BMW M5 F10 バルブ型番一覧|D1S・H7早見表

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F10型のBMW M5で灯火の球が切れたとき、まず迷うのが自分の車のバルブ規格だ。F10 M5のヘッドライトはロービームがキセノンのD1S、ハイビームが別体のH7ハロゲンという2灯構成が基本で、フロントウインカーはアンバーのPY24W、後退灯はW16W(T15)を使う。テールランプやナンバー灯はLEDのため球交換の対象にならない灯火も多く、フォグはM5専用バンパーの構造上そもそも標準装備されない個体が大半だ。灯火ごとの純正規格を早見表にまとめ、前期・後期(LCI)やフルLEDヘッドライト車での違いまで並べた。

目次

BMW M5 F10 バルブ規格の早見表

まず全体像を灯火別に並べる。ロービームがD1S、ハイビームがH7 という2灯式が、F10 M5の灯火を理解する起点になる。

灯火 バルブ規格 補足
ロービーム D1S(キセノン/HID) 純正品番例 63217217509(OSRAM)
ハイビーム H7(ハロゲン) キセノン車もハイビームは電球
フロントウインカー PY24W(アンバー) 口金 PGU20-4
ポジション(車幅灯) LED コロナリングに内蔵・球単体交換不可
フォグランプ H8/H11(PGJ19口金) M5専用バンパーは標準非装着が基本
後退灯(バックランプ) W16W(T15/921) 交換できる数少ない後方灯火
ナンバー灯 LED 一部個体は T10(W5W)
リアウインカー・ブレーキ・テール LED ライトガイド式で球交換不可

この表はキセノンヘッドライト装着車を前提としている。後期(LCI)でフルLEDヘッドライトを選んだ個体は、ロー・ハイともLEDモジュールで電球交換ができない。自分の車がキセノンかフルLEDかを見分けるところから部品選びが始まる。

ヘッドライトはD1S+H7の2灯式

F10 M5のヘッドライトは「バイキセノン」と呼ばれるが、実際にはロービーム用のキセノンとハイビーム用のハロゲンが別々に入る2灯式だ。片方が切れても両方が同時に消えるわけではなく、切れた灯火の規格だけを合わせて交換する。

ロービームのD1S

ロービームはD1Sのキセノンバルブで、純正ではOSRAM製の品番63217217509などが使われる。D1Sはバルブ単体にイグナイター用の高電圧がかかるため、交換時はバッテリーを外して放電を待ってから作業する。左右で色味がずれやすく、片側だけ切れても両側同時に替えると色ムラが出にくい。社外品へ替える場合も、D1Sの規格と車検対応の色温度(おおむね4300〜6000K)を守る。

D1SはF10世代で広く使われた規格で、球側にイグナイターを内蔵しないタイプにあたる。同じキセノンでもD2SやD4Sとは口金も駆動方式も異なり、見た目が似ていても差し替えはできない。純正の色温度は4300K前後の白色で、社外の高ケルビン品ほど青く見える一方、雨天の路面照射は落ちやすい傾向がある。車検の色は白色が条件になるため、6000Kを超える青白い球は避けたほうが無難だ。

アダプティブ機構とバルブの関係

F10のキセノンヘッドライトは、ステアリング操作に合わせて光軸が動くアダプティブ機構を持つ。これはモーターで灯体を振る仕組みで、バルブそのものの規格には影響しない。ただし片側が動かない・暗いといった症状のとき、原因がD1Sの球切れなのか、モーターやレベリングセンサー側なのかで対処が変わる。球を替える前に、点灯自体はするか・首振りだけが止まっているかを分けて見ておくと、部品の当てずっぽうな交換を避けられる。

ハイビームのH7

ハイビームはキセノンではなくH7ハロゲンが独立して入る。ここは一般的なH7バルブがそのまま使えるため、灯火の中では最も交換しやすい。LED化する例も多いが、リフレクターの設計に合わないと配光が乱れるため、H7対応をうたう製品でも実車での光軸確認をしたい。

後期型のフルLEDヘッドライト

2013年後半以降のLCI(後期)では、フルLEDのアダプティブヘッドライトが選べた。この仕様はロー・ハイ・ポジションが一体のLEDモジュールで、D1SやH7の電球そのものが存在しない。LED車で暗くなった・点かないときは、球交換ではなくユニットやLEDドライバーの点検になる。自分の車がどちらかは、ヘッドライト内部にバーナー(ガラス管)が見えればキセノン、見えず面で発光すればLEDで見分けられる。

フロントウインカーとポジションのバルブ

フロント側で電球交換の対象になるのは主にウインカーだ。F10のフロントウインカーはアンバー(黄)のPY24Wで、口金はPGU20-4。BMWはウインカーの球切れを車両側が検知するため、消費電力の低いLEDへ替えるとハイフラ(高速点滅)や警告が出やすく、キャンセラー内蔵品やコーディングでの対策が要る。

ポジション(車幅灯)はコロナリング(イカリング)に組み込まれたLEDで、球単体の交換はできない。リング全体が暗くなった場合は、LEDモジュールやコントロールユニット側の不具合を疑う流れになる。

M5専用バンパーとフォグランプの扱い

F10 M5で見落とされやすいのがフォグランプだ。標準の5シリーズ(Mスポーツなど)はバンパー左右に丸型フォグを持ち、そこにはH8/H11タイプ(PGJ19口金)のバルブが入る。一方でM5専用の前後バンパーは、フォグの位置がブレーキ冷却用のエアダクトになっており、丸型フォグを標準装備しない個体が大半だ。

