Bクラス W246のサンシェード 前用・磁石式の窓用など3点

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夏の昼にW246を屋外に止めておくと、戻ったときにはハンドルやダッシュボードが熱くなり、後席にも横の窓から日が差し込む。サンシェード選びは、前のフロントガラスに付けるか横の窓に付けるかと、商品に書かれた対応年式が自分の車の年式に入るかで分かれる。候補は、商品名にW246と書かれた前用のKOKATO、磁石式で窓用のFXXKOE、純正品と表記された品の3点だ。

目次

W246用をうたうサンシェード3点の早見表

3点とも商品名にW246と書かれているが、付ける場所と書かれた年式が違う。前のフロントガラス用はダッシュボードやハンドルの熱を抑える物、横の窓用は後席の日よけと外からの目隠しに使う物と、役割が分かれる。

商品 付ける場所 商品名・説明に書かれた年式(出品者の記載) 取り付け方 折りたたみ・収納
KOKATO 前(商品名に「フロント」) 2012年4月~2019年6月 サンバイザーで固定 折りたたみ・収納ポーチの記載あり
純正品と表記の品 付ける窓の記載が無い W246全年式 「簡単な取付」とだけ記載 折りたたみの記載あり・収納袋は記載が無い
FXXKOE 窓(金属の窓枠に磁石で付けるメッシュ) 2012-2018 磁石で窓枠に付ける 折りたたみ・収納袋の記載が無い

前の熱対策ならKOKATO、横の窓の日よけならFXXKOE、純正品の表記を重く見るなら純正品と表記の品が出発点になる。ただしFXXKOEは、何枚入りか、どの窓(前席か後席か)に付ける物かの記載が無い。年式の書き方が商品ごとに違う点は、次の節で確かめ方を書く。

W246の年式と、商品選びで見る所

2代目Bクラス(W246)は、日本では2012年4月25日に発売され、2019年6月6日に3代目へのフルモデルチェンジ(7年ぶり)が行われた。欧州では2011年11月から2019年6月まで売られている。日本で新車として売られたW246は、おおむね2012年4月から2019年6月までの車だ。

途中の2015年1月9日にマイナーチェンジが発表され、2月初旬から売られた。日本のグレードはB180(2012年4月〜)、B180 スポーツ(2012年4月〜2017年7月)、B250(2013年2月〜2015年1月)、B250 4MATIC スポーツ(2015年1月〜2017年7月)と移り、2017年の一部改良でB180だけの構成になった。ボディは5ドアのセミトールワゴンで定員は5人、2012年の日本導入時は右ハンドルのみの設定だった。

同じW246でも年式で中身が変わっているので、サンシェードは商品名や説明に書かれた対応年式が、車検証で分かる自分の車の年式に入っているかを見る。3点の書き方は、KOKATOが2012年4月~2019年6月、FXXKOEが2012-2018、純正品と表記の品がW246全年式で、どれも出品者の記載だ。

サンシェードで下がる温度と下がらない温度

JAFのユーザーテスト(2012年8月・晴れ・外気温35℃・正午から4時間・ミニバン5台・開始時の室温は25℃にそろえた)によると、最高温度は次のとおりだった。

条件 車内の最高温度 ダッシュボードの最高温度
対策なし(黒色車) 57℃ 79℃
サンシェードを付けた車 50℃ 52℃
窓を3cm開けた車 45℃ 75℃
エアコンを動かした車 27℃ 61℃

サンシェードはダッシュボードの温度を大きく下げたが、車内の温度はあまり下がらなかった。JAFは、サンシェードや窓開けでは車内の温度上昇を防げないとまとめている。試験はミニバンで行ったもので、W246で測った値ではない。サンシェードを付けた車でも車内は50℃前後になったので、サンシェードを付けていても、子どもやペットを車内に残してよいことにはならない。

