Bクラス W247 の社外フロアマットは、ハンドル位置はどちらか、ゴム系とレザー系のどちらの素材を選ぶかで、候補が変わる。2023年2月の刷新の前と後で分けた記載は、4点とも商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも無く、刷新の前と後で床の形が同じかどうかも確かめられていないので、刷新の後の車なら注文前に販売元へ自分の車の年式で合うかを問い合わせる。ハンドル位置と素材を自分の車と好みで確かめてから、固定の仕組みが販売ページに書かれている商品を軸に絞っていくと迷わない。
W247 用フロアマット4点の早見表と選び分け
W247 は2019年に登場した3代目のBクラスで、日本市場に導入されたのは B 180 と B 200 d だ。この W247 用とうたう社外のフロアマットを4点、販売ページの記載で比べた。
4点の記載の早見表
販売ページの商品説明では、4点のうち固定フックに触れているのは 3D MAXpider だけで、それも「専用固定フック付き(車種により異なる場合があります)」という注記付きの記載だ。EYQDY は強い粘着力で床に固定すると書き、DEQPC と ZURGI は、固定フックの記載が商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも無い。
| 商品 | 素材 | 年式の記載 | 固定の記載 | ハンドル位置の記載 | 水洗いの記載 |
|---|---|---|---|---|---|
| 3D MAXpider | TPR の3層構造(ゴム系) | 商品名は2020-2026、箇条書きは2019〜2026 | 専用固定フック付き(車種により異なる場合あり) | 記載なし | あり |
| EYQDY | XPE レザー(黒) | 2019年6月-現行 | 強い粘着力で床に固定 | 日本では標準で右ハンドル用、左は問い合わせ | 記載なし |
| DEQPC | PU レザー(ブラウン) | 2019年6月-現行 | 固定フックの記載なし | 記載なし | あり |
| ZURGI | TPE(ゴム系・黒) | 2019年6月-現行 | 固定フックの記載なし | 商品名に右ハンドル専用 | あり |
表の「記載なし」は、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無いことを指す。また、2023年2月の刷新の前と後で分けた記載は、4点とも商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも無い(次の節で詳しく見る)。
読者の条件ごとの選び分け
国土交通省の注意喚起では、フロアマットは固定して使い、重ね敷きはしないよう呼びかけている。だから選び分けの軸は固定の仕組みに置く。
- 固定の仕組みの記載を重く見るなら 3D MAXpider。W247 用に固定フックが付くかは販売元に確かめる。
- レザー系なら EYQDY(黒・粘着で固定と記載・水洗いの記載は無い)か DEQPC(ブラウン・枚数とハンドル位置と固定の仕組みの記載が無い)。
- ゴム系で水洗いの記載がある物なら 3D MAXpider か ZURGI(商品名に右ハンドル専用・届く物が足元用の4枚かを販売元に確かめる)。
価格は変動するので、各商品のリンク先で確かめて比べてほしい。
W247 の年式と、商品の適合の記載の読み方
モーターファンの記事によると、W247 で日本に導入されたのは、1.4L ガソリンターボの B 180 と、2.0L ディーゼルターボの B 200 d だ。Car Watch の発表会の記事によると、メルセデス・ベンツ日本は2019年6月6日に3代目となった新型Bクラスを発表し、同日から受注を始めた。納車は B 180 が7月末、B 200 d が10月ごろの予定とされた。
その後、Car Watch の記事によると、2023年2月27日に刷新したBクラス(B 180・B 200 d)が発売された。助手席前のインテリアトリムが新しいデザインになり、新世代のステアリングが採用されている。
4点とも刷新の前後を分けていない
販売ページの商品説明では、EYQDY・DEQPC・ZURGI が「2019年6月-現行」、3D MAXpider が商品名で「2020-2026」・商品説明の箇条書きで「2019〜2026」と、どれも W247 の年式をまとめて書いている。刷新の前と後で床の形が同じかどうかは確かめられていないので、刷新の後の車に使う人は、注文前に販売元へ自分の車の年式で合うかを問い合わせると確実だ。
3D MAXpider は年式の始まりが食い違う
3D MAXpider は、商品名では「Bクラス W247 専用 2020-2026」、商品説明の箇条書きの適合車種では「W247 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025 2026」と書いていて、年式の始まりが商品名と箇条書きで食い違う。箇条書きは、車型専用なので車に合わせて選び、適用を確かめたいときは販売元に問い合わせるよう案内している。2019年式の車に使う人は、注文前に販売元へ確かめておきたい。
社外マットに替える前に知っておく安全の基本