そのため「M5 F10のフォグの型番」を探しても、交換対象のフォグ球がそもそも付いていないケースが多い。社外のM5ルックバンパーにもフォグ穴あり・なしの両方が流通しており、フォグを追加した車ではH8/H11規格が基準になる。自分の車のバンパー開口部にレンズがあるか(=フォグ装着車か)を先に見ておくと、不要な球の手配を避けられる。

フォグを装着した車で球を選ぶときは、H8とH11の違いも押さえておく。両者はPGJ19系の口金を共有し形状はほぼ同じだが、H8が約35W、H11が約55Wと消費電力が異なる。純正がどちらかは既存の球の刻印で確認でき、LEDフォグへ替える場合も元がH8かH11かで対応品を選ぶ。イエロー系のフォグにしたいときも、この口金規格に合う製品から選ぶ流れになる。

リア・室内・その他のバルブ

リア周りは灯火の多くがLEDで、テールランプ・ブレーキ・リアウインカーはライトガイド式のLEDのため電球交換ができない。リアで球として残るのは後退灯(バックランプ)のW16Wで、T15や921とも表記される。ここが片側だけ暗いときはLED化でも交換でき、バック時の後方視界に効く灯火だ。

ナンバー灯はM5では基本LEDだが、年式や仕様によってはT10(W5W)のウェッジ球が入る個体もある。室内灯・マップランプはT10やフェストン(両口金)が中心で、社外LEDへの置き換え定番箇所になる。室内側は球切れ検知の対象外が多く、比較的トラブルなく替えられる。

室内で球が使われるのは、マップランプ・ルームランプのほか、トランク灯・グローブボックス灯・バニティミラー灯といった小さな灯火だ。多くがT10(W5W)か小型のフェストン球で、社外LEDへの交換で室内を手軽に白色化できる。ここは車両側の検知が薄いため、ウインカーほど警告に神経を使わずに替えられる箇所になる。ドアカーテシ(足元灯)を持つ個体もあり、こちらも同系統の小型球が中心だ。

交換時の注意点

灯火の規格が合っていても、BMWは球切れ検知やコーディングの影響で「付けたのに警告が出る」ことがある。灯火別の勘所を押さえておく。

D1Sキセノンの取り扱い

D1Sは高電圧がかかるため、素手でガラス面を触らず、車両側の電源を落として放電を待ってから外す。バラスト(イグナイター)側の故障だと球を替えても点かないので、球とバラストのどちらが原因かを切り分けてから部品を手配する。

LED化と警告灯・コーディング

ウインカーやポジションをLEDへ替えると、消費電力の低下で球切れ警告やハイフラが出やすい。キャンセラー内蔵品を選ぶか、コーディングで灯火側の設定を合わせると安定する。ヘッドライトのH7 LED化は配光が崩れやすいため、車検の光度・光軸に通るかを実車で見ておく。

社外LEDのウインカーには、抵抗(ハイフラ防止用)を噛ませる方法とキャンセラー内蔵品を使う方法があり、内蔵品のほうが配線が増えず収まりがよい。ポジションやナンバー灯のLED化でも同じく球切れ警告が出ることがあるため、CANバス対応をうたう製品を選ぶと警告が出にくい。それでも消えない警告は、コーディングで灯火ごとのチェックを無効化する方向で詰めていく。

前期・後期の見分け方

前期はキセノン(D1S+H7)、後期のLED選択車はフルLEDと、灯火構成が世代で分かれる。ヘッドライトを覗いてバーナー(ガラス管)が見えればキセノン、面で光る導光体ならLEDだ。コロナリングの形状(一部が切れたリングか、連続リングか)も世代を推し量る目安になる。

よくある質問

F10 M5のロービームはD1SとD2Sのどちらですか

F10世代のキセノンはD1Sを使う。D2SやD4Sは別世代・別車種向けで、口金形状もイグナイターの有無も異なるため流用できない。純正でもOSRAM D1S(品番例63217217509)が採用される。

M5 F10にフォグランプの球はありますか

M5専用バンパーはフォグ位置がエアダクトになっており、丸型フォグを標準装備しない個体が大半だ。Mスポーツ由来のバンパーや社外フォグを付けた車ではH8/H11(PGJ19口金)が基準になる。まずバンパー開口部にレンズがあるかを見ておくとよい。

ハイビームもキセノンですか

いいえ、F10のハイビームはH7ハロゲンが独立して入る。バイキセノンの名称でもハイビームは電球のため、H7として交換できる。

LEDヘッドライトの後期型でも球交換できますか

フルLEDヘッドライトはロー・ハイ・ポジションが一体モジュールで、D1SやH7の電球が存在しない。暗い・点かない場合は球ではなく、ユニットやLEDドライバーの点検になる。

フォグのH8とH11は入れ替えできますか

口金がPGJ19系で共通のため物理的には装着できるが、H8は約35W・H11は約55Wと電力が違う。純正がH8の車にH11を入れると発熱や電力が増えるので、基本は元と同じ規格に合わせる。LED化するなら、元がH8かH11かを刻印で確かめてから対応品を選ぶ。

まとめ

F10型BMW M5の灯火は、ロービームがキセノンのD1S、ハイビームが別体のH7という2灯式が基本だ。フロントウインカーはアンバーのPY24W、後退灯はW16W(T15)で、テールやナンバー灯はLEDのため球交換の対象にならない灯火も多い。M5専用バンパーはフォグを標準装備しない個体が大半で、フォグ球を探す前にレンズの有無を見ておくと手配のムダが減る。後期のフルLEDヘッドライト車は電球そのものが無いため、自分の車がキセノンかLEDかを見分けてから部品を選ぶとよい。

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車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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