2代目のAクラス W169 に乗り続けて純正のフロアマットが傷んできた、中古で手に入れた車にマットが付いていなかった、というときは通販で替えを探すことになる。商品名に W169 の字がある社外品は見つかるが、素材・枚数・留め具・ハンドル位置の書き方は出品者ごとにばらばらだ。汚れ対策なら TPE、内装に色柄を合わせるなら Aviles、ふき取りで手入れするならレザーと、使い方で選ぶ品が変わる。適合はどれも出品者の記載なので、買う前に自分の車と記載を照らしておきたい。
商品名に W169 とある社外フロアマット4点の早見表
比べるのは Aviles・ZURGI・RDRDN・QJLMNP の4点で、どれも商品名に W169 の字がある(Aviles「Aクラス W169」、ZURGI「AクラスW169」、RDRDN と QJLMNP「Aクラス W169型」)。4点ともメルセデス・ベンツ以外のブランドの社外品で、Aviles は商品名に「互換品」、ZURGI は商品名に「と互換性のある」と書いている。
4点の早見表
表は、商品名と販売ページの商品説明にある出品者の記載をまとめたもの。記載が無い欄は「記載なし」とした。
| 商品 | 素材 | 枚数 | 留め具 | ハンドル位置 | 対応年式の書き方 |
|---|---|---|---|---|---|
| Aviles | 記載なし(16色から色柄を選ぶ) | 5枚(商品説明) | 専用樹脂リング(車体側フックは付属しない) | 右ハンドル | 商品説明に「H17.02~H24.12」 |
| ZURGI | TPE | 4枚セット(商品名) | 記載なし(商品名に「滑り止」) | 右ハンドル専用 | 商品名に「2004-2012」 |
| RDRDN | 耐磨皮革(レザー) | 記載なし(前席・後席全体をカバーと記載) | 記載なし(裏面に滑り止め加工と記載) | 記載なし | 商品名に「2004年~2013年」 |
| QJLMNP | TPE | 記載なし | 記載なし | 記載なし | 商品名に「2004年~2013年」 |
使い方で選ぶなら
- 雨や泥で足元が汚れやすいなら、防水と書かれた TPE の ZURGI か QJLMNP。水洗いを書いているのは ZURGI で、QJLMNP は商品名と商品説明で適合の書き方が食い違う(後の節で説明する)。
- 内装に色柄を合わせたいなら、16色から選べる Aviles。
- ふき取りで手入れしたいなら、レザーの RDRDN。商品説明に別の車名が出てくる点は後で触れる。
- 留め具を重く見るなら Aviles。留め具(専用樹脂リング)を書いているのは Aviles だけで、ほかの3点は敷いた後にずれとペダルへの当たりを確かめることが欠かせない。
どれを選ぶにしても、ハンドル位置を書いているのは ZURGI(右ハンドル専用)と Aviles(右ハンドル)の2点だけだ。
W169 の年式と、商品ごとに違う対応年式の書き方
W169 は2代目のAクラス(W169型)で、2004年にフルモデルチェンジし、日本では2005年2月に「A170」「A170 エレガンス」「A200」が発売された。次の3代目のAクラス(W176型)は2012年11月17日に発表、2013年1月17日に日本で発売された別の世代で、ここで比べる商品の対象ではない。
対応年式の書き方は出品者ごとに違う。
- ZURGI:商品名に「2004-2012」
- RDRDN と QJLMNP:商品名に「2004年~2013年」
- Aviles:商品説明に「H17.02~H24.12」(平成17年2月〜平成24年12月)
どれも出品者の記載で、メーカーの適合表で確かめた値ではない。 商品名の「2004」はフルモデルチェンジの年、「2013」は W176 が日本で発売された年と重なるので、年の字だけで自分の車に合うかを決めないほうがいい。
買う前に、車検証で型式と初度登録年月を確かめ、商品の対応年式の書き方と照らす。ハンドル位置も実車で確かめ、商品のハンドル位置の記載と合わせる。記載が足りないときは、注文の前に出品者へ問い合わせる。
W169 用フロアマットを選ぶ4つの基準
早見表の欄を、何を見て選ぶかの順に補っておく。
素材
