ヴォクシー ラゲッジマットおすすめ4選|90系・80系

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濡れたベビーカーや泥のついた部活の荷物を、ヴォクシーの荷室にそのまま積んでいる家庭は多い。純正の荷室は布のカーペット敷きなので、水も砂も吸い込む。ラゲッジマットはそこに一枚を挟んで、汚れる側を洗える消耗品に置き換える装備だ。ただし90系と80系では荷室の床が別物なので、商品もはっきり分かれる。まず自分の車がどちらかを決めないと、あとの比較は意味を持たない。

目次

ヴォクシーのラゲッジマットは世代→形状→素材の順に絞る

迷ったときの決め方はいつも同じ順序でいい。1) 世代と年式(90系=2022年1月以降か、80系=2014年1月〜2021年12月か)。2) 形状(縁の立った3Dタイプか、薄い2Dタイプか)。3) 素材(TPE・PVC・ゴム系のどれか)。4) 固定方法(置くだけか、面ファスナー併用か)。5) デッキボードの開け閉めや床下収納の出し入れを妨げないか。6) 手入れの方法。価格差は主に素材の厚みと成形の作り込みに出るので、1)と2)を決めてから値段を見るほうが早い

この記事で取り上げるのは90系用2点と80系用2点。世代をまたいだ比較はできないので、自分の側の2点だけ読めば足りる。

商品 対応世代 形状 素材(メーカー表記) 実売価格
Temiry 90系 トレイ形状 滑り止めのゴム素材 ¥3,184
LANGBEAN 90系 3D立体 TPE ¥4,635
CarBott 80系 3D立体 TPE ¥5,600
CARLLAS 80系 2D平面 PVC ¥5,595

価格はいずれもAmazonでの確認時点の実売値で、変動する。

マットが乗るのは「デッキボードの上」だと知っておく

商品ページの写真だけ見ていると気づきにくいが、ヴォクシーの荷室は板で蓋をされた二階建てになっている。ここを理解しておくと、敷いたあとに後悔する点が減る。

デッキボードと床下のラゲージボックス

90系の取扱説明書「ラゲージルーム内装備」には、買い物フック・デッキフック・デッキボード・ラゲージボックス(タイプA/タイプB)が載っている。デッキボードは開閉・固定・取り外しができる構造として図解され、破損を防ぐため上に立ったり無理な力をかけたりしないよう注意されている。ガソリン車版とハイブリッド車版で記載は同じで、ハイブリッド専用の追加注意は見当たらない。

つまりラゲッジマットはデッキボードの上に敷くことになり、床下のラゲージボックスを開けるたびにマットごと持ち上げる。洗車道具やチェーンを床下に置いていて出し入れが多いなら、重すぎず扱いやすい厚みのものを選んだほうがいい。荷室の使い方そのものを見直すなら

もあわせて読んでほしい。

デッキフックと買い物フック

同じ項では、デッキフックは荷物の固定に使う装備として説明され、使用後は必ずもとの位置に戻すよう注意されている。買い物フックには2kg以上のものを吊り下げないという警告がある。マットを敷いてもフックの位置は変わらないので、縁の高い3Dタイプを選ぶときはフックの出し入れに干渉しないかを実車で見ておく。

3列目を格納すると床の形が変わる

取扱説明書のシートアレンジの項には「ラゲージモード」があり、サードシートを格納して荷室を広げられる。手順は、停車してパーキングブレーキをかけ、中央席のシートベルトとヘッドレストを処理し、外側席のヘッドレストを下げてから、スペースアップレバーを引いて背もたれを前方に倒し、さらに引いてシートを跳ね上げ、最後にロックストライカーを車両側のロックに固定する、というもの。3列目を立てた状態と格納した状態では、床の広さも形も変わる。

