フレア MJ34S エアコンフィルターは品番で選ぶ

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フレア MJ34S のエアコンフィルターを探すと、商品ページごとに 95860-72M01、DCC7009、1A03-61-148A と別々の品番が並ぶ。この3つは同じフィルターを別の呼び方で指しているだけなのだが、それを知らずにスズキ用と書かれた商品を候補から外すと、選べる範囲が無用に狭くなる。どの品番が書かれていれば MJ34S 向けとして選べるのか、そこから片付ける。

目次

MJ34S に使える4製品の早見表

商品ページに「マツダ純正系 1A03-61-148A」「スズキ純正系 95860-72M01」「部品メーカー系 DCC7009 / 014535-3070」のどれか、または MJ34S という型式そのものが書かれていれば、MJ34S 向けとして選んでよい。逆に、どの系統の品番も車種名も書かれていない汎用品は、合うかどうかを確かめる手がかりが無い。

製品 商品側が明記する品番 活性炭・機能 価格
マーレ LAK1867P 1A03-61-148 / 1A03-61-148A(マツダ純正系) ヤシ殻活性炭・抗菌・抗ウィルス・PM2.5除去・防カビ・防ダニ 1,520円
INEX キャビンフィルター 014535-3070(部品メーカー系) 活性炭入り 1,080円
HooMoo 95860-72M01 等(スズキ純正系) 特殊5層構造・活性炭入り 999円
フェスコ SU-6D-1009 車種と型式を名指し(マツダ用 フレア MJ34S) 活性炭入・PM2.5対応・抗菌 950円

価格は2026年8月31日に確認した Amazon 実売価格で、変動する。 4製品とも本文で後述する。

フレア MJ34S の純正品番と適合品番

部品メーカーのデンソーが公開している適合品番検索データベースによると、フレア MJ34・44(2012年10月〜2017年3月)のマツダ純正エアコンフィルター品番は 1A03-61-148A が標準。ディーラーオプション品番として Z59F-V9-030 と Z54B-V6-765 も設定されている。適合グレードは「全車」で、グレードによって品番が分かれるという記載は無い。

部品メーカー側の適合は、標準品が適合型式 DCC7009 / 適合品番 014535-3070、上位品のクリーンエアフィルタープレミアムが適合型式 DCP7009 / 適合品番 014535-3800。同じ車体に標準品と上位品の2グレードが用意されている。

商品ページの品番が3系統に分かれる理由

フレアの成り立ちについての公開されている車種解説では、フレアはスズキ・ワゴンR(5代目)のOEM供給を受けたマツダの軽自動車で、初代の販売期間は2012年10月〜2017年3月。先代までは AZ-ワゴンの名称で、ワゴンRのフルモデルチェンジに合わせて2012年10月にフレアへ改称された。初期モデルが MJ34S 型、2014年8月のマイナーチェンジで S-エネチャージ搭載車が MJ44S 型となっている。

同じデンソーの適合品番検索データベースのワゴンR側の記載では、ワゴンR MH34・44(2012年9月〜2017年1月)のエアコンフィルターはフレアと同じ DCC7009 / 014535-3070(上位品は DCP7009 / 014535-3800)。異なるのは自動車メーカー側の純正品番だけで、スズキが 95860-72M01、マツダが 1A03-61-148A となる。つまり商品がスズキ車名とスズキ純正品番だけを挙げていても、指しているフィルターは MJ34S と同じもので、そのまま候補に入れてよい。

品番が合った先で比べる3点

品番一致を満たした商品はどれも MJ34S に付く。そこから先は次の3点で絞る。

  • 活性炭の有無と構造。活性炭入りか、何層構造をうたっているか
  • 付加機能。抗菌、抗ウイルス、防カビ、防ダニ、PM2.5対応、花粉対応のうちどこまで備えるか
  • 価格帯

