CLクラス(C216)に長く乗っていると、運転席のマットのすり減りや汚れが目につくようになる。社外品を通販で探すと、商品名に「W216」と書かれたマットが、右ハンドル用と左ハンドル用、金属リングと樹脂リングの形に分かれて並んでいる。選ぶ順は、まず自分の車のハンドル位置に合う形を決め、留具は今の車の固定の形が分からなければ注文の前に販売元に確かめる。あわせて、自分の車の年式が出品者の記載の適合年式「H18.11~H27.03」の範囲に入るかも確かめる。
CLクラス C216 向けフロアマット3つの形の早見表
ここで比べるのは、Aviles の「CLクラス W216」用フロアマットの3つの形だ。販売ページの商品説明では、3つの形とも適合車種「ベンツCL」・適合型式「W216」・適合年式「H18.11~H27.03」(平成18年11月〜平成27年3月)・備考「全グレード対応」と書かれている。適合は出品者の記載で、メーカーの適合表で確かめた値ではない。
| 商品の形 | ハンドル位置 | 留具 | 色の表記 | 枚数の記載 |
|---|---|---|---|---|
| 01:右ハンドル 金属リング | 右 | 金属リング | 無地×ブラック | 4枚 |
| 02:右ハンドル 樹脂リング | 右 | 樹脂リング | 無地×ブラック | 4枚 |
| 03:左ハンドル 金属リング | 左 | 金属リング | 無地×ブラック | 4枚 |
3つの形の商品説明の箇条書きは同じ中身で、商品名で違うのはハンドル位置と留具だけだ。比べる軸はハンドル位置と留具になる。自分の車のハンドル位置を確かめて同じハンドル位置の形を選び、年式が出品者の記載の範囲に入るかを見たうえで、留具は今の車の固定の形が分からなければ販売元に確かめてから決めればいい。
CLクラス C216 はどんな車か
生産と日本での販売の期間
英語版 Wikipedia の C216 の項目では、C216 は「CLクラス」の名で売られた最後の世代のグランドツアラーで、ボディは2ドアクーペ、生産は2006年5月から2014年とされている。車台は Sクラス(W221)を基にしていて、先代は C215、後継は C217 だ。ただ、車台の元が同じでも、Sクラス用のマットが CLクラスの床に合うと示す資料は無い。マットは CLクラス用と書かれた物から選ぶ。
新車カタログサイトでは、この世代の CLクラスを「2006年11月〜2014年10月販売終了」のモデルとして載せていて、CL550 の販売開始は2006年11月27日。諸元はボディタイプがクーペ、ドア数が2ドア、乗車定員が4名、駆動輪が後輪だ。
同じカタログサイトの型式の表記は、CL550 が DBA-216371、CL500 と CL550 ブルーエフィシェンシーが CBA-216373、CL600 が ABA-216376、AMG CL63 が CBA-216374、AMG CL65 が ABA-216379 で、どれも「216」の数字が入る。車検証の型式と見比べると、自分の車がこの世代かどうかの目安になる。
通販の商品名の「W216」との照らし方
通販の商品名では、この車を「CLクラス W216」と書く物がある。ここで比べる3つの形も「W216」の表記だ。一方、英語版 Wikipedia の項目はこの世代を「C216」と書いていて、本文に「W216」の字は無い。字が違うので、商品名の型式の字だけで決めず、車名(CLクラス)と年式で照らす。3つの形の商品説明には適合車種「ベンツCL」・適合年式「H18.11~H27.03」とあり、カタログサイトの日本での販売の始まり(2006年11月)と重なる。
C216 のフロアマットの選び方
確かめる順は次のとおり。
- ハンドル位置(右か左か)
- 留具(金属リングか樹脂リングか)
- 年式が商品の適合の記載の範囲に入るか
- 枚数と、何席の分か
- 色
ハンドル位置
同じカタログサイトのグレード一覧の表(表示された20行)では、CL500 に右ハンドルの行と左ハンドルの行の両方があり、CL550 ブルーエフィシェンシーの行はハンドルが「両」、AMG CL63・AMG CL65・CL600 の行はどれもハンドルが「左」だった。日本で売られた C216 には右ハンドルの車と左ハンドルの車の両方があるので、マットも商品名で右ハンドル用と左ハンドル用が別の形になっている。まず自分の車のハンドル位置を確かめ、同じハンドル位置の形を選ぶ。
留具(金属リング・樹脂リング)
留具は金属リングと樹脂リングで別の形になっているが、どちらがこの車の床の固定に合うのか、どう違うのかは、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無い。今の車に付いている固定の形が分からないときは、注文の前に販売元に車の年式とハンドル位置を伝えて確かめる。
また、3つの形は商品名に「互換品」とある社外品で、純正のマットではない。純正品と同じ形・同じ固定かどうかも、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも書かれていない。
年式の範囲
出品者の記載の適合年式は「H18.11~H27.03」(平成27年3月まで)で、新車カタログサイトの販売終了は「2014年10月」と、終わりの字が違う。始まりはどちらも2006年11月だ。自分の車の年式が、出品者の記載の範囲に入るかを確かめて選ぶ。
枚数と内訳
