Cクラス W205 サンシェード比較|純正表記2点と専用品1点

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W205世代のCクラスに合うフロント用サンシェードは、乗っている車のボディと世代で候補が分かれる。セダンかステーションワゴンか、クーペ・カブリオレではないか、後継のW206ではないかを先に確かめれば、選ぶ道筋ははっきりする。販売中の候補は、商品名に純正と書くセダン/ワゴン用の2点と、W205の車種専用設計と書くKOKATOの1点だ。ただし純正フロントサンシェードは型式とボディの組み合わせが一般の呼び分けと逆に書かれ、純正品表記のフロントスクリーン用は年式の範囲の記載が無く、KOKATOはセダンかステーションワゴンかの別の記載が無いので、適合は買う前に自分の車と照らして確かめる。

目次

W205用サンシェード3点の早見表と選ぶ軸

3点の販売ページの商品名と商品説明の箇条書きの字を、そのまま並べた。数値はどれも出品者の記載だ。

商品 型式・ボディの書き方 固定の仕方の説明 収納 素材・紫外線の表記
純正フロントサンシェード(セダン/ワゴン表記) 「セダン/ワゴン (S205 / W205)」(組み合わせは一般の呼び分けと逆) 記載が無い 収納袋付き 記載が無い
純正品表記のフロントスクリーン用 「W205 S205」「セダン ワゴン」。年式の範囲は書かれていない 記載が無い 折りたたみ式 記載が無い
KOKATO 車種専用設計 「W205」と「2014年7月~2022年11月」。ボディの別は書かれていない サンバイザーで固定・ルームミラーの後ろに固定 折り畳み式・収納ポーチ付き 高密度生地・紫外線カット率99.99%

選ぶ軸は2つある。フロントガラスの形の合いを重く見るなら、商品名に純正と書くセダン/ワゴン用の2点。素材・紫外線の表記や固定の仕方の説明を重く見るなら、W205の車種専用設計と書くKOKATO。どちらを選ぶにしても、買う前に自分の車のボディと年式を商品の適合の書き方と照らす(商品ごとの確かめどころは後の節に書いた)。

まず自分のCクラスがW205世代のどのボディかを確かめる

セダンとステーションワゴンの呼び分け

W205世代のCクラスは、ボディごとに型式の呼び名が分かれている。セダンがW205、ステーションワゴン(エステート)がS205、クーペがC205、カブリオレがA205だ。先代はW204になる。

日本では2014年7月11日にセダン(W205型)が発表され、同じ日に発売された。7年ぶりのフルモデルチェンジで、発売時のグレードはC 180・C 180 アバンギャルド・C 200 アバンギャルド・C 250 スポーツ。ステーションワゴンは2014年10月1日に予約受付を始めた。W205世代の主な生産期間は2014年2月から2021年6月までで、2018年に改良型が出ている。

クーペとカブリオレのサンシェードは、それぞれ別の記事で扱っている。

W206との境目

後継のW206型(セダン)・S206型(ステーションワゴン)は、2021年6月29日にメルセデス・ベンツ日本が発表し、同年7月下旬から先行予約を受け付けた。W206はW205とは別の世代なので、その後に買った新車ならW206の場合がある。

年式だけで選ばず、車検証や購入時の書類で、W205世代か、セダンかステーションワゴンか、クーペ・カブリオレではないかを確かめてから、商品の適合の書き方と照らす。 書き方に迷ったら、出品者に自分の車のボディと年式を伝えて確かめればよい。

サンシェードで大きく下がるのはダッシュボードの温度

JAFのユーザーテストによると、2012年8月22日・23日に埼玉県戸田市の駐車場で、晴れ・気温35度の中、正午から4時間、駐車条件の違うミニバン5台の車内温度を測った。結果は次のとおりだ。

駐車条件 車内最高温度 ダッシュボード最高温度
対策なし(黒) 57℃ 79℃
対策なし(白) 52℃ 74℃
サンシェード装着 50℃ 52℃
窓開け3cm 45℃ 75℃
エアコン作動 27℃ 61℃

サンシェード装着車は対策なし(黒)と比べて、車内最高温度は7℃低いだけだったが、ダッシュボード最高温度は27℃低かった。サンシェードの役目は、車内の空気を冷やすことより、ダッシュボードに当たる日差しを遮ることにある。これはミニバンでの測定で、W205で測った値ではない。

JAFの解説でも、外気温35℃の8月の晴天でフロントガラス全面をサンシェードで覆うと直射日光は遮られるが、15時の時点で車内は約50℃に達し、温度を抑える効果はあまり期待できないとしている。

