ヴォクシーのバルブ型番|60系〜90系の適合サイズ早見表

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夜のバックで後方が見えづらい、フォグの黄ばんだ色を白く揃えたい。ヴォクシーの電球を替えようとして最初に足が止まるのが、自分の車に何番の規格が入っているのかという確認です。ヴォクシーは世代を追うごとに純正LED化が進んでおり、60系・70系はほぼ全灯が電球、80系はヘッドライトがハロゲンとLEDの二本立て、90系にいたってはバルブ交換で手を入れられる場所が2か所しか残っていません。ここでは60系から90系までの規格を世代別の表にまとめ、購入前に現車で確認すべき点も添えます。

目次

世代で「交換できる場所」がまるで違う

世代(型式・年式) ヘッドライト フォグランプ バルブ交換できる主な灯火
90系(ZWR90W/MZRA90W・R4.1〜) 純正LED(交換不可) 設定なし リアウインカー/バックランプ
80系(ZRR80W/ZWR80W・H26.1〜R3.12) H11+HB3、または純正LED H16 ウインカー/バック/ナンバー灯/室内灯
70系(ZRR70W/ZRR75W・H19.6〜H25.12) H11 または D4S、+HB3 H11 または HB4 ほぼ全灯
60系(AZR60G/AZR65G・H13.11〜H19.5) H4/H11 または HID、+HB3 HB4 ほか ほぼ全灯

新しい世代ほど純正LEDが増え、社外バルブで触れる範囲は狭くなります。 90系でヘッドライトを明るくしたいと思っても、バルブ交換という選択肢がそもそも存在せず、ユニット側の交換や光軸調整に話が移ります。まずは車検証の型式で自分の世代を確定させてから、下の世代別の表を見てください。

90系(R4.1〜)のバルブ型番

ヘッドライトとフォグは純正LEDで交換不可

90系のヴォクシー(ZWR90W・ZWR95W・MZRA90W・MZRA95W)は、全グレードでヘッドライトのロービーム・ハイビームが純正LEDです。バルブを抜いて差し替える構造ではないため、H11やHB3といった規格そのものが存在しません。適合表でも90系のロービーム・ハイビームは設定なしという扱いになります。フォグランプについても、ヴォクシーには標準設定がありません(兄弟車のノアには一部グレードに設定があります)。90系のヘッドライトはバルブ交換という土俵に乗らない、という点が80系までとの最大の違いです。

交換できるのはリアウインカーとバックランプ

適合表で90系の交換可能部位をたどると、残るのはリアウインカーとバックランプの2か所です。リアウインカーはT20のピンチ部違い(アンバー)、バックランプはLW5Bという比較的新しい規格のLEDバルブが左右に1個ずつ入っています。LW5Bは従来のT16と口金形状が異なり、80系までのバックランプ用バルブは流用できません。ポジション(車幅灯)、ナンバー灯、ルームランプ、ハイマウントストップランプはいずれも純正LEDです。フロントウインカーはグレードと年式で純正LEDとT20(ピンチ部違い)が混在するため、現車のバルブ形状を外して確認してください。

灯火 規格
ロービーム/ハイビーム 純正LED(交換不可)
フォグランプ 設定なし(ヴォクシー)
ポジション(車幅灯) 純正LED
フロントウインカー 純正LED ※T20ピンチ部違いの個体あり・要現車確認
リアウインカー T20(ピンチ部違い・アンバー)
ハイマウントストップ 純正LED
バックランプ LW5B(LEDバルブ・左右2個)
ナンバー灯 純正LED
ルームランプ 純正LED

80系(H26.1〜R3.12)のバルブ型番

80系(ZRR80W・ZRR85W・ZWR80W)は、ヘッドライトの仕様がグレードと年式で分かれます。ここを取り違えると買った電球が物理的に入らないので、順に押さえます。

ハロゲン仕様車はロービームH11・ハイビームHB3

ハロゲンヘッドランプ装着車のロービームはH11、ハイビームはHB3(9005)です。この2つは口金が別物で、互換性はありません。LED化やHID化の製品を選ぶときは、ロー用にH11、ハイ用にHB3と、規格ごとに別々に用意する形になります。80系のロービームがH11なのはハロゲン仕様車だけで、LED仕様車には該当しません。

Bi-Beam LED仕様車はロー・ハイ一体で交換不可

上位グレードや後期型に多いBi-Beam LEDヘッドランプは、1つのLEDプロジェクターがロービームとハイビームの両方を担います。そのため、ロー用・ハイ用というバルブの区別自体がなく、H11もHB3も入っていません。LED仕様車のヘッドライトを明るくしたい場合は、バルブ交換ではなくユニット側の話になります。中古で買った個体は、外から見ただけでは判別しづらいこともあるため、点灯時の光の出方とバルブの有無で切り分けます。

