スクラムワゴン DG64W カスタムパーツは年式とルーフで選ぶ

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スクラムワゴン DG64W のカスタムパーツ探しでよくある見落としは、エブリイワゴン用として並ぶ商品を、適合の欄に DG64W の記載があるかを見ないまま選んでしまうことだ。記載が無い商品は、DG64W への適合が確かめられていない。DG64W のパーツ選びは、型式の記載・年式の区切り・グレードとルーフの高さを、商品の適合の欄と照らすところから始める。

目次

DG64W のカスタムパーツは3つの条件で選ぶ

社外のカスタムパーツは、商品の適合の欄を、型式 DG64W の記載・年式の区切り・グレードとルーフの高さの3つと照らして選ぶ。それぞれを見る理由は次のとおりだ。

  • 型式: エブリイワゴン DA64W 用の商品や、次の世代 DG17W と並べて書かれた商品がある。DG64W の記載があるかを見る。
  • 年式: 2005年9月〜2015年2月の世代の途中、2007年7月と2010年5月に改良があり、前席シートの座面や、上級グレードのグリルのデザインなどが変わった。
  • グレードとルーフ: 車選びドットコムの新車カタログでは、DG64W の全高がグレードで 1,880mm と 1,795mm の2種類掲載されている。

このほか、駆動やタイヤサイズの限りと、取り付け方も見ておきたい。記載が無い商品や判断に迷う商品は、購入前に販売元へ型式・年式・グレードを伝えて問い合わせるのが近道だ。

DG64W はどんな車か

生産時期と型式

カーセンサーの車種カタログでは、DG64W の世代は「2005年9月~2015年2月生産モデル」とされている。車選びドットコムの新車カタログでは「2005年9月〜2015年2月販売終了」で、モデルイヤーは2005年9月・2007年7月・2010年5月の3つ、型式の表記は「ABA-DG64W」だ。

その後、マツダは2015年3月5日にスクラムワゴンをフルモデルチェンジして発売した(マツダのニュースリリース)。車選びドットコムの新車カタログでは、2015年3月からのモデルの型式は「ABA-DG17W」で、DG17W は DG64W とは別の型式だ。

元の車はエブリイワゴン DA64W

カーセンサーの車種カタログは、2005年9月~2015年2月生産のスクラムワゴンを「スズキのエブリイワゴンをマツダが販売するOEM車」と説明している。同じ時期のエブリイワゴンの型式は DA64W で、中古車のガリバーの車種カタログでは型式「ABA-DA64W」、世代の掲載期間は2005年8月〜2015年2月となっている。ただ、OEM 車であることは確かめられていても、個々の部品が共通かどうかは確かめられていない。

主な仕様

カーセンサーの車種カタログでは、この世代について「2WDとフルタイムまたはパートタイム4WDの駆動方式を設定」「エンジンは直3のNAまたはターボを搭載」と説明されている。中古車のガリバーの車種カタログで確かめたターボのグレード(PZ ターボ・PX ターボ・PZ ターボ スペシャルパッケージ)のページは、どれも次のとおりだ。

項目 ターボの3グレードのページの掲載
エンジン型式 K6A(水冷直列3気筒DOHC12バルブICターボ)
トランスミッション 4AT
定員 4名
全長×全幅 3,395mm×1,475mm
駆動形式 FR と FULL4WD の掲載がある

ターボの付かないグレードの仕様は確かめられていない。駆動やグレードで限りのあるパーツを選ぶ前に、自分の車がどれに当たるかを押さえておこう。

ルーフの高さは2種類。天井まわりはグレードと照らす

車選びドットコムの新車カタログでは、DG64W の全高はグレードで2種類ある。PX ターボ・PX ハイルーフなど PX の付くグレードが 1,880mm、PZ ターボ・PZ ターボ スペシャルパッケージなど PZ の付くグレードが 1,795mm で、2005年9月・2007年7月・2010年5月の各モデルにこの掲載がある。カーセンサーも「標準ルーフとハイルーフが用意され」と説明していて、グレード名には「660 PXターボ ハイルーフ」「660 PZターボ ロールーフ」のような表記がある。

