CLAシューティングブレークX117 サンシェード 傘型と磁石式

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X117 のサンシェードは、駐車中に何を防ぎたいかで選ぶ物が分かれる。ダッシュボードやハンドルの熱と日焼けを抑えたいならフロントガラス用、横からの西日や外からの視線が気になるなら前席の横窓用だ。その前に、自分の車が初代 CLA のシューティングブレーク(X117)なのか、セダンの C117 や2代目なのかを確かめておくと、品の表記で迷わずに済む。

目次

X117 の表記がある傘型と磁石式の2点

商品名に「X117」と「シューティングブレーク」の字がある品として、傘型のフロント用(MegaDefend)と磁石式の前席横窓用(ZURGI)の2点を取り上げる。販売ページの商品説明では、傘型は「CLAクラス 初代 X117 シューティングブレーク」、磁石式は「CLAクラス シューティングブレーク X117」と書いている。どちらも適合は出品者の記載で、メーカーの適合表では確かめていない。

品 付ける所 付け方 役目 商品名の表記
MegaDefend 傘型 フロントガラスの内側 開いて広げる ダッシュボードやハンドルへの直射日光を遮る 「CLAクラス 初代 X117 シューティングブレーク」
ZURGI 磁石式 前席の横窓(1対) 磁石で付ける 横からの日差しと外からの視線を遮る 「CLAクラス シューティングブレーク X117」「前席1対」

2点は役目が違うので、どちらか1つに絞るより、目的で選び分けるのがよい。暑さ対策が目的なら傘型のフロント用を先に買い、横からの日差しや車中の目隠しが要るときに磁石式を足す。

X117 がどの世代かを先に確かめる

初代 CLA のシューティングブレーク

英語版 Wikipedia の CLA の項目では、X117 は初代 CLA(初代の型式は C117/X117)のシューティングブレーク(5ドアのワゴン型)で、2014年のロサンゼルスのモーターショーで発表された。シューティングブレークの生産は2015〜2019年で、2代目のシューティングブレークは2019年6月に生産が始まった別の世代とされる。

日本での発表から次の世代まで

日本では、メルセデス・ベンツ日本が2015年6月18日に CLA シューティングブレークを発表し、同日に受注を始めた(発売は6月下旬からの予定)。発表時のグレードは CLA 180 Shooting Brake・CLA 180 Shooting Brake Sports・CLA 250 Shooting Brake(受注販売)・CLA 250 SPORT 4MATIC Shooting Brake と、特別仕様車の OrangeArt Edition(CLA 250 とメルセデスAMG CLA 45 4MATIC)だ。その後、2019年8月27日に新型の CLA と CLA シューティングブレークが発表され、予約注文の受け付けが始まった(新型のシューティングブレークの納車は同年12月ごろの予定)。X117 は、日本では2015年の発表から2019年の次の世代の発表までの世代にあたる。

セダンや2代目の品とは分けて見る

セダンの初代 CLA(C117)用や、2代目 CLA(C118 系)用と書かれたサンシェードは、X117 とは別の車種の品として扱う。確かめた範囲では、それらが X117 のフロントガラスや窓に合うことを裏付ける出典は無い。セダンや2代目に乗っている人は、それぞれの記事を見てほしい。

X117 のサンシェードを選ぶ基準

型式「X117」の表記で選ぶ

輸入車はフロントガラスの形が車種ごとに違うので、型式の表記で選ぶ。年式の表記は出品者ごとにずれることがあり、取り上げる2点でも傘型は「2013年7月-現行」、横窓用は「2015年6月-2019年8月」と書く。年式の数字よりも、「X117」の字があるかを決め手にする。

フロント用か横窓用か

フロント用はフロントガラスを覆い、ダッシュボードやハンドルへの直射日光を遮る物。横窓用は横からの日差しと外からの視線を遮る物だ。駐車中の暑さとダッシュボードの日焼けを抑えたいならフロント用が先で、横からの西日や車中での目隠しが気になるなら横窓用を足す。

ルームミラーとドライブレコーダーの避け方

フロント用は、ルームミラーやフロントガラスに付けたドライブレコーダーの所をどう避けるかを見る。上部の中央に切れ目のある作りなら、ミラーの付け根の所を避けて広げられる。

取り付け方としまう場所

傘型は開いて広げるだけ、磁石式は窓まわりに当てて付ける。吸盤や貼り付けの要らない作りかどうかも見ておく。駐車のたびに付け外しするので、折り畳めて収納袋に入る作りなら、ドアのポケットやグローブボックスに置ける。

