、2012年1月の自動車専門メディアの試乗記は、日本でもそれまでに26万台あまりが販売されたとしている。
3点とも、メルセデス・ベンツ以外のブランド(Aviles・Generic・EJEZM)の社外品で、商品名と商品説明のどこにも純正品とは書かれていない。Aviles は商品名に「ベンツ 互換品」、フルセット型と EJEZM は商品名に「に適用」と書いている。
対応年式の書き方は出品者ごとに違う。 販売ページの記載では、Aviles が商品説明に適合年式「H19.6~H27.04」(平成19年6月〜平成27年4月)、フルセット型が商品名に「2007年6月-2016年3月」、EJEZM が商品名と商品説明に「2007年~2014年」と書いている。どれも出品者の記載で、メーカーの適合表で確かめた値ではない。
買う前に、車検証で初度登録年月を確かめ、セダンかステーションワゴンか、右ハンドルか左ハンドルかも実車で見て、商品の記載と照らす。記載が足りないときは、注文の前に出品者へ問い合わせる。
W204 用フロアマットを選ぶ4つの基準
型式・ボディ・年式の記載
商品名か商品説明に W204 と書かれているかを最初に見る。セダン用か、ステーションワゴンも使えるか、対応年式がどう書かれているかもあわせて見る。Cクラス用とだけ書かれた品や、W205・W206 など別の型式向けと書かれた品は選ばない。
留め具
マットを車に留めるリングなどの留め具が書かれているか、裏面の滑り止めだけかを見る。運転席のマットがずれるとペダルに当たるおそれがあるので、留め具の有無は特に重く見る。 留め具の記載が無い品は、敷いた後のずれとペダルへの当たりの確かめが欠かせない。
素材と手入れ
雨や泥で汚れやすい使い方なら、防水と書かれ、水洗いできる品がよい。内装の見た目を重く見るなら、色柄や表面の素材を見る。手入れの方法が水洗いか拭き取りかが書かれているかも確かめる。
枚数と範囲・ハンドル位置
運転席だけでなく助手席や後部座席までそろうか、何枚組かを見る。運転席のマットはハンドル位置で形が変わるので、右ハンドル用か左ハンドル用かの記載も見る。
Aviles のカーボン柄の防水マット(右ハンドル用)
商品名には「防水マット」「ベンツ 互換品 Cクラス W204 フロアマット」「カーボン柄」「01:右ハンドル」とある。販売ページの商品説明では、適合車種がベンツCクラス、適合型式が W204、適合年式が H19.6~H27.04、商品内容がフロアマット、留具が右ハンドル用は樹脂リング・左ハンドル用は金属リング、備考がステーションワゴン兼用としている。商品説明は、ほかのフロアマット類と重ねて使わないよう断ってもいる。
一方で、素材の名前と枚数は、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無い(商品内容は「フロアマット」とだけある)。この出品は右ハンドル用で、留具の欄には左ハンドル用(金属リング)の記載もあるが、左ハンドル用の選び方はこの出品の商品名と箇条書きには書かれていない。留具がリングであることは書かれているが、車体側の部品が付属するかや、車のどこで留めるかは記載が無い。 届いたら運転席の床の留め具と合うかを確かめ、合わなければ出品者へ問い合わせる。ステーションワゴン兼用も出品者の記載で、確かめた事実ではない。
Aviles Cクラス W204 防水フロアマット カーボン柄(右ハンドル用)
運転席から後部座席までのフルセット型(セダン W204 表記)
ブランド表記は Generic で、商品名には「メルセデスベンツCクラス セダン W204」「2007年6月-2016年3月」「フルセット(運転席/助手席/後部座席)」「XPE素材採用」「立体成型」「防水・耐汚れ・抗菌効果」「滑り止め加工」とある。販売ページの商品説明では、工具不要で取り付けられ、汚れは湿らせた布や水で拭き取れ、裏面の滑り止め加工がマットの固定に役立つとしている。折りたたんで届くためシワがある場合があるとも断っている。
素材の言い方は食い違う。 商品名では「XPE素材採用」としている一方、商品説明の箇条書きでは「合成皮革」「高密度防水レザー」と書いており、どちらの素材かは販売ページの記載からは決められない。
