初代 CLA クラスには4ドアの C117 と5ドアのシューティングブレーク(X117)があり、ここで並べる3点のサンシェードは、どれも商品名に C117 と書かれた品だ。4ドアの C117 に乗っているなら、傘型か折り畳み式か、年式の書き方が自分の車に重なるかで候補を絞れるが、KOKATO の適合は出品者の記載で、メーカーの適合表では確かめていない。MegaDefend は選択肢があるときに Size で C117 を選んでいるかを買う前に確かめ、純正品と書かれた品は商品名と箇条書きで型式の書き方が食い違うので、買う前に出品者に自分の車の型式・年式で確かめる。シューティングブレークに乗っているなら、3点とも商品名と商品説明の箇条書きに X117 の記載が無いので、買う前に出品者に適合を確かめるところから始める。
CLAクラス C117 用サンシェード3点の早見表
並べるのは、商品名に C117 と書かれた KOKATO の折り畳み式、純正品と書かれた品、MegaDefend の傘型の3点。表の中身は、Amazon の販売ページの商品名と商品説明(出品者の記載)による。
| 比べる所 | KOKATO(折り畳み式) | 純正品と書かれた品 | MegaDefend(傘型) |
|---|---|---|---|
| 商品名の型式 | CLAクラス C117 | W117 C117 CLAクラス | 初代 C117クーペ |
| 年式の書き方 | 2013年7月~2019年8月 | 記載なし | 2013年7月-現行(現行は出品者の記載) |
| 形 | 折り畳み式・サンバイザーで固定 | 折りたたみ式(広げ方・固定の仕方は記載なし) | 傘型・10本骨 |
| ルームミラー周り | ルームミラーの後ろに固定できるとしている | 記載なし | 上部中央に切れ目(バックミラー開き口) |
| 紫外線カット率の記載 | 99.99%(測り方の記載なし) | 記載なし | 99.99%(測り方の記載なし) |
| 収納 | 収納袋付き | 場所を取らないとしている(収納袋は記載なし) | 収納ポーチ付き |
開いてすぐ使いたいなら MegaDefend の傘型、年式の書き方が日本での C117 の期間に重なる品を選びたいなら KOKATO の折り畳み式を勧める。KOKATO の適合は出品者の記載で、MegaDefend は選択肢があるときに Size で C117 を選んでいるかを買う前に確かめる。純正品と書かれた品は、年式・品番・前用か窓用かの記載が無いので、出品者に自分の車の型式・年式で確かめられる人向けだ。
自分の CLA が C117 かを年式と型式で確かめる
日本では2013年7月に発表、2019年8月に次の世代
初代 CLA クラス(4ドアクーペ)は、日本では2013年7月24日に発表された。発表時のグレードは CLA 180(ターボ付き1.6リッター)、CLA 250(ターボ付き2.0リッター・前輪駆動)、CLA 250 4MATIC、CLA 45 AMG 4MATIC(最高出力360PS のターボ付き2.0リッター)と、300台の限定車 CLA 250 Edition 1。
2019年8月27日には、メルセデス・ベンツ日本がフルモデルチェンジした4ドアクーペの新型 CLA と5ドアの CLA シューティングブレークを発表した。C117 はこの新型の前の世代(初代・2013〜2019年生産)にあたる。
商品名に「2013年7月~2019年8月」とあれば、日本での C117 の発表から次の世代の発表までの期間に重なる。「現行」と書かれていても、C117 は2019年8月に次の世代が発表されているので、自分の車が C117 かどうかは車検証の型式や年式で判断する。
4ドアの C117 と5ドアのシューティングブレーク X117
初代 CLA の型式コードは、4ドア(4ドアクーペとして販売)が C117、5ドアのシューティングブレーク(ワゴン)が X117。シューティングブレークは2015年に CLA の仲間に加わった。並べる3点の商品名にある型式は C117(純正品と書かれた品は W117 と C117 の併記、MegaDefend は「C117クーペ」)で、3点とも商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも X117 の記載は無い。
A クラス・B クラス用で代わりにしない
C117 は A クラス(W176)と B クラス(W246)のプラットフォームをもとにしているが、フロントガラスの形と大きさが同じかどうかは確かめていない。A クラスや B クラス用として売られているサンシェードを C117 用の代わりにせず、商品名に C117 と書かれた物を選ぶ。
C117 用サンシェードの選び方