傘型のフロント用(MegaDefend)

適合の表記と年式のずれ

販売ページの商品説明では、商品名と箇条書きで「メルセデス・ベンツ CLAクラス 初代 X117 シューティングブレーク」に適用と書き、サイズの欄は「CLAクラス X117」だ。適合は出品者の記載で、メーカーの適合表では確かめていない。

年式は「2013年7月-現行」と書くが、Car Watch の発表時の記事によると CLA シューティングブレークの日本での発表は2015年6月で、くるまのニュースの記事によると2019年8月に次の世代が発表されている。年式の書き方は出典と食い違うので、この品も型式の表記のほうで見る。

作りと使い方

商品説明の箇条書きでは、「傘型デザイン、開くだけで使用でき」「面倒な取り付け作業がなく、傘をささげるだけで利用でき」と書く。貼り付けや工具を使わず、開いてフロントガラスの内側に広げる作りだ。上部中央に切れ目があり、バックミラーやドライブレコーダーに干渉しないとも書き、商品名にも「バックミラー開き口」とある。ただしこれは出品者の記載なので、初めて広げるときに切れ目とミラーの付け根の位置が合うかを自分の車で見ておく。

商品名には「折り畳み式 10本骨」「収納ポーチ付き」とあり、閉じると収納バッグに入り、ドアのサイドポケットやグローブボックスなどにしまえると書く。用途としては、直射日光がダッシュボードに当たるのを防いで車内の温度上昇を抑え、シートなどの内装の劣化を防ぐとし、車中泊や仮眠のときのプライバシーの保護にも使えるとしている。

層の数と紫外線カット率の記載

出品者の記載は、場所によって数字が違う。商品名は「10層断熱素材」、箇条書きは「11層のナノ高分子断熱材」と書き、紫外線カット率も見出しは「99.9%UVカット」、本文は「99.99%に達しました」と書く。表面は「チタンシルバーコーティング」とある。どちらの数字が正しいかは決められないので、数字の大きさを選ぶ理由にはしないほうがよい。

MegaDefend 傘型フロントサンシェード(CLAクラス 初代 X117 シューティングブレーク用の表記)

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磁石式の前席横窓用(ZURGI)

商品名と箇条書きの食い違い

販売ページの商品説明では、商品名で「ベンツ CLAクラス シューティングブレーク X117 2015年6月-2019年8月 対応」「サイドガラス用」「前席1対」と書く。適合は出品者の記載で、メーカーの適合表では確かめていない。

一方、箇条書きは「軽自動車から普通車まで幅広く対応する汎用的な車用サンシェード」と書き、「サイド、後窓、リアドアに対応」とも書く。車種専用の形なのか汎用の形なのかは、出品者の記載だけでは決められない。 用途は、遮熱と紫外線のカットで車内の温度上昇を抑え、シートや内装の劣化を防ぎ、外からの視線を遮ってプライバシーを守るとし、キャンプやドライブにも使えると書く。

磁石が付くかを先に試す

箇条書きでは、強力なマグネットで付け、工具不要で3秒で取り付けられると書く。磁石で付ける品は、窓のまわりに磁石の付く金属の部分があることが前提になる。X117 のドアの窓まわりの作りは出典で確かめていないので、買う前に、前席のドアの窓まわりに冷蔵庫用などの磁石が付くかを試しておく。 前席に付ける品なので、使うのは駐車中だけになる(決まりは後の節で書く)。

ZURGI 磁石式サイドガラス用サンシェード(CLAクラス シューティングブレーク X117 前席1対の表記)

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サンシェードで下がる温度と下がらない温度

ダッシュボードは下がるが、車内は下がりにくい

JAF のユーザーテスト(2012年8月・晴れ・気温35℃・ミニバン5台を正午から4時間駐車)では、ダッシュボードの最高温度は、対策なしの黒い車で79℃、対策なしの白い車で74℃だったのに対し、サンシェードを付けた車は52℃だった。一方、車内の最高温度は黒い車57℃・白い車52℃・サンシェードを付けた車50℃で、差は小さい。

同じテストの結論は、サンシェードや窓開けの対策をしても車内温度の抑制効果は低く、人や動物が耐えられない温度になり、車内温度の上昇は防げない、というものだ。JAF の質問箱の回答でも、フロントガラス全面を覆うサンシェードは直射日光は遮るものの、15時時点で約50℃に達し、温度抑制効果はあまり望めないとしている。サンシェードの効き目は、主にダッシュボードなど日の当たる所の温度を下げることにある。