機能の見取り図としては、デンソーが上位品について公表している説明が使える。標準品は花粉やチリ・ホコリの侵入を抑え、活性炭層で排ガス臭などのにおいを軽減する設計で、脱臭の対象は主に排ガス臭の主成分であるアセトアルデヒド。上位品はペット臭の主成分であるアンモニアもより多く取れるようになっており、排ガス臭・ペット臭・食事臭まで対象にする。ビタミンC放出、各種由来たんぱく質の減少、脱臭、高除塵、抗菌・防カビ、抗ウイルス、安定風量が上位品の機能として挙げられている。

社外品を見るときも、においの対象が排ガス臭だけなのか、生活臭まで含むのかという軸で読むと差が分かりやすい。

MJ34S 向けに買える4製品

純正品番の表記で選ぶなら

マーレ(MAHLE)の LAK1867P は、商品側がマツダ純正品番 1A03-61-148 および 1A03-61-148A を明記している。車検証の車台番号や純正品番から入る人にとっては、照合が一番短く済む。うたう機能は抗菌、抗ウィルス、脱臭、花粉、PM2.5除去、抗アレルゲン、防カビ、防ダニ、有害ガスで、天然ポリフェノールとヤシ殻活性炭を配合。対象車種としてキャロル HB25S・HB35S、フレア MJ34S・MJ44S、フレアワゴン MM32S・MM32S改・MM42S を挙げている。ただしキャロルについては商品側が車台番号の確認が必要と注記しているため、キャロルに使えるかどうかはここでは断定しない。 4製品の中では価格帯が最も高い。

マーレ MAHLE LAK1867P エアコンフィルター(フレア MJ34S・MJ44S 対応)

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部品メーカーの適合品番で選ぶなら

イネックス(INEX)のキャビンフィルターは、部品メーカー系の適合品番 014535-3070 を商品側が明記していて、先に挙げた適合データと直接突き合わせられる。活性炭入り。対象は MJ34S・MJ44S とフレアカスタムスタイルで、対象年式は H24.10〜H29.3、つまり初代フレアの販売期間の全体と一致する。 前期でも後期でも年式で外れない点は、後述の年式表記の食い違いを避けたい人には効く。

INEX エアコンフィルター 活性炭入 014535-3070(MJ34S・MJ44S 対応)

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価格を抑えたいなら

HooMoo のエアコンフィルターは特殊5層構造で活性炭入り、適合品番としてスズキ純正系の 95860-72M01 等を明記する。対象車種はスペーシア MK32S・MK42S、フレア MJ34S・MJ44S、フレアワゴン MM32S・MM42S、キャロル HA25S・HB25S。1個入り。活性炭入りの多層構造を最小限の出費で入れ替えたいなら、この製品が素直な選択になる。

HooMoo エアコンフィルター 特殊5層構造 活性炭入り(フレア MJ34S・MJ44S 対応)

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フェスコ(FESCO)の SU-6D-1009 は、商品名の中で「マツダ用 フレア MJ34S」と車種と型式を名指ししている。特殊構造のろ材を使い、活性炭入で PM2.5対応、抗菌、ちりの除去をうたう。価格帯は最も低い部類だが、商品側の対象年式表記は 2012.10〜2015.9 で、MJ34S・MJ44S の販売期間の全体はカバーしていない。

フェスコ FESCO SU-6D-1009 マツダ用 フレア MJ34S エアコンフィルター

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2017年3月以降のフレアは別のフィルター

デンソーの適合品番検索データベースで2017年3月以降のフレアを引くと、MJ55S・85S・95S は適合型式 DCC7010 / 適合品番 014535-3710、マツダ純正は年式帯によって 1A04-61-148 または 1A05-61-148 になる。MJ34S・MJ44S 用の DCC7009 / 014535-3070 / 1A03-61-148A とは別物で、世代をまたいだ流用はできない。 車名だけで商品を選ぶと世代違いを買う。

もう1つ、商品側が示す対象年式が初代フレアの販売期間より狭く区切られていることがある。前節のフェスコがその例で、対象年式を 2012.10〜2015.9 と表記している。初度登録が2015年10月以降の車は、購入前に販売ページの適合年式の表記を車検証と照らして確認してほしい。年式表記は商品ごとに違うので、一律にどこまで大丈夫とは言えない。