固定と重ね敷き(国土交通省の注意喚起)
国土交通省の注意喚起では、フロアマットを固定せずに重ね敷きするなど不適切に使うと、アクセルペダルがフロアマットに引っかかり、車の急加速につながる不具合が起きることがあるとしている。そのうえで、フロアマットは固定して使い、重ね敷きはせず、運転前に正しく固定されているかを確かめるよう呼びかけている。
同じ注意喚起は、フロアマットとアクセルペダルが干渉して加速したときにブレーキを何度も踏み直すと、ブレーキ倍力装置の働きが大きく落ち、ブレーキを強く踏む力が要るようになる、とも注意している。
社外のフロアマットに替えるときは、純正マットの上に重ねて敷かず、純正マットを外してから敷く。重ね敷きをしないことは国の注意喚起の項目で、EYQDY の販売ページの商品説明も、取り付け前に元のマットを外す必要があると書いている。
ずれたマットとペダルの干渉(国民生活センターの調査)
国民生活センターの調査結果(Car Watch の報道)では、2010年公表の調査で、固定していない純正マットや市販マットがずれると、アクセルペダルがマットに干渉することがあった。市販マットは車両の形に合った物を選び、ペダルに干渉しないことを十分に確かめて使うこと、純正マットは固定フックが外れてずれていないかを確かめることを勧めている。業界には、市販マットにずれないよう固定フックなどを付けるよう求めた。
W247 用フロアマットの選び方の4つの基準
固定の仕組み
マットのずれはペダルとの干渉の元になるので、固定フックなどの固定の仕組みが販売ページに書かれているかを最初に見る。書かれていないときは、固定のしかたを販売元に問い合わせてから選ぶ。4点の固定の記載は早見表のとおりだ。
ハンドル位置の対応
運転席のマットはペダルの配置に合わせた形なので、右ハンドル用と左ハンドル用を分けている商品がある。販売ページの商品説明では、EYQDY は日本では標準で右ハンドル用を送り左ハンドルは問い合わせるよう書き、ZURGI は商品名に右ハンドル専用と書いている。3D MAXpider と DEQPC は、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにもハンドル位置の記載が無い。注文前に自分の車のハンドル位置と、販売ページの対応を照らしておく。
素材と手入れ
販売ページの商品説明では、ゴム系の素材は 3D MAXpider(TPR)と ZURGI(TPE)で、どちらも防水と書いている。レザー系の素材は EYQDY(XPE レザー)と DEQPC(PU レザー)で、EYQDY は車内の高級感、DEQPC はクッション性を打ち出している。水洗いできると書いているのは 3D MAXpider・DEQPC・ZURGI の3商品で、EYQDY は商品名に防水・耐汚れとあるが、水洗いの記載は商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも無い。外して丸洗いしたい人は、水洗いの記載がある3商品から選ぶとよい。
敷く範囲と枚数
前席だけか後席まで覆うか、何枚組かを販売ページで確かめる。3D MAXpider は商品名に運転席・助手席・後部座席とフロント リア セット、ZURGI は商品名に4枚セット、DEQPC は商品説明の箇条書きに前後席に対応と書いている。EYQDY と DEQPC は、枚数の記載が商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも無い。
W247 用とうたうフロアマット4点の比較
3D MAXpider(TPR の3層構造・フロント リア セット)
販売ページの商品説明では、レーザースキャンで作った縁に返しの付いた3D立体構造で、表面は防水の熱可塑性ラバー TPR、中間は振動を吸収する軽量発泡素材 XPE、裏地は滑り止めの特殊生地という3層構造と書いている。耐温範囲は -40℃〜85℃ で真夏の車内でも変形しにくい、SGS 認定の素材を使っている、防水・耐汚れで水洗いでき、車から外してウェットタオルで拭けば汚れを落とせる、ともしている。
固定については、裏地の特殊生地が床面をつかんでずれにくいとし、「専用固定フック付き(※車種により異なる場合があります)」と書いている。W247 用に固定フックが付くかどうかは、この記載だけでは決められないので、販売元に確かめてから注文したい。年式の記載の食い違いは前の節で見たとおりだ。固定の仕組みの記載を重く見る人が、まず候補にする1点になる。
3D MAXpider Bクラス W247 専用 フロアマット(TPR 3層構造・フロント リア セット)
EYQDY(XPE レザー・黒)
販売ページの商品説明では、適合を「Bクラス W247 2019年6月-現行」とし、日本では標準で右ハンドル用を送り、左ハンドルの場合は問い合わせるよう案内している。素材は XPE レザーで、柔らかく耐摩耗性があり寒い所でも柔らかさを保つと書いている。車両の床と側面を覆う作りで、アクセルペダルやブレーキペダルに干渉しないとうたい、ダイヤモンド柄のデザインで色は黒。
