新型 X3 のシートカバー選びで起きやすい間違いは、商品名の「X3 用」だけを見て、先代の G01 や F25 などの型式を一緒に並べた品を選んでしまうことだ。G45 に乗っているなら、商品名と商品説明に「G45」と、2024年11月〜のような年式の書き方があるかで見分ける。そのうえで前席だけを覆うか5人分を覆うかを決め、前席に付ける前にサイドエアバッグとの関係を確かめる、という順に進めれば選び間違えない。
まず覆う席数を決める:前席用2席と5席セットの早見表
前席だけを覆うなら FYLELEW の前席用2席(茶色・プレミアム版)、後席まで5人分をまとめて覆うなら同じ FYLELEW の5席セット(米色・標準版)を選ぶ。どちらも販売ページの商品説明で「BMW 新型 X3 G45 2024年11月〜 専用シートカバー」としている品だ。ただし2点とも、グレード(xLine・M Sport・M50 xDrive)による対応の限りは記載が無く、商品説明の「エアバッグの作動を妨げることがなく」も出品者の記載にとどまる。 注文の前にグレード名を出品者に伝えることと、前席に付ける前にディーラーに相談することの2つは外さないでほしい。
| 商品 | 覆う席数 | 色・版の名前 | 商品説明の書き方(出品者の記載) | 向く使い方 |
|---|---|---|---|---|
| 前席用2席 | 運転席と助手席の2席 | 茶色・プレミアム版 | BMW 新型 X3 G45 2024年11月〜 専用 | 汚れやすいのが前席だけ |
| 5席セット | 5席 | 米色・標準版 | BMW 新型 X3 G45 2024年11月〜 専用 | 子どもやペットを後席に乗せる |
新型 X3(G45)の座席の作り
発表と納車の時期
新型 BMW X3(型式 G45)は、BMW Japan が2024年11月28日に発表し、同日から全国の BMW 正規ディーラーで販売を始めた。納車は2024年12月以降の予定とされた。発表時の日本のラインアップは「BMW X3 20 xDrive xLine」「BMW X3 M50 xDrive」「BMW X3 20d xDrive M Sport」の3モデルだ。シートカバーの商品説明にある「2024年11月〜」は、この発表の月と同じだ。
後席は40:20:40分割可倒
BMW Japan の発表資料では、G45 のリアは大人3名が座れる空間を確保し、40:20:40分割可倒シートを採用している。荷室は大人3名乗車時に570L、リア・シートを前方に全て倒すと最大1,700Lまで広がる。後席を分けて倒す使い方をするなら、5席分のシートカバーがこの分割に合わせた作りかが選ぶときの分かれ目になる。
前席の作りとサイドエアバッグ
BMW の米国向けの発表資料(2024年6月18日付)では、新しく設計した電動調整式でヒーター付きのスポーツシートを標準とし、表皮は3色から選べる穴あきの Veganza(ヴェガンザ)を標準、ほかに M Veganza とアルカンターラの組み合わせ(ブラック)と、2色の Extended Merino レザーを挙げている。同じ資料は、X3 30 xDrive と X3 M50 xDrive の装備として、運転席と助手席のサイドエアバッグを挙げている(前後のヘッドエアバッグと、運転席と助手席の間のエアバッグも挙げている)。どちらも米国向けの資料の記載で、日本仕様の座席の装備はこの資料では確かめていない。 自分の車の装備は、車の取扱説明書かディーラーで確かめてほしい。
G45 用シートカバーの選び方
型式 G45 と年式の書き方
商品名と商品説明に「G45」と、2024年11月〜のような G45 の年式の書き方があるかを確かめる。同じ X3 でも、先代の G01 や F25 などの型式を一緒に並べた商品や、先代用と書かれた商品もあるので、型式の表記で見分ける。先代 G01 用の品は、G45 に合うとは書かれていないので、G45 には選ばない。
前席だけか5席分か
運転席と助手席の2席だけを覆う前席用か、後席まで含めた5席分のセットかを、使い方で決める。汚れやすいのが前席だけなら前席用、子どもやペットを後席に乗せるなら5席分がよい。後席が40:20:40分割可倒の G45 では、5席分のセットが分割して倒すときに合わせた作りかも確かめる。
素材と手入れ
表面の素材がレザー調か布か、防水かどうか、拭き取りで手入れできるか、ズレを防ぐ裏地があるかを、商品説明に書かれた範囲で比べる。書かれていない性質は、良いほうにも悪いほうにも推し量らない。
サイドエアバッグと座席ヒーター