自分で交換する手順

デンソーの適合データでは、フレア MJ34・44 のフィルターの取り付け位置はグローブボックス内で、交換難易度は最も易しい区分「A:簡単(道具を使わないもの。道具を使うが簡単なもの)」。国産車では多くの場合グローブボックス奥のエアコンに装着されており、グローブボックスを取り外すだけで交換できる車種が多い。

  1. グローブボックスを開き、ストッパーピン(左右2箇所)をストッパーから外す。グローブボックスの両側を押しながら手前に倒す。続いてフック(左右2箇所)を外して取り外す。フックのかみ合う部分を水平にした状態で手前に引く
  2. フィルターホルダーのツメ(1箇所)を外し、ホルダーをガイドの差し込み口から引き抜く。車両ステーに触れると手などをけがするおそれがあるため、触れないように作業する
  3. 古いフィルターを引き出す
  4. フィルターホルダーに新しいフィルターを載せる。このとき、フィルターの「UP」マークの矢印が上方向を向くようにする
  5. フィルターホルダーごと新しいフィルターを元の位置に取り付ける

向きの指定を落とすと入れ直しになるので、載せる前に矢印の向きだけ確認しておく。

交換の目安をどこに置くか

スズキの販売店が公開している交換時期の案内では、エアコンフィルターは1年、または走行距離10,000km〜15,000kmでの交換が推奨されている。

デンソーのエアコンフィルター解説では、エアコン作動中に取り込まれる空気はフィルターを通り、花粉やチリ・ホコリが車室内に入るのを抑える。交換せずに使い続けるとチリ・ホコリによる目詰まりで通風性能が低下し、活性炭の働きも落ちて排ガス臭を感じることがある。風量が落ちた、においが戻ってきたという変化は、走行距離より先に出る交換のきっかけになる。

よくある質問

スズキ車用と書かれた商品をフレアに使ってもよいか

使える。ワゴンR MH34・44 とフレア MJ34・44 は部品メーカー側の適合が同じ DCC7009 / 014535-3070 で、分かれているのは純正品番の表記だけだからだ。商品ページにスズキ純正の 95860-72M01 しか書かれていなくても、指しているものは同じフィルターになる。

MJ34S と MJ44S でフィルターは違うのか

同じ。適合データは MJ34・44 をまとめて扱っており、適合グレードも全車。2014年8月に S-エネチャージ搭載車が MJ44S になったが、エアコンフィルターの品番はそこで分かれていない。

純正品と社外品はどちらを選べばよいか

品番が合っている限り、どちらでもよい。純正品番で買えば表記の照合が要らないぶん確実だが、社外品には活性炭の層構造や抗菌・抗ウイルスといった付加機能を足した製品がある。においの対象が排ガス臭だけで足りるのか、ペット臭や食事臭まで見たいのかで決めるのが分かりやすい。

交換に工具は必要か

交換難易度は道具を使わないか、使っても簡単な区分に分類されている。グローブボックスのストッパーピンとフックを手で外し、フィルターホルダーのツメを外して引き抜く作業になる。

2017年に買ったフレアにも同じ品番が使えるか

年式ではなく型式で判断する。MJ34S・MJ44S なら 1A03-61-148A / DCC7009 系だが、2017年3月以降の MJ55S・85S・95S は DCC7010 / 014535-3710 系で別物になる。車検証の型式を見て切り分けてほしい。

まとめ

購入前の確認は3つで足りる。

  • 商品ページに 1A03-61-148A、95860-72M01、DCC7009 / 014535-3070 のどれか、または MJ34S の型式表記があるか
  • 活性炭の構造と付加機能が、自分の困りごと(花粉か、におい戻りか)に合っているか
  • 商品側の対象年式が、自分の車の初度登録を含んでいるか

品番の照合を先に済ませてしまえば、残りは機能と価格の比較だけになる。迷ったら、純正品番で照合できるマーレか、販売期間の全体を対象年式に収めている INEX から見ていくといい。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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