フォグはH16、外まわりはT20・T16・T10

フォグランプはハロゲン仕様車・LED仕様車を問わずH16です。ウインカーは前後ともT20のピンチ部違い(アンバー)、バックランプはT16、ナンバー灯はT10です。テール/ストップはT20、ハイマウントストップは純正LEDです。ルームランプはフロントがT10、センター・リアがT10×31とT8×28です。なお後期のLEDテール・LEDフォグ装着車では、リアウインカーやフォグが純正LEDに置き換わっている個体があります。

灯火 規格
ロービーム(ハロゲン仕様車) H11
ハイビーム(ハロゲン仕様車) HB3(9005)
ヘッドライト(Bi-Beam LED仕様車) 純正LED(交換不可)
フォグランプ H16 ※LEDフォグ装着車は交換不可
ポジション(車幅灯) 純正LED
フロントウインカー T20(ピンチ部違い・アンバー)
リアウインカー T20(ピンチ部違い・アンバー)※LEDテール車はLED
テール/ストップ T20 ※LEDテール車はLED
ハイマウントストップ 純正LED
バックランプ T16
ナンバー灯 T10
ルームランプ T10(フロント)/T10×31・T8×28(センター・リア)

70系・60系のバルブ型番

70系(H19.6〜H25.12)はほぼ全灯が電球

70系(ZRR70W・ZRR75W)は、ハロゲン車のロービームがH11、HID装着車がD4Sです。ハイビームはどちらもHB3(9005)で共通します。フォグはH11またはHB4(9006)で、グレードと年式によって分かれるため現車確認が要ります。ポジションとナンバー灯はT10、前後ウインカーはT20(ピンチ部違い)、テール/ストップはS25、バックランプはT16です。ルームランプはフロントがT10、センター・リアがT10×31です。純正LEDがほとんど無い世代なので社外バルブで触れる範囲はいちばん広く、その分だけ規格の取り違えも起きやすい世代です。

灯火 規格
ロービーム H11(ハロゲン車)/D4S(HID車)
ハイビーム HB3(9005)
フォグランプ H11 または HB4(9006)
ポジション(車幅灯) T10
フロント/リアウインカー T20(ピンチ部違い)
テール/ストップ S25
バックランプ T16
ナンバー灯 T10
ルームランプ T10(フロント)/T10×31(センター・リア)

60系(H13.11〜H19.5)は前期と後期で異なる

初代の60系(AZR60G・AZR65G)は、前期(H13.11〜H16.7)のロービームがH4またはHID(D2R)、後期(H16.8〜H19.5)がH11またはHID(D4R)です。ハイビームはどちらもHB3(9005)です。フォグは前期がHB4(9006)、後期はHB4またはH3dが使われます。ポジションとナンバー灯はT10、前後ウインカーはT20、テール/ストップはS25、バックランプはT16、ルームランプはG14です。年式が古く前オーナーによる交換履歴が読めない個体も多いため、表よりも現車の実測が優先されます。

灯火 前期(H13.11〜H16.7) 後期(H16.8〜H19.5)
ロービーム H4 または HID(D2R) H11 または HID(D4R)
ハイビーム HB3(9005) HB3(9005)
フォグランプ HB4(9006) HB4(9006)または H3d
ポジション(車幅灯) T10 T10
ウインカー(前後) T20 T20
テール/ストップ S25 S25
バックランプ T16 T16
ナンバー灯 T10 T10
ルームランプ G14 G14

規格表記の読み方と間違えやすい点

T20のピンチ部違いでつまずく

T20はウェッジ球の口金サイズを表す記号ですが、ヴォクシーのウインカーは左右のツメ(ピンチ部)の位置が非対称な、いわゆるピンチ部違いです。通常のT20を買うと差し込めない、あるいは無理に入れて固定が甘くなります。商品説明にピンチ部違い対応と書かれたものを選ぶのが前提になります。前後のウインカーが同じT20でも、ストップ/テール用のT20とは点灯回路が違うので、用途表記まで見て選びます。

H11・H16・HB3・HB4は似て非なるもの

H11とH16は口金が共通で装着はできてしまいますが、純正の配光設計と発熱の想定が違います。HB3(9005)とHB4(9006)はツメの向きが異なり、そのままでは入れ替えできません。規格が近いほど、入るけれど正しくないという状態が起きやすいので、取り外した純正バルブの刻印で確定させます。