床への固定は「強力な粘着力」で床に固定するという記載で、固定フックの記載は商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも無い。取り付けに特別な工具は要らず、取り付け前に元のマットを外す必要がある。大きなマットは輸送中に折りたたまれて表面にシワができることがあり、使ううちに消えるとしている。黒のレザーで床と側面まで覆いたい人の候補だ。
EYQDY Bクラス W247 フロアマット(XPE レザー・黒)
DEQPC(PU レザー・ブラウン)
販売ページの商品説明では、PU レザー製の3D立体のマットで、汚れや傷から車内を守り、水洗いできて手入れが簡単、クッション性があると書いている。色はブラウン。商品名には「Bクラス W247 専用」「2019年6月~現行」とある。
商品名は「運転席 助手席 カーマット」だが、商品説明の箇条書きは前後席に対応し運転席と助手席、後部座席を保護すると書いていて、敷く範囲の書き方が商品名と箇条書きで違う。枚数・ハンドル位置・固定の仕組みは、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無いので、注文前に販売元に確かめる。ブラウンのレザーで、水洗いの記載がある物を選びたい人の候補だ。
DEQPC Bクラス W247 専用 フロアマット(PU レザー・ブラウン)
ZURGI(TPE・右ハンドル専用・黒)
販売ページの商品説明では、TPE 素材の3D立体のマットで、防水・耐汚れ・耐摩耗と書き、柔らかい素材で折りたためて変形しにくく、簡単に付け外しでき水洗いだけで清潔を保てるとしている。色は黒。商品名に滑り止の字はあるが、固定フックの記載は商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも無い。
気を付けたいのは商品名だ。「Bクラス W247 トランクマット 2019年6月-現行 対応」とある一方で、「右ハンドル専用」「車用フロアマット 4枚セット」とも書いている。商品説明の箇条書きは足元を覆うフロアマットとして説明していて、トランクマットについての説明は無い。商品名の中で「トランクマット」と「フロアマット 4枚セット」が食い違うので、届く物が足元用の4枚かどうかを、注文前に販売元に確かめる。 右ハンドルの W247 で、ゴム系の黒を選びたい人の候補になる。
ZURGI Bクラス W247 対応 TPE カーマット(右ハンドル専用・黒)
敷き替えの手順と運転前の確かめ
- 今敷いている純正マット(または古いマット)を外す。新しいマットを上に重ねて敷かない。
- 新しいマットを運転席・助手席・後席の向きと位置に合わせて敷き、固定フックなどの固定具がある商品は、それで固定する。
- エンジンをかける前に、アクセルペダルとブレーキペダルを奥まで踏んで戻し、マットに引っかからないか、干渉しないかを確かめる。
- 敷き替えた後も、運転前にマットがずれていないか、正しく固定されているかを確かめる習慣にする。
よくある質問
純正マットの上に重ねて敷いてよい?
重ねて敷かない。国土交通省の注意喚起は重ね敷きをしないよう呼びかけているので、純正マットを外してから新しいマットを敷く。
右ハンドル用と左ハンドル用は違う?
運転席のマットはペダルの配置に合わせた形なので、分けている商品がある。EYQDY は日本では標準で右ハンドル用を送り左ハンドルは問い合わせ、ZURGI は商品名に右ハンドル専用と書いている。3D MAXpider と DEQPC は商品名と商品説明の箇条書きのどちらにもハンドル位置の記載が無いので、販売元に確かめる。
2023年の刷新の前と後で同じマットを使える?
2023年2月の刷新の前と後で分けた記載は、4点とも商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも無い。刷新の前と後で床の形が同じかどうかは確かめられていないので、刷新の後の車なら、注文前に販売元へ自分の車の年式で合うかを問い合わせる。
水洗いできる?
水洗いできると書いているのは 3D MAXpider・DEQPC・ZURGI の3商品。EYQDY は商品名に防水・耐汚れとあるが、水洗いの記載は商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも無い。
まとめ
まずは4点から1つに絞る。4点のうち固定フックに触れているのは 3D MAXpider だけ(車種により異なる場合があるという注記付き)なので、固定の仕組みを重く見るならここが出発点になる。素材や価格の違いで別の1点を選ぶなら、その商品の固定のしかたを先に販売元へ聞いておく。
1つに絞れたら、販売元の適合の案内で最終確認をする。自分の車の年式(2023年2月の刷新の前か後か)とハンドル位置で合うかを問い合わせ、答えが合えば注文する。届いたら純正マットを外して敷き、固定して使い、重ね敷きをせず、運転前に固定を確かめるという国土交通省の注意喚起の3点を守る。あわせて、エンジンをかける前にアクセルペダルとブレーキペダルを奥まで踏んで戻し、マットに干渉しないかを確かめる。国民生活センターの調査結果(Car Watch の報道)でも、市販マットはペダルに干渉しないことを十分に確かめて使うよう勧めている。
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