W205用サンシェードの選び方

純正表記か車種専用の社外品か

純正と書く2点(純正フロントサンシェード〈セダン/ワゴン表記〉と、純正品表記のフロントスクリーン用)は、別々の出品者が売る別の出品だ。2点が同じ品番・同じ物かどうかは、商品名と商品説明の箇条書きからは分からない。もう1つの候補は、W205の車種専用設計と書く社外品のKOKATOになる。

適合の書き方

ボディと年式の書き方は3点でそろっていない。純正フロントサンシェードは型式とボディを並べて書くが、組み合わせが一般の呼び分けと逆になっている。純正品表記のフロントスクリーン用は年式の範囲を書かず、KOKATOは年式の範囲を書くがボディの別を書かない。自分の車の型式・ボディ・年式と、商品ごとの書き方を照らす作業は省かない。

固定の仕方と収納

固定の仕方を具体的に書いているのはKOKATOだけで、サンバイザーで固定し、ルームミラーの後ろに固定できると書く。純正表記の2点は「簡単な取付」「フロント・ウインドーに簡単に取り付けが可能」と書くだけで、どう固定するかは商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無い。収納は3点とも書いており、中身は早見表のとおりだ。

素材と紫外線の表記

素材と紫外線カット率の数値を書いているのはKOKATOだけだ。純正表記の2点は、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも、素材や遮光・断熱・紫外線の数値の記載が無い。

W205用サンシェード3点を1つずつ見る

純正フロントサンシェード(セダン/ワゴン表記)

商品名は「【メルセデス・ベンツ アクセサリー】純正 フロントサンシェード Cクラス セダン/ワゴン (S205 / W205)」。販売ページの商品説明では、メルセデス・ベンツの純正アクセサリーで、フロント・ウインドーに簡単に取り付けができ、ジャストフィットは純正品ならでは、と書く。収納袋付きで、袋に入れるとコンパクトになり収納時に場所をとらない、とも書く。写真の取付車両は実際と異なる場合がある、との断り書きもある。

買う前に確かめたいのは適合の書き方だ。商品説明の箇条書きは適合車種を「Cクラス セダン S205/Cクラス ワゴン W205」と書き、「必ず適合車種をご確認下さい」と添えている。一般の呼び分け(セダン=W205、ステーションワゴン=S205)とは組み合わせが逆で、書き間違いかどうかは記載からは分からない。買う前に出品者へ自分の車のボディと型式を伝えて確かめる。

メルセデス・ベンツ 純正 フロントサンシェード Cクラス セダン/ワゴン

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純正品表記のフロントスクリーン用

商品名は「ベンツ W205 S205 Cクラス サンシェード 日除け/純正品 正規品 フロントスクリーン セダン ワゴン」で、ブランドの表記はMercedes-Benz。販売ページの商品説明では、W205 Cクラス用の純正品で、簡単な取付で日光をシャットアウトし、場所を取らずに保管しやすい折りたたみ式、専用設計の純正品、と書く。

商品説明の箇条書きには「対応車種 年式」という項目名だけがあり、その中身(対応する年式の範囲)の記載が無い。商品名にも年式の範囲は書かれておらず、改良型(2018年)の前後で違いがあるかどうかも書かれていない。年式は出品者に確かめる。

ベンツ W205 S205 Cクラス 純正品 フロントスクリーン サンシェード

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KOKATO 車種専用設計(W205表記)

商品名は「KOKATO メルセデス・ベンツ Cクラス W205 2014年7月~2022年11月 車種専用設計 サンシェード 車 フロント」で、折り畳み式・収納ポーチ付き・取付簡単と書く。販売ページの商品説明では、Cクラス W205 に適合する車種専用設計で、高密度生地に多数層のチタンシルバーコーティングを施し紫外線カット率は99.99%、駐車時のハンドル焼けやダッシュボードなど樹脂部分の日焼けを防ぐ、と書く。サンバイザーで固定でき、ルームミラーの後ろに固定できる、収納袋があり折り畳みでコンパクトに収納できる、とも書く。

商品名の「2014年7月~2022年11月」は出品者の記載の年式の範囲で、W205世代の主な生産期間(2014年2月〜2021年6月)や後継W206の日本発表(2021年6月29日)とどう対応するかは書かれていない。商品名と箇条書きのどちらにも、セダンかステーションワゴンかの別の記載は無い。紫外線カット率99.99%も出品者の記載で、測り方の条件は書かれていない。

