2005年9月~2015年3月のスクラムワゴン DG64W のエアコンフィルターは、デンソーの適合品番検索では標準品が DCC7004、上位品のプレミアムが DCP7004 で、純正品番の欄は 1A00-76-739 だ。通販の商品名にはエブリイやスクラムバンの型式、別の品番が並ぶが、最後はこの品番と年式で照らせば迷わない。においが気になるなら脱臭の機能がある物を選び、買う前にグローブボックスの奥に今のフィルターが付いているかを見ておく。
DG64W のエアコンフィルターの型番一覧
デンソーの適合品番検索では、マツダ スクラムワゴン DG64(年式 2005年9月~2015年3月)の行に、次の型番が載っている。
| 種類 | 適合型式 | 適合品番 | デンソーの表の行 |
|---|---|---|---|
| クリーンエアフィルター(標準品) | DCC7004 | 014535-1970 | スクラムワゴン DG64(2005年9月~2015年3月・全車) |
| クリーンエアフィルタープレミアム | DCP7004 | 014535-3850 | スクラムワゴン DG64(2005年9月~2015年3月・全車) |
| 純正品番の欄 | 1A00-76-739 | — | スクラムワゴン DG64(2005年9月~2015年3月・全車) |
純正品番の欄に載っているのは 1A00-76-739 の 1 件だけで、括弧書きの区分は付いていない。適合グレードは「全車」で、DCC7004 と DCP7004 のどちらもグレード別の行に分かれていない。
デンソーの表は、注記のとおり車両型式の末尾のアルファベットを省いて載せている。車検証の型式が DG64W なら、スクラムワゴンの表の「DG64」の行で照らせばよい。
型式と年式で自分の車の世代を見分ける
デンソーの適合品番検索では、スクラムワゴンの適合は型式と年式で 4 つの行に分かれている(いずれもグレード全車)。
| 年式 | 型式(デンソーの表の書き方) |
|---|---|
| 2022年4月~ | DG17 |
| 2015年3月~2022年4月 | DG17 |
| 2005年9月~2015年3月 | DG64 |
| 1999年12月~2005年9月 | DG52・62 |
DG64W の適合を受け持つのは、2005年9月~2015年3月の DG64 の行だ。同じ車名でも型式ごとにページが分かれていて、2015年3月や2005年9月のように境目の月は前後の行の両方に出てくる。年式だけで決めず、車検証の型式と年式の両方が合う物を選ぶ。
純正品番 1A00-76-739 とエブリイ DA64 の番号の関係
デンソーの適合品番検索のエブリイの欄では、エブリイ DA64(2005年8月~2015年2月・全車)にもスクラムワゴン DG64 と同じ DCC7004(014535-1970)と DCP7004(014535-3850)が載っている。
ただし純正品番の欄は番号が違う。
| デンソーの表の行 | 純正品番の欄 |
|---|---|
| マツダ スクラムワゴン DG64 | 1A00-76-739 |
| スズキ エブリイ DA64 | 95861-68H00(標準)、99000-990C5-A00(DOP) |
通販では、商品名に「対応品番 99000-990C5-A00」と書く商品がある(出品者の記載)。この番号はデンソーの検索ではエブリイ DA64 の行に(DOP)として載っている番号で、スクラムワゴン DG64 の行の純正品番の欄には無い。スクラムワゴンの純正品番として探すなら 1A00-76-739 だ。商品名の番号や車名だけで決めず、デンソーの適合型式・適合品番と年式で照らす。エブリイ用と書かれた商品も同じだ。
なお同じ検索の「エブリイワゴン」の表には DA17 系の行しか無く、DA64 は「エブリイ」の表に載っている。エブリイワゴンのフィルター選びは別の記事にまとめている。
買う前にグローブボックスの奥を見ておく
デンソーの DG64 の行の交換方法の欄では、フィルターはグローブボックス内に取り付けられていて簡単に交換できる(一部車種では道具が必要)とされ、交換難易度は A(道具を使わないもの、または道具を使うが簡単なもの)だ。
気をつけたいのは、元からフィルターが付いているかどうかだ。デンソーの使用上の注意では、販売店オプションのフィルターを装着していない車両は、別売りの車両メーカー別の専用カバー・フィルターケース・補強材が必要になるとされている(メーカーの都合により不要の場合もあり、詳しくは販売店に問い合わせる)。DG64W が新車のときにフィルターを備えていたかどうかは、この調査では確かめていない。
だから注文の前に、グローブボックスの奥に今のフィルター(またはフィルターを入れる枠)が付いているかを一度見ておく。そうすれば、ケースなどの追加の部品が要るかどうかの見当がつく。迷うときは、車検証の型式と年式を持って販売店で確かめる。
標準品とプレミアムの選び方
基準1: 品番と年式で照らす
商品名に車種名や型式がいくつ並んでいても、最後は品番と年式で照らす。DG64W なら、デンソー品では DCC7004(標準)か DCP7004(プレミアム)、純正品番は 1A00-76-739 が照合の手がかりになる。
基準2: 除塵だけか、脱臭などの機能付きか
次に、ほこりや花粉を取る除塵の機能だけの物か、活性炭による脱臭や抗菌・防カビなどの機能が足された物かで選ぶ。エアコンの風のにおいが気になって替えるなら、脱臭の機能がある物を選ぶ。
デンソーの製品ページでは、プレミアムは 2 層の除塵フィルターと帯電不織布ろ材で PM2.5 や花粉をとらえるとしている(0.3μm 未満の微粒子は除去の確認ができていないとの注記あり)。ほかに次の機能がうたわれている。
- 車室内の脱臭
- 黄色の層の抗菌剤による菌の繁殖の抑制
- 防カビ剤と活性炭によるカビの抑制
- 抗ウイルス加工
- スギ花粉・ダニの死骸由来のたんぱく質の作用を 2 時間で 80%以上減らす
標準品と比べた違いはこのページには書かれていないので、ここでは標準品の機能の比較はしない。においの対策が目的なら、脱臭がうたわれている DCP7004 を選ぶ。
活性炭入りを選ぶときの注意
デンソーの使用上の注意では、活性炭の性質上、一度吸着した臭気成分を放出することがあり、ごくまれに異臭を感じる場合があるとされている。脱臭を目当てに選ぶなら、この注意も知っておきたい。
商品名に DG64W とある 2 商品の比べ方
ここではデンソー品とは別に、商品名に DG64W の字がある 2 商品を、販売ページの記載の中身で比べる。
| 項目 | 活性炭入りの単品フィルター | INEX のセット品 AIRF09 |
|---|---|---|
| 中身 | エアコンフィルター単品 | エアコンフィルター+エアクリーナー(1台分セットと記載) |
| 出品者が書いた対象 | DG64W DG64V(年式の幅の記載が無い) | DG64V/DG64W・ターボ含・H17.9-H27.3 |
| 層・活性炭 | 3層構造・活性炭入り(商品名) | 記載が無い |
| 寸法 | 約17mm × 約180mm × 約204mm(出品者の記載) | 記載が無い |
| 商品名の番号 | 対応品番 99000-990C5-A00 | 014535-1970 |
活性炭入りの単品フィルター(3層構造)
販売ページの商品説明では、適合車種を「DG64W DG64V」と記載している(出品者の記載)。年式の幅は、商品名と商品説明のどちらにも書かれていない。2005年9月~2015年3月の DG64W かどうかは、自分の車検証で確かめることになる。
商品名で 3 層構造・活性炭入りとしており、商品説明では寸法を約 17mm × 約 180mm × 約 204mm と記載している(出品者の記載)。2 商品のうち寸法を書いているのはこの商品だけだが、これは出品者がこの商品について書いた寸法だ。取付方法は「グローブボックスを外し純正フィルターと交換するだけ」としたうえで、車種によっては取付位置が異なる場合があり、詳しくは車両付属の整備マニュアルを見るよう注記している。
商品名の「対応品番 99000-990C5-A00」は、前の節で見たとおりデンソーの検索ではエブリイ DA64 の行の番号で、スクラムワゴン DG64 の行の純正品番の欄には載っていない。
スクラムワゴン DG64W 用 エアコンフィルター(3層構造・活性炭入り)
INEX エアコンフィルター+エアクリーナー セット AIRF09
エアコンフィルターとエアクリーナーの組み合わせで、販売ページの商品説明では「エアコンフィルター・エアクリーナー1台分セット」と記載している(出品者の記載)。商品名では「DG64V/DG64W スクラムバン/スクラムワゴン ターボ含 H17.9-H27.3に対応」としている。H17.9-H27.3 は平成17年9月~平成27年3月で、デンソーの DG64 の行の年式(2005年9月~2015年3月)と同じ幅にあたる。
商品名の「014535-1970」は、デンソーの適合品番検索で DG64 用の DCC7004 の適合品番として載っている番号と同じだ。ただし、この商品がデンソー製か、その番号の互換品という意味かは、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも書かれていない。活性炭や層の構造、寸法の記載も無い。商品説明には、車種により表示写真とフィルターの形状が異なるとの注記がある(出品者の記載)。
セットに入るエアクリーナー(エンジンが吸う空気のフィルター)の DG64W への適合は出品者の記載(商品名の「ターボ含」など)だけで、この調査ではメーカーの適合表で確かめていない。デンソーの適合と照らせるのは、エアコンフィルターの側だけだ。
INEX エアコンフィルター+エアクリーナー セット AIRF09(DG64W 対応と記載)
どちらを選ぶか
脱臭のための活性炭入りの単品が欲しいなら単品のフィルター、エアクリーナーも同時に替えたいならセット品、という分け方になる。価格は変わるので、商品リンクの先で確かめてほしい。商用のスクラムバン DG64V の比較は別の記事にある。
交換の時期と手順
交換の目安
デンソーの交換の目安は、走行 10,000km または 1 年に 1 回だ(1 年は 1 日あたりの利用距離から算出した交換推奨の想定期間)。使用上の注意では、粉塵の多い地域(寒冷地等)や交通量の多い地域では早めの交換が効果的で、エアコンの風量が著しく落ちたときは目詰まりが考えられるので早めの点検・交換を勧めている。
デンソーの使用上の注意のとおり、クリーンエアフィルターは使い捨てで、水洗いやエアブローで再使用することはできない。汚れたら新品に替える。
交換の手順
デンソーの使用上の注意に沿うと、作業は次の順になる。
- 平らで安全な場所に車を止め、パーキングブレーキをかける。
- エアコンを内気循環に切り替えてから、キースイッチ(スタータースイッチ)を OFF にし、エンジンが止まった状態で作業する。
- グローブボックス内のフィルターを取り出す。グローブボックスの外し方など、分からない点は車両の取扱説明書を見る。
- 新しいフィルターの表と裏を確かめてから差し込む。表と裏を間違えると、エアコンの風量が落ちることがある。
- グレードによって車の部品の形が違う場合、無理に取り付けると車の部品を壊すことがある。入りにくいときは無理に押し込まない。
- 交換後はエアコンを動かし、異常がないことを確かめる。
デンソーの製品には次回交換の目安を書くインフォメーションラベルが同梱されている。記入して、グローブボックスや車検証入れなど見やすい位置に貼っておくと、次の交換を忘れにくい。
よくある質問
DG64W のエアコンフィルターの品番は?
デンソーの適合品番検索のスクラムワゴン DG64 の行(2005年9月~2015年3月・全車)では、標準品が DCC7004(014535-1970)、プレミアムが DCP7004(014535-3850)だ。純正品番の欄は 1A00-76-739 になっている。
エブリイ DA64 用と書かれたフィルターは使える?
デンソーの検索では、エブリイ DA64(2005年8月~2015年2月・全車)にもスクラムワゴン DG64 と同じ DCC7004 と DCP7004 が載っている。ただし純正品番の欄の番号は違うので、車名だけで決めず、品番と年式で照らしてから選ぶ。
交換の時期の目安は?
デンソーの目安は走行 10,000km または 1 年に 1 回だ。エアコンの風量が著しく落ちたときは、それより早く点検する。
フィルターは洗って使える?
使えない。デンソーのクリーンエアフィルターは使い捨てで、水洗いやエアブローで再使用することはできない。
グローブボックスの奥にフィルターが無いときは?
デンソーの使用上の注意では、販売店オプションのフィルターを装着していない車両は、別売りの専用カバー・フィルターケース・補強材が必要になる(不要の場合もある)とされている。車検証の型式と年式を持って販売店に問い合わせる。
まとめ:候補を絞ってから品番で最終確認する
まず、においが気になるか、エアクリーナーも一緒に替えるかで候補を 1 つに絞る。そのうえで、デンソーの適合品番検索のスクラムワゴン DG64 の行(2005年9月~2015年3月・全車)にある DCC7004(標準)・DCP7004(プレミアム)、純正品番 1A00-76-739 と照らして最終確認する。注文の前には、グローブボックスの奥に今のフィルターが付いているかを見ておく。
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