商品説明は「ブレーキペダル、アクセルペダル、シートには影響ありません」としているが、これは出品者の記載で、確かめた事実ではない。同じ箇条書きで、モデル・年式・シート番号をメールで知らせれば車に合う寸法を確かめてカスタマイズするとしているので、注文の前に自分の車の条件を出品者へ伝えて確かめられる。留め具(リングやフック)と枚数とハンドル位置は、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無い。敷いた後に、ペダルを奥まで踏んでマットに当たらないかを自分で確かめる。
Cクラス セダン W204 立体成型フロアマット フルセット(運転席・助手席・後部座席)
EJEZM の4枚セット(W204セダン 2007年~2014年 表記)
商品名には「メルセデスベンツCクラス W204セダン 2007年~2014年」「滑り止め 防水 丸洗いOK 汚れ防止」「4 枚セット」とあり、この出品の色はベージュだ。販売ページの商品説明では、PVCフロック加工のフットパッドで防水・防汚・耐摩耗に優れ、底面に滑り止めの設計があり、汚れたら水洗いでき早く乾くとしている。
ただし、同じ商品名に「汎用」「普通車 軽自動車」ともある。W204 の床の形に合わせた品か、幅広い車に合わせた汎用品かは、販売ページの記載からは決められない。 留め具(リングやフック)とハンドル位置は、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無い(底面の滑り止めの記載はある)。届いたら敷く前に形を合わせ、ペダルに当たらないか、ずれないかを確かめる。
EJEZM Cクラス W204 セダン フロアマット 4枚セット(ベージュ)
3点の記載を表で比べる
各商品の販売ページの商品名と商品説明の記載を並べた。どの欄も出品者の記載で、確かめた適合ではない。
| 項目 | Aviles | フルセット型 | EJEZM |
|---|---|---|---|
| 対応年式の書き方 | H19.6~H27.04 | 2007年6月-2016年3月 | 2007年~2014年 |
| ボディの記載 | ステーションワゴン兼用(備考) | セダン(商品名) | セダン(商品名・汎用の表記もある) |
| ハンドル位置 | 右ハンドル用(この出品) | 記載なし | 記載なし |
| 留め具 | 右ハンドル用は樹脂リング・左ハンドル用は金属リング | 記載なし(裏面の滑り止めの記載あり) | 記載なし(底面の滑り止めの記載あり) |
| 素材 | 記載なし(防水マット・カーボン柄) | XPE(商品名)と合成皮革(商品説明)で食い違う | PVCフロック加工 |
| 手入れ | 記載なし | 拭き取り | 水洗い(丸洗いOK) |
| 枚数と範囲 | 記載なし | 運転席・助手席・後部座席(枚数の記載なし) | 4枚セット |
| 重ねて使わない断り書き | あり | 記載なし | 記載なし |
留め具を書いているのは Aviles だけで、フルセット型と EJEZM は裏面(底面)の滑り止めの記載がある。ステーションワゴン兼用とハンドル位置を書いているのも Aviles だけで、フルセット型と EJEZM は商品名にセダンとあり、ステーションワゴンとハンドル位置の記載が無い。
重ねて敷かない・固定してペダルを確かめる理由
国土交通省の注意と事故の内訳
国土交通省が2010年4月23日に出した注意では、フロアマットの使い方として、固定して使うこと、重ね敷きをしないこと、運転前に正しく固定されているかを確かめることを挙げた。あわせて、マットとアクセルペダルが干渉して加速したときにブレーキを繰り返し踏むと、ブレーキ倍力装置の機能が大幅に低下し、強く踏む力が要るとして注意を呼びかけている。
国土交通省が同じ4月にまとめた2009年の情報では、フロアマットの不適切な使い方による事故が13件あり、そのうち11件は社外品を二重に重ねて敷いたもの、2件は固定されていなかったものだった。自動車情報サイトのくるまのニュースも、二重敷きを事故の主な要因として挙げ、追加したマットを固定しないまま二重敷きするとずれが生じるとしている。