90系か80系かを、年式と型式で確かめる

自分の車がどちらかを見分ける

トヨタの取扱説明書はヴォクシーを世代ごとに年式で区切っている。現行の90系は2022年1月以降、先代の80系は2014年1月から2021年12月まで(2014年1月〜2017年5月と2017年6月〜2021年12月の2区分=いわゆる前期・後期)、その前の70系は2010年4月から2013年12月まで。車検証の初度登録年月を見れば、どの区分かはほぼ決まる。90系の型式はMZRA90W・ZWR90W・ZWR95Wで、これも車検証の「型式」欄でわかる(商品説明側には、これにMZRA95Wを加えた4型式を挙げるものもある)。

「2014年2月〜現行」という表記に引っかからない

80系向け商品の適合表記には「2014年2月〜現行」と書かれているものが複数ある。これは各社が80系の販売期間を表す書き方であって、2022年1月以降の90系にも使えるという意味ではない。年式区分では80系は2021年12月までで切れている。商品名の「80系」「90系」と自分の車の年式が合っているかを、注文前に必ず突き合わせる。

さらに各社は「年式・グレード・オプション等により適合しない場合が御座います」「車両のグレードやオプション装備により、形状が異なる場合がございます」といった但し書きを添えている。同じ世代でもグレードや装着オプションで荷室まわりの形が違いうるということなので、買う前に自分の荷室を実際に見て、デッキボードの形と床下収納の位置を確かめておきたい。

3D立体と2D平面、どちらが自分の使い方に合うか

形状は大きく2種類。3D(立体)タイプは縁が立ち上がった皿のような形で、商品説明では「3D立体構造」「立体高辺」「トレイ形状」などと書かれる。こぼれた水や濡れた荷物の水滴、砂が縁の内側にとどまるので、荷室のカーペット側へ流れ落ちにくい。2D(平面)タイプは薄い1枚もので「2Dトランクマット」と表記されることが多い。縁がないぶん液体は受け止めにくいが、軽くて丸めて収納しやすい。

濡れもの・砂・土を積む機会が多いなら3D、敷きっぱなしにせず必要なときだけ使いたいなら2D。この一線でだいたい決まる。

3列目を格納した状態まで覆いたいとき

市販品の多くは、3列目を立てた状態の荷室床に合わせた1枚もの。格納したときにできる広い荷室まで覆いたいなら、その商品のカバー範囲を商品説明で確認する必要がある。「ロングタイプ」「3列目格納時対応」といった表記がなければ、格納時の前側は純正カーペットが出ると考えておく。ふだん3列目を立てて使うのか、格納したままなのかを先に決めると迷わない。

TPE・PVC・ゴム系という素材の違い

TPEはどういう素材か

TPE(熱可塑性エラストマー)は、熱可塑性エラストマーの解説記事によると「ゴムのような弾性と樹脂の加工性を兼ね備えた高分子材料」で、加熱すると柔らかくなり冷却で固まる。加硫工程が要るゴムと違い、射出成形や押出成形といった一般的なプラスチック加工技術で成形でき、リサイクル性も高いとされる。弾性がありながら成形しやすいという性質が、荷室の形に合わせた立体成形のマットに使われる理由にあたる。なお耐寒性や無臭性についてはこの解説に具体的な記述がないため、素材一般の性質としては断定できない。

ゴム・樹脂系の長所と短所

カーマットの素材比較を扱った解説記事では、ゴム・樹脂系の長所を「防水性・防汚性に優れており、汚れても水で丸洗いできるため掃除が簡単」「製品価格が比較的安価でコストパフォーマンスに優れている」「耐久性も高く、アウトドアや雪道でも気兼ねなく使える」と整理している。短所は「濡れた状態ではグリップ力が低下する」「長期間使用していると素材が劣化して硬化することがあり、割れやひび割れが生じてしまう」。荷室に置き換えると、水洗いできて汚れに強い代わりに、濡れているときは荷物が滑りやすく、年数が経つと硬化やひび割れが出る可能性がある、ということになる。