商品説明の箇条書きは「フロアマット(4枚)」とだけ書いていて、4枚がどの席の分か(運転席・助手席・後席など)の内訳と、荷室(トランク)のマットが入るかは、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無い。内訳が要る人は販売元に確かめる。
C216 向けフロアマット3つの形を比べる
販売ページの商品説明では、3つの形とも商品内容は「フロアマット(4枚)」、留具は「金属/樹脂リング選択」と書かれている。商品名には「16色から選択」とあり、ここで並べた3つはどれも色の表記が「無地×ブラック」の形だ。ほかの色は、販売ページで色を選び直したときの別の形になる。
右ハンドル・金属リング
「Aviles ベンツ 互換品 CLクラス W216 フロアマット【16色から選択】(01:右ハンドル 金属リング, 01:無地×ブラック)」。右ハンドル用で、留具は金属リング。右ハンドルの C216 に乗っていて、販売元に確かめて金属リングの形になった人が選ぶ形だ。
Aviles CLクラス W216 フロアマット 右ハンドル・金属リング
右ハンドル・樹脂リング
「Aviles ベンツ 互換品 CLクラス W216 フロアマット【16色から選択】(02:右ハンドル 樹脂リング, 01:無地×ブラック)」。右ハンドル用の中で、留具が金属リングの形と分かれている。右ハンドルの C216 で、樹脂リングの形になった人はこちらを選ぶ。
Aviles CLクラス W216 フロアマット 右ハンドル・樹脂リング
左ハンドル・金属リング
「Aviles ベンツ 互換品 CLクラス W216 フロアマット【16色から選択】(03:左ハンドル 金属リング, 01:無地×ブラック)」。左ハンドル用で、留具は金属リング。左ハンドルの C216 に乗る人向けの形だ。
Aviles CLクラス W216 フロアマット 左ハンドル・金属リング
商品説明に書かれていないこと
3つの形とも、マットの素材・厚み・裏の滑り止めの有無・防水かどうかは、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無い。素材で選びたい人は、販売ページの画像や販売元への問い合わせで確かめる。4枚の内訳と荷室のマットについては選び方の節、AMG のモデルについてはよくある質問を見てほしい。
新しいマットを敷くときの注意
国土交通省が2010年4月に取りまとめた2009年の自動車の事故・火災情報(Car Watch の報道)では、フロアマットにかかわる事故が13件あり、その内訳は「社外品フロアマットの2重敷き11件、未固定2件」だった。同じ取りまとめで国土交通省が示した使用者への注意点は、次の3つだ。
- フロアマットを確実に固定して使う
- 重ね敷きはしない
- 運転前に、フロアマットが正しく固定されているかを確かめる
同じ注意点では、フロアマットとアクセルペダルが干渉して加速したときにブレーキ操作を繰り返すと、ブレーキ倍力装置の機能が大きく落ち、ブレーキを強く踏む力が要るようになる、とも注意している。新しいマットは、今のマットの上に重ねて敷かない。
敷くときは次の順で進める。
- 今のマットを外す(新しいマットを上に重ねない)
- 運転席は留具(リング)で床の固定に留める
- ペダルの下や周りにマットが掛かっていないか、アクセルとブレーキを踏んで確かめる
- 運転の前に、固定が外れていないかを見る
よくある質問
W216 と書かれた商品は C216 に合う?
商品名の型式の字だけでは決められないので、車名(CLクラス)と年式で照らす。ここで比べた3つの形は、出品者の記載で適合車種「ベンツCL」・適合年式「H18.11~H27.03」となっていて、日本での販売の始まり(2006年11月)と重なる。ただしメーカーが適合を確かめた値ではない。
金属リングと樹脂リングはどちらを選ぶ?
どちらがこの車の床の固定に合うのかは、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無い。今の車の固定の形が分からなければ、年式とハンドル位置を伝えて販売元に確かめてから選ぶ。
4枚の内訳は?荷室のマットは付く?
商品説明の箇条書きは「フロアマット(4枚)」とだけ書いていて、どの席の分かと、荷室のマットが入るかは、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無い。必要なら注文の前に販売元に確かめる。
AMG CL63・CL65 にも使える?
商品説明の「全グレード対応」は出品者の記載で、AMG CL63・AMG CL65 を名指しした記載は無い。カタログサイトの表に表示された行では、AMG CL63・AMG CL65 の行はハンドルが「左」だった。AMG の車で使うなら、まず自分の車のハンドル位置に合う形を選び、グレードで形が違わないかを販売元に確かめる。
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同じ CLクラス C216 の記事と、ほかのメルセデス・ベンツの車の記事をまとめた。
まとめ:注文の前に確かめること
- 自分の車のハンドル位置を見て、右ハンドル用か左ハンドル用か、同じハンドル位置の形を選ぶ
- 留具は、今の車の固定の形が分からなければ、年式とハンドル位置を伝えて販売元に確かめる
- 年式が出品者の記載「H18.11~H27.03」に入るかを見る(適合は出品者の記載)
- 敷くときは今のマットを外し、重ねずに固定して、運転の前に固定を確かめる
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