紫外線については、JAFのユーザーテスト(2018年4月)によると、フロントガラスはフィルム入りの合わせガラスが義務になっていて、そのフィルムにも紫外線を減らす働きがあり、試験した車ではオープンカーを除いて紫外線の値が低かった。UVカット機能の無いガラスでも、フィルムや液剤、サンシェードなどの対策用品で、顔の近くの紫外線の強さが測定上5〜8割ほど下がった。ただしJAFは、サンシェードは後部座席でしか使えないと添え、同じ車種でも年式やグレードでガラスが違うことがあるとも書いている。

W246用サンシェードの選び方

付ける場所で決める(前か窓か)

前のフロントガラス用は、駐車中にダッシュボードやハンドルが熱くなるのを抑える物で、JAFの試験でもダッシュボードの温度が大きく下がった。窓用のメッシュ式は、後席の日よけ、外からの目隠し、窓を開けての換気に使う物だ。前席の窓に付ける窓用は、停車中だけの使い方になる(理由は後の節で書く)。

商品名の型式と年式の記載を見る

車種専用をうたう商品は、商品名や商品説明に車種名・型式(W246)・対応年式が書かれているかを見る。3点は年式の書き方がそれぞれ違うので、自分の車の年式が商品の書いている範囲に入っているかを確かめる。

取り付け方と収納を見る

前用は折りたたんでしまえる物が多く、サンバイザーで押さえて固定する形がある。窓用の磁石式は金属の窓枠に付ける形で、窓枠が金属でない車ではクリップでの固定が要る場合があると説明する商品もある。毎回付け外しをするなら、収納袋の有無やたたみやすさも選ぶ目安になる。

遮熱やUVカットの数値は参考にとどめる

紫外線カット率や熱の遮断率の数値は、販売ページの商品説明で出品者が書いている値で、どんな条件で測ったかは書かれていない。数値の大小で比べるより、付ける場所・年式の記載・取り付け方で選び、数値は参考にとどめる。

KOKATOのW246専用フロントサンシェード

KOKATOのサンシェードは、商品名に「メルセデス・ベンツ Bクラス W246 2012年4月~2019年6月 車種専用設計」「フロント」「折り畳み式」「収納ポーチ付き」と書かれた前用だ。販売ページの商品説明では、高密度の生地に多層のチタンシルバーのコーティングを施し、紫外線カット率は99.99%、駐車中の内装の日焼けやハンドルが熱くなるのを防ぐと説明している。収納袋が付き、折りたたんでコンパクトにしまえるとも書いている。数値を含め、どれも出品者の記載だ。

取り付けは、サンバイザーで固定し、ルームミラーの後ろに固定する形だと説明されている。商品名の年式「2012年4月~2019年6月」は、W246が日本で売られた期間と重なる。ただし年式も「Bクラス W246 に適合」「車種専用設計」という適合も出品者の記載で、メーカーの適合表で確かめた物ではない。

ダッシュボードとハンドルの熱を抑えたいなら、3点の中ではこれが第一候補になる。

KOKATO Bクラス W246専用 フロントサンシェード(折り畳み式・収納ポーチ付き)

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純正品と表記されたW246用サンシェード

ASIN B077MXL7Q3の商品は、商品名が「ベンツ W246 Bクラス サンシェード 日除け/純正品」で、ブランドの欄はMercedes-Benz、出品者は輸入車パーツの専門店だ。販売ページの商品説明では、W246 Bクラスの純正品のサンシェードで、簡単な取り付けで日光を遮る、場所を取らない折りたたみ式、専用設計、対応は「ベンツBクラスW246全年式」と書いている(どれも出品者の記載)。

「純正品」「W246全年式」は出品者の記載で、メルセデス・ベンツの資料や部品番号では確かめていない。付ける窓(フロントガラス用かどうか)・取り付け方の詳しい手順・寸法・収納袋の有無は、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無いので、買う前に販売ページで確かめる。純正品という表記を重く見る人の候補だが、付ける窓が分からないまま買わないようにしたい。