国民生活センターの調査と助言
国民生活センターが2010年3月30日に公表した調査結果では、固定していない純正マットや市販マットがずれた場合に、アクセルペダルがマットに干渉することがあった。助言として、固定する構造の市販マットは車両の形状に合ったものを選び、ペダルに干渉しないことを十分に確かめて使うこと、純正マットでは固定フックが外れてずれていないかを十分確かめることを挙げている。アクセルペダルがマットに引っかかったときは、ブレーキを十分に強く踏んで止め、止められないときはシフトレンジをニュートラルにしてブレーキペダルを踏むよう助言している。
留め具の記載が無い品を使うとき
フルセット型と EJEZM は、留め具の記載が無く、裏面(底面)の滑り止めの記載がある。この2点を選ぶなら、敷いた後のペダルへの当たりと、運転前のずれの確かめを毎回の習慣にしたい。 Aviles も、リングが床の留め具と合うかは届いてから確かめる。
敷き替えの手順と、敷いた後に確かめること
- 今のマットを外す(新しいマットを上に重ねない)
- 運転席の床の留め具の有無と形を確かめる
- 運転席のマットから合わせ、留め具があれば留める
- アクセルとブレーキを奥まで踏み、マットに当たらないかを確かめる
- 助手席・後部座席のマットを敷く
- 運転前に、マットがずれていないかを確かめる
Aviles なら、商品説明の断り書きどおりほかのフロアマット類と重ねず、3の段階でリングが床の留め具と合うかを見る。4の確かめは、どの品でも省かない。
よくある質問
今のマットの上に重ねて敷いてもよい?
重ねて敷かない。国土交通省がまとめた2009年の情報では、フロアマットの事故13件のうち11件が社外品の二重敷きだった。今のマットは外してから新しいマットを敷く。
ステーションワゴンにも使える?
3点のうちステーションワゴン兼用と書いているのは Aviles だけで、これも出品者の記載で、確かめた事実ではない。フルセット型と EJEZM は商品名にセダンとあり、ステーションワゴンの記載が無い。ステーションワゴンなら、注文の前に出品者へ問い合わせる。
左ハンドルの W204 にも使える?
この Aviles の出品は右ハンドル用だ。留具の欄に左ハンドル用(金属リング)の記載はあるが、左ハンドル用の選び方はこの出品の商品名と箇条書きには書かれていない。フルセット型と EJEZM は、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにもハンドル位置の記載が無い。左ハンドルの車なら、注文の前に出品者へ問い合わせる。
商品によって対応年式の書き方が違うのはなぜ?
対応年式は出品者がそれぞれ書いた記載で、メーカーの適合表で確かめた値ではないからだ。どれか1つの書き方を W204 の期間として読まず、車検証の初度登録年月を、選ぶ品の記載と照らす。
「ペダルに影響しない」と書かれていれば確かめなくてよい?
確かめる。フルセット型の商品説明にある「ブレーキペダル、アクセルペダル、シートには影響ありません」は出品者の記載で、確かめた事実ではない。注文の前にモデル・年式・シート番号を出品者へ伝えて寸法を確かめてもらい、敷いた後はペダルを奥まで踏んで当たらないかを自分で見る。
まとめ
まず今敷いているマットを外し、運転席の床に留め具があるか、どんな形かを実車で見る。セダンかステーションワゴンか、右ハンドルか左ハンドルかもその場で確かめ、車検証の初度登録年月はその後で商品の記載と照らせばよい。
右ハンドルの車で留め具を重く見るなら Aviles(この出品は右ハンドル用・ステーションワゴン兼用は出品者の記載)、運転席から後部座席までまとめて替えるならセダン W204 表記のフルセット型(素材の表記は食い違う)、水洗いの手入れなら W204セダン表記の EJEZM の4枚セット(汎用の表記もある)を選ぶ。どれも今のマットの上に重ねず、敷いた後にペダルへの当たりとずれを確かめる。
同じ W204 のサンシェードや、ほかのメルセデスのフロアマットの比較も参考にしてほしい。
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