ZURGI と QJLMNP が TPE、RDRDN が耐磨皮革(レザー)。Aviles は商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも素材の記載が無く、16色から色柄を選ぶ商品だ(この出品の色柄は「SMALLチェック×ベージュ」)。汚れを水で落としたいか、ふき取りで済ませたいか、内装の色に合わせたいかで分けて考えると選びやすい。
枚数とカバー範囲
ZURGI は商品名に4枚セット、Aviles は商品説明に5枚とある。RDRDN と QJLMNP は、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも枚数の記載が無い(RDRDN は商品説明に「前席・後席全体をカバー」とある)。後席まで敷きたいなら、枚数の記載が無い2点は注文の前に構成を聞いておきたい。
留め具
ZURGI・RDRDN・QJLMNP は、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも固定フックや留め具の記載が無い(ZURGI は商品名に「滑り止」、RDRDN は商品説明に裏面の滑り止め加工の記載がある)。運転席のマットのずれはペダル操作にかかわるので、素材より先にここを見る。
ハンドル位置
ハンドル位置を書いているのは2商品だけで、ZURGI は商品名に「右ハンドル専用」、Aviles は商品名と商品説明に「右ハンドル」とある。RDRDN と QJLMNP は、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにもハンドル位置の記載が無い。左ハンドル用と書いた商品は4点の中に無い。
Aviles:5枚組で色柄を16色から選べる、留め具は専用樹脂リング
販売ページの商品説明では、適合車種はベンツAクラス、適合型式は W169、適合年式は H17.02~H24.12、商品内容はフロアマット5枚、備考は右ハンドル。商品名には「ベンツ 互換品」「16色から選択」とあり、この出品の色柄は「SMALLチェック×ベージュ」だ。
留具は専用樹脂リングだが、販売ページの商品説明では、樹脂リングの車体側フックは付属しない。車体側のフックが無いときや合わないときに何を用意すればよいかは、商品説明に記載が無い。今の車の床にフックがあるか、どんな形かを見てから注文し、分からなければ出品者に聞くのが早い。
内装の色にそろえたい人、留め具の記載がある品を選びたい人に向く。
Aviles Aクラス W169 右ハンドル用フロアマット 5枚(16色から選択)
ZURGI:TPE の4枚セット、右ハンドル専用と記載
商品名に「メルセデスベンツAクラスW169 2004-2012 対応」「TPE材質」「右ハンドル専用」「専用設計」「4枚セット」「3D」とあり、この出品の色は黒。販売ページの商品説明では、3D立体デザインで足元をカバーし、TPE素材で防水・耐汚れ性があり、水洗いで手入れでき、取り付けと取り外しが簡単で、折りたたんでも変形しにくいとしている。
一方で、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも固定フックや留め具の記載が無い(商品名に「滑り止」とある)。敷いた後に、運転席のマットがずれないか、ペダルに当たらないかを確かめる前提で選ぶ品だ。
雨の日の乗り降りが多く、汚れたら外して水で流したい人に向く。
ZURGI Aクラス W169 対応 TPEフロアマット 4枚セット(黒・右ハンドル専用)
RDRDN:レザーで前席・後席をカバー、商品説明に別の車名あり
商品名に「ベンツ Aクラス W169型 2004年~2013年」とあり、この出品の色は黒(商品名に「多色可選」)。販売ページの商品説明では、素材は厚みのある耐磨皮革(レザー)で、裏面に滑り止め加工、縁は本縫い、汚れはふき取りで落とせ、前席・後席全体をカバーするとしている。
気をつけたいのは、商品説明の箇条書きに W169 とは別の車名(ルーミー)が出てくること。また商品説明は、シートレールに引っかからず、ブレーキ・アクセルの操作に全く支障がないとしているが、これは出品者の記載で、確かめた事実ではない。敷いた後に、ペダルを奥まで踏んでマットに当たらないかを自分で確かめる。
ふき取りで手入れを済ませたい人向け。商品名と商品説明の箇条書きにハンドル位置と枚数の記載が無いので、注文の前に出品者へ確かめておきたい。
RDRDN Aクラス W169型 レザーフロアマット(黒)
QJLMNP:TPE で工具不要、商品名と商品説明が食い違う