バックランプのT16とLW5Bは別物

80系までのバックランプはT16というウェッジ球ですが、90系はLW5Bというコネクタ形状のLEDバルブに変わりました。見た目が似ていても互換性はなく、90系にT16のLEDバルブは装着できません。年式をまたいで流用しようとすると、ここでつまずきます。同じヴォクシーという車名でも、世代が違えば別の車として扱うのが安全です。

交換前に現車で確認する手順

車検証で型式と初度登録年月を押さえる

最初に見るのは車検証です。型式欄のZRR80WやZWR90Wといった記号で世代が確定し、初度登録年月で前期・後期のどちらかが絞れます。80系はこの2つが分かってもヘッドライトがハロゲンかLEDかまでは決まらないため、次の手順に進みます。

純正バルブを外して口金と刻印を見る

いちばん外れがないのは、実際に純正バルブを外して刻印を読む方法です。ハロゲンバルブにはH11やHB3といった規格が刻印またはプリントされています。ウェッジ球は表記が無いこともあるので、その場合は口金の幅とツメの形状で判断します。適合表は標準仕様の情報であり、最終的な答えは現車に付いているバルブです。 特別仕様車や中古で購入した個体は適合表と実装が食い違うことがあるため、この一手間で買い直しを避けられます。

車検に通る色と光量の条件を確認する

灯火の色は保安基準で決まっており、ヘッドライトとバックランプは白色、ウインカーは橙色、テール/ストップは赤色です。バックランプには光度の上限もあるため、極端に明るい製品は指摘を受ける場合があります。ウインカーをLED化するとハイフラッシャー(高速点滅)が出るので、抵抗器やICリレーの追加が前提になります。部位ごとの具体的な作業手順はヴォクシーのLED交換手順にまとめています。

よくある質問

ヴォクシー90系のヘッドライトはバルブ交換できますか

できません。90系は全グレードでロービーム・ハイビームが純正LEDのため、差し替えるバルブという部品が存在しません。明るさを変えたい場合は、レンズユニットの交換や光軸調整という方向になります。フォグランプもヴォクシーには設定がないため、フロントまわりでバルブ交換できる箇所は基本的にありません。

80系のフォグはH8・H11・H16のどれですか

80系の純正フォグはH16です。H8・H11・H16は口金形状が共通なので物理的には装着できてしまいますが、配光と消費電力の設計が変わります。純正がH16である以上、H16対応と明記された製品を選びます。

バックランプをLEDにするとエラーは出ますか

消費電力が大幅に下がると、車両側が球切れと判定して警告を出す例があります。キャンセラー内蔵品を選ぶか、装着後にメーターの警告表示を確認するのが安全です。規格は90系がLW5B、80系までがT16と別物なので、そもそも世代を間違えないことが先決です。

ウインカーをLEDにするとハイフラになりますか

なります。LED化で消費電力が下がると、車両が球切れと判断して点滅速度を上げるためです。抵抗器を追加するか、ハイフラ防止機能を内蔵したバルブ、あるいはICウインカーリレーへの交換で解消します。ヴォクシーの前後ウインカーはT20のピンチ部違いなので、その対応品かどうかも合わせて確認します。

まとめ:世代と仕様を先に確定させる

ヴォクシーのバルブ選びは、世代(60系・70系・80系・90系)と、80系ならハロゲンかLEDかというヘッドライト仕様、この2つを確定させればほぼ迷いません。90系はヘッドライトもフォグも純正LEDで、社外バルブで触れるのはリアウインカー(T20ピンチ部違い)とバックランプ(LW5B)の2か所だけです。80系はハロゲン車のロービームがH11・ハイビームがHB3で、フォグは仕様を問わずH16。70系以前はほぼ全灯が電球で、ロービームはH11またはD4S、バックランプはT16です。適合表はあくまで標準仕様の情報なので、購入前に純正バルブを外して口金を見る一手間を挟むと、規格違いによる買い直しを避けられます。室内側から手を付けるならヴォクシー90系のLEDルームランプも参考になります。

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この記事を書いた人

車種別パーツ適合情報サイト「パーツ選び.com」の編集部。タイヤサイズ・エンジンオイル量・ワイパー適合・フィルター型番など、2,400本以上の記事と全80車種対応の早見表を公開中。適合値はメーカー公式の諸元・取扱説明書や部品メーカーの公式適合表で確認したものを優先し、確認できない数値は載せない方針で運営しています。

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