純正の布カーペットとの役割分担

同じ解説記事は、布製マットについて「足触りが良く、踏み心地が柔らかい」一方で「防水・防汚性能はラバー製に比べて劣る」「砂やホコリ、小石などのゴミが繊維の奥に絡まりやすく、掃除機をかけても簡単には取りきれない」と指摘している。ヴォクシーの荷室はもともと布のカーペット敷きなので、その上に防水系を重ねて汚れを受け止めさせる、という組み立てになる。同じ考え方は足元にも当てはまるので、

も参考になる。

固定方法と、届いたときの折り癖

固定は主に2通り。裏面の滑り止め加工で置くだけのものは、各社とも「ネジや両面テープなどは一切不要」と説明している。もうひとつは裏面の面ファスナーを純正カーペットの毛に食いつかせるやり方で、こちらは「トランクがフェルトでない場合、付属のマジックテープを利用して固定できます」と条件付きで案内される。純正側の生地しだいという書き方なので、面ファスナーが必ず効くとは考えないほうがいい。重い荷物を出し入れするならズレにくさ、頻繁に外して洗うなら着脱の手軽さを取る。

面積が大きいぶん、多くの商品は三つ折りか丸めた状態で届く。各社とも「商品到着時にシワが残る場合がございますが…時間が経つと元の状態に戻ります」「お湯やドライヤーなどで温めると商品は簡単に元な状態に戻れます」と案内している。届いてすぐ平らにならないのは不良ではないので、広げてしばらく置くか、温めてなじませる。

90系(2022年1月以降)向けの2点

価格を抑えて敷きっぱなしにするなら

Temiryの90系用は、適合を「新型ヴォクシー/ノア90系 ZWR90W ZWR95W MZRA90W MZRA95W型(2022.4~現行)」と表記している。他社が2022年1月からと書くところをこの商品だけ2022年4月からとしているので、2022年1月〜3月の登録車は販売ページで確認しておきたい。素材はメーカー表記で「滑り止めのゴム素材」、形状は防水加工とトレイ形状。取り付けは純正マットを外してそのまま敷くだけで、ネジも両面テープも使わない。付属のマジックテープは固定用ではなく、使わないときに丸めて収納するためのものと明記されている。今回取り上げた4点では最も価格が低いので、まず一枚入れておきたい人向け。

Temiry 90系ヴォクシー・ノア専用 ラゲッジマット(ゴム素材・トレイ形状)

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濡れものや砂を積む機会が多いなら

LANGBEANの90系用は、適合を「トヨタ ノア ヴォクシー 90系 MZRA9#W/ZWR9#W型 4代目(2022.1~現行)」と表記。素材はメーカー表記で「高品質TPE材質」で、あわせて使用温度範囲−50〜100℃・無毒無臭とうたっているが、これはメーカー側の表記であって第三者の検証値ではない。形状は3D立体構造で、カーペット下部へのホコリや液体の侵入を防ぐとしている。滑り止めは表裏の両方に入り、表面は凹凸パターンで積んだものが滑りにくいようにしてある。工具なしで置くだけ、手入れは取り外して砂や泥を落とすか水洗い。縁で受け止める構造が要るなら、90系ではこちらを選ぶことになる。

LANGBEAN ヴォクシー・ノア90系専用 ラゲッジマット(TPE・3D立体)

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80系(2014年1月〜2021年12月)向けの2点

縁のある立体タイプで受け止めたいなら

CarBottの80系用は、適合を「トヨタ ヴォクシー80系・TOYOTA VOXY NOAH 80系 前期&後期に対応(2014年2月~現行)」と表記し、年式・グレード・オプションによっては適合しない場合があると注記している。前述のとおりこの「〜現行」は80系の販売期間の書き方で、90系を含まない。素材はメーカー表記で「軽くて丈夫なTPE素材」、耐摩擦性・耐候性に強く、長時間使っても表面劣化が起こりにくいとする。形状は縁が高い立体設計で、雨などの水や汚れが荷室に染み込むのを防ぐという作り。表面は凹凸仕様、裏面はズレ防止加工で走行中の荷物の移動や音の発生を抑えるとしている。折り目が残った場合はお湯やドライヤーで温める案内がある。80系で濡れものを積むならこちら