商品名に「ベンツ Aクラス W169型 2004年~2013年」「TPEフロアマット」「に適合する」とある。販売ページの商品説明では、TPE素材で耐磨耗性・耐擦傷性があり、防水で四季を通じて使え、特別な工具や専門知識なしで取り付けられるとしている。
ただし、商品名では W169型に「適合する」としているのに、商品説明の箇条書きでは「汎用型フロアマット」「ルーミーをはじめ各種乗用車、軽車、普通車に適合」と書いており、言っていることが食い違う。W169 の床の形に合わせた品か汎用品かは、販売ページの記載からは決められない。 届いたら、敷く前に形を合わせ、ペダルに当たらないかを確かめる。
TPE で防水の品を探していて、形を自分で確かめる手間をいとわない人向けだ。ハンドル位置・枚数・留め具は、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無い。
QJLMNP Aクラス W169型 TPEフロアマット
敷き替えるときの注意:固定する、重ねない、ペダルを確かめる
国土交通省が2010年4月に出した注意(4月23日の発表)では、フロアマットの使い方として、固定して使うこと、重ね敷きをしないこと、運転前に正しく固定されているかを確かめることを挙げている。あわせて、マットとアクセルペダルが干渉して加速したときにブレーキを繰り返し踏むと、ブレーキ倍力装置の機能が大幅に低下し、強く踏む力が要るとして注意を呼びかけた。
国民生活センターが2010年3月に公表した調査結果(3月30日公表の、乗用車用フロアマットのアクセルペダル等への影響の調査)では、固定する構造の市販マットは、車両の形状にあったものを選び、ペダルに干渉しないことを十分に確かめて使うよう助言している。純正マットでは固定フックが外れてずれていないかを十分確かめること、業界には市販マットにずれないよう固定フックなどを付けることを求めた。
敷き替えの手順
- 今のマットを外す(新しいマットを上に重ねない)
- 車体側の留め具(フック)の有無と形を確かめる
- 運転席のマットから合わせ、留め具があれば留める
- アクセルとブレーキを奥まで踏み、マットに当たらないかを確かめる
- 運転前に、マットがずれていないかを確かめる
よくある質問
今のマットの上に重ねて敷いてもよい?
重ねない。国土交通省は2010年4月の発表で、重ね敷きをしないよう呼びかけている。古いマットは外してから新しいマットを敷く。
Aviles に車体側のフックは付いてくる?
販売ページの商品説明では、Aviles の留具は専用樹脂リングで、樹脂リングの車体側フックは付属しない。フックが無いときや合わないときに何を用意すればよいかは商品説明に記載が無いので、注文の前に出品者へ問い合わせる。
左ハンドルの W169 にも使える?
4点の中に、左ハンドル用と書いた商品は無い。ZURGI は「右ハンドル専用」、Aviles は「右ハンドル」と書いており、RDRDN と QJLMNP は商品名と商品説明の箇条書きのどちらにもハンドル位置の記載が無い。左ハンドルの車なら、注文の前に出品者へ問い合わせる。
商品によって対応年式の書き方が違うのはどう読む?
書き方は出品者ごとに違い、どれも出品者の記載で、メーカーの適合表で確かめた値ではない。年の字だけで決めず、車検証の型式と初度登録年月と照らす(年式の節を参照)。
まとめ
最初にやるのは、今の車の運転席の床を見て、車体側のフック(留め具)があるか、どんな形かを確かめること。ハンドル位置もそのとき見ておく(ハンドル位置を書いているのは ZURGI と Aviles だけ)。次に車検証で型式と初度登録年月を確かめ、商品の対応年式の書き方と照らす。
そのうえで、汚れ対策なら防水と書かれた TPE の ZURGI か QJLMNP(水洗いを書いているのは ZURGI、QJLMNP は商品名と商品説明の食い違いに注意)、色柄を合わせるなら16色から選べる Aviles、ふき取りで手入れするならレザーの RDRDN を選ぶ。留め具を書いているのは Aviles だけなので、ほかの3点は敷いた後のずれとペダルへの当たりを必ず確かめる。どれを敷いても重ね敷きはせず、運転前にずれていないかを見る。
関連するおすすめ記事
同じ W169 の日差し対策や、ほかの世代のAクラスの記事も参考にしてほしい。
この記事にはAmazonアソシエイトを含むアフィリエイト広告を含みます。

コメント