子どもやペットを車内に残さない

JAF のテストでは、エアコンを止めてからわずか15分で熱中症指数が危険レベルに達した。JAF は、乳幼児は高温下で短時間で体温が上がり死に至ることがあり、寝ているからという理由で車内に子どもを残すのは大変危険だとしている。サンシェードを付けていても、子どもやペットを車内に残さない。

乗る前の換気と、車内に置かない物

JAF は、ハンドルも高温になりやすいので乗るときは火傷に注意し、乗る前に窓やドアを開けて換気するよう勧めている。スマートフォンは高温に耐えられず一時的に使えなくなり、使い捨てライターなど可燃性の高い物は車内に置かないこととしている。

紫外線はガラスの種類で違う

JAF の日焼けのユーザーテスト(2018年4月)では、フロントガラスを通る紫外線はオープンカー以外のどの車でも低く、一般的な UV カットガラスでも紫外線Bはかなりカットできた。一方、クリアガラスの車の前席の窓やリアガラスでは紫外線が強かった。JAF は、自分の車のガラスを確認して、それに合わせた日焼け対策をすることが大切だとしている。

前席の窓のサンシェードは走る前に外す

JAF Mate の交通ルールの解説によると、運転席や助手席の窓ガラスにサンシェードやカーテンを付けたまま走ると違反で(違反点数1点)、理由はドライバーの視野を妨げることにある。後部座席の窓ガラスにサンシェードを付けることは禁止されていない。

磁石式の横窓用は商品名で「前席1対」と書き、出品者は「視界妨げず」「走行中もずれにくく」とも書くが、前席の窓に付けるなら駐車中だけ使い、走る前に必ず外す。

駐車のたびの付け外しの手順

傘型のフロント用を広げてしまう

  1. 収納袋から出す。
  2. 車内で傘を開く。
  3. フロントガラスの内側に広げ、上部中央の切れ目をルームミラーの付け根の所に合わせる。
  4. 使い終わったら閉じて収納袋に入れ、ドアのポケットやグローブボックスにしまう。

走り出す前の確かめ

フロントのサンシェードを畳んでしまい、運転席・助手席の窓に付けた磁石式のサンシェードも外してから走り出す。

よくある質問

セダンの C117 用や2代目用のサンシェードは使える?

X117 とは別の車種の品として扱う。確かめた範囲では、それらが X117 のフロントガラスや窓に合うことを裏付ける出典は無いので、商品名や適合の欄に「X117」「シューティングブレーク」の字がある品を選ぶ。

年式が「2013年〜現行」と書かれた品は X117 に合う?

年式の数字では決めない。X117 は日本では2015年の発表から2019年の次の世代の発表までの世代で、傘型の品の「2013年7月-現行」の書き方はこれと食い違う。その品は商品名に「初代 X117 シューティングブレーク」の字があり、そちらを決め手にする(適合は出品者の記載で、メーカーの適合表では確かめていない)。

前席の横窓用は付けたまま走ってよい?

よくない。運転席・助手席の窓にサンシェードを付けたまま走ると違反になる。前席1対の磁石式の品は駐車中だけ使い、走る前に外す。

サンシェードがあれば車内に子どもを残せる?

残せない。JAF のテストでは、サンシェードを付けても車内温度の抑制効果は低かった。子どももペットも、短い時間でも車内に残さない。

まとめ:買う前に確かめること

  • 商品名や適合の欄に「X117」「シューティングブレーク」の字があるか(2点とも、適合は出品者の記載で、メーカーの適合表では確かめていない)
  • 目的が暑さとダッシュボードの日焼けならフロント用、横からの日差しや目隠しなら横窓用か
  • 磁石式を選ぶなら、前席のドアの窓まわりに磁石が付くか
  • 前席の窓のサンシェードを、走る前に外す段取りが組めるか
  • サンシェードだけでは車内が安全な温度にならないと分かったうえで使うか

MegaDefend 傘型フロントサンシェード(CLAクラス 初代 X117 シューティングブレーク用の表記)

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ZURGI 磁石式サイドガラス用サンシェード(CLAクラス シューティングブレーク X117 前席1対の表記)

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ほかのメルセデスの車種のサンシェードも、同じ見方で比べている。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、車種ごとの記事と、車種を横断した早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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