ルームランプやルーフキャリアのように天井やルーフに関わるパーツは、商品の適合の欄にハイルーフ・標準ルーフ(ロールーフ)やグレードの限りが書かれていないかを見て、自分の車のグレードと照らす。カタログで確かめられるのは掲載の全高とグレード名の表記の例までで、全グレードの対応は確かめられていない。グレード名だけでルーフの高さを決めつけず、わからないときは販売店に車台番号を伝えて確かめる。

2007年7月・2010年5月の改良で分かれるパーツ

カーセンサーの車種カタログでは、2007年7月の改良で「前席シートの座面を改良、座り心地を向上させた」とされ、上級グレードはグリルのデザインとシートの色も変わった。2010年5月の改良では、上級グレードの外観のデザインと内装のシート表皮が見直されている。2014年4月の変更は「消費税の変更により価格を修正」で、車の仕様の変更ではない。

シートカバーのようにシートに合わせて作るパーツや、グリルまわりの外装パーツは、商品の適合の欄の年式の区切り(年月)を自分の車の年式と照らす。車検証の初度登録年月が手がかりになるが、改良の境目に近い車や、年式の区切りが書かれていない商品は、販売店や販売元に車台番号を伝えて確かめる。

ホイール・タイヤは元のサイズを確かめてから

中古車のガリバーの車種カタログでは、標準のタイヤサイズがグレードで違う。

グレード(ガリバーの掲載期間) 標準のタイヤサイズ(前後とも)
PZ ターボ(2010年5月〜2014年4月・2014年4月〜2015年3月) 155/70R13 75S
PX ターボ(2010年5月〜2014年4月) 155/70R13 75S
PZ ターボ スペシャルパッケージ(2005年9月〜2006年3月・2010年5月〜2014年4月) 165/60R14 75H

ターボの付かないグレードのタイヤサイズは確かめられていない。表のグレードの間でも元のサイズが 13 インチと 14 インチに分かれるので、ホイールやタイヤを替える前に、自分の車のグレードと、今付いているタイヤの側面のサイズの表示を確かめる。サイズを変えるときは、タイヤ店や販売店に車に合うかを相談しよう。

エブリイワゴン用・DG17W 用と並ぶ商品の見分け方

エブリイワゴン DA64W 用の商品

エブリイワゴン DA64W 用として売られている社外品は、商品の適合の欄に DG64W(スクラムワゴン)の記載があるかを確かめる。元の車が同じ OEM 車でも、DG64W の記載が無い商品は DG64W への適合が確かめられていないので、購入前に販売元へ型式・年式・グレードを伝えて問い合わせる。

DG17W と並べて書かれた商品

DG17W は2015年3月からの別の世代だ。商品名に DG17W と DG64W が並んで書かれていても、商品の適合の欄で DG64W のどの年式・グレードが対象かを確かめる。DG17W 用とだけ書かれた商品は DG64W に使わない。

次の世代 DG17W の記事は別にまとめている。

分野別のカスタムパーツと確かめどころ

分野ごとに照らす条件が違う。取り付け方も、貼る・敷く・差し替えるだけで済むものと、内張りを外したり配線をつないだりする作業が要るものに分かれる。商品説明で取り付け方を確かめ、配線の作業に自信がなければ販売店や整備工場に頼もう。元に戻せるか(はがせる・外せる)も選ぶときの目安になる。

室内のパーツ

フロアマット・ラゲッジマット・ステップマット・シートカバー・ルームランプが主な分野だ。シートカバーは年式の区切りを、ルームランプは天井に関わるパーツなのでルーフの高さとグレードの限りを照らす。エアコンフィルターの型番は別の記事にまとめている。

外装のパーツ

ドアハンドルカバー・グリルまわり・デイライトなどがある。グリルまわりは年式の区切りを、ルーフキャリアはルーフの高さとグレードの限りを、デイライトは車検の基準を確かめる。

足まわりのパーツ

ホイールとタイヤは、グレードごとの元のタイヤサイズから選ぶ。駆動(2WD・4WD)の限りが適合の欄に書かれていないかも見ておく。

窓まわりのパーツ

フィルムとサンシェードがある。フィルムは前の3つの窓の基準を次の節で確かめてほしい。サンシェードの選び方は別の記事にまとめている。

窓のフィルムとライト類は基準を確かめる

国土交通省に取材した報道(くるまのニュース、2023年6月)によると、フロントガラスと運転席・助手席の窓ガラスにフィルムを貼る場合は、運転者が交通状況を確認するために必要な視野の範囲の可視光線の透過率が 70% 以上でなければならない。透過率 70% 以上とされるフィルムでも、ガラス自体のわずかな着色と合わせると 70% を下回る可能性がある。前の3つの窓に貼るなら、フィルム単体の表示だけで決めず、施工を頼む店に、貼った後の状態で基準を満たすかを確かめてもらう。

ヘッドランプ・ポジションランプ・ナンバー灯・デイライトなど、車の外に向くライト類の色や明るさを変えるカスタムは車検の基準に関わる。商品説明に車検対応の記載があるか、どの位置のランプ用かを確かめ、迷ったら整備工場や販売店に確かめてから付ける。

買う前に確かめる5つの手順

  1. 車検証で型式(DG64W)と初度登録年月を確かめる。
  2. グレード(PX・PZ・スペシャルパッケージなど)とルーフの高さを確かめる。わからなければ販売店に車台番号を伝えて確かめる。
  3. 商品の適合の欄で、型式・年式の区切り・グレードやルーフの限りを照らす。
  4. エブリイワゴン DA64W 用の商品や、DG17W と並べて書かれた商品は、DG64W の記載があるかを確かめる。
  5. 迷ったら購入前に販売元へ型式・年式・グレードを伝えて問い合わせる。

駆動やタイヤサイズの限り、取り付け方は、3の段階で一緒に見ておくと手戻りが無い。

よくある質問

エブリイワゴン用のカスタムパーツは DG64W に使える?

商品の適合の欄に DG64W(スクラムワゴン)の記載があるかで分かれる。OEM 車であっても個々の部品が共通かどうかは確かめられておらず、DG64W の記載が無い商品は DG64W への適合が確かめられていない。購入前に販売元へ型式・年式・グレードを伝えて問い合わせよう。

DG17W 用と書かれたパーツは使える?

DG17W 用とだけ書かれた商品は DG64W に使わない。DG17W は2015年3月からの別の世代だ。DG64W と並べて書かれた商品なら、適合の欄で DG64W のどの年式・グレードが対象かを確かめる。

自分の車のルーフの高さはどう確かめる?

ルーフの節に挙げたカタログの全高とグレード名の表記は手がかりになるが、全グレードの対応までは確かめられていない。グレード名だけで決めつけず、わからないときは販売店に車台番号を伝えて確かめる。

運転席や助手席の窓にフィルムを貼ってもいい?

貼るなら、国土交通省に取材した報道で示された、フロントガラスと運転席・助手席の可視光線の透過率 70% 以上の基準を満たす必要がある。フィルム単体の表示だけで決めず、貼った後の状態で基準を満たすかを施工の店に確かめてもらう。

ホイールを替えるときの元のタイヤサイズは?

グレードで違う。中古車のガリバーの車種カタログに掲載されたターボのグレードでは、155/70R13 75S(13 インチ)と 165/60R14 75H(14 インチ)に分かれ、グレードと掲載期間はホイール・タイヤの節の表のとおりだ。ターボの付かないグレードは確かめられていないので、今付いているタイヤの側面の表示を見るのが確実だ。

まとめ

確認が要るときは、まず車検証で型式と初度登録年月を確認する。そのうえで商品の適合の欄を、型式 DG64W(スクラムワゴン)の記載、2007年7月・2010年5月の改良の前後の年式の区切り、グレードとルーフの高さ(ハイルーフ・標準ルーフ)の限り、駆動(2WD・4WD)やタイヤサイズの限り、取り付け方と元に戻せるか、の5点で照らす。DG64W の記載が無い商品は、購入前に販売元へ型式・年式・グレードを伝えて問い合わせる。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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