CarBott ヴォクシー・ノア80系専用 ラゲッジマット(TPE・3D立体)

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使わないときは巻いてしまいたいなら

CARLLASの80系用は同じく「80系 前期&後期に対応(2014年2月~現行)」の表記。素材はメーカー表記で「高品質PVC素材」、防水性・柔軟性・耐久性に優れ、曲げ癖や折跡が残りにくいとする。形状は2Dトランクマットの平面タイプで、使わないときは巻いてまとめておける。裏面は面ファスナー式で、トランクがフェルトでない場合は付属のマジックテープで固定できると条件を添えている。T40高密度スポンジでクッション性を持たせ、ロードノイズを低減するともうたう。手入れは表面だけが水洗い・水拭き可で、裏面のフェルト部分には水をかけない指定があるので、丸洗い前提では選ばない。

CARLLAS ヴォクシー・ノア80系専用 ラゲッジマット(PVC・2D平面/巻いて収納)

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敷いたあとの使い方と手入れ

手入れは商品ごとの指定に従う。表面は水洗い・水拭きができるものが多く、取り外して砂や泥を落とすだけで済むと案内されるが、上のCARLLASのように裏面に水をかけないよう明記された商品もある。買う前に手入れの記載まで読んでおくと、あとで扱いに困らない。

そもそもマットを敷く目的は、純正カーペットを汚れと傷から守り、汚れる側を洗える消耗品に置き換えることにある。商品説明でも、濡れたベビーカー、部活動の泥汚れ、長靴や傘、キャンプ用品やゴルフバッグの角による傷、釣りや海水浴の濡れもの、ペットを乗せるときの汚れといった場面が挙げられている。ヴォクシーのように荷室を毎日使う車では、汚れてから買うより先に敷いておくほうが手間が少ない。

なお取扱説明書のシートアレンジの項には、走行中にシートアレンジ操作をしない、シートに人が乗っている状態で操作しない、ラゲージルームに人を乗せて走行しない、という警告がある。マットで荷室が使いやすくなっても、人を乗せる場所にはならない

よくある質問

90系用のマットを80系に使えますか

使えるとは考えないほうがいい。年式区分では90系は2022年1月以降、80系は2014年1月〜2021年12月と分かれており、ラゲッジマットは荷室の床形状に合わせた専用設計品だからだ。商品名の世代表記と、車検証の初度登録年月・型式を突き合わせてから注文する。

マットを敷いたまま床下のラゲージボックスは使えますか

使えるが、開けるたびにマットごと持ち上げることになる。取扱説明書ではデッキボードは開閉・固定・取り外しができる構造として説明されており、マットはその上に乗る。床下の出し入れが多い人は、重量と扱いやすさを商品選びの条件に入れておきたい。

3列目を格納したときも荷室全体を覆えますか

商品による。多くは3列目を立てた状態の床に合わせた1枚もので、格納すると前側に純正カーペットが出る。ラゲージモードで使う時間が長いなら、カバー範囲の表記を購入前に確認する。

届いたときの折り癖や巻き癖はどうすればいいですか

不良ではないので、まず広げてしばらく置く。各社の案内では、時間が経てば戻る、またはお湯やドライヤーで温めれば戻る、とされている。それでも浮くようなら、荷物を載せた状態で数日置くと落ち着くことが多い。

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まとめ

決める順序は世代→形状→素材の3段でいい。まず車検証で型式と初度登録年月を確認し、90系(2022年1月以降)か80系(2014年1月〜2021年12月)かを確定させる。次に、濡れものや砂を受け止めたいなら縁のある3D、使わないときは巻いてしまいたいなら薄い2D。素材を見るのはそのあとでいい。迷ったら自分の荷室の使い方に戻る——毎週のように濡れたものを積むのか、たまに大物を運ぶだけなのか。そこが決まれば、今回の4点はどれも自分の側の2択に収まる。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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