KOKATO Cクラス W205 車種専用設計 フロントサンシェード

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運転中は外すのが決まり

道路交通法第55条第2項は、運転者の視野やハンドルなどの操作を妨げる乗せ方・積み方を禁じている。JAF Mateの解説(弁護士監修)では、運転中に運転席や助手席の窓へサンシェードを付けるのは視界を妨げるので違反で、反則金と違反点数1点の対象になる。「付けてはいけないのは正面の窓だけ」という考えも誤りとしている。

後部座席の窓にサンシェードを付けることは禁止されていない。ただし後方の確認の妨げになるので、同乗者がいなければ運転中は外すのが望ましい、と同じ解説は勧める。同乗者の日よけには、アームカバーやストールなどサンシェード以外の対策を挙げている。

フロントガラス用のサンシェードは駐車中に使う物だ。走り出す前に外し、収納袋や折りたたんだ状態で、助手席の足元やシートの後ろなど運転の邪魔にならない所へしまう。

サンシェードを付けても車内は高温になる

JAFはこのテストのまとめで、サンシェードや窓開けの対策をしていても温度を抑える効果は低く、人や動物が耐えられない温度になり、車内温度の上昇を防ぐことはできない、としている。JAFの解説では、エアコンを動かしていてもエンジンが止まればエアコンも止まり、停止から5分で約5℃上がった。サンシェードを付けていても、子どもや高齢者、動物を車内に残さない。

ダッシュボードに物を置くのも避ける。同じ解説では、炎天下でダッシュボードに置いたスマートフォンは高温注意の表示が出て一部の機能を除き使えなくなり、使い捨てライターは2〜3時間でケースに亀裂が入りガスが抜けた。可燃性の高い物は車内に置いたままにせず、日なたに止めた車に乗るときは窓やドアを開けて換気し、熱くなったハンドルでのやけどに気をつける。

よくある質問

クーペ C205・カブリオレ A205 に使える?

3点とも、クーペ・カブリオレに使えるという記載は無い。純正と書く2点は商品名に「セダン」「ワゴン」と書いてクーペ・カブリオレを書いておらず、KOKATOは「Cクラス W205」とだけ書いている。クーペとカブリオレは、上で案内したそれぞれの記事で候補を探してほしい。

ステーションワゴン S205 に使える?

商品名でS205とワゴンを挙げているのは、純正と書く2点だ。ただし純正フロントサンシェードは型式とボディの組み合わせが一般の呼び分けと逆に書かれているので、出品者に確かめる。KOKATOは商品名と箇条書きのどちらにも、セダンかステーションワゴンかの別の記載は無い。ステーションワゴンで使えるかは、買う前に出品者に確かめる。

紫外線対策としての効き目は?

JAFのユーザーテストでは(2018年4月)、フロントガラスはフィルムを挟んだ合わせガラスでUVカットの働きがあり、オープンカー以外はすべて紫外線の強さが1桁以下と低かった。UVカットの無いクリアガラスの前席・リアの窓では1,000(μW/㎠)を超えた。同じ車種でも年式やグレードでガラスが違う場合があるとしており、W205のガラスを測った値ではない。

フロント用サンシェードの紫外線の表記は、駐車中にダッシュボードやハンドルの日焼けを防ぐ目安として読む。KOKATOの紫外線カット率99.99%は出品者の記載で、測り方の条件は書かれていない。走行中の腕などの日焼けには、アームカバーなどサンシェード以外の対策を使う。

窓のフィルムとどう違う?

JAFの解説では、窓のフィルムは道路運送車両の保安基準第29条で、フロントガラスと運転席・助手席の窓は可視光線透過率70%以上が要る。フィルム単体で70%以上でも、もともと色の付いた窓に貼ると全体で70%を下回ることがある。後席とリアの窓はこの決まりの対象外だ。走行中も付けたままのフィルムと、駐車中だけ使うサンシェードは使い方が違う。

まとめ

まず車検証や購入時の書類で、乗っているCクラスがW205世代か(2021年6月29日の日本発表の後の新車はW206の場合がある)、セダンかステーションワゴンか、クーペ・カブリオレではないかを確かめ、商品の適合の書き方と照らす。

そのうえで、フロントガラスの形の合いを重く見るなら商品名に純正と書くセダン/ワゴン用の2点、素材・紫外線の表記や固定の仕方の説明を重く見るならW205の車種専用設計と書くKOKATOを選ぶ。純正フロントサンシェードは型式とボディの組み合わせが逆に書かれており、純正品表記のフロントスクリーン用は年式の範囲の記載が無く、KOKATOはボディの別の記載が無いので、どれも買う前に出品者に確かめる。

使うのは駐車中だけで、走り出す前に外してしまう。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、車種ごとの記事と、車種を横断した早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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