選ぶ順は、①商品名に C117 と書かれているか(CLA の別の世代や、ほかの車種の品ではないか)、②年式の書き方が自分の車に重なるか、③傘型か折り畳み式か、④ルームミラーやドライブレコーダーの周りの形、⑤収納袋の有無。記載の無い事柄は、買う前に出品者に確かめる。
傘型か折り畳み式かは広げる手間としまう場所で決める
傘型の MegaDefend は、販売ページの商品説明で開くだけで使えるとしている。折り畳み式の KOKATO は、サンバイザーで固定するとしている。買い物などで止めるたびに付け外しするなら傘型、広げて押さえる手順を苦にしないなら折り畳み式でもよい。
ルームミラー周りと収納袋を見る
ルームミラーの周りにドライブレコーダーを付けているなら、ミラー周りの形を商品説明に書いている品から選ぶ。走る前に外したサンシェードの置き場所も考え、収納袋の有無を見ておく。
紫外線カット率の数字は決め手にしない
JAF の日焼けのテスト(2018年4月)では、フロントガラスはオープンカーを除いて紫外線強度の数値が1桁以下で、合わせガラスとフィルムの UV カット機能によるものとしている。UV カット機能のないガラスの車で乗っている間に使う日焼け対策グッズとしては、サンシェードは後部座席のみ、フィルムと液剤は前席でも使えるとしている。同じ車種でも年式・グレードで装着されるガラスが異なる場合があり、JAF は自分の車のガラスを確かめた対策を勧めている。2点が書く99.99%は出品者の記載で、測り方の記載は無いので、数字より型式の表記と形で選ぶほうが外れにくい。
KOKATO の折り畳み式(2013年7月~2019年8月の表記)
KOKATO のサンシェードは、商品名に「メルセデス・ベンツ CLAクラス C117 2013年7月~2019年8月 車種専用設計」とあり、販売ページの商品説明でも「CLAクラス C117 に適合」「車種専用設計」としている。適合は出品者の記載で、メーカーの適合表では確かめていない。
販売ページの商品説明では、サンバイザーで固定し、ルームミラーの後ろに固定できるとしている。商品名と箇条書きのどちらにも、貼り付けや工具の記載は無い。生地は高密度生地に多数層のチタンシルバーコーティングを施したもので、紫外線カット率は99.99%、収納袋付きで折り畳んでコンパクトにしまえるとしている。
年式の書き方が日本での C117 の期間と重なるので、型式と年式の表記で選びたい人はこれを第一候補にするとよい。
KOKATO CLAクラス C117 専用 フロントサンシェード(折り畳み式・収納ポーチ付き)
純正品と書かれた品は型式の書き方が食い違う
商品名は「ベンツ W117 C117 CLAクラス サンシェード 日除け/純正品」だが、販売ページの商品説明の箇条書きでは「W117 CLAクラス」とだけ書き、C117 の字は無い。箇条書きの「対応車種 年式」の行は中身が空で、年式の範囲は商品名にも箇条書きにも書かれていない。純正の品番も書かれていない。型式の書き方が食い違うので、どちらかに決めて読まず、買う前に出品者に自分の車の型式・年式で確かめる。
販売ページの商品説明では、簡単な取付で日光をシャットアウトでき、場所を取らずに保管しやすい折りたたみ式で、専用設計の純正品としている。純正品という点は出品者の記載で、メルセデス・ベンツの資料では確かめていない。
フロントガラス用か窓用か、固定の仕方(サンバイザーで押さえるか等)、ルームミラー周りの形、紫外線カット率、収納袋の有無は、商品名と箇条書きのどちらにも記載が無い。純正品と書かれていることを重く見る人が、出品者に確かめたうえで選ぶ品だ。
ベンツ W117 C117 CLAクラス サンシェード(純正品と記載)
MegaDefend の傘型は開くだけで使える
MegaDefend の傘型サンシェードは、商品名に「メルセデスベンツCLAクラス 初代 C117クーペ 2013.7~現行」「(Size : CLAクラス C117)」とあり、販売ページの商品説明にも「CLAクラス 初代 C117クーペ 2013年7月-現行」と書かれている。
販売ページの商品説明では、傘のように開くだけで使え、上部中央の切れ目でバックミラーやドライブレコーダーに干渉しない、外側はチタンシルバーコーティングで紫外線カット率99.99%、閉じると収納バッグに入れてドアのサイドポケットやグローブボックスにもしまえるとしている。商品名では10本骨・バックミラー開き口・収納ポーチ付き。ドライブレコーダーを付けていて手早く使いたい人は、まずこれから見るとよい。
MegaDefend CLAクラス C117 用 傘型サンシェード(10本骨・収納ポーチ付き)
買う前に確かめる3つのこと
- 「現行」は出品者の記載。日本では2019年8月27日にフルモデルチェンジした新型 CLA が発表されており、C117 は今の型ではない。