前席にサイドエアバッグがある車では、シートカバーがエアバッグの展開を妨げない作りかが大事になる。商品説明に、展開する部分の縫い目や表示のラベルなど、どの作りで展開を妨げないのかが具体的に書かれているかを見て、書かれていなければ出品者に問い合わせる。座席ヒーターの付いた座席に使うなら、ヒーターと一緒に使えるかの記載があるかも見て、記載が無ければ出品者に確かめる。
グレードによる違い
G45 には xLine・M Sport・M50 xDrive などのグレードがあり、座席の形がグレードで違うかどうかは、今回の出典では確かめていない。注文の前に、自分の車のグレード名を出品者に伝えて、合うかを確かめる。
前席用2席(茶色・プレミアム版)
FYLELEW の前席用2席は、商品名で「BMW 新型 X3 G45 に適用」とした、前席用2席のレザーのシートカバーだ。色は茶色、版の名前は「プレミアム版」。販売ページの商品説明では「BMW 新型 X3 G45 2024年11月〜 専用シートカバー」とし、純正シートを保護し、シートにぴったりと密着する、車のアームレストやシートベルトにフィットする、としている。
素材について、商品説明では多層構造の複合素材で作られ、表面のレザーは傷や摩耗に強く、内部の高弾力スポンジが柔らかさを加え、滑り止め加工の裏地でシートカバーが固定されズレにくい、としている。レザーが本革か合成皮革かは、商品名と箇条書きのどちらにも書かれていない。手入れについては、防水仕様でシートを汚れや液体の漏れから守り、濡れたタオルで拭いて手入れする、日常の摩耗・ペットの毛・直射日光からシートを守る、と書かれている。
一方で、取り付け方(フック・ベルトなどの固定のしかたや工具の要否)、覆う範囲(背もたれやヘッドレストまで覆うか)、座席ヒーターと一緒に使えるか、グレード(xLine・M Sport・M50 xDrive)による対応の限りは、商品名と箇条書きのどちらにも記載が無い。 「プレミアム版」が5席セットの「標準版」と何が違うかも記載が無い。運転席と助手席だけを汚れやペットの毛から守りたい人に向く品で、注文の前にこの4点を出品者に確かめてから選びたい。
FYLELEW BMW 新型 X3 G45 用 レザーシートカバー 前席用2席(茶色・プレミアム版)
5席セット(米色・標準版)
FYLELEW の5席セットは、商品名で「BMW 新型 X3 G45 専用シートカバー」とした、5席のレザーのシートカバーセットだ。色は米色、版の名前は「標準版」。販売ページの商品説明では、前席用2席と同じく「BMW 新型 X3 G45 2024年11月〜 専用シートカバー」とし、純正シートを保護し、シートにぴったりと密着する、車のアームレストやシートベルトにフィットする、としている。素材(多層構造の複合素材・滑り止め加工の裏地)と手入れ(防水仕様・濡れたタオルで拭く)の記載も前席用2席と同じ中身で、本革か合成皮革かは書かれていない。取り付け方・覆う範囲・座席ヒーターとの併用・グレードによる対応の限りに記載が無いのも同じだ。
商品名には「シートカバーセット 5席」と並んで「座布団 お尻クッション」の語もある。商品説明は「シートにぴったりと密着」するシートカバーとしているが、座面だけの品か、背もたれまで覆う品かを示す具体の記載は無いので、どこまで覆う形かは言い切れない。G45 の後席の40:20:40分割可倒に合わせた作りか、付けたまま後席を倒せるかも、商品名と箇条書きのどちらにも記載が無い。 子どもやペットを後席に乗せる人には5席分が向くが、後席を分けて倒して荷室を広げる使い方をするなら、注文の前に出品者に確かめておく。
FYLELEW BMW 新型 X3 G45 専用 レザーシートカバーセット 5席(米色・標準版)
2点の違いと共通点
紹介した2点は、どちらもブランドと出品者が FYLELEW の商品で、2点の商品説明の箇条書きはほぼ同じ中身になっている。販売ページの商品説明では、2点とも「フロントシートカバーでもフルセットでも、お客様のニーズに応じて対応可能」としていて、前席用2席と5席セットは、この書き方のとおり覆う席数の違う品にあたる。
商品名を見比べると、覆う席数(前席の2席と5席)、色(茶色と米色)、版の名前(プレミアム版と標準版)が違う。標準版とプレミアム版で何が違うかは、2点とも商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無い。 版の名前で選ぶのではなく、汚れから守りたい席が前席だけか後席までかで選ぶのが筋が通る。
前席に付ける前のサイドエアバッグの確かめ方
出品者の記載と確かめられていること