ベンツ W246 Bクラス サンシェード 日除け(純正品と表記)

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FXXKOEの磁石式メッシュサンシェード(横の窓用)

FXXKOEのサンシェードは、商品名に「メルセデスベンツ・ Bクラス W246 2012-2018 に適用」「車窓日よけ」「メッシュカーテン」「マグネット吸着」「車種専用設計」と書かれた窓用だ。販売ページの商品説明では、磁石で金属の窓枠に付き窓の上げ下げに影響しない、2層の断熱メッシュ素材で97%以上の熱を遮る、メッシュなので窓を下ろして風を入れられ虫の侵入も防ぐ、外側が光を反射して外から車内が見えにくい、と説明している(どれも出品者の記載)。

商品説明では、一部の車は窓枠が金属ではなく、その場合はクリップで固定する必要があると書いている。何枚入りか、どの窓(前席か後席か)に付ける物かは、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無いので、買う前に販売ページで確かめる。

商品名の年式は「2012-2018」で、W246が日本で売られた期間の終わり(2019年1月から6月まで)は、商品名の範囲に入っていない。2019年に登録したW246に付けるときは、販売ページで適合を確かめる。

商品説明は走行中も涼しく過ごせる、走行中の横の窓からの日差しを防ぐと書いているが、JAF Mateの解説では、運転席・助手席の窓にサンシェードを付けたまま走るのは違反とされている。前席の窓に付けるなら停車中だけにし、走行中に使うのは後席の窓に限る(後席でも後方の確認の妨げにならないよう注意する)。

FXXKOE Bクラス W246用 磁石式メッシュサンシェード

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3点のうちどれを選ぶか

選ぶ軸は付ける場所だ。

  • 駐車中のダッシュボードやハンドルの熱を抑えたい人は、商品名に「フロント」と書かれ、サンバイザーで固定する取り付け方と収納ポーチの記載もあるKOKATOを選ぶ。
  • 後席の日よけ、外からの目隠し、窓を開けての換気が目的の人はFXXKOE。商品名の年式は2012-2018なので、2019年に登録したW246は販売ページで適合を確かめ、枚数と付ける窓の位置も記載が無いので同じく確かめる。
  • 純正品という表記を重く見る人は、純正品と表記の品。付ける窓と寸法の記載が無いので、販売ページで確かめてから選ぶ。

前の熱と横の窓からの日差しの両方が気になるなら、KOKATOとFXXKOEを組み合わせる手もある(FXXKOEがどの窓に付ける物かは記載が無いので、販売ページで確かめる)。前用と窓用は役割が違うので、片方がもう片方の代わりにはならない。価格は変わるので、それぞれ商品リンクの先で確かめてほしい。

走行中に付けてよい窓・いけない窓

運転席・助手席の窓とフロントガラス

JAF Mateの道路交通法クイズの解説(2025年8月・弁護士監修)によると、運転中に助手席の窓にサンシェードを取り付けるのは違反だ。根拠として、運転者の視野やハンドルなどの操作を妨げる状態での運転を禁じる道路交通法第55条第2項と、前面ガラスと運転席・助手席の側面ガラスの視界や可視光線透過率(70%以上)を定める道路運送車両の保安基準第29条第3項を挙げ、運転席・助手席の窓にサンシェードやカーテンを付けて走ると、反則金と違反点数1点の対象と説明している。

フィルムについては、JAFのクルマ何でも質問箱によると、フロントガラスと運転席・助手席の窓ガラスには、検査標章など指定された物のほかは貼り付けが禁止されている(可視光線透過率が70%以上になる物を除く)。フィルム自体が70%以上でも、元から色の付いたガラスに貼ると70%を下回ることがあるという。

後席の窓

同じJAF Mateの解説では、後席の窓のサンシェードやフィルムは禁止されていないが、後方を確かめるときの妨げになることがあるので、後ろに人が乗っていないときは走行中は外すよう勧めている。前席の同乗者の日よけには、窓のサンシェードの代わりにアームカバーやストールを使う方法を挙げている。JAFのクルマ何でも質問箱も、後部座席の側面の窓とリアウインドウには前席のガラスの貼り付けの規制は当てはまらないと説明している。

付け方と走る前の外し方

前用(KOKATOの説明に沿った流れ)

  1. 駐車したらサンシェードを広げ、フロントガラスの内側に当てる
  2. ルームミラーの後ろに通し、左右のサンバイザーを下ろして押さえる
  3. 使い終わったら折りたたんで収納袋にしまう

窓用の磁石式(FXXKOEの説明に沿った流れ)

  1. 窓の内側の金属の枠に磁石で付ける
  2. 窓枠が金属でない所はクリップで固定する
  3. メッシュなので、付けたまま窓を下ろして風を入れられる

走り出す前に、フロントガラスと運転席・助手席の窓のサンシェードは外す。後席の窓のサンシェードも、後ろに人が乗っていないときは外しておくと後方の確認がしやすい。

よくある質問

走行中も付けたままでよい?

フロントガラスと運転席・助手席の窓のものは、付けたまま走ると違反になる。走行中に付けてよいのは後席の窓だけで、それも後方の確認の妨げにならないよう、後ろに人が乗っていないときは外しておく。

サンシェードだけで車内は涼しくなる?

車内の温度はあまり下がらない。JAFのクルマ何でも質問箱によると、8月の晴天・外気温35℃の試験で、フロントガラスの全面をサンシェードで覆った車は、直射日光を遮る効果は高いものの、15時の時点で車内が約50℃に達し、温度を抑える効果はあまり望めなかった。同じ試験で、窓を閉め切った黒色ミニバンはエンジン停止の30分後に約45℃、15時ごろには55℃を超えた。サンシェードが受け持つのは、ダッシュボードやハンドルの熱だ。

2019年に登録したW246でも使える?

商品に書かれた年式で分かれる。KOKATOは商品名に2012年4月~2019年6月、純正品と表記の品は商品説明にW246全年式と書いている(どちらも出品者の記載)。FXXKOEの商品名の年式は2012-2018で、2019年1月から6月までは範囲に入っていないので、販売ページで適合を確かめる。

純正品と表記の品と社外品はどう違う?

純正品と表記の品はブランドの欄がMercedes-Benzだが、「純正品」は出品者の記載で、メルセデス・ベンツの資料や部品番号では確かめていない。付ける窓・寸法・収納袋の有無も記載が無い。KOKATOは商品名に「フロント」、FXXKOEは「車窓日よけ」と年式が書かれていて、前用か窓用かは商品名で分かる。ただしFXXKOEは、何枚入りか、どの窓(前席か後席か)に付ける物かは記載が無いので、販売ページで確かめる。

ほかのメルセデスのサンシェード記事

同じメルセデスのコンパクトカーで、サンシェードを比べた記事もある。

まとめ:買う前に確かめること

  • 目的は前の熱対策か、横の窓の日よけ・目隠しか(前ならKOKATO、横の窓ならFXXKOE。FXXKOEがどの窓〈前席か後席か〉に付ける物かは記載が無い)
  • 自分の車の年式が、商品に書かれた年式に入っているか(KOKATOは2012年4月~2019年6月、FXXKOEは2012-2018、純正品と表記の品はW246全年式。どれも出品者の記載)
  • FXXKOEは枚数と付ける窓、純正品と表記の品は付ける窓と寸法を、販売ページで見たか
  • サンシェードで車内の温度はあまり下がらないので、子どもやペットを車内に残さない
  • フロントガラスと運転席・助手席の窓のものは、走る前に外す

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、車種ごとの記事と、車種を横断した早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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