- 商品名に Size の書き方があるので、選択肢があるときは C117 を選んでいるかを確かめる。
- 断熱材の層の数は、商品名では「10層断熱素材」、商品説明では「11層のナノ高分子断熱材」と食い違う。層の数で選ばない。
サンシェードでできること・できないこと
JAF のユーザーテスト(2012年8月・晴れ・気温35度・正午から4時間・ミニバン5台・開始時の室温25℃)では、次の結果が出ている。テストの車はミニバンで、CLAクラス C117 で測った値ではないので、この車種の温度の目安にはしない。
| 条件 | 車内最高温度 | ダッシュボード最高温度 |
|---|---|---|
| 対策なし(黒) | 57℃ | 79℃ |
| 対策なし(白) | 52℃ | 74℃ |
| サンシェード装着 | 50℃ | 52℃ |
| 窓開け(3cm) | 45℃ | 75℃ |
| エアコン作動 | 27℃ | 61℃ |
下がるのはダッシュボード、車内温度の抑制は限られる
JAF は、サンシェードは直射日光を遮る効果はあるが車内温度の抑制効果は限定的で、サンシェードや窓開けでも人や動物が耐えられない温度になるとしている。エアコンを止めてから15分ほどで熱中症指数が危険レベルに達したため、短い時間でも子どもや高齢者を車内に残さない。
乗る前と離れる前の注意
JAF のテストでは、ダッシュボードは車内温度よりさらに高温になり、スマートフォンは高温で一時的に使えなくなり、使い捨てライターは2〜3時間でケースに亀裂が入ってガスが抜けた。JAF のクルマ何でも質問箱でも、ハンドルが高温になりやすいのでやけどに注意し、炎天下の車に乗る前は窓やドアを開けて換気し、可燃性の高い危険物を車内に置かないよう勧めている。
フロント用は駐車中だけ使い、走る前に外す
JAF Mate の交通ルールのクイズでは、運転中に助手席の窓にサンシェードを付けるのは違反とし、根拠に道路交通法第55条第2項(運転者の視野やハンドルなどの操作を妨げる状態での運転の禁止)と道路運送車両の保安基準第29条第3項を挙げている。フロントガラスと運転席・助手席の側面ガラスは可視光線透過率70%以上が必要で、これらの窓にサンシェードやカーテンを付けて走ると違反になる。後席の側面窓は禁止されていないが、誰も座っていなければ走行中は外すことを勧めている。
国土交通省は不正改造の具体例として、前面ガラスと運転席・助手席の側面ガラスへの、可視光線透過率70%未満の着色フィルム等の貼り付けを禁止している(道路運送車両の保安基準第29条)。運転者の視野を妨げ、周りの交通状況を確かめにくくなるからだ。
フロント用のサンシェードは駐車中に使い、走り出す前に外してたたむ。傘型でも折り畳み式でも、外した後にすぐしまえる場所を決めておくと付けたまま走り出すことを防げる。
よくある質問
シューティングブレーク(X117)にも使える?
並べた3点は、どれも商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも X117 の記載が無い。シューティングブレークに乗っているなら、買う前に出品者に適合を確かめる。
純正品と書かれた品は年式を確かめられる?
商品名にも箇条書きにも年式の範囲は書かれておらず、「対応車種 年式」の行は空。純正の品番も書かれていないので、出品者に自分の車の型式・年式を伝えて確かめるしかない。
走行中も付けたままでいい?
フロントガラスと運転席・助手席の側面ガラスに付けたまま走ると違反になる。駐車中だけ使い、走る前に外す(決まりの詳しい中身は上の節を参照)。
サンシェードを付ければ子どもを車内に残しても大丈夫?
大丈夫ではない。JAF のテストでは、サンシェードを付けても車内温度の抑制は限られ、エアコンを止めて15分ほどで熱中症指数が危険レベルに達している。
まとめ
- まず実車で、自分の CLA が4ドアか5ドアのシューティングブレークかを見て、ルームミラーの周りにドライブレコーダーなどが付いているかも確かめる。
- 次に車検証の型式・年式で C117 かを確かめ、商品名に C117 と書かれた品から選ぶ。シューティングブレークなら、3点とも商品名と箇条書きに X117 の記載が無いので出品者に適合を確かめる。
- 開いてすぐ使いたいなら MegaDefend の傘型(選択肢があるときは Size で C117 を選んでいるかを確かめる)、年式の書き方が日本での C117 の期間に重なる品なら KOKATO の折り畳み式(適合は出品者の記載)。純正品と書かれた品は、年式・品番・前用か窓用かの記載が無いので出品者に確かめてから選ぶ。
- サンシェードは駐車中だけ使い、走る前に外す。
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