2点とも、販売ページの商品説明では「エアバッグの作動を妨げることがなく」と書いている。これは出品者の記載で、BMW の資料や第三者の試験で確かめたものではない。 どの作りで妨げないのか(展開する部分の縫い目・表示のラベルなど)の説明は、2点とも商品名と箇条書きのどちらにも無い。
BMW の米国向けの発表資料は、X3 30 xDrive と X3 M50 xDrive の装備として運転席と助手席のサイドエアバッグを挙げている(日本仕様の装備表では確かめていない)。国内メーカー(ホンダ)の取扱説明書では、シートカバーによってはサイドエアバッグが正常に機能できなくなるとし、フロントシートへのシートカバーの装着にあたっては販売店に相談するよう案内している。スズキの純正シートカバーの案内では、シートとシートカバーの「SRS サイドエアバッグ展開ライン」が合うように装着すること、「SRS AIRBAG」のラベルが車両の外側になるように装着することを求め、装着の仕方を誤るとサイドエアバッグが正常に作動しないおそれがあり、正常に作動しないと死亡または重大な傷害につながるおそれがあると注意している。どちらも BMW の資料ではないが、サイドエアバッグの付いた前席にシートカバーを付けるときは、展開に合わせた作りと正しい装着が要ることがわかる。
取り付けの前に確かめること
- BMW の正規ディーラーに、その商品を前席に付けてよいかを相談する。
- 出品者に、サイドエアバッグの展開に合わせた作り(展開する部分の縫い目や表示のラベル)があるかを問い合わせる。
- 同じ問い合わせで、自分の車のグレード名を伝えて合うかを確かめる。
確かめられないうちは、前席への取り付けを急がない。
取り付けの後に見ること
取り付けたら、座席の横(ドア側)の部分がシートカバーで引っ張られたり、縫い目がずれたりしていないかを見る。取り付けの後にメーターにエアバッグの警告の表示が出たら、使うのをやめて、ディーラーで点検を受ける。
よくある質問
先代 G01 用のシートカバーは使える?
G45 には選ばない。先代 G01 用の品は G45 に合うとは書かれていないので、商品名と商品説明に「G45」と年式の書き方がある品から選ぶ。
座席ヒーターと一緒に使える?
紹介した2点(前席用2席と5席セット)の商品説明には、座席ヒーターとの併用の記載が無い。座席ヒーターの付いた座席に使うなら、ヒーターと一緒に使ってよいかを注文の前に出品者に確かめる。
M50 xDrive にも合う?
紹介した2点は、販売ページの商品説明で「BMW 新型 X3 G45 2024年11月〜 専用」としているが、グレード(xLine・M Sport・M50 xDrive)による対応の限りは記載が無く、座席の形がグレードで違うかどうかも今回の出典では確かめていない。M50 xDrive に乗っているなら、グレード名を出品者に伝えて合うかを確かめてから注文する。
5席セットを付けたまま後席を倒せる?
5席セット(米色・標準版)が G45 の後席の40:20:40分割可倒に合わせた作りか、付けたまま後席を倒せるかは、商品名と商品説明の箇条書きのどちらにも記載が無い。後席を分けて倒して荷室を使うなら、注文の前に出品者に確かめる。
日差しの対策と関連する記事
紹介した2点は、商品説明で直射日光からシートを守るとしているが、シートカバーは座席の表面を覆う物で、駐車中に車内へ入る日差しそのものは減らさない。日差しの対策は、窓を覆うサンシェードと分けて考えたい。荷室で車中泊をするならマットの記事を、先代 G01 に乗っているならその世代のサンシェードの記事を見てほしい。
まとめ:注文の前に確かめること
- 商品名と商品説明に「G45」と「2024年11月〜」の書き方があるか(先代 G01 用は選ばない)
- 覆いたいのは前席だけか、後席まで5人分か(前席だけなら FYLELEW の前席用2席、5人分なら FYLELEW の5席セット。どちらも販売ページの商品説明で G45 2024年11月〜 専用としている品)
- グレード(xLine・M Sport・M50 xDrive)による対応の限りは2点とも記載が無いので、グレード名を出品者に伝えたか
- 前席に付ける前に BMW の正規ディーラーに相談し、出品者にサイドエアバッグの展開に合わせた作りがあるかを問い合わせたか
- 座席ヒーターとの併用と、5席セットを付けたまま後席を倒せるかを出品者に確かめたか
- 価格は変わるので、商品リンクの先で今の値を見たか
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