フレア MJ34S タイヤ交換ジャッキポイント|アルミ85N・m

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フレア MJ34S をガレージジャッキで上げる位置は、元の車であるスズキ ワゴンR MH34S の作業記録2件で、前はメンバーの中心、後ろはリアアクスルと一致している。マツダの資料で確かめた位置ではなく、2WD と 4WD で違うかどうかもどちらの記録にも書かれていないので、作業の前に実車の下回りで部材を目で見て確かめる。ナットの締付トルクは、マツダの公式 FAQ でアルミホイールのナットが85N・m(8.7kgf・m)と示されている。季節の履き替えを自分で行う前に、この3つと、手元の取扱説明書で確かめる事柄を押さえておこう。

目次

ジャッキの位置と締付トルクの早見表

項目 内容 根拠
ガレージジャッキ(前) メンバーの中心 ワゴンR MH34S の作業記録2件(マツダの資料ではない)
ガレージジャッキ(後ろ) リアアクスル ワゴンR MH34S の作業記録2件(マツダの資料ではない)
車載ジャッキ・リジッドラック 取扱説明書の図で確かめる 整備記録の文には位置の記載が無い
アルミホイールのナットの締付トルク 85N・m(8.7kgf・m) マツダの公式 FAQ
スチールホイールのナットの締付トルク 取扱説明書か販売店で確かめる 同じ FAQ のページに記載は無い

ジャッキの位置は、2WD と 4WD で違うかどうかがどちらの記録にも書かれていない。下回りを目で見て確かめる手順は、後の「ジャッキポイントを前後と道具で分けて確かめる」で説明する。

対象の車と取扱説明書の版の選び方

発売時の報道(Car Watch)では、マツダ フレア(MJ34S)は2012年10月25日に発売された軽自動車で、スズキ「ワゴンR」「ワゴンRスティングレー」の OEM モデルだ。グレードはフレアが XG・XS、フレア カスタムスタイルが XS・XT で、全グレードに 2WD(FF)と 4WD が設定されていた。

車載ジャッキの位置や車載工具の使い方、指定空気圧は、車に積まれている取扱説明書か、マツダ公式サイトの電子版で確かめる。マツダの公式サイトの取扱説明書のページでは、フレアの電子版が発売年月と車台番号の区分ごとに分かれていて、MJ34S が含まれる区分は次の3つだ。

発売年月 対象の車台番号
2012年10月〜2014年7月 MJ34S-100001〜、MJ34S-700001〜、MJ34S-900001〜
2014年8月〜2015年8月 MJ34S-365001〜500000、MJ34S-955001〜999999
2015年9月〜2017年2月 MJ34S-500001〜700000

ページには「お客様の車台番号が含まれているお車をお選びください。」とあり、車検証の車台番号が入る区分の版を開く。電子版は製品と同梱の取扱説明書と内容が異なる場合がある、とも注記されているので、車に積まれた冊子があればそちらと見比べるとよい。

交換の前にタイヤサイズを確かめる

履き替えるタイヤを用意する前に、サイズが合っているかを見ておく。中古車情報サイトのカタログの掲載では、次の期間・グレードのタイヤサイズは前後とも同じだった。

グレード 駆動方式 掲載の期間 タイヤサイズ(前後とも)
フレア XG FF 2012年10月〜2013年7月 155/65R14 75S
フレア XG 4WD 2013年7月〜2014年4月 155/65R14 75S
フレア XG FF 2015年9月〜2017年3月 155/65R14 75S
フレア カスタムスタイル XS FF・4WD 2012年10月〜2013年7月 155/65R14 75S
フレア カスタムスタイル XT 4WD 2012年10月〜2013年7月 165/55R15 75V
フレア カスタムスタイル XT FF 2014年4月〜2014年8月 165/55R15 75V

この表にない期間・グレードのサイズは確かめていない。別のカタログサイトには、カスタムスタイル XT を「165/55R6」と誤って載せている例もあった。今付いているタイヤの側面の表示か取扱説明書で、自分の車のサイズを確かめてからタイヤを用意しよう。

ジャッキポイントを前後と道具で分けて確かめる

ここで挙げるガレージジャッキ(フロアジャッキ)の位置は、フレア MJ34S と同じ車体の元の車、スズキ ワゴンR MH34S の作業記録2件によるもので、マツダの資料で確かめた位置ではない。2WD と 4WD で位置が違うかどうかも、どちらの記録にも書かれていない。作業の前に実車の下回りで掛ける部材を目で見て確かめ、分からなければ販売店や整備工場に相談してほしい。

ガレージジャッキの前側

ワゴンR MH34S を作業したタイヤ取付店のブログでは「フロントはメンバー部分の中心でジャッキアップしております」、ワゴンR MH34S の整備記録サイトでは「前側は赤丸メンバー部にガレージジャッキを掛けます」と書かれている。メンバーは車体の下の骨組みの部材で、2つの記録はどちらも前側をメンバーで受ける説明で一致している。

ガレージジャッキの後ろ側

後ろ側は、タイヤ取付店のブログが「リアはアクスルでジャッキアップしております」、整備記録サイトが「後ろ側はリアアクスルにガレージジャッキを掛けます」と書いていて、どちらもリアアクスル(後輪の車軸)で一致する。

整備記録サイトは、後ろ側について「ラテラルロッド(×印)には掛けないように」と注意している。ラテラルロッドには掛けないと覚えておこう。また、トランスポートフックに掛けてもよいが、ローダウン仕様(車高の低い車向けの低いもの)のガレージジャッキだと上がりきらないかもしれない、とも書いている。

車載ジャッキとリジッドラック

車載ジャッキ(パンタジャッキ)とリジッドラックの位置は、整備記録サイトでは写真の印(赤丸)で示されているだけで、文では場所が書かれていない。車載ジャッキを使うときは、車台番号の区分に合う版の取扱説明書の図で位置を確かめてから掛ける。

作業の前にそろえる道具

ガレージジャッキ

中古車情報サイトのカタログの掲載では、MJ34S の最低地上高は150mm〜155mm(2012年10月〜2013年7月の XG FF とカスタムスタイル XS FF は155mm、4WD の掲載は150mm、2015年9月〜2017年3月の XG FF は150mm)、車両重量は掲載のグレードで780kg〜870kg(XG FF が780kg、カスタムスタイル XT 4WD が870kg など)だ。

ガレージジャッキを選ぶなら、次の2つで見る。

  • ジャッキの最低の高さが、最低地上高の掲載値150mm〜155mmより十分に低く、車体の下に差し込めること
  • 耐荷重が、車両重量の掲載値780kg〜870kgに対して余裕のあること

後ろ側でトランスポートフックに掛けるつもりなら、低いジャッキでは上がりきらないことがある点も考えて選ぶ。

トルクレンチ

締め付けには、85N・m に合わせられる範囲のトルクレンチを用意する。インパクトレンチや十字レンチの手の感覚だけで本締めを済ませない。

ナットを買い足すとき

グーネットマガジンの解説の表では、マツダは M12×P1.5、スズキの軽自動車は M12×P1.25 に分けられている。同じ解説は、車種によっては同じメーカーでもネジサイズが違う場合があるので表だけに頼らず自分の車のネジサイズを確かめるよう書いている。フレア MJ34S はスズキのワゴンR の OEM なので、「マツダ用」というメーカー名で選ばず、今付いているナットや取扱説明書、販売店でネジの大きさを確かめてから買う。フレア MJ34S のネジの大きさそのものは確かめていない。

履き替えのついでに室内側の消耗品も見直すなら、次の記事も参考になる。

タイヤ交換の手順

上げる前の準備

  1. 傾きの無い、平らで硬い地面に車を止める
  2. セレクトレバーを P に入れ、サイドブレーキ(パーキングブレーキ)を引く
  3. ジャッキアップするタイヤの対角反対側の、地面に着いているタイヤに車止め(輪止め)をする
  4. タイヤを外すときは、ジャッキアップする前にホイールナットを軽く緩めておく

上げてから外すまで

  1. ジャッキポイントの節で確かめた部材にジャッキを掛けて車体を上げる
  2. 車体と路面の間に外したタイヤを入れておくなどして、万が一に備える
  3. ガレージジャッキは不安定なので、必ずリジッドラック(ジャッキスタンド)に車体を載せてから作業する

取り付けと締める順番

タイヤメーカーのコンチネンタルの解説では、締める手順を次のように示している。

  1. ナットが4本のホイールなら、十字型の対角線の順に締める
  2. 最初は規定トルクの半分の値で締め、その後に規定値まで締め直す
  3. 締め付けにはトルクレンチを使う

同じ解説は、規定トルクは車種ごとに違い、どの車にも同じ値を使えるわけではないとしている。フレア MJ34S の値は次の節で確かめる。

締付トルクと交換後の増し締め

マツダの公式 FAQ「アルミホイールナットの締め付けトルクを教えてください(軽自動車)」の表では、FLAIR(MJ) の締付トルクは85N・m(8.7kgf・m)だ。これはアルミホイールのナットについての答えで、同じページにスチールホイールの締め付けトルクの記載は無い。スチールホイールで交換するときの値は、取扱説明書か販売店で確かめる。

規定値を守る理由もはっきりしている。コンチネンタルの解説では、ナットを締めすぎるとネジ山がつぶれたりホイールスタッドが伸びたりして重大な問題につながるおそれがあり、ブレーキのドラムやローター、ハブが変形する場合もある。逆に緩んだままだと、走行中にホイールが外れる危険がある。

交換が済んだら、次の2つを忘れずに行う。

  • 同じ解説によると、50〜100kmを目安に走ってから、ホイールナットを増し締めする
  • タイヤを替えた後は、空気圧を指定の値に合わせる。指定の値は取扱説明書などで確かめる

よくある質問

2WDと4WDでジャッキの位置は同じ?

どちらとも言い切れない。前のメンバーの中心・後ろのリアアクスルという位置はワゴンR MH34S の作業記録2件によるもので、マツダの資料で確かめた位置ではなく、2WD と 4WD で違うかどうかはどちらの記録にも書かれていない。駆動方式にかかわらず、掛ける部材を下回りで目で見て確かめ、迷ったら販売店か整備工場に聞いてから上げよう。

スチールホイールでも85N・mでよい?

85N・m とは言い切れない。マツダの公式 FAQ の85N・m(8.7kgf・m)はアルミホイールのナットについての答えで、スチールホイールの値は同じページに載っていない。スチールホイールの値は取扱説明書か販売店で確かめてから締める。

ナットはマツダ用を選べばよい?

メーカー名で選ばないほうがよい。フレア MJ34S はスズキのワゴンR の OEM で、グーネットマガジンの解説の表ではマツダとスズキの軽自動車でネジの欄が分かれている。フレア MJ34S のネジの大きさは確かめていないので、今付いているナットや販売店でネジを確かめてから買う。

まとめ:作業の前に確かめること

  • 締付トルク: マツダの公式 FAQ でアルミホイールのナットは85N・m(8.7kgf・m)。スチールホイールは取扱説明書か販売店で値を確かめる
  • ガレージジャッキの位置: 前 = メンバーの中心・後ろ = リアアクスルは、ワゴンR MH34S の作業記録2件による位置で、マツダの資料ではない。2WD と 4WD で違うかどうかもどちらの記録にも書かれていない。下回りで部材を目で見てから掛ける
  • 車載ジャッキの位置・指定空気圧: 車台番号の区分に合う版の取扱説明書で確かめる
  • タイヤサイズ: 今付いているタイヤの側面の表示で確かめる
  • ナット: 買い足すなら、今のナットでネジを確かめてから選ぶ
  • 道具: 85N・m に合わせられるトルクレンチと、リジッドラックを用意する

フレア MJ34S のほかの用品も、あわせて